J-POPの音域を調べる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

2019年12月

『O2』[ALEXANDROS]の音域

 こんにちは。今回は[ALEXANDROS]の『O2』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。リクエストの順番的には別の曲なのですが、今回はまずこちらを取り上げます。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても、動画の添付はありません。ご了承ください。


『O2』[ALEXANDROS]



『O2』[ALEXANDROS]











【地声最低音】mid2A(A3)  

☆以下参照

【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※楽曲後半

★When ur on m2F#[a] m2E[plane] 
m2A[I] hope u can m2F#[sleep] m2E[so]F#[so]  tight


【裏声最高音】hiE(E5) 

★U hiC#[are] hiB[ah]… hiE[U] C#[are] B[ah] A[ah…] 


【補足】hiAhiC#の注意箇所

★U need hiA[to] get back to hiC#裏[ur] hiB[li-]hiA[fe] B[ye-]-ah(冒頭)





 まず、『O2』(オーツー)についてです。この楽曲は、2016年に4人組バンド[ALEXANDROS]によりリリースされたアルバム『EXIST!』に収録されています。リード曲ではなく、またタイアップなどはありません。
 『O2』の歌詞は全て英語詞で書かれています。こうしたものは[ALEXANDROS]では多く見られます。アルバム『EXIST!』では『Feel like』、『Kaiju』といった楽曲が英語で歌詞が書かれております。私自身は『Kaiju』が非常に好きな楽曲です。

 ちなみに、この『EXIST!』で[ALEXANDROS]は自身初のチャート1位を記録します。シングル曲以外では『ムーンソング』、『Kaiju』などでMVが作られています。『ムーンソング』はこのアルバムのリード曲です。

 さて、『O2』についてですが、ピアノやストリングスが基調となったゆったりとした楽曲です。歌メロ自体も大半の部分が裏声が使われたボーカルで構成されており、非常にひんやりとした世界を感じます。こうしたこともあり、カラオケなどではやや歌いづらいかもしれません。ただ、裏声が多用されているということもあり、そうした練習にはよい作品ではないかと私は考えております。

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 最後に『O2』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。地声については一般的な男性の音域の範囲内と言えます。以下、見ていきます。

 まず、『O2』についてですが、上図にあるように、楽曲の半分以上が裏声で歌唱されています。以前に当ブログで取り上げたKing GnuのDon't Stop the Clocksという楽曲がありました。この作品も楽曲の多くが裏声で歌われております。どちらもアルバム収録曲ですが、こうした楽曲を集めて聴いてみるのも面白いかもしれません。

 『O2』の裏声最高音はhiEとなります。裏声としても高い音階です。裏声で歌い慣れていない人は少し時間がかかるかもしれませんが、地声で発声するよりは難易度は低いと思います。初めはhiA,hiBあたりの部分から練習してみても良いと思います。キーを下げてもよいです

 『O2』の地声最高音はmid2F#になります。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内ですが、普段歌い慣れていない人はスムーズな発声が損なわれやすいです。少しずつ練習してください。ただ、この楽曲は、裏声が多く使われている作品であり、地声の練習にはあまり向かないのではないかと私は考えております。
 
 『O2』についてですが、裏声が多用されているため、普段歌い慣れていない人にとってはハードルが少し高いかもしれません。楽曲全体が英語詞で構成されているという点も、不慣れな人にとっては障害になります。ある程度歌い慣れている人向けの楽曲であると私は考えております。高音域を美しく発声できると非常に気持ちの良い楽曲です。

 

米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)の音域と感想【加筆】

(2019/03/15)初投稿
(2019/08/03)米津さんがセルフカバーされましたので、音域を一部記載します。詳細は後日アップ。
(2019/08/11)米津玄師さんのセルフカバーについてレビューしました。
(2019/12/30)mid2G#~hiA#等の音階も含め詳細に記載しました。

 こんにちは。今回は小学生ユニッFoorinが歌う『パプリカ』(2018)について取り上げたいと思いま
す。よろしくお願いします。この楽曲は米津玄師さんが作詞作曲された楽曲として知られています。


 ※米津玄師さんの音域について、当ブログではこれまでに、『アイネクライネ』『爱丽丝(アリス)』『打上花火』(DAOKO×米津玄師)『打上花火』(米津玄師ソロver.)『馬と鹿』『orion』、『かいじゅうのマーチ』『恋と病熱』『春雷』『Nighthawks』『ナンバーナイン』『灰色と青 ( + 菅田将暉)』『飛燕』、『LOSER 』『ピースサイン』、『砂の惑星』米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)『パプリカ』(米津玄師セルフカバー)『Flamingo』『フローライト』、『メトロノーム』『マトリョシカ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。



『パプリカ』(Foorin)、Paprika


【地声最低音】mid2A(A3)

★曲りくねり はしゃいだ道([]ち)  青葉[]森もりで駆け回[る]
★遊びまわり 日差しの街 誰(だ[れ])かが呼んで[いる]


【地声最高音】hiD#(D#5) ※サビ  

★ゆhiA#[め]hiC#[を]A#[え]hiD#[がい]C#[た]A#[ら]



【補足】mid2G#(一部略)hiA#の注意箇所 

★夏hiA[が]m2G#[る] 影が立つ あなG#[た]に会いたい
★見つhiA[け]m2G#[の]はいちA[ば]G#[ん]

★パプm2G#[リ]hiA#[ぃ]G#[ぃ]カ G#[は]hiA#[な]G#[が]咲いたら
hiA#[こ]ころあそm2G#[ば]A#[せ]G#[あ]なたにとどけ

★一人一人なhiA[ぐ]さめるように 誰かが呼んでいる
hiA#[会]m2G#[い]に行くG#[よ] A#[な]G#[み]A#[き]G#[を]抜けて
★ らるらm2G#[り]
『パプリカ』(Foorin)










 まず、『パプリカ』についてです。この楽曲は「〈NHK〉2020応援ソング プロジェクト」として、2020年の東京五輪を応援する目的で制作され、2018年8月にリリースされました。歌は5人の小学生男女で構成される混声ユニットFoorinが担当し、作詞作曲編曲はシンガーソングライターの米津玄師さんが行っております。NHK『みんなのうた』の2018年8月・9月の曲としても起用され、同年の紅白歌合戦のキッズコーナーでもこの『パプリカ』が披露されました。
 2019年3月現在、YouTubeのNHKの公式チャンネルでは3500万回以上もの再生回数を記録しており、非常に人気の高い作品になっております。



 『パプリカ』は「みんなのうた」でも起用されるような楽曲ということで非常にポップなサウンドワークになっております。メロディーも非常に親しみやすいです。
 
 所々でヨナ抜き音階のフレーズが見られ、『和』を感じるテイストになっております。米津さんの作品では『打上花火』などにそうした趣向が凝らされております。「ヨナ抜き音階」とは、非常に大雑把な説明をすれば、ピアノの黒鍵盤のみで演奏できるメロディーです。全ての部分がそうなのではないのですが、要所要所でヨナ抜き音階のメロディーラインが見られ、どこか懐かしい世界へと導かれるようです。
 
 さて、『パプリカ』の歌詞についてです。田舎の緑豊かな風景の中で友達と遊んだ記憶が思い起こされるような郷愁を誘う歌詞になっております。パプリカの花言葉の一つに「君を忘れない」というものがあるそうです。この歌詞の中でも主人公と「あなた」は離れ離れになって会えないというような状況が垣間見えます。そうした中で頭の中を巡る楽しい思い出は、あなたで溢れているという非常に暖かい歌詞内容です。



 さて、パプリカの音域についてですが、地声最低音 mid2A(A3)~地声最高音hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。やや高音域に寄っています。高音域が得意で歌い慣れている人であれば、楽しく歌えると思います。

 声の低い女性は少し苦労しますので、キーを2~3程度(♭2~♭3)下げると良いと思います。メロディーが非常に優しいので、高音部分は裏声気味に歌っても問題ないと思います。

 子ども向けに作られた楽曲ですが、音域は広めでありやや難しいしゃくりの部分【パプm2G#[リ]hiA#[ぃ]G#[ぃ]カ】もあります。決して子ども向けの易しい歌ではありません。その辺は留意しておいてください。



※米津玄師さん自身がNHKの『みんなのうた』でセルフカバーされたようです。私自身も拝見しましたが、キーはFoorinバージョンよりも4つ低いキーのようです。
 ただ、Aメロの一部でFoorinとは異なるメロディーラインを取っています。そのため、米津さんバージョンはmid1D~hiBとなります。「夢[]え[がい][]なら」の箇所は裏声で発声されていますので、大よそ一般男性の音階の範囲内と言えます。米津玄師さんバージョンの詳細はこちら。(2019/08/03)




 ちなみにこの『パプリカ』ですが、女優の上白石萌歌さんが編曲家の菅野よう子さんのアレンジによりカバーされています。ストリングなどを交えた豪華なアレンジになっております。音源のリリースは無いのですが、NHKの公式チャンネルでも公開されております。こちらは最後の大サビで転調が行われており、最高音がhiEになっております。




『ゼロのままでいられたら』(Official髭男dism)の音域

こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『ゼロのままでいられたら』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 
 なお、『ゼロのままでいられたら』はOfficial髭男dismの公式チャンネルでライブの動画が公開されています。よって、当ブログにおいても、ライブの動画を添付いたします。


『ゼロのままでいられたら』(Official髭男dism)、Zero no Mama de Iraretara


【地声最低音】mid1D(D3)  ※Bメロで登場

★「じゃあね」と手を振っm1D#[て は]しの向こうm1D#[の]m1D[バス]D#[停]


【地声最高音】hiC(C5)  ※各サビで1回ずつ登場

hiC[どん]A#[な]m2G[か]m2G#[ず][が]掛かっG[て]も変わhiA#裏[ら]ない


【裏声最高音】hiA#(A#4) サビで登場

hiC[どん]A#[な]m2G[か]m2G#[ず][が]掛かっG[て]も変わhiA#裏[ら]ない




【補足】mid2GhiA#の注意箇所

★繋いだ手をはm2G[な]m2G#[せ][ば]   また会う日までひG[と]りで
★ため息とただの呼吸の区別ももうつm2G[か]ないよ

★消えてく背中が恋m2G[しく]m2G#[て]G[「[あ]と5日」(Bメロ)
★そm2G[れ]は寂しさをm2G[あお]m2G#[る]ようで

hiA#[一体] m2G#[何年]m2G[先の]未来までこうG[やって] (サビ)
★ゼロm2G#[の]m2G[ま]までいられたら

『ゼロのままでいられたら』(Official髭男dism)









 まず、『ゼロのままでいられたら』についてです。この楽曲は、2016年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『MAN IN THE MIRROR』(マン・イン・ザ・ミラー)に収録されているナンバーです。タイアップなどは現在確認できません。アルバム発売からしばらくして、Official髭男dismの公式チャンネルでライブの動画が公開され、2019年12月現在、460万回もの再生回数を記録しています。

 『ゼロのままでいられたら』は別れをテーマとしたバラード作品です。この頃のヒゲダンはピアノ・ロックの要素が強く、歌メロディーも非常にポップです。そうした意味で、『ゼロのままでいられたら』は非常に多くの人に届きうる普遍性の強い楽曲であると思います。

 『ゼロのままでいられたら』の音域的な特徴についてです。ヒゲダンらしく高音域が目立つ作品です。一方で、低音部も比較的広いため、大きなキーの調整はし辛いと言えます。全体として音域は広めの作品と言えます。キーを下げて歌唱するとしても、ある程度歌い慣れた人ではないと難しい作品ではないでしょうか。



 さて、最後に『ゼロのままでいられたら』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されています。 一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音はhiCで各サビで1回ずつ登場します。一般的な男性には辛い音階になります。ただ、hiA#あたりまで安定的に歌唱できる人であれば、このhiCは裏声で歌唱してもよいかもしれません。ニュアンスが少し変化しますが、hiA#を安定的に歌唱できるのであれば楽曲の雰囲気は維持できるのではないかと思います。
 一般的な男性の場合はキーを下げるのがオーソドックスな対処法なのではないかと思います。例えば、原曲キーから4つ下げて、地声最高音をmid2G#あたりに設定すると歌いやすくなると思います。

 一方で、『ゼロのままでいられたら』は低音部についても広いため、全体として音域は広めの作品になります。よって、キーを下げ過ぎると低音部が逆に辛くなります。普段歌い慣れていない人がキーを大きく下げて歌唱する程には融通は利きません。よって、歌い慣れていない人は、別の曲で歌い慣れた上で、この『ゼロのままでいられたら』にチャンレジするとよいと思います。

 ヒゲダン作品の中ではTell Me BabyFIRE GROUND始まりの朝SWEET TWEETノーダウトあたりがキー調整の融通が利きやすい作品と言えます(原曲キーだと難しい曲も多いですので、「キー調整しやすい曲」であることに留意しておいてください)。『始まりの朝』、『SWEET TWEET』の2曲がポップ色が強いです。


『ひかりのまち』(TOKIO)の音域/アニメ『スカルマン』オープニングテーマ

 こんにちは。今回はTOKIOの『ひかりのまち』(2007)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、『ひかりのまち』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても、動画を添付いたしません。ご了承ください。


『ひかりのまち』(TOKIO),Hikari no Machi

『ひかりのまち』(TOKIO)










【地声最低音】mid1D(D3)  ※1番だけに登場

★突然m1D[い]なくなっていた

※ここを除くとmid1Fが一番低い音階になります

【地声最高音】mid2G(G4)  ※楽曲全体を通して頻出

★でもm2F[気]m2G[がつ]F[い]たら 浴びるほどの愛をくれた
★まm2F[ばゆい]m2G[瞳(め)]F[の]あいつが 

★スプリンm2F[クラー]m2G[の]霧の雨 (サビ)
m2G[舞い]降りてくる G[目]にしみいるG[み]どりの芝
★お前の光 m2G[さ]えぎったのは


【補足】mid2D(一部のみ)の注意箇所

m2D[浴び]るほD[ど]酒を飲んでいた
m2D[俺]だっD[た]のか




 まず、TOKIOのミュージシャンとしての側面について少し説明します。TOKIOは1990年結成、1994年にメジャーデビューした男性アイドルグループであり、ロックバンドであります。ジャンルとしてはポップ・ロック、パワーポップに当たりますが、歌謡色の強い作品、ブルージーな作品、ジャズテイストの作品なども見られます。
 代表的な作品としては、『LOVE YOU ONLY』、『花唄』、『AMBITIOUS JAPAN!』などが知られているのではないかと思います。個人的には椎名林檎さんおよび東京事変が作詞作曲、編曲した『雨傘』も好きです。

 さて、『ひかりのまち』についてです。この楽曲は、2007年にTOKIOによりリリースされたシングル作品です。石ノ森章太郎の漫画作品を原作としたフジテレビ系のアニメ『スカルマン』のオープニングテーマ曲ととしてタイアップが付きました。作詞作曲をシンガーソングライターの甲斐よしひろさんが担当しております。甲斐さんはソロと並行して、甲斐バンドとしても活躍されております。

 『ひかりのまち』はロック色の強い歌謡ナンバーです。アニメのオープニングといえば、私としては、「ノリの良いAメロ⇒サビへの準備としてのBメロ⇒サビ+Cメロ」といったJ-POPでも多く見られるような形をイメージします。しかし、『ひかりのまち』はAメロ⇒サビという形が繰り返されます。
 声質的にもアイドルとかけ離れた泥臭さを感じます。
一般的なTOKIOのイメージとは少し異なりますが、個人的には耳に残る作品だと感じました。最近のポップスではあまり見られないテイストではないかと思います。ただ、その分カラオケなどで歌唱するのが難しいかもしれません。



 最後に、『ひかりのまち』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2Gは楽曲全体で登場します。ただ、mid2G以外ではmid2Fが高めの音階でありますので、見た目以上に体力が削られる感は無いと思います。普段歌い慣れていない人はスムーズな発声が損なわれやすい音階ですので、キーを下げるのがよいと思います。

 『ひかりのまち』は一部を除くと、低音部はmid1Fが最低音になります。1オクターブと少しの音階で歌メロディーが作られていますので、キーの調整はしやすいと言えます。その点で、練習曲としては使いやすいと言えます。一方で、ボーカルについては泥臭さを感じるロックナンバーですので、歌い慣れない人には歌いにくい楽曲と言えるかもしれません。また、クリアな声質の人は原曲のニュアンスを表現しにくいかもしれません。その点において、ややハードルが高い楽曲と言えるかもしれません。

 『ひかりのまち』はアイドルグループとしての側面は薄いナンバーと言えますが、それが逆に魅力でもあります。興味を持たれた方は、視聴してみてもよいかもしれません。


『北風 〜君にとどきますように〜』(槇原敬之)の音域

 こんにちは。今回は槇原敬之さんの『北風 ~君にとどきますように~』(1992)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。なお、記事後半にはmiwaさんのカバーバージョン音域なども記述しております。



『北風 〜君にとどきますように〜』(槇原敬之),Kitakaze ~Kimi ni Todokimasu Youni(Noriyuki Makihara)


【地声最低音】mid1E(E3)  

m1E[小さ]なストm2D[ー]ブじゃまm2D[ど]も 曇らないような夜(Aメロ)
★毛布を鼻m2E[ま]で上げてm1E[き]みのことをかんm2D[が]えるよ


【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※転調後のサビ

★歩道の錆びm2F[つ]いた自転車がこm2F[ごえ]m2F#[て]F[い]
★誰より早く教えたい ここm2F[ろ]m2F#[か]ら思った


【裏声最高音】hiA(A4) Bメロ

m2E[さ][き][り]ひどく窓がないてhiA裏[る]
hiA裏[カ]m2G#[ー]m2F#[テ]ンそっF#[と]開けて僕は言葉なくす




【補足】その他の注意箇所(mid2F,mid2E等)

★今 君がm2D[こ]m2E[の]雪に気付いてm2D[な]いなら(冒頭サビ)
★誰より早く教えたい ここm2E[ろ]m2F[か]ら思った

★きたかm2D#[ぜ]m2F[が]この街に雪D#[を]降らす

『北風 〜君にとどきますように〜』(槇原敬之)









 まず、槇原敬之(まきはらのりゆき)さんについて少し説明します。槇原敬之さんは1990年にデビューしたシンガーソングライターです。
 『どんなときも』、『もう恋なんてしない』、『僕が一番欲しかったもの』、『遠く遠く』など自身のヒット曲も多いですが、SMAPに提供した『世界に一つだけの花』といった他者への提供曲も多く、J-POPを代表するメロディーメイカーとして知られています。また、カバー曲の評価も高く、歌手としての力量も評価されています。

 さて、『北風 ~君にとどきますように~』についてです。この楽曲は1992年に槇原敬之さんによりリリースされたシングル作品です。もともとは、カップリング曲としてリリースされた作品ですが、その後アレンジを変えてシングル作品としてリリースされた珍しい楽曲です。
 
 『北風 ~君にとどきますように~』はタイトルにあるように冬や雪をモチーフとして書かれたラブバラードです。この時期にはよい楽曲ではないかと考え、今回取り上げることにしました。アレンジの中でストリングス、ホーンなどに加え、ジングルベルのコーラスも加わっており、クリスマスソングのような趣向も凝らされております。

 『北風』の音域的な特徴についてです。比較的広くない音域でメロディーが作られており、キーの調整などは行いやすいです。また、地声音域については一般的な男性の音域の範囲内で作られております。個人的には練習曲として非常に向いているのではないかと考えております。



 さて、『北風 〜君にとどきますように〜』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域の範囲内であると言えます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2F#は転調後のサビで登場します。転調前はmid2Fになります。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内であります。ただ、見た目以上にキーは高く感じるのではないかと思います。歌い慣れていない人がスムーズに歌唱するのは難しいと私自身は考えております。キーが高いと感じた方は迷わずにキーを下げてください。また、高音域が得意な方は少しキーを上げた方が、気持ちよく歌唱できると思います。

 『北風 〜君にとどきますように〜』は先にも述べましたように、音域自体は広くありません。よって、キーを下げて調整したりすることもできます。普段歌い慣れていない人はキーを下げて練習を重ねてください。ボーカルが難しいテクニックを多用しているという作品でもないですので、手を付けやすいと言えます。個人的には練習曲として使いやすいと考えております。

 
 ちなみに、『北風 〜君にとどきますように〜』は女性シンガーソングライターのmiwaさんによりカバーされております。槇原敬之さんのトリビュートアルバムに収録されております。その中では地声音域【mid2B~hiC#】,裏声最高音【hiE】に設定されております。原曲より7つ上のキーになります。このあたりを一つの目安としてください。普段歌い慣れていない人はもう少しキーを下げてもよいと思います。同曲はメロディーも美しく、女性の方が合いやすいかもしれません。