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『残酷な天使のテーゼ』(高橋洋子)の音域 

こんにちは。今回は高橋洋子さんの『残酷な天使のテーゼ』(1995)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

 なお、同曲は、公式により公開されている動画に年齢制限が設けられております。代わりの動画として、みなさんのドラムカバー動画を添付いたします。


『残酷な天使のテーゼ』(高橋洋子)、Zankoku na Tenshi no These(Yoko Takahashi) 

『残酷な天使のテーゼ』(高橋洋子)










【地声最低音】mid2A#(A#3) 

★あm2A#[おい]風がA#[いま](Aメロ) 
m2A#[む]ねm2G#[の]ドアを叩G#[い]ても
★だけどいつか気付くでしょう その背中にm2A#[は] (Bメロ)

【地声最高音】hiC(C5)  ※サビで登場

★まhiA#[ど]hiC[べ]からやがて飛び立つ(サビ)
★しょhiA#[う]hiC[ね]んよ [しん]A#[にな]hiC[れ]

※この楽曲は冒頭からサビが登場します


【補足】mid2G#hiA#辺りの注意箇所

★遥か未来 めざすための羽m2G#[根]があること(Bメロ)
★残酷な天hiA#[使]m2G#[の]テーゼ (サビ)



 まず、高橋洋子さんについて少し説明します。高橋洋子さんは1991年にメジャーデビューした女性歌手です。デビュー前は久保田利伸さんや松任谷由実さんのバックコーラスなどを務めていました。
 その後、高橋さんはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のOP曲『残酷な天使のテーゼ』を担当し、世に大きく知れ渡ることになります。同アニメの劇場版主題歌『魂のルフラン』も非常に知られております。エヴァの爆発的なヒットによりこの2曲が非常に知られておりますが、シングルリリース、楽曲参加など現在も精力的に活動されております(2020年は、アニメ『ギャルと恐竜』エンディングテーマを担当しています)。

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 さて、『残酷な天使のテーゼ』についてです。この楽曲は、1995年に歌手の高橋洋子さんによりリリースされたシングル作品です。作詞は及川眠子さん、作曲は佐藤英敏さんが担当しております。
 同曲は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲として大ヒットを記録しました。同アニメを象徴する楽曲でもあります。多くのミュージシャンにカバーされ、カラオケランキングでも未だに上位にランクインし続けるなど、長く愛される楽曲になっています。平静を代表するアニメソング、ポップスといってよいと思います。

 『残酷な天使のテーゼ』の音域的な特徴についてです。図にも示しておりますが、音域自体はそこまで広くなく、キーの調整なども行いやすいです。最高音はhiCでそこまで高くないですが、登場回数が各サビ5回ずつで多いです。




 最後に、『残酷な天使のテーゼ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3) ~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。 大よそ、一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCは各サビで5回程度登場します(頭サビ除く)。一般的な女性の音域の範囲内ですが、登場回数としては少し多いと思います。歌い慣れた女性、高音域が得意な女性は非常に楽しめると思います。反面、高音域が苦手な方は少しキーを下げても良いと思います。

 『残酷な天使のテーゼ』は音域自体はそこまで広くなく、キーの調整もしやすいです。普段歌い慣れていない人向けのキー調整も可能であると私は分析しております。歌い慣れていない人は、初めのうちは、キーを1~2つ下げて歌唱しても良いです。各々歌唱してみて歌いやすい部分を見つけてください。サビのリズムがややつかみづらい部分もありますが、練習曲としては比較的使いやすいです。

 今回、『残酷な天使のテーゼ』を取り上げた理由としては、楽曲の知名度もありますが、歌いやすいレンジで歌メロディーが作られているからです。同曲が長く愛されている理由はアニメの知名度や楽曲の質だけでなく、こうした部分もあるのではないかと思います。エヴァの有名な楽曲『魂のルフラン』(最低音mid1G#,~最高音hiB)も音域的には手を付けやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. より:

    ミセスの新曲のスターダムとりあげてほしいです