J-POPの音域を調べる(リクエスト受付停止中)

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

ONE OK ROCK

『Change』、『Stand Out Fit In』(ONE OK ROCK)の音域【修正】

(2019/02/19)初投稿
(2019/03/19)②にて裏声最高音にミス。画像と共に修正しました
(2020/01/19)『Stand Out Fit In』の地声最高音を修正しました。hiC⇒hiB

 こんにちは。今回はONE OK ROCKのChange』、『Stand Out Fit In』の2曲を取り上げます。よろしくお願いします。この2曲はアルバム『Eye of the Storm』(2019)に収録されいる楽曲です。
 ONE OK ROCKについては、以前にを取り上げました。

①『Change』(ONE OK ROCK)
2019年2月13日発売【アルバム『Eye of the Storm』収録】


【地声最低音】mid1G(G3)

How did we let it go this far? Ah Ah Ah Ah


【地声最高音】hiA# (A#4) サビ全体を通して連発

Hey, you know it's not too late for us to make a change
Cause we got what it takes to stay


※最後のサビ(コーラスの部分で) hiD#のファルセット等が確認されます

『Change』(ONE OK ROCK)







 


 さて、まず『Change』についてですが、地声最低音mid1G(G3)~地声最高音hiA# (A#4) でメロディーが構成されています。私は彼らの楽曲のすべてを把握しているわけではないですが、ONE OK ROCKの楽曲ではかなり狭い音域の楽曲だと思います。
 ただ、上述した通り、サビ全体を通して、hiA#(A#4)が連発されますので、見た目以上に難しいです。このキーが上手くなせるという人でもマシンガンのようにこの音が発されると辛いのではないでしょうか。前回レビューしたよりは明らかに歌いにくいと感じます。

 辛い場合は、キーを下げて練習するのも選択肢の一つです。それでも、『完全感覚Dreamer』などと比べると歌いやすく、努力の成果が出やすい曲だと思います。

 『Change』について個人的に感じたことですが、楽曲のクオリティもそうですが、MVが非常に魅力的でした。
 



②『Stand Out Fit In』(ONE OK ROCK)
2019年2月13日発売【アルバム『Eye of the Storm』収録】

【地声最低音】mid1F#(F#3)

Guess I don’t dress how they want
I just wanna be myself, I  can’t be someone else


【地声最高音】hiB (B4)

They yell, they preach I’ve head it all before(Bメロ)



【裏声最高音】hiD#(D#5)  

Be this”, “Be that” I’ve heard it before heard it before


【フェイク】 hiD# 大サビの部分のコーラス youtube公式動画の3:26~

※ライブではTakaさんがこの部分を歌唱しているので記載します。

『Stand Out Fit In』(ONE OK ROCK)


 次に同じアルバム『Eye of the Storm』に収録されている『Stand Out Fit In』について取り上げます。同曲は歌メロディーの音域が、地声最低音mid1F#(F#3)~地声最高音hiB (B4)、裏声最高音hiD#(D#5) で構成されています。
 サビのメロディーはキーが高くないのですが、問題はBメロです。地声最高音hiB (B4)と裏声最高音hiD#(D#5) はここで登場します。この辺りを安定して発声できる人は、高音域が得意で、歌い慣れている人だと思います。

 「They yell, they preach」の部分は地声、「heard it before heard it before」の部分は裏声ですので、練習する際はそれぞれ分けて考えた方がいいと思います。
 前半部分は裏声から初めて、徐々に声のボリュームを上げていけるようにするといいと思います(もちろん、初めから地声で出せるに越したことはない)。





 さて、『Stand Out Fit In』についてですが、サビの歌詞が非常に魅力的だと思いました。

★Big boys don’t cry(男は泣くな)Shoot low, aim high (現実を見て 夢を持て)
 Eat up, stay thin(よく食べ 健康であれ)Stand out, fit in(はみだして なじめ)

★Good girls don’t fight(女は争わず)Be you, dress right (見た目もきちんと)
 White face, tan skin(心は白く美しく) Stand out, fit in(はみだして なじめ)

 「Stand Out Fit In」以外の3つの部分は『皮肉』だと思います。「男だって泣いていいじゃん」「女だけどもっと羽目を外したい」といった感情をONE OK ROCKは肯定しています。もちろん、「強い男性」でも「おしとやかな女性」を否定しているのではありません。

 「どちらでも構わない。もし他者に求められる姿やレールが、自分の思いと違うのであれば、Stand Out Fit In(はみだして なじめ)」と主張しています。非常に力強いコトバです。


『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)の音域と感想【加筆】

(2019/02/14)初投稿
(2019/03/14)1最低音域、hiA部分の該当箇所を一部修正。音域の解説部分に追記を行いました
(2019/03/19)裏声最高音について、コーラス部分を主旋律とご認識しておりました。修正しました
(2019/11/15)mid2F(一部のみ)hiA等の音階も詳細に記載しました。解説記事も加筆してます。

『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)

2019年2月13日発売【アルバム『Eye of the Storm』収録】


【地声最低音】mid1F(F3)

Must be something in the water Feel like I can take the world
★Be afraid that you didn't try These moments remind us why


【地声最高音】 hiA# (A#4)

★Let's hiA[live] m2G[like] we're immo-hiA[-rtal] Maybe hiA#[just] hiA[for] tonight
hiA[こ]m2G[で生き]hiA[意味]hiA#[を][~]A


【裏声最高音】  hiA(A4)  Cメロ

★I don't wanna wait I don't want a wasted night 




【補足】mid2F(一部のみ記載)hiA等の注意箇所

m2F[Don't be] a-[-fraid to] dive(Bメロ)
hiA[We're] m2G[here], m2F[we're] G[so] [allive]

m2G[yeah When] the hiA[su-][-n]G comes up(サビ)
hiA[we want we] m2G[want No] more hiA[wa-]G[-s-]-ted nights

★I don't wanna wait I don't wanna hiA[waste]a m2G[ni]ght(ラスト)
『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)









 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『Wasted Nights』(2019)を取り上げます。よろしくお願いします。当ブログでONE OK ROCKを取り上げるのは今回が初めてになります。

 まず、『Wasted Nights』についてですが、彼らの9枚目のアルバム『Eye of the Storm』の収録曲であります。この楽曲は2019年4月に公開予定の映画『キングダム』の主題歌に抜擢されています。『キングダム』は春秋戦国時代の中国を舞台とした超が付くほどの人気漫画でであります。乱世を描いた舞台設定などを考えると、ONE OK ROCKが主題歌を担当するのは非常にマッチしているのではないかと思います。
 ちなみに『Wasted Nights』には日本語バージョンと海外バージョンがあるようで、今回は日本語バージョンを念頭に置いていきます。



 

 まず、『Wasted Nights』のサウンドについてですが、ONE OK ROCKの楽曲の中ではかなり伸びやかで爽やかなアレンジなのではないかと思います。私のイメージにあるONE OK ROCKはもっとバンドの演奏力やボーカルTakaさんの歌唱力が前面に押し出されている印象でした。もちろん、『Wasted Nights』はただ爽やかで伸びやかではなく、バンドでの力強さが表現されていると強く感じます。
 
 『Wasted Nights』の歌詞についてですが、「失敗を恐れず、挑戦し今を生きていこう。夜を無駄に過ごしたくない」という全体的に非常に前向きな歌詞になっております。個人的に印象的だと思ったフレーズは

「Throw the weight up on my shoulders ‘Cause I won’t even feel the burn」

のところです。大まかに訳すと、「俺の肩に身を預けてくれ。痛みやひり付きすら感じないから」という感じでしょう。
 これは漫画の『キングダム』の主人公・『信』を思わせる非常に心強いコトバであります。漫画での信は怒涛の活躍を見せ、軍の窮地を何度も救ってきました。戦士としての技術もそうですが、激しい戦場の乗り越えていく鋼鉄のメンタルを持っており、駆け出しの兵士の頃から軍を率いる将軍達に一目置かれる存在でした。
 私のような凡人は、信の周りにいる気の弱い兵士などに感情移入してしまいます。『キングダム』の作中では、戦場の残酷なさまを目にし、恐れおののき、涙を流しながら嘔吐してしまう兵士の姿が描かれています。そうした一般兵にとって、同じ立場にありながらも勇敢に敵に立ち向かう信はどれほど頼もしかったでしょうか。物語が進行するに従い、信はどんどん出世し、兵士たちを引っ張っていくようになります。
 この歌詞は、そうした『キングダム』の主人公・信の姿を、急所を狙う刃の一突きのように的確に表現していると思います。
 


 さて、『Wasted Nights』の音域についてですが、地声最低音mid1F(F3)~地声最高音hiA# (A#4)、
裏声最高音hiA#(A#4) でメロディーが作られています。ONE OK ROCKの楽曲の中では手を出しやすい楽曲であるのではないでしょうか。

 ただ、サビの「Let's live like we're immortal」の部分の声が苦しくて出ないという方は最初はキーを下げた方がいいと思います。この音階(hiAやhiA#)であれば、「練習を重ねる中で上手く歌えるようになった」という人も出てくると思います。その点で、ONE OK ROCKの楽曲の中では、頑張れば報われやすい楽曲であると思います。

 ただ、発声できる音域にはやはり個人差がありますので、高音域が苦手な人はあまり無理はしないでください。一般的な音域の男性の場合、原曲キーから2つ程度下げると歌いやすいのではないかと思います。普段歌い慣れていない人はキーを下げてもスムーズな発声が損なわれやすいですので、もう少しキーを下げても良いと思います。
 
 ちなみに女性でも歌いやすい音域であると思いますので、ソウルやロックのような力強い声が得意な方は是非とも試してほしいと思います。一般的な女性は、少しキーを上げると良いと思います。


『Clock Strikes』(ONE OK ROCK)の音域と感想

 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『Clock Strikes』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Clock Strikes』(ONE OK ROCK)


【地声最低音】mid2A#(A#3)  

mid2G[What] waits for you? [What's] breaking m2A#[through?](Aメロ)
★誰もが本当は信じたい[けど](Bメロ)
[[永遠]がある世界が理想ではなく


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※サビで頻出

★Be-[-lieve]hiA# that mid2F[time] is [al-]-ways fo-[-re-]-ver

※ラストサビ直前の「oh~~~」はhiA#のロングトーンです



【補足】mid2F,mid2Gを中心とした注意箇所

★Nothing for good mid2G[You're] mid2G#[sure] [it's] true?(Aメロ)
mid2G[永遠なん]てないと言いmid2G#[切っ][てし]まっ[た]ら(Bメロ)
mid2A#[せ]mid2G[つ]mid2F[ない][しょ?]
★と気mid2G[づく]mid2F[こと][で][き]たなら What will w[e have?]mid2F..
★Be-[-lieve] [it till] [the] end(サビ)
★And the hiA#[time] mid2G#[will] mid2G[stay](ラストサビの歌詞表記の無い部分)
hiA#[Time] hiC#[goes b-][-y]

※上述のようにhiC#の箇所がアリ。歌詞カードに無い部分なので【補足】扱い。
『Clock Strikes』(ONE OK ROCK)









 まず、『Clock Strikes』についてです。この楽曲は2013年にONE OK ROCKによりリリースされたアルバム『人生×僕=』(ジンセイカケテボクハ)に収録されている作品です。編曲はONE OK ROCKとakkinさんにより行われています。akkinさんはONE OK ROCKの編曲でもおなじみのプロデューサーであります。『Clock Strikes』はアルバムのリード曲になっており、リリースに先立ってONE OK ROCKのYouTube公式チャンネルでもMVが公開されてました。2019年7月現在、8300万回もの再生回数を記録しており、ONE OK ROCKの作品の中でも高い人気を誇る楽曲の一つであると思います。

 『Clock Strikes』のサウンドについてです。ONE OK ROCKらしいギターサウンドです。個人的に好きな場面は、2番が終わった後の間奏で叩かれるドラムです。MVでもTomoyaさんの演奏がピックアップされていますが、バンドの屋台骨として活躍していたドラムが非常に目立つ場面でもあります。この場面のドラムを聴いた後に、ラストのサビの場面でも自然とドラムの音色に耳を傾ける自分がそこにいました。
 歌メロディーについてはAメロ、Bメロ、サビという形ですが、2番以降はAメロがありません。サビが非常に盛り上がりますが、Aメロ、Bメロの音階もやや高めであり、歌い慣れていない人の場合は冒頭(mid2G)からいきなり歌えないということもあると思います。演奏時間は4分弱で非常に密度が濃く、上手くまとまった作品であると思います。
 ちなみに『Clock Strikes』というタイトルは直訳すると「時計は(時を)打つ」といった意味になると思います。歌詞の内容などを考えると、「時間は絶え間なく刻まれていくけど、最後の時まで僕は夢や希望を信じ続ける」といったニュアンスだと私は解釈しています。





 さて、最後に『Clock Strikes』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiA#(A#4) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりは少し高いです。
 
 まず、サビの部分でhiA#が頻出します。この音階はONE OK ROCKの作品の中では必ずしも高くはありません。ただ、一般的には高い音階です。原曲キーで歌う場合、努力しても届くまでは時間がかかるor歌いこなせないこともあるということを留意しておいてください。例えば、『キミシダイ列車』を上手く歌える人はこの『Clock Strikes』も歌いこなせる可能性があると思います

 ちなみに余談ですが、『Clock Strikes』はラストのサビで歌詞の無い部分があります。ボーカルのTakaさんはライブなどではそちらを歌唱していることもあるようです。上述の【補足】の部分に一応記載しておりますが、一番高い場面でhiC#という音階が登場します。普通の男性にはあまり一般的ではないキーですので、カラオケなどではあまり意識しなくても良いと思います。逆に、ONE OK ROCKの楽曲を歌うのが得意な方はこちらのフレーズを歌っても良いと思います。
 
 『Clock Strikes』の一つの特徴として、音域が広くないということが挙げられます。よって、キーを下げて練習したり、歌唱したりすることも行いやすい楽曲です。ただ、Takaさんのような力強い声色、ロックテイストの強い声は普段歌い慣れていない人には大変だと思いますので、別の楽曲で声を出し慣れた上で、キーを下げて練習すると良いと思います。
 原曲からキーを下げることに抵抗がある方も居られると思いますが、自分に合った音域で歌いこなすということが非常に大切です。特に歌い慣れない頃は、キーを下げて練習した方が良いです。たとえば、『Clock Strikes』を原曲キーから2程度下げると、地声最高音がmid2G#になります。プロの歌手でこの音階を最高音にされる方も多くいます。普段歌い慣れていない人は、もっとキーを下げても良い(原曲-4程度)と思います。

『完全感覚Dreamer』(ONE OK ROCK)の音域と感想

こんにちは。今回はONE OK ROCKの『完全感覚Dreamer』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。やや自信のない箇所もございますが、ミスがあった際はご了承ください。


『完全感覚Dreamer』(ONE OK ROCK)、Kanzen Kankaku Dreamer


【地声最低音】mid2A(A3)  

mid2A[弱い]ようで強い僕!!(Bメロ)

【地声最高音】hiE(E5)  

hiC#[あ]hiB[れ]hiD[あ][る][聞][く][い][ま] hiE[Hold] hiC#[on!](サビ)
hiB[when] hiC#[I'm] [caught] [in] hiE[fi-][-re](ラスト)




【補足】その他のhiBhiC#などの箇所

★now my time is hiB[up] Your game starts, my heart [moving?](Aメロ)
★絶対的根拠はウソだhiB[ら]け いつだってあるのは僕の(Bメロ)
hiC#[This] hiB[is] my [own] [judg-]-ment!! Got nothing ※[to] say!!(サビ)
★どうだい?予想外? 面食らって,はばかれて 後退?して撤退? ってhiB[Yeah](Cメロ)

※サビの2番では[to]がhiBです。
『完全感覚Dreamer』(ONE OK ROCK)

 まず、『完全感覚Dreamer』についてです。この楽曲は2010年にONE OK ROCKによりリリースされたシングル作品です。ONE OK ROCKとしては初の週間トップ10にランクインした記念すべき楽曲でもあります。アルバムの『Nicheシンドローム』(ニッチシンドローム)に収録されました。
 『完全感覚Dreamer』はレコード会社、およびONE OK ROCKのYoutube公式チャンネルでもMVが公開されており、それぞれ8500万回、800万回もの再生回数の計9300万回もの再生回数を記録しています。非常に人気の高い作品の一つであると思います。

 『完全感覚Dreamer』のサウンドについてですが、ONE OK ROCKらしい疾走感のあふれるギターロックです。彼らの近作はややバンドのテクニカルな演奏が抑えられておりますが、この頃の作品はまさにONE OK ROCKのパブリックイメージを作り上げたといえるのではないかと思います。
 メロディーの構成については基本的に日本のポップスであるような形になっていますが、ラストについてはAメロのメロディーがキーを変えてエモーショナルに歌い上げられるという点で特徴的だと思いました。ボーカルについては全体的にキーが非常に高いです。

 歌詞についてですが、ONE OK ROCKらしく前向きで背中を押してくれる内容になっております。個人的に面白いと思ったのは「You know I've got to be NUMBER ONE!!」という2番サビのフレーズです。英語のテストだと減点されそうすが、大雑把に訳すと「俺はナンバーワンになってやる(ならなくちゃいけない)」くらいのニュアンスだと思います。昨今は「オンリーワンであること」が強調されがちですが、これだけ高らかに「ナンバーワンになりたい」と歌っている楽曲も珍しいと思いました。面白いです。
 また、1番Bメロの「絶対的根拠はウソだらけ(中略)弱いようで強い僕」という場面も、自身と迷いがモザイクのように重なり合っている心情が描かれていて共感できると思いました。




 さて、『完全感覚Dreamer』の音域についてですが、地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiE(E5)でメロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。どちらかといえば女性の音域に近いです。

 一般的な男性が原曲キーでこの楽曲を歌うのはきわめて難しいと思います。当ブログでこれまで取り上げてきた楽曲の中でもトップレベルに難易度が高いです。『完全感覚Dreamer』は音域自体は広いわけではないので、キーを下げまくることにより対応することも可能です。あまり現実的ではないですが、キーを原曲より8つ下げる(♭8)か、逆に原曲よりも4つあげて(♯4)1オクターブ下を歌うと、一般的な男性の音階になります。これで、最高音がmid2G#(hiA♭)に設定されます。
 ただ、ある程度歌いこなしやすいmid2G#(hiA♭)よりも、少し歌いにくいhiB(原曲キー-5)くらいに最高音を定めて、少し無理して歌った方が高音域のニュアンスが表現されやすいかもしれません。当然、こうした歌い方をするだけでも、ある程度歌い慣れている必要があります。

 逆にこの楽曲は女性の方があまりキー調整などをせずに歌いこなせるかもしれません。当然、普通の歌唱をするわけではなく、ある程度工夫をする必要があると思います。Youtubeなどでは女性が歌っている動画などもありますが、やや可愛らしい声でもさまになっている動画なども見られ、非常に面白いと思いました。原曲とニュアンスは変わっているのですが、こうした表現もありなのだと思います。

 


『欲望に満ちた青年団』(ONE OK ROCK)の音域と感想

 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『欲望に満ちた青年団』(2007)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 

欲望に満ちた青年団(ONE OK ROCK)、Yokubou ni Michita Seinendan


【地声最低音】mid1F#(F#3)  

★お金じゃ[買え]ないもの手に入れmid2F#[て] mid2G#[wow] wow(Bメロ)


【地声最高音】hiB(B4)  ※2番Bメロ

★捕らわれないようにと上向いてあmid2G#[るく]mid2F#[ー] hiB[wow] [wow]




【補足】ラストサビは転調(+2)

★でも今思えば汚mid2F#[か]った(Aメロ)
[もう一度ひ]かり浴[び]て そして[今度はだ]まされぬよ[うに](転調後サビ)
mid2G#[oh] [よ][く]mid2F[ぼうに]満ちた青[年]


『欲望に満ちた青年団』(ONE OK ROCK)










 まず、『欲望に満ちた青年団』についてです。この楽曲は2007年にONE OK ROCKによってリリースされたアルバム『ゼイタクビョウ』に収録された楽曲です。アルバムの中の1曲ではありますが、ファンにも人気のある作品の一つだと思います。

 『欲望に満ちた青年団』のサウンドについてですが、ONE OK ROCKのパブリックイメージとは少し異なるアコースティックギターが使われたミディアムテンポのサウンドとなっております。当然エレキギターも使われているのですが、アコギが使われる分、やや落ち着いた印象を受けます。全体としてブルージーなテイストです。マイナーコードでの進行であることもそうしたことに影響を与えていると思います。
 ボーカルのメロディーについてもTakaさんらしい高音域が目立つような音域ではありません。その分、カラオケではとっつきやすいとも言えます。ちなみに、ラストのサビでは転調が行われ、通常のサビよりもキーが2つ上がります。それでも一般的な男性の音域の範囲内です。こうした楽曲はONE OK ROCKの人気曲では珍しいと思います。

 歌詞についてですが、「挫折から立ち直り、再びを夢を追い始める青年たち」といった歌詞内容です。よく見かけるようなテーマかもしれませんが、使われる言葉遣いなどは非常にユニークであると思います。タイトルの『欲望に満ちた青年団』というものも、ONE OK ROCKの独特さを感じさせます。演奏力や歌唱力もさることながら、こうした独特な言葉づかいも彼らが埋もれずにトップに上り詰めた一つの要因なのではないでしょうか。





 さて、『欲望に満ちた青年団』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)でメロディーが構成されております。

 hiBの場面が1箇所ありますが、フェイクの部分でありますので、場合によっては上手く省略することも可能だと思います。例えば、1番ではこの箇所はmid2G#で歌われております。どうしてもhiBの場面が上手く歌えない場合は、それぞれ工夫することが可能です。

 このhiBを除いたら、次に高い箇所はmid2G#です。そうなると、ある程度歌い慣れた人であれば、一般的な音域であっても対処しうると思います。

 まず、基本として、mid2Fなどの音域を確実に歌いこなせるように練習を重ねてください。歌い慣れていない人だと、この楽曲でも高い可能性ミスをすると思います。ただ、先にも述べましたように一般的な音域の範囲内でありますので、努力すれば報われる可能性が高いです。
 カラオケ等では『欲望に満ちた青年団』がONE OK ROCKの人気曲として上位にランクインしています。これは楽曲のクオリティーのみならず、比較的歌いやすいというという側面もあると思います。

 歌い慣れていない人は最初は苦戦するかもしれませんが、こうした楽曲の特徴を頭に入れて、練習してみてください。