J-POPの音域を調べる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

2020年03月

『ありがとう』(いきものがかり)の音域

こんにちは。今回はいきものがかりの『ありがとう』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は久しぶりに自選曲です。
 いきものがかりのYouTube公式チャンネルでMVが公開されましたので、今回取り上げることにしました。ちなみに、当ブログでは、いきものがかりは以前に『気まぐれロマンティック』を取り上げて以来、2回目の登場になります。


『ありがとう』(いきものがかり)、Arigatou(Ikimonogakari)


【地声最低音】mid1G(G3)  

m1G[まぶ]しい朝に G[苦]笑いしてさ(Aメロ) 
★舞いhiA[込]m2G[ん]で未来がm1G[始]まりを教えて
★ふたりm1G[の]夢”に変わっていた(Bメロ)

※AメロBメロで意外と多く登場します


【地声最高音】hiC(C5)  ※サビで登場

★あhiC[な]hiB[た]C[を]見つめるhiA[けど]m2G[ぉ]




【補足】mid2GhiAの注意箇所

★ありがとm2G[う”っ]hiA[てつ]G[た]えたくて(サビ) 
m2G[繋が]れた右手は 誰よりも優しく

★あなたが窓を開けm2G[る](Aメロ)
★舞いhiA[込]m2G[ん]で未来が 
m2G[今日]だって いつかG[大]切な 瞬間(Bメロ)
★あおぞらも泣き空も 晴hiA[れ]m2G[わ]A[る][よ]G[に]

『ありがとう』(いきものがかり)









 『ありがとう』についてです。この楽曲は、2010年に3人組音楽ユニットいきものがかりによりリリースされたシングル作品です。NHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』のために書き下ろされた楽曲です。この楽曲は、NHKの紅白歌合戦でも披露され、高校野球での入場曲として使用されるなど、ファンのみならず非常に知られる作品となりました。

 さて、『ありがとう』についてですが、ゆったりとしたポップ曲です。作詞作曲は水野良樹さん、編曲は本間昭光さんによりなされています。楽曲の構成としては頭サビAメロBメロサビという形で、非常に馴染みやすいと思います。

 『ありがとう』の音域的な特徴についてですが、大よそ女性の音域の範囲で作られております。ドラマの主題歌ということもあり、音域はやや広めですが、少しであるならばキーの調整は可能であると思います。最高音はhiCですが、サビなど高音部分はそこまで高くないです。比較的手を付けやすいのではないかと思います。今回、この曲を取り上げた理由としては、「歌いやすい、練習しやすい曲」であると私自身が感じたからです。



 さて、『ありがとう』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCはサビで登場します。【あhiC[な]hiB[た]C[を]見つめるhiA[けど]m2G[ぉ]】の部分です。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内と言えます。『ありがとう』では難所といえる点が、恐らくこの部分だけだと思います。この場面以外では、大体hiAまでしか登場しません。よって、比較的手を付けやすいのではないかと思います。
 声が低い方や、歌い慣れていない人などはキーを少し下げても良いかもしれません。ただ、サビ自体もそこまで高くないですので、1~2つ程度下げると歌いやすくなるのではないかと思います。

 『ありがとう』はドラマの主題歌ということもあり、音域自体はやや広めです。よって、キー調整は少し行いにくいかもしれません。ただ、最高音自体はhiCでそこまで高くないですので、練習曲としては比較的使いやすいのではないかと思います。歌メロ自体もテンポが速すぎず、ボーカルも癖があるわけではないですので、手を付けやすいです。

 『ありがとう』は一般的にも広く知られており、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。音域も高すぎず、練習曲としても使いやすいと思います。個人的にはお奨めの1曲です。


『千の夜をこえて』(Aqua Timez)の音域 / 『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』主題歌

 こんにちは。今回はAqua Timezの『千の夜をこえて』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『千の夜をこえて』(Aqua Timez)、Sen no Yoru wo Koete


【地声最低音】mid1A#(A#3)  ※冒頭、2番サビで登場

★傷付いたm1C#[っ] m1A#[好]C#[きな人には好]きって伝えC#[るんだ]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※ラストサビで2か所

m2#F[こ]m2G#[わ]hiA#[く]m2F#[た]F[っ]

※ラストサビのみでの登場。通常サビではmid2G#が最高音です




【補足】mid2FhiAの注意箇所

★千のよm2F[る]をこえて あなたにm2G#[つ]m2F#[た]F[え]たい(サビ) 
★伝えなきゃならなm2F[い]ことF[が]ある
★愛m2G#[さ]m2F[れたいでも愛そうとし]ない
★僕が見m2F[つ]m2F#{け]F{た]答えは一F[つ] 
★気持ちを言葉にするm2F[の]m2F#[こ]F[わ]F#[い]m2G#[よ] F[で]
★好きな人には好m2F[きってつ]m2F#[た]F[え]るんだ

★F[き]m2F#[ず]hiA[付]F[い]たってF[ぇ](ラストサビ)
★それはこの世界で一番すm2F[て]m2F#[き]なことさ

『千の夜をこえて』(Aqua Timez)










 まず、Aqua Timez(アクア・タイムズ)について少し説明します。Aqua Timezは2003年に結成され、2018年まで活動した5人組のロックバンドです。ジャンルとしては、ミクスチャーロック(ラップ・ロック)などに分類されます。2005年にリリースしたインディーズ作品の『等身大のラブソング』が話題になり、知名度が一気に上昇しました。ヒット曲の多いバンドですが、代表的な作品としては、『決意の朝に』、『千の夜をこえて』、『虹』など多くの作品が列挙できると思います。とりわけ、人気アニメ『BLEACH』、人気ドラマの『ごくせん』の主題歌に多く携わっており、人気作が多いようです。

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 さて、『千の夜をこえて』についてです。この楽曲は、2006年にAqua Timezによりリリースされたシングル作品です。久保帯人さんの漫画を原作としたアニメ映画『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』の主題歌に起用され、話題を呼びました。配信でミリオンセールスを記録し、公式チャンネルで公開されているMVも1800万回もの再生回数を記録しています。Aqua Timezの代表的な作品の1つです。

 『千の夜をこえて』はラップとボップが融合したラブソングです。ストリングスアレンジなども施されており、楽曲がドラマティックに展開していきます。
 この頃には、ラップやロックなどが融合した「ミクスチャースタイル」のバンドが多く生まれました。Aqua Timezのほかにもオレンジレンジが大ブレイク、RADWIMPSなども知名度を上げていた時期です。

 『千の夜をこえて』の歌メロについてですが、Aメロとサビで構成されております。構成だけを見れば、比較的シンプルです。ただ、サビが長めであり、また微妙にメロディーを変えるなどして、繰り返しにならないような工夫がされています。
 音域については広めですが、最低音mid1A#辺りはごく一部ですので、落としても違和感は少ないです。ただ、冒頭および2番のサビはmid1A#(mid1C#)~mid2G#辺りで展開されるため、広めの音域を歌い慣れておく必要があります。その点で、歌い慣れていない人には取っ付きにくい部分かもしれません。



 さて、『千の夜をこえて』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#についてです。hiAとともに、ラストのサビで2回のみ登場です。この辺りは高めの音階になりますが、登場回数が少ないため、歌い慣れた人は頑張ってみるのも選択肢です。場合によっては、キーを少し下げるのも良いと思います。ただ、『千の夜をこえて』は低音部分の余裕が少ないですので、下げるにしても少しにした方がよいと思います。
 ちなみに、通常のサビではmid2G#が最高音になります。まずは、通常のサビを安定的に歌えることを目標にしてもよいと思います。

 『千の夜をこえて』は図にも示すように音域が広めであります。とりわけ冒頭サビ、2番のサビはmid1A#~mid2G#まで登場します。そうしたこともあり、普段歌い慣れていない人は、ハードルになりやすいかもしれません。キーの調整は可能ですが、大きな調整は難しいです。

 当ブログでは取り上げていないですが、Aqua Timezの他の代表曲である決意の朝に』(m1E~m2F#)、『等身大のラブソング』(m1F~m2G)、『虹』(m1F~m2G#)あたりの方が、精度を高めやすいかもしれません。『千の夜をこえて』が難しいと感じた場合は、これらの曲をチェックしてみてください。これらの曲であれば、キーの調整も行いやすく、高音域も少し抑え気味に作られています。

『拝啓、少年よ』(Hump Back)の音域

 こんにちは。今回はHump Back(ハンプバック)『拝啓、少年よ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『拝啓、少年よ』(Hump Back)、Haikei Shounen Yo


『拝啓、少年よ』(Hump Back)










【地声最低音】mid2C#(C#3) 
 

m2C#[ゆ]めはもう見hiB[な]m2G#[いの]hiA[かい?] (Aメロ)


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※楽曲全体で頻出します

hiA[馬]hiB[鹿]hiC#[み]たい[に]B[空が]C#[綺]麗だA[ぜ](Aメロ)
m2C#[わ]らいあったhiB[日]hiC#[々]hiA[を]
★馬鹿みたいに hiB[思い]hiC#[出し]B[て]A[いる]

hiA[ひび割れ青]hiC#[春] hiA[駄々こね]少年 
hiC#[神様]hiB[なん]hiA[てい]B[ない]A[ぜ] 

hiA[あ]m2G#{ぁ] もう泣A{かな]hiB[い]hiC#[で](サビ)
★よB[わ]C#[く][は]A[な]B[ぁい]
B[終]C#[わ][れ]A[ない]


【裏声最高音】hiF#(F#5) ※サビで2回ずつ登場

hiC#[き]hiB[み]hiA[が思]hiF#裏[う]hiE[ほ]C#[どに]


【補足】mid2G#(一部略)~hiAの注意箇所

hiA[明日]m2G#[が]A[こ]G#[わ]いのかい?(Aメロ)

hiA[忘れちまっ]たあhiA[さい]傷(Bメロ)
hiA[僕]達をこのまm2G#[ま]




 まず、Hump Back(ハンプ・バック)について少し説明します。Hump Backは2009年に結成され、2018年にメジャーデビューした3人組のロックバンドです。メンバーは女性のみで構成されています。ジャンルとしては、メロディック・ハードコア、パンクなどに分類されると思います。サウンドも良いのですが、ボーカルギターの林萌々子さんの声質が非常にロックサウンドとマッチしていて、印象に残ります。
 デビューして間もない若いバンドですが、人気の高い作品としては、『拝啓、少年よ』、『月まで』、『星丘公園』などが挙げられると思います。今後のますますの活躍が期待されます。ちなみに、バンド名のHump Backは英語で『猫背』を意味するようです。必ずしもポジティブな言葉ではないですが、私はそこに反骨心のようなものを感じました。

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 さて、『拝啓、少年よ』についてです。この楽曲は、2018年に3人組バンドHump Backによりリリースされたシングル作品です。2019年にリリースされたアルバム『人間なのさ』にも収録されています。タイアップなどは確認できませんが、シングルの発売に先立ち、MVが公開されております。公開されたMVは、2020年3月現在で1000万回を超えております。非常に人気の高い楽曲であります。

 さて、『拝啓、少年よ』についてですが、アップテンポのハードコアナンバーです。演奏時間が3分ちょっとであり、非常に濃密です。また、歌メロについては【AメロBメロサビ⇒Aメロサビ】といった形であり、非常にシンプルです。この辺りは、最近の流行の傾向よりも、古典的なロックの形に近いと思います。
 



 さて、『拝啓、少年よ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C#(C#3) ~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。地声については、一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiC#についてです。この辺りの音階は一般的な女性の声域の範囲内といえますが、楽曲全体を通して何度も登場します。よって、上図で示された以上にしんどいと思います。後述しますが、音域自体は広くない分、比較的高めの音域が連続して登場します。持久力が要求される楽曲です
 hiC#であれば一般的な女性の音域ですが、場合によってはキーを少し下げても良いと思います。各々で歌いやすいように調整してください。

 『拝啓、少年よ』は音域全体でみると、地声に関してはそこまで広い音域ではありません。よって、キーの調整なども行いやすいといえます。普段歌い慣れていない人が、キーを調整して練習することも可能だと思います。
 一方で、ボーカルの声質がロック色が強いため、その辺りでの取っつきにくさがあります。歌い慣れていない人の場合は、ボーカルの表現に引っ張られずに、素直に歌いやすいように発声した方がよいかもしれません。また、裏声を交えるサビの部分は、歌い慣れていない人には少しハードルになりえます。少しずつ慣れていってください。

 『拝啓、少年よ』はロック色が強い作品ですが、キーの調整などは行いやすく、手を付けやすい部分も多いです。また、歌メロ自体も真っすぐであり、シンプルな構成で覚えやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみても良いと思います。

『ホワイトアウト』(reGretGirl[リグレットガール])の音域

 こんにちは。今回はreGretGirl(リグレットガール)の『ホワイトアウト』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。かなり以前からリクエストされていた作品ですが、ようやく記事にすることが出来ました。


『ホワイトアウト』(reGretGirl)、Whiteout


【地声最低音】mid1F#(F#3)  ※Aメロで登場

m1F#[に]じんでいくフロントガラス

※ここはこだわらなくても良い(mid2A辺りで代用しても違和感少ないです)

【地声最高音】hiC#(C#5)  ※Cメロとラストサビで計2回

★目の前が白くhiA[染]m2F#[まってゆ]hiB地[く]hiC#[ぅ]B[ぅ]A[ぅ]
m2F#[キ]スも、m2F#[愛]も、君hiB[も]hiC#[ぉ]B[ぉ]hiA[ぉ]


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビや2番以降で多く登場します

★どhiA[うにか]hiB[な]A[っ]m2F#[てし]m2G[ま]A[い]hiC#裏[そう]hiD[で]
★出会うhiD裏[ため]hiC#[の]hiA地[じか]m2F#[んに](2番Aメロ)
★たhiA[わいもない日々]hiB裏[を]hiD[もっ]]hiC#[と過]A[ご]そう(Cメロ)




【補足】mid2F#(一部のみ)hiBの注意箇所

★きhiA[みが少し会い]hiB[た]A[いっ]て言m2F#[う]から(Aメロ) 
★思わず飛び出したm2F#[午後]m2G[は]F#[ち]
★夜のこうそm2F#[く]m2G[どう]F#[ろ]
★私、好m2F#~m2G[きなひでき]たの

★離れhiA[てゆくこ]2F#[ころ]m2G[が見]A[え]hiB[な][がら]m2G#[ぁ](Bメロ)
★「会いたい」なんて言hiA[え]m2F#[るわけない]m2G[だ]A[ろ]

★ふたりで過ごした時m2F#{が]hiA[い]F#[ま  き]みの(2番Aメロ)
★新しいそのだm2F#[れ]m2G[か]hiA[へ]F#[と]

hiA[前と同じ]m2F#[駐]F#[場] (Cメロ)
★きhiA[のうあったこと]hiB[を]A[今日]m2G[もは]m2F#[な]G[そう]

『ホワイトアウト』(reGretGirl)









 まず、reGretGirl(リグレットガール)について少し説明します。reGretGirlは大阪を拠点に活動する3人組ロックバンドです。ジャンルとしては、パワーポップ、インディーロックにあたります。ギターを中心としたバンドサウンドも良いですが、メロディーもキャッチーです。歌詞については、日常の情景を切り取った等身大の歌詞が魅力的です。女々しさを感じさせる歌詞が私自身も耳に残りました。
 今回取り上げる『ホワイトアウト』、『デイドリーム』などが人気を集めております。2020年3月現在、フィジカルとしては3枚のミニアルバムと1枚のシングル作品がリリースされております。今後の益々の活躍が期待されます。
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 さて、『ホワイトアウト』についてです。この楽曲は、2017年にreGretGirlによりリリースされました。1stミニアルバム『my』に収録されています。インディーズ作品ということもありタイアップなどはありませんが、公開されたMVは2020年3月現在、1800万回もの再生回数を記録しています。reGretGirlの作品の中でもとりわけ人気のある楽曲といえます。
 ちなみに、「ホワイトアウト」とは雪原や吹雪などの影響で視界が見えなくなることを意味します。歌詞の中では「涙」や「突然の別れ」などで混乱して、視界がぼやけてしまうことを意味しているのだと私は解釈しています。

 『ホワイトアウト』はアップテンポのギターロックです。【なかなか既読にならない 未読のままのラインが不安で】など多くの人が共感できそうな日常の歌詞も印象的です。個人的にはベースギターのフレーズも非常に好きです。歌メロについては、AメロBメロサボといった馴染みやすい構成であります。ただ、後述しますが、全体としてキーが高めです。低音部分に余裕がありますので、キーを下げて歌唱するのもアリだと思います。
  


 さて、『ホワイトアウト』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#についてです。これについては、落としてもほとんど気付かないのではないかと思います。場合によっては、mid2A辺りの音でも代替可能です。例えば、女性の方がこの曲を歌う際は、参考にしてください。

 地声最高音hiC#については楽曲の後半、Cメロやラストサビで1回ずつ登場します。楽曲の最後の盛り上げの部分ですので、原曲キーで歌唱する場合はしっかり発声したいです。それ以外では大体、hiB,hiA辺りを安定的に歌唱できる必要があります。全て表記することは出来ませんでしたが、mid2F#辺りの音階も多く登場し、全体として、キーが高めです。
 一般的な男性の場合、キーを下げた方が歌いやすいと思います。例えば、目安として原曲キーから4つ下げると、最高音がhiAに設定されます。このキーであれば、通常サビではmid2F,mid2G辺りが中心になります。

 『ホワイトアウト』は音域としては高音域に広く伸びており、低音部分に余裕があります。よって、キーの調整は行いやすいです。高音域は非常に高いですが、ある程度大きくキーを下げることも可能です。普段歌い慣れていない人もキー調整で歌いやすくすることが可能であると思います。ただ、音域自体は少し広いですので、「初心者にも強くお奨めできる」ほどではありません。
 原曲キーで歌唱する場合は、やはり高い難易度になります。歌い慣れており、かつ高音域が得意な方ならば原曲キーでもお奨めできます。

 『ホワイトアウト』は元気のよいギターロックであり、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

『最後の恋煩い』(Official髭男dism)の音域【動画を添付しました】

(2019/10/30)初投稿
(2020/03/27)公式でセッション動画がアップされましたので添付します


 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『最後の恋煩い』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。この楽曲はリクエストによる選曲です。


『最後の恋煩い』(Official髭男dism)、Saigo no Koiwazurai


【地声最低音】mid1D#(D#3)  

★目を閉じたって m1D#[見]落とせないだD#[ろう] 


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※Aメロ、2番のBメロ

★それだけはかm2G[い]m2G#[ひし]hiA#[なく]ちゃな(Aメロ)
★★m2G[あ]たまを両手で抱えhiA#[て] (Uh!!!!)(2番Bメロ)


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビで登場

★最後の意味がhiD[すり]hiD#[減っ]てゆくこと




【補足】mid2GhiCの注意箇所

m2G[最]後の[こ]m2G#[い][わ]ずらいを始めG[よう]
★日々の呼吸が乱れだすm2G[瞬間]

★特大の罵m2G[声]も 受け取るからいっ[そ] (Bメロ)
★いい人なんてやm2G[め]m2G#[ちゃ][え]
★語らいあう2人でm2G[い]m2G#[た][い]

★これm2G[だ]から[も]う!」って言いながらG[も](サビ) 
hiC裏[笑]hiA#[み]m2G[がこ]hiC[ぼ]hiA#[れ]G[る]
★幸せm2G[の]m2G#[意][味]hiC裏[み]hiA#[た]いに 
★おm2G[も][た] [ぼ]G[ら] Uh

★一切m2G[合]m2G#[切](2番)
★夢のなm2G[み]m2G#[ま][にの][こ]されて(2番サビ)

★突然に一m2G[瞬]m2G#[だ]hiA#裏[け]G[ひ]hiC裏[かっ]A#[て](Cメロ)
m2G#[消え]hiA#[る]G#[き][れ]G[な]
★おm2G[も]いでより やんちゃ[な]終身G[派]
★しょうm2G[も]m2G#[な]G[い こ]G#[と][で]も ご愛G[嬌]
★大m2G#[丈]m2G[夫][な](ラスト)

※1番とラストのサビで出てくる uh~については
一番高い箇所はhiA#です。

『最後の恋煩い』(Official髭男dism)









 まず、『最後の恋煩い』(さいごのこいわずらい)についてです。この楽曲は、2019年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『Traveler』に収録されているナンバーです。14曲中6曲目に収録されています。

 『最後の恋煩い』は軽快なポップナンバーです。ホーン隊等、バンドの音色以外も目立つダンサブルなナンバーです。また、一部の場面ではジャズやゴスペルのような場面があり、ブラックミュージックの影響を感じさせます。以前、申し上げたかもしれませんが、ヒゲダンはブラックミュージックの要素が強いミュージシャンです。私自身はそうした音楽にあまり触れて来なかったため、詳しい解説が出来ず、その点はもどかしく感じます。個人的にはそうした中でも、ギター、ベースやドラムなどバンドメンバーの音色も非常に耳に残ります。
 歌メロディーについてはAメロBメロサビといった形なのですが、楽曲全体を通して非常に明るいです。ただ、AメロBメロはやや韻を多く踏んだリズミカルなフレーズが多く、サビメロディーはポップな方向にアレンジされています。

 音域的には、地声最高音はhiA#が楽曲の一部に登場し、ヒゲダン作品の中では決して高くないのですが、上記しますように、mid2GからhiA#辺りを取り出すだけでも、かなりの量になります。その点については少々苦慮しましたが、楽曲全体を通して、mid2G,mid2G#あたりの音階が頻出していることが分かります。




 さて、最後に『最後の恋煩い』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3) ~【裏声最高音】hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。地声については、一般的な男性の音域よりやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#については、各Aメロで1回ずつ、2番Bメロで1回の計3回です。アルバム作品ということもありますが、ヒゲダン作品の中ではそこまで高いキーでは無いです。よって、『最後の恋煩い』は意外とねらい目の作品といえます。

 ただ、先ほども述べましたように、mid2G,mid2G#辺りは楽曲全体を通して頻出します。よって、一般的な男性の音域であるこのmid2G辺りの音域を、1曲を通して歌い切る持続力が求められます。その点で、やはり難易度は少し高いと思います。

 この点については各々が実際に歌ってみて試してみてください。『最後の恋煩い』は地声のhiA#以上は少なく、mid2G辺りの音階が中心になります。ただ、それが楽曲全体で登場するため、歌い慣れた人であっても息切れしてしまうかもしれません。
 ただ、記述にもあるように、mid2Gあたりの音階を力試しするという点においては、非常に良い楽曲とも言えるのではないかと私は考えております。アルバム曲ゆえに、知名度は高くないですが、ポップな作品で、カラオケなどでも歌いやすい楽曲なのではないかと思います。