J-POPの音域を調べる(リクエスト受付停止中)

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

『モノローグ』(秋山黄色)の音域 / テレビドラマ『10の秘密』主題歌

 こんにちは。今回は秋山黄色さんの『モノローグ』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。


『モノローグ』(秋山黄色)、Monologue(Kiiro Akiyama)


【地声最低音】mid1A(A2)  ※1番Aメロで1回だけ

★ほんの少し話をして分かったm1A[気に]なっていた


【地声最高音】hiC(C5)  ※転調後サビで1回登場

★あm2G{な]m2F[た]のhiC[日]hiA#[々に]


【裏声最高音】hiB(B5) ※通常サビで登場

★ぼm2F#[く]らはhiB裏[どう]hiA[して]夢を見てしまうんだろう




【補足】mid2F#(一部略)hiA#の注意箇所

★ 知らない事m2E[ば]かり知りm2F#[た]E[くな]F#[る]E[の]は(Aメロ)
★本当は何も信じられないからm2F#[な]m2E[の]か

★悲m2E[しみ]m2F#[を]背負hiA[い]m2G[つ]m2F#[づ]m2G[け]F#[て](Bメロ)
★一体なm2E[に]がE[あ]m2F#[る]m2E[の?] 教えて

★わhiA裏[す]れたフm2F#[リ]m2G[を][す]るこF#[と]ができても(2番冒頭)

m2F#[運]命すらこF#[ん]なにも疑惑と不安に満ちていm2F[る]から (Cメロ)
★自m2F#[分]のせいにF#[し]てみm2G[て]m2F#[も]楽になれるはずないm2F[よ]
★気付hiA[け]m2G[な]m2F#[い]G[と]hiA裏[いう]G[言]F#[葉]
m2F#[嫌]になるほF#[ど]聞いF#[て]なお気付hiA[け]m2G[な]m2F#[か]G[っ]F#[た] 

★かm2G[な]しみのすべhiA#[て]を隠していm1D#[た]なら(転調サビ)
★惹かれm2G[合っ]m2G#[てい]G[ない]と分hiA#[か]G#[る]G[か]G#[ら]
★ふm2G[た]m2F[り]でつけ合った傷のかm2F[ず]m2G[が]
m2G[変わ]hiA#[り]m2G#[ま]G[す]m2F[よ]うに

『モノローグ』(秋山黄色)









 まず、秋山黄色(あきやまきいろ)さんについて少し説明します。秋山黄色さんは2017年より活動するシンガーソングライターです。作詞作曲編曲のみならず、映像やイラストの制作までこなしております。2018年、『やさぐれカイドー』がSpotifyのチャートで上位を記録するなど話題を呼びました。その後、『猿上がりシティーポップ』などデジタル配信や、ミニアルバムをリリースして参りました。今回取り上げる『モノローグ』は自身初のタイアップ曲となります。


 さて、『モノローグ』についてです。この楽曲は、2020年にシンガーソングライターの秋山黄色さんによりリリースされた配信シングル作品です。2020年3月にはアルバム『From DROPOUT』(フロム ドロップアウト)のリリースを予定しており、この『モノローグ』も収録予定であります。
 『モノローグ』はフジテレビ系のドラマ『10の秘密』のために書き下ろされた楽曲であり、秋山さん自身自身初のタイアップ曲でもあります。2020年2月中旬に公開されたMVは、早くも400万回近く再生される等話題を呼んでおります。

 『モノローグ』はややゆったりめのバンド曲です。秋山さんの楽曲の多くに当てはまるのですが、イントロのギターフレーズが非常にカッコイイです。歌メロはラストのサビで転調し、キーが1つ上がります。カラオケなどではこうした部分は気を付けてください。

 『モノローグ』は音域的にはかなり広く、キーの調整などは行いにくいです。一部の低音部分を別の音に置き換えるなど少しの対応は可能ですが、ある程度歌い慣れた人向けの作品であると言えます。



 最後に『モノローグ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiB(B5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCはラストの転調サビで登場します。ラストのサビだけ一番高い部分が地声になります。通常サビではこの部分がhiB裏声で登場し、地声最高音はhiAになります。ニュアンスが変わりますが、場合によっては、このhiCは裏声でも良いかもしれません。目安としては、ラストのサビで多く登場するhiA#辺りをしっかり歌唱できると、非常に安定してくると思います。

 『モノローグ』は音域が広めの作品であり、キーの調整は行いにくいです。低音部が得意でlowGあたりまで歌いこなせる人であれば、少し下げる余地はあります。また、1番Aメロで登場するmid1Aをmid1D辺りに置き換えることで、キーの調整も少しは可能になります。
 ただ、基本的にはキー調整はやはり難しく、普段歌い慣れていない人などは、別の曲で練習した上でチャレンジするのが良いと思います。

 『モノローグ』はサビでも低音部分がmid1Dあたりまで登場し、音程の上下が激しいです。例えば、転調サビでは【かm2G[な]しみのすべhiA#[て]を隠していm1D#[た]なら】のように、mid1D#~hiA#まで登場します。この辺りは注意しておいてください。

『End Game (featuring Ed Sheeran and Future)』(テイラー・スウィフト)の音域

 こんにちは。今回はテイラー・スウィフト(TAYLOR SWIFT)さんの『End Game (featuring Ed Sheeran and Future)』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『End Game (featuring Ed Sheeran and Future)』(テイラー・スウィフト)


【地声最低音】mid1D(D3)  

★But I ain't tryna play yeah yeah yeah m1D[yeah](1:26辺り)

※1)歌詞のある部分ですが、表記が難しいですのでyeahで代用しています。カタカナ表記すると、「プレイエェエェエェエ[ェ]m1D」といった感じになります。

※2)フューチャーさんのラップやコーラスの部分でmid1C#が登場します。テイラーさん以外のパートも含めると、mid1C#が最低音になります。

★I got a bad boy persona, that's m1C#[what] they like(0:56辺り)
★I don’t wanna miss you (I don't wanna m1C#[miss] you) (1:12辺り)

【地声最高音】hiE(E5)  ※楽曲終盤

★I wanna be your end game (hiC[Oh, I] hiD[d-]hiE[-o])(3:54)

※男性パートではmid2G(エド・シーランパート)が最高音になります【後述】

【裏声最高音】hiE(E5) ※楽曲終盤

★I wanna be your first string (hiE[First] hiC[stri-]hiD[-ng])(3:57)




【補足】mid2FhiE辺りの箇所

★I m2F[wa-]-nna be your end game I wanna be your first string(0:03)
m2F[I] don't wanna touch you, I don't wanna m2G[be] (1:03)

★I wanna be your end game (hiC[End] hiD[game])(1:29)
★Drinking on a beach with you all over m2GhiA[me](2:33)
★I wanna be your first string (m2G[Wanna be] your m2F[fi-]-rst string)(2:45)
hiC[Hey], big reputation, m2G[big repu-]hiA[-ta-]G[-tion ye-][-ah]A(3:04)
★So here's the truth from my red lips(hiA[oh] hiB[oh] hiC[oh] hiD[oh] hiE[oh] )(3:37)

☆I wanna be your first string (m2F[Me] and you, first string)(3:44)
☆I wanna be your A-Team (m2G[Be your A]-Team now, A-Team)(3:47)

※☆の部分がフューチャーさんおよびエドさんの最高音部分になります。

『End Game (featuring Ed Sheeran and Future)』









 まず、『End Game(featuring Ed Sheeran and Future)』についてです。この楽曲は、2017年に米国人歌手のテイラー・スウィフトさんによりリリースされたアルバム『Reputation』に収録されているナンバーであり、シングルリリースもされております。
 アルバムのタイトル『Reputation』とありますが、この『End Game』にも【Big reputation, big reputation】というフレーズが登場します。アルバムでも重要な位置づけの曲であると言えます。

 『End Game』はタイトルにあるように、米国人ラッパーのフューチャー(Future)さんと英国人シンガーソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran)さんとのコラボレーションで制作された楽曲です。ジャンルとしてはR&Bであります。最近の米国の音楽の特徴でもありますが、ラップの要素が非常に強いナンバーでもあります。
 歌詞については、【I wanna be your end game, end game】とあるように、「私はあなたの最後の人でありたい」というニュアンスの楽曲であります。作家のオスカーワイルドの言葉ですが、「男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる」とあります。まさに、そうしたニュアンスの作品といえるかもしれません(sumikaの『Lovers』でも同様のフレーズが登場しました)。

 



 さて、『End Game』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高く、広いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiEは楽曲の終盤で登場します。歌詞ではコーラス表記されているのですが、カラオケなどではしっかり歌った方がカッコよく聞こえると思います。地声最高音hiEですが、裏声で歌唱しても良いと思います。
 目安としてですが、【I wanna be your end game (hiC[End] hiD[game])】あたりがしっかり地声で歌唱できると形になりやすいのではないかと思います。『End Game』は一部を除くと、J-POPの楽曲と比べて低めの音域です。この【hiC[End] hiD[game]】の部分も頑張れば届きうるのではないかと思います。

 『End Game』は上述されているように、高めの音階というものは少ないです。バックのコーラスを除けば、大体hiAくらいまでで歌メロディーが作られています。高音域が苦手な方はバックのコーラスを除いて歌唱してみるのも良いと思います【※バックのコーラスは()部分で示されているところです】。

 『End Game』はご承知の通り、英語の楽曲です。しかもR&B、ラップの作品であるため、歌詞を覚えることも重要です。また、音程自体の上下よりも、音の強弱が非常に重要になります。同じ高さの音でも強弱が異なっていたりするので、歌手のイントネーションなどにもしっかり注意を払ってください。この強弱の部分がしっかりできていれば、コーラスの高音部分を歌唱しなくてもかなりカッコよく表現できると思います。

『獣ゆく細道』(椎名林檎と宮本浩次)の音域

 こんにちは。今回は"椎名林檎と宮本浩次"の『獣ゆく細道』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。

 今回は男性と女性のデュエットで、キーが異なり、ハモリなどもあるということで、従来よりも調査に時間がかかりました(調査出来てない部分もございます)。最高音と最低音の確定は出来ています。ハモリの部分は一部確定されていません。煩雑にならない範囲で記事にしています。


『獣ゆく細道』(椎名林檎と宮本浩次)、Kemonoyuku Hosomichi(Ringo Sheena & Kouji Miyamoto)


【地声最低音】mid1E(E3),mid2A(A3)  

m1E[お]ため[ご]かしか、[と]んだE[か]まとゝ(2番Bメロ)
m1E[能]書きはまう結構です(Cメロ宮本)

※女性パートの最低音は2番AメロBメロで登場
※男性パートはラストでmid1D#が登場しますが、ハモリの部分なので今回は含めておりません

☆狭き道をmid1D#[ゆ]け

【地声最高音】hiD(D5),hiC(C5)  

hiB[だ]hiD[まつ]hiC[て]B[遠]C[く]B[へ]行かう(2番サビ)
hiD[せ]hiC[ま]hiB[き]hiA#[み]B[ち]A[を]ゆけ(ラスト)

※宮本さんのhiC部分は【補足】に記載しております。

【補足】mid2G(一部略)hiCの注意箇所

★こm2G[の]hiA[世]はG[無]A[常] (冒頭)
★m2F[さう]m2G[絶え間]F[ないな]がれに

★飼馴m2G[らし]m2F[てゐるやう]で(Bメロ)
★あm2G[た]hiA[ま]とかG[ら]A[だ](椎名)

★まるごm2G[し]hiA[の]G[い]のちをいま(サビ宮本)
★野放しにhiA[つっ]m2G[ぱ]A{し]G[らう]
hiA[行くさ]hiA#[き]A[は]m2G[と]切れる場A[所] 
hiA[大]hiC[自]hiA#[然]A[とし]A#[てい]G[ざ]行かう

★きhiA[かつ]m2G[てゐる]やうで(2番Bメロ椎名)

★かじm2G[か]hiA[む]hiB[だ]A[い]G[の]ちでこそ(サビ椎名)
★成遂げた結hiB[果]hiA#[が]B[す]hiA[べ]m2G[て]
hiB[孤独とは]hiA[ひ]m2G[換]へりやあ自B[由]

★ものm2G[ほん]hiA[か天]hiB[ぷら]G[か]A[なん]G[ナン]センス(Cメロ椎名)
★勝hiA[敗]hiB[さへ]hiC[も]B[とう]A[に]んだA[け]B{意味が]C[有]B[る]

hiB[さあむさ]hiC[ぼ]B[れ]hiA[らひ]m2G[飛]ばすのB[さ](ラストサビ椎名)

『獣ゆく細道』(椎名林檎と宮本浩次)『獣ゆく細道』(椎名林檎と宮本浩次)2


















 まず、『獣ゆく細道』についてです。この楽曲は、2018年にシンガーソングライターの椎名林檎さんと、エレファントカシマシのボーカル宮本浩次さんによりリリースされたシングル作品です。配信シングルとしてリリースされ、その後、椎名さんのアルバム『三毒史』 や、ベストアルバムにも収録されました。また、2020年発売の宮本浩次さんのソロアルバムにも収録される予定とのことです。この楽曲は、日本テレビ系報道番組『news zero』のエンディングテーマとして椎名林檎さんにより書き下ろされた作品です。

 『獣ゆく細道』は椎名林檎さんの作詞作曲で、アレンジは笹路正徳さんによりなされました。笹路さんはスピッツなどのプロデュースで広く知られています。サウンドとしてはジャズアレンジですが、メロディーや歌詞のテイストから和の要素も強く感じさせられます。
 歌メロは歌謡テイストなのですが、テンポが速いです。また歴史的仮名遣いなどが用いられており、その点で難しさを感じられる方も多いかもしれません。メロディーやリズム、歌詞をしっかり覚えておきたいです。

 『獣ゆく細道』の音域的な特徴についてです。男性ボーカルについてはかなり高めであり、女性ボーカルについても高めであります。どちらも低音部分に少し余裕がありますので、キーを下げて歌唱することは可能ですが、ハモリなどもあるため歌い慣れた人向けの楽曲といえます。




 さて、『獣ゆく細道』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3),mid2A(A3) ~【地声最高音】hiC(C5),hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。男女ともに一般的な人の音域よりも高めであります。とりわけ男性の音域が高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiD,hiCはそれぞれのサビで登場します。『獣ゆく細道』はサビが男女でキーが異なっており、椎名さんのパートはキーが2つ上がります。ただ、どちらかというのは大変なのは男性のパートではないかと思います。高音域が得意な男性か、低音部分も歌いこなせる女性が居るならば、重宝されます。

 男女どちらも一般的な人の音域も高めですので、キーを下げて歌唱するのが良いと思います。ただ、キーを下げ過ぎると、女性パートが辛くなりやすいです。その点で、『獣ゆく細道』は融通の利きやすい楽曲ではありせん。ある程度歌い慣れた人向けの作品であると言えます。
 『獣ゆく細道』はややハードルの高い作品といえますが、歌いこなせると非常にカッコイイ楽曲なのではないかと思います。