J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

『あの娘シークレット』(Eve)の音域

 こんにちは。今回はEveさんの『あの娘シークレット』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『あの娘シークレット』(Eve)、Ano Ko Secret
『あの娘シークレット』(Eve)









【地声最低音】mid1D(D3)  

★これは偶然なんm1D[かじゃ]ない(Bメロ)


【地声最高音】hiB(B4)  ※サビで多く登場

☆届いhiB[てくれ]よっm2F#[て]ぇ【サビ】
★何m2G#[やったっ]て ダhiB[メ]hiA[なん]G#[だっ]
★泡にhiB[なって]m2F#[じ]m2G#[け][るの]

※☆の部分は体感的に裏声でも良いと思います。

【裏声最高音】hiB(B4) ※Bメロとサビ

★帰りhiB裏[道]hiA[の]途中で 君と出m2F#[会っ]てしまった(Bメロ)
m2F#[な]m2G#[に][も手]につかhiB裏[なく]なって[し]G#[まう](サビ)


【補足】mid2F#hiAの注意点

★思m2E[い]m2F#[出し]E[たっ][出し][たっ]E[きっ]F#[と]【Aメロ】 
★僕のm2E[事]なんてE[どこ]にもないよ
★この心臓がm2F#[も]F#[も]m2G[た]F#[な]いよ

★わかm2F#[ら]m2G#[な][いな]いないや 心[がステップ]して【サビ】
☆味方しm2G#[て] hiA[イ]G#[エイ]
★柄にもないことm2G[言う]m2F#[な]
 
☆の部分の【イエイ】は歌詞表記は無いです。


 まず、『あの娘シークレット』についてです。この楽曲は、2017年に男性シンガーソングライターのEveさんによりリリースされました。アルバム『文化』に収録されております。アルバムの発売に先立ちシングル曲としても配信され、MVも制作されております。公開されたMVは、2020年9月現在、3400万回以上の再生回数を記録しています。Eveさんの作品でも人気の高い楽曲の1つであります。

 さて、『あの娘シークレット』についてですが、10代の恋を思わせる爽やかなバンドナンバーです。作詞作曲はEveさん、アレンジはNumaさんによりなされています。

 歌メロの音域についてです。Eveさんの楽曲については、low音階からhi音階まで使った広い音域が特徴的でした。しかし、この『あの娘シークレット』については、低音部分がmid1Dと比較的高めであります。よって、キーの調整なども行いやすいです。
 Eveさんの作品については、当ブログには他にもいくつかリクエストを頂いております。その中で、今回この『あの娘シークレット』を取り上げたのは、音域面での手をの付けやすさがあります。「Eveさんの曲は音域が広すぎて、手が出せない」という人には、この楽曲を試してみて欲しいと思い、今回取り上げました。



 さて、『あの娘シークレット』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見てきます。

 まず、地声最高音hiBについてはサビで登場します。各サビで3回ずつですので、曲全体で地声hiBが10回前後登場します。一般的な男性の音域と比べると高めの印象です。
 一般的な男性の場合は、キーを少し下げて歌唱した方がよいです。原曲キーから3つほど下げてみてください。

 『あの娘シークレット』は音域自体は広めですが、最低音がmid1Dなので、Eveさんの作品としては低音部分に余裕があります。よって、キーの調整は可能です。歌い慣れた人であれば、歌いやすいレンジが見つかる可能性が高いです。
 一方で、歌い慣れていない人向けの調整はやはり難しいです。Eveさんの作品は初心者向けのものが少ないですので、RADWIMPSやBUMP OF CHICKENなどの作品から歌い易いものを探すと良いと思います。とりわけRADWIMPSは歌メロの音域が広くないものが見つかりやすいです。

 『あの娘シークレット』は音域自体は広くないのですが、その分、楽曲全体が高めであり、持久力が求められます。その点は留意しておいてください。音域が高い分、カラオケなどでも向きやすいです。



『糸』(菅田将暉×石崎ひゅーい)の音域

こんにちは。今回は菅田将暉×石崎ひゅーいの『糸』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。当ブログでは、以前にオリジナルである中島みゆさん自身の『糸』(過去記事)をアップロードしています。よって、カバーの経緯と音域の簡単な説明にとどめます。


『糸』(菅田将暉×石崎ひゅーい)
『糸』(菅田将暉×石崎ひゅーい)









【地声最低音】mid1D#(D#3)  

★なぜ めぐり逢m1F[う]m1D#[の]かを (Aメロ)
★たm1D#[て]の糸はあなた 横のm2F[糸]m2D#[は]私(サビ)


【地声最高音】mid2G#(G#4)  ※曲全体で5回

★どこにいm2G#[た]m2G[の](Bメロ) 
★いつか誰かm2G#[を] 暖めm2D#[う]るかもしれない(サビ)


【補足】mid2D#~mid2Fの注意点

★わたm2D#[し]m2F[た]ちは D#[な]にも知らない(Aメロ)

m2F[生]m2D#[き]てきF[た]D#[の] (Bメロ)
★遠い空の下m2D#[ぁ] ふたつのD#[も]m2F[の]D#[が]たり


 まず、菅田将暉×石崎ひゅーいの『糸』についてです。この楽曲は、2020年に公開された映画『糸』のエンディングテーマ曲となっております。同映画は、中島みゆきさんの人気曲である『糸』から着想を得て制作された映画であります。菅田さんは主演として、この映画『糸』に出演しています。また、この菅田さんと石崎ひゅーいさんの『糸』はトヨタホームのCM曲としてタイアップも付いております。
 



 さて、『糸』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内、もしくはやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2G#についてですが、Bメロとサビで登場します。この辺りの音階は一般的な音域の範囲内、もしくはやや高いです。
 一般的な男性の場合、原曲キーから1~2つ程度下げると歌いやすいです。私なりの考えですが、歌謡曲は自分が発声できる音域よりも少し余裕を持って発声した方がよいイメージです。人によっては3つ以上下げても良いと思います。

 ちなみに、この『糸』の知名度が広く知られるきっかけとなったMr.Childrenの桜井和寿さんと、小林武史さんのユニットであるBank Bandのバージョンではmid1D~mid2Gで歌われております。菅田×石崎バージョンよりもキーが1つ低いです。

 『糸』は音域自体はそこまで広くありませんので、キー調整の融通は利きやすいです。『糸』のみならず、大体1990年以前の楽曲の多くは、今と比べて音域が狭く、手を付けやすいものが多いです。カラオケ等に苦手意識がある方などは、1990年以前の楽曲を探してみてよいと思います。




『サンキュー神様』(菅田将暉×中村倫也)の音域

 こんにちは。今回は菅田将暉×中村倫也の『サンキュー神様』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲として調査していたのですが、途中でリクエストもいただきました。


『サンキュー神様』(菅田将暉×中村倫也)、Thank you Kamisama(Masaki Suda×Tomoya Nakamura)
『サンキュー神様』(菅田将暉×中村倫也)









【地声最低音】mid1D(D3)  ※サビで最低音が登場

★大丈夫だから 簡単にゃm1D[言]えないけど (サビ)
★ほらm1D[力]を抜いて 


【地声最高音】hiA#(A#4)  

★泡m2F[の]m2G[よ]hiA#[う]hiA[に]F[いっ]そ(1番Aメロ)

m2G-m2F[サン]キュー[か][さ]hiA#[ま](ラストサビ前)
hiA#~m2G[な][ま][いるか]A[ら]G[ぁ]ぁ(ラストサビ)


【裏声最高音】hiA#(A#4) ※曲全体で1回

★なm2F[か]m2G[な]hiA#裏[か]hiA[そん]F地[な]に(1番Aメロ)
 
※中村さんが担当されています


【補足】mid2FhiAの注意点

★君だけが歩ける砂利m2G[道]m2F[の]先で(サビ)

★この先も凸凹とm2D[あ]m2F[る]だろう(Bメロ)
m2G[サ]m2F[ンキュー]×3 G[か]F[み]F[ま]

☆青空の映る水たm2G[まり]m2F[を]越えて(2回目のサビ)

hiA[安]m2G[心]m2F[して]F[ってこい]よ(ラストサビ)


※2回目のサビ終了後[2:47頃]のフェイクの最高音がhiC
☆の部分は中村倫也さん単独の地声最高音です。


 まず、『サンキュー神様』についてです。この楽曲は、2020年に俳優の菅田将暉さんと中村倫也(なかむらともや)さんにより配信限定でリリースされました。菅田さんについてはこれまで、当ブログでは何度も取り上げてきました。一方、中村倫也さんは2020年現在、目立った歌手活動自体は行っていませんが、実写版の『アラジン』の吹き替えを行った際に、『ホール・ニュー・ワールド』の歌声が評価される等、歌声の良さに注目が集まっております。同曲はMVが公開され、2020年9月現在、400万回近い再生回数を記録しています。
 
 『サンキュー神様』はアコースティックギター等を基調としたミディアムテンポのバンドナンバーです。冒頭サビの後にに登場するエレキギターのフレーズは、男性シンガーソングライターの奥田民生さんの楽曲『イージューライダー』のオマージュなのではないかと思います。作詞は菅田さんと中村さん自身の他に、CHI-MEY(チーミー)さんでなされ、作曲はCHI-MEYさんが行っております。CHI-MEYさんは、嵐の『Monster』の作曲でも知られております。

 『サンキュー神様』の音域的な特徴についてです。楽曲の前半は、大体、mid2G辺りまで地声でスムーズに発声できれば、歌いこなせやすいです。ただ、楽曲の後半は菅田将暉さんを中心にhiA#など高めの音階が登場するようになります。一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいです。




 さて、『サンキュー神様』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域より高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#についてですが、Aメロとラストサビ等で登場します。まず、Aメロの部分のhiA#は裏声でも良いかもしれません。中村倫也さんは裏声で歌唱しています。
 一方、楽曲の後半で登場するhiA#は力強く発声されております。一般的には高い音階でありますので、男性の方はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 原曲と同様に2人で歌唱する場合は、それぞれの負担が減りますので、頑張ってhiA#部分にチャレンジしてみるのも良いと思います。1人がhiA#を歌唱できるのであれば、もう1人はmid2Gくらいまで歌いこなせればよいです。

 『サンキュー神様』は音域自体は低音部分に少し余裕がありますので、ある程度のキー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、歌いやすいキーが見つかると思います。当然ですが、1人よりも2人で歌唱した方が、余裕を持って歌いこなせます。

 一方で、歌い慣れていない人向けの調整は少し難しいのではないかと思います。練習曲としては他に向いている曲がありますので、他の易しめの曲と並行して練習すると良いです。難曲というわけではないですが、手軽に歌える楽曲とも言い難いです。

 ちなみに、女性が歌唱する場合は、一般的には原曲キーから1~2つ程度上げた方が歌いやすいです。ただ、菅田さんが声を張って歌唱する後半部分は、女性の場合は、声のニュアンスが少し掴みづらいかもしれません。その辺りは原曲の表現は気にせず、自分の歌いやすい歌い方でよいと思います。




管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

記事検索
スポンサー