J-POPの音域を調べ、カラオケ等に役立てる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

未分類

『いつか』(Saucy Dog)の音域

こんにちは。今回はSaucy Dog(サウシー・ドッグ)の『いつか』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。


『いつか』(Saucy Dog)、Itsuka


【地声最低音】mid1D(D3)  ※Aメロ等で多く登場

m1D[さかみ]ちを登った先の暗がり


【地声最高音】hiC(C5)  ※通常サビ、ラストサビ

hiA[あ]ぁ君を[わ]hiB[す][れ]B[ら]hiC地[れ]B[ん]A[な]

★わhiB[ら]hiA[う][か]hiC[お]B[に](ラストサビ)
hiA[う][は見]hiB[当][た][ら]hiC[な]B[い]A[ぃ]


【裏声最高音】hiE(E5) ※通常サビ

★しhiA[て]hiE裏[た]hiD[かっ]hiA#地[た]A[ん]




【補足】mid2G(一部のみ)hiD#の注意箇所

★あm2G[お]むけになって見た湖 宙に浮いてるみたいってさ(Bメロ)
m2G[き]み[見]るけG[し]hiA[き]hiB[を]hiA[ぜ]G[ん]B[ぶ](サビ)
m2G[ぼ]hiA#[くの]hiA[も]G[のに] 

★いつもよりちょっと 寂しそうな気m2G[がした](2番Bメロ)

★こhiA[う]A[い]じゃなにhiA[も]hiB[か]A[い]けつしB[ないさ](Cメロ)
★忘れらhiB[れ]hiA[ない]のは 受け入れらhiA#[れ]A[ない]のは
m2G[き]G[を]G[もい出にできる]hiB[ほ]hiA[ぉどぼ]G[くは]
★つhiA[よ]hiA#[は]hiC裏[な]hiD[い]hiD#[か]D[ら]C[ぁ]

hiA[あ]ったかいココ[ア]hiB[を][ぉひ]B[と]A[く]ち(ラストサビ)
hiB[じゃ]m2G{あね] B[じゃ]G[あ]hiA[ね]
★またhiD裏[どっ]hiA[か]hiA[く]hiB[で] hiA[いつ]A[ぁ]B[ぁ]
『いつか』(Saucy Dog)









 まず、Saucy Dog(サウシードッグ)について少し説明します。Saucy Dogは2013年に結成されたバンドです。メンバーチェンジなどを経て、3人組のバンドとして現在に至ります。ジャンルとしてはインディーロック、パワーポップ、インディーポップなどに当てはまるのではないかと思います。
 今回取り上げられる『いつか』がYoutube公式チャンネルで1200万回(2019年11月現在)を超えるなど、注目を集めています。個人的には特に歌詞が非常に良いと感じました。

 さて、『いつか』についてです。この楽曲は、2016年に発売されたEP作品『あしあと』に収録されているナンバーです。全国流通版としては、2017年のミニアルバム『カントリーロード』に収録されています。

 『いつか』はゆったりとしたテンポのバンドサウンドです。歌詞内容としては失恋がテーマとなっております。バンドサウンドですので、メンバーの楽器の音色がそれぞれ活かされています。個人的にはドラムが要所要所で非常に耳に残ります。ベースもサビを中心に非常に好きです。また、歌詞については、非常に情景が思い浮かぶような描写がなされています。

 『いつか』の音域的な特徴についてですが、AメロBメロが準備段階として、サビが非常に高音域になります。当初はmid2Gの箇所も全て記載する予定でしたが、表記が乱雑になりそうだったので、一部カットいたしまいた。それほどにサビやCメロなどで高音域が頻出します。



 さて、『いつか』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCはサビで登場します。また、楽曲全体を通して、hiBなどの音階が頻出し、非常にキーが高いです。『いつか』はサビ等を中心にボーカルの石原慎也さんのハイトーンが非常に生かされています。故に、ファルセット(裏声)で対処するといった方法も取りにくいです。

 一般的な男性の場合、キーを下げるのがよい選択肢なのではないかと思います。原曲キーから4つ程度下げると、地声の最高音がmid2G#に設定されます。この辺りを中心に、各々微調整すればよいのではないかと思います。サビ等ではボーカルがエモーショナルに歌唱していますので、自分が得意なキーより少し高めに設定しても良いと思います。音程の正確さも重要ですが、感情が上手く込められているかという点を意識することも肝要だと言えます

 『いつか』は裏声も含め音域が広めであり、またサビ等はエモーショナルに発声されています。そうした点を踏まえると、普段歌い慣れていない人などは手を出しにくいのではないかと思います。別の曲で歌い慣れた上でチャレンジした方が良いと私は考えています。





『まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL』(Nissy(西島隆弘))の音域

 こんにちは。今回はNissy(西島隆弘)さんの『まだ君は知らない  MY PRETTIEST GIRL』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。当ブログでは、Nissy(西島隆弘)さんは以前に『トリコ』を取り上げて以来、2回目の登場です。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源がほぼフル公開されているのですが、アウトロ部分が省略されています。当ブログにおいても、公式チャンネルの動画を添付いたします。その点については、ご了承ください。


『まだ君は知らない  MY PRETTIEST GIRL』(Nissy(西島隆弘))、Mada Kimi ha Shiranai


【地声最低音】mid1F#(F#3)  

★ソワソワしながm1F#[ら] 現れた君は


【地声最高音】hiA(A4)  楽曲の要所要所で登場

★「m2F#[あ]の子は誰な[の?]hiA[って] F#[oh] no(Aメロ)
m2F#[そ]の笑[顔以外] [欲]しく[なん]hiA[か][ない](サビ)
m2F#[き]hiA地[み]hiB裏[が][お]もうより
m2F#[あ]りの[ままの] [き]みで[いいん]hiA地[だ]F#[よ](Cメロ)


【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで2回

m2F#[き]hiA[み]hiB[の]hiD裏[み]hiC#[りょ]hiB[くに]A[~] 





【補足】mid2F#hiB辺りの注意箇所

★まだ君は知m2F#[ら]ない [My] prettiest girl(冒頭・サビ)
★Pretty pretty, prettiest m2F#[girl] 
★みんなが話m2F#[し][た]噂のGirl(Aメロ)
☆何も恥じるものなんてm2F#[ない] hiB[oh] hiA[oh] m2F#[oh] oh

★顔m2F#[上]げて Don't be m2F#[shy](m2F#[シャ][アイ])(サビ)
m2F#[ずっ]hiA裏[と]hiB[す][て]きなのに

★俺のことでm2F#[いっぱい][ろう?] m2G[oh] [oh] oh(Cメロ)
★俺の目を見てよm2F#[ ba-]-by から[かっ]てるつ[も]りなんてない
★受m2F#[け]止めて こ[の]全て
★うまm2F#裏[く]hiA[いえない]hiB[け]A[ど][き]みに むF#[ちゅ]うなだけ

※☆の部分のhiBは歌詞に無い部分ですが、重要なので表記してます。
※アウトロの「Pretty pretty, prettiest girl」の部分にもhiBが登場しますが、重要度は低いと考え記載しておりません。アウトロも音源に忠実に歌唱すれば、地声最高音はhiBになります。
『まだ君は知らない  MY PRETTIEST GIRL』(Nissy(西島隆弘))









 まず、『まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL』についてです。この楽曲は、2016年に歌手のNissy(西島隆弘)さんによりリリースされたシングル作品です。2017年にリリースされたアルバム『HOCUS POCUS 2』(ホーカス ポーカス ツー)に収録されています。また、ベストアルバムにも収録されました。レコード会社のYoutube公式チャンネルではMVが公開されており、2019年11月現在、3300万回以上の再生回数を記録しています。非常に高い人気を誇っております。

 『まだ君は知らない』の音域的な特徴についてですが、以前『トリコ』でも取り上げたように、mid2F#という音階が非常に多く登場します。この辺りの音階は一般的な男性の音域の範囲内なのですが、そうした音階を確実に歌いこなせるかが試されます。
 
 『まだ君は知らない』の楽曲の特徴としては軽快なテンポのポップソングで、ドゥーワップ (doo-wop)のようなアレンジがなされております。
 ドゥーワップはゴスペルなど黒人音楽にルーツを持つか合唱スタイルです。日本のミュージシャンで言えば、ラッツ&スターや山下達郎さんなどがそうしたものを取り入れているイメージが強いです。『まだ君は知らない』では、西島さんの声質を活かした爽やかな形でドゥーワップが取り入れられています。カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。



 さて、『まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3) ~【地声最高音】hiA(A4) 、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。また、楽曲のニュアンスに重要なフェイクなどを加えると地声最高音はhiBになります。一般的な男性の音域よりも高いです。 以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiAについてですが、楽曲全体の要所要所で登場します。場合によっては裏声でも良い場面もありますので、高音が苦手な人は上手く調整してください。例えば、【m2F#[き]hiA地[み]hiB裏[が][お]もうより】というサビのフレーズは無理して地声hiAで歌わなくても良いと思います。その他の場面については、出来れば地声で歌唱した方が原曲のニュアンスが残りやすいと思います。

 原曲キーで歌唱すると、高音域が出にくい男性も多いと思いますので、キーを下げて歌唱するのも選択肢の一つです。原曲キーから1つか2つ程度下げると、mid2G(#)辺りが最高音に設定されるため、歌いやすくなります。

 『まだ君は知らない』は先にも述べましたように、mid2F#という音階が非常に多く登場します。この辺りの音階は一般的な男性の音域の範囲内ですが、普段歌い慣れていない男性はスムーズな発声が損なわれやすいです。歌に慣れていない人は、キーを下げて練習しても良いと思います。

 
 ちなみに、少し前に取り上げた『トリコ』(【地声最低音】mid1F#(F#3) ~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5))もそうですが、『君は知らない』は音域的には女性が歌唱することも可能だと思います。声質に個人差があり、一概には言えないのですが、原曲キー、もしくは少しキーを上げると歌いやすいのではないかと思います。



午後の紅茶CMソング[2017]『楓』(上白石萌歌)の音域と所感【加筆】

(2019/02/07)初投稿
(2019/11/03)mid2G#hiB辺りを含め詳細に記載しました。解説も加筆しております。

『楓』(上白石萌歌)【原曲】スピッツ
kaede (Moka Kamishiraishi) [original] Spitz

※CMでのカバーのため、2019/02/07現在発売や配信はありません

楓(上白石萌歌)









【地声最低音】
mid2G#(G3)


[い]たずらなやりとりや(Aメロ)
心のトゲさえも 君が笑えばもm1G#[う]
m1G#[か]m2G#[る]がわるのぞいた穴から(Bメロ)


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※曲全体を通して計8回

hiB[抱]hiA#[い][て]hiC#[あ][る]A#[いて]B[いく]

【補足】mid2G#~hiB辺りの注意箇所

★さm2G#[よ]hiA#[な]hiB[ら] [き]A#[み]G#[の]声を(サビ)
hiA[まば]m2G#[たき]するほど長い季節が来て(Cメロ)

※原曲のスピッツ【 mid1F~ hiA#】よりもキーが3つ上(#3)です。




 こんにちは。今回は2017年の午後の紅茶のCMソングである女優・上白石萌歌さんの『楓』について取り上げます。よろしくお願いします。上白石萌歌さんは、前々回『366日』のカバーでも取り上げました。
 『楓』は、言わずと知れた国民的バンドのスピッツの楽曲であり、1998年のアルバム『フェイクファー』に初収録されました。彼らの代表的な楽曲の一つであると言っていいと思います。
 一方、上白石萌歌さんが歌うバージョンはCM曲であり、今現在リリースの予定はありません。2017年の年末にCMとして放送され大きな話題を呼びました。結果、オリジナルであるスピッツのバージョンが配信チャートで上位にランクインするなど、セールスにも反響がありました。
 CMの中では、田舎の若い男女の別れが描かれています。都会に出た男子(井之脇海)と田舎に残された女子(上白石萌歌)が互いに相手のことを想い続けるシーン。その背景に、上白石萌歌さんの歌う『楓』が流れます。こうした場面は10代のみならず、幅広い世代の共感を呼んだのではないでしょうか。
 ちなみに、私は「上京で田舎の男女が別れる」という場面と聞くと、太田裕実さんの『木綿のハンカチーフ』(1975)を思い出します。この曲のリリース当時、私は生まれてはいないのですが、こちらも広い世代に知られる名曲中の名曲です。『木綿のハンカチーフ』では最終的に、男女は完全に別れてしまうのですが、「午後の紅茶」では男性が故郷の阿蘇に帰ってきます。その辺の対比も面白いかもしれません。



youtubeではフル尺ではなく、ごく一部ですが、上白石萌歌さんが歌う場面が公開されています。

 
原曲のスピッツの『楓』。人気曲ではありましたが、CMにより更に知られるようになりました。





 さて、上白石萌歌バージョンの『楓』の音域についてですが、地声最低音 mid2G#(G3)~地声最高音hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性のキーの範囲内に収まる感じです。また上白石バージョンは原曲のスピッツのバージョンよりも3つ高いキー(#3)で歌われています。以下、見ていきます。

上記した通り、地声最高音はhiC#ですが、サビが全体を通して高いです。
具体的には


m2G#[よ]hiA#[な]hiB[ら] [き]A#[み]G#[の]声を hiB[抱]hiA#[い][て]hiC#[あ][る]A#[いて]B[いく]

の場面です。
前回の『なんでもないや』でも言及しましたが、周囲を含め全体的に高い音域が続くと、最高音が高くなくても歌うのは非常に難しくなります。これと同じフレーズが全体を通して計8回半も登場します。
  歌うのが得意な人はそのままチャレンジしてみて良いと思います。スピッツの楽曲はメロディーが美しく、この『楓』も例外ではありません。高音域が得意な人は非常に気持ちよく歌えると思います。

 一方で、高音を歌うのが苦手な人はキーを下げて歌唱するのがよいと思います。場合によっては、原曲のスピッツバージョンの音域の方が歌いやすい人もいるかもしれません。
 
 スピッツの楽曲の一つの特徴とも言えるのですが、『楓』は音域自体は広くありません。よって、普段歌い慣れていない人がキーを下げて練習したりすることも可能です。ただ、『楓』はテンポがゆったりしたバラードですので、そうした点で歌いにくく感じるかもしれません。歌が苦手な人は別の曲で歌い慣れるか、テンポを上げて練習しても良いと思います。


『レーゾンデートル』(Eve)の音域

 こんにちは。今回はEveさんの『レーゾンデートル』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。


『レーゾンデートル』(Eve),Raison d'être


【地声最低音】lowG(G2)  

★強がりに嫌気がさしていlowG[る]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※サビで登場

★ 期m2F[待なん]てもうして[ら]hiA#[れ]hiA[ない]m2G[か][ら] G[ah] F[ah] A#[ah] A[ah]
★生hiA#[ま]hiA[れ 変]m2G[わ][る][ま]で 終わらないゆm2G[めを]


※[ah]の部分は歌詞に表記されていませんが、重要と考え記述しました。


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで登場

hiC裏[こんな気]hiD裏[持ち]hiA地[さえ]G[も捨て]きれないのなら




【補足】mid2GhiCの注意箇所

m2F[だ]けど 夢に目覚めた君は何をみるの(サビ直前)

hiA地[最低な日]hiC裏[を]m2G[超]m2F[えて](サビ) 
m2G[最善]m2F[の][成]hiA地[る]G[方]F[へ]
★その時をじっとm2G[待]hiA[っ][て]hiC裏[い]A[る]G[ぅ]

★もう僕の心は壊れてしまm2F[う]から(Cメロ)
★その先のきhiA[みを](ラストサビ)

mid2Fについては、表記が煩雑になるため一部省略しています。
『レーゾンデートル』(Eve)









 まず、Eveさんについて少し説明します。Eveさんは2009年に、歌い手として音楽活動を開始いたしました。その後、2015年ごろから自らも作詞作曲活動を行うようになります。2016年にはボカロPとしても活動しています。代表的な楽曲としては『ドラマツルギー』(4500万回)、『ナンセンス文学』(2600万回)、『お気に召すまま』(3500万回)あたりが多くの再生回数を記録しております(2019年11月現在)。Eveさんの音楽についてですが、ロックのテイストが強く、日本のバンドで言えば、RADWIMPS、米津玄師さんなどに近いものを感じます。

 さて、『レーゾンデートル』についてです。この楽曲は2019年にシンガーソングライターのEveさんによりリリースされたシングル作品(配信限定)です。2020年にリリース予定のアルバム『smile』に収録される予定です。CMソングとしてのタイアップが付きました。作詞作曲はEveさん自身が行い、編曲はNuma(沼能友樹)さんによりなされています。NumaさんはEveさんの代表的な楽曲を含め、多くの作品の編曲に携わっております。

 『レーゾンデートル』はイントロのギターが非常に心地よいギターロックです。アレンジを行うNumaさんはギタリストということもあり、やはりギターの音色が非常に耳に残ります。
 音域的には、AメロBメロは低音部分が非常に目立ちます。その後サビに入って高音部分中心のメロディーになっていきます。カラオケなどではこの低音と高温の落差に非常に苦しめられるのではないかと私自身は感じました。
 ちなみに、『レーゾンデートル』とはフランス語で「存在理由」、「生き甲斐」などを意味します。哲学の分野で多く使われる用語です。



 さて、『レーゾンデートル』の音域についてですが、【地声最低音】lowG(G2) ~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されています。 地声については一般的な男性の音域よりも少し高く、音域も広めです。以下、見ていきます。

 まず、低音部分ですが、lowGという音域が登場します。1か所ですのであまり目立たないと思いますが、この辺りは他にmid1Aという音階が連続で登場するのできついと思います。高音域に自信がある方はキーを上げても良いかもしれません。

 一方、地声最高音hiA#はサビを中心に登場します。これも一般的な男性の音域よりも高めです。楽曲のテンポが速いですので、少しかすれたりしても目立たないと思います。ただ、hiAあたりの音階は安定的に歌唱したいところです。当ブログでよく取り上げるミュージシャンとしてはback number、Mr.Children、サカナクション、スピッツあたりが歌える人であれば、この『レーゾンデートル』のhiA#も歌いこなせうるとおもいます。

 裏声のhiD、hiCなどについてですが、地声の高音と一緒に登場し、器用な発声が求められます。ただ、どちらかといえば、やはり地声の発声を優先させてください。地声が上手く発声出来ていれば、全体として締まりやすいと思います。
 
  一般的な男性の場合、キーを1~2程度下げても良いかもしれません。『レーゾンデートル』は音域が広く、キーを上げても下げても大変な楽曲です。ただ、どちらを優先するべきかといえば、迷わずサビの部分です。ただ、キーを下げる余地も多くはないですので、キー下げで歌唱する場合でもmid2G(#)あたりは歌いこなしたいところです(そうした意味で初心者向きではないです)。

 これまで見てきたように、『レーゾンデートル』は音域が広く、高音部分も高めであるため、キー調整がしにくく、普段歌い慣れていない人には特にハードルが高い楽曲です。よって、そうした方は別の曲で歌い慣れたうえで、この『レーゾンデートル』にチャレンジしたほうが良いと思います。

『トリコ』(Nissy(西島隆弘))の音域

 こんにちは。今回はNissy(西島隆弘)さんの『トリコ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。


『トリコ』(Nissy(西島隆弘))、Toriko


【地声最低音】mid1F#(F#3)  

★だから怒らないで 一緒にm1F#[帰]ろう Baby


【地声最高音】hiA(A4)  ※要所要所で登場します

hiB[そん]hiA裏[な]hiA地[き]m2F#[みが好]き(サビ)
m2F#[わ][っ][る]hiA地[で]しょ?(2番Aメロ)
★ずっと目をhiB裏[見]hiA[つ]hiA地[て] hiB[yeah] A[yeah](ラストサビ直前)

※地声hiBの部分は歌詞表記がありませんので、参考程度に表記してあります。

【裏声最高音】hiD(D5) ※曲全体で一回

★気持m2G[ち]hiA地[に] hiA地[振り向いてみ]hiB裏[ま]A[せ]B[ん]hiD[か?]




【補足】mid2F#(一部のみ)hiB辺りの注意箇所

★負けちゃいそm2F#[うなと]hiA#裏[き]F#[は](Bメロ)
★君の気を引っhiA裏[掛]hiB[け]A[る]m2F#地[罠]さぁ
m2G[な]m2F#[に]G[し]F#[て]G[も]F#[ダ]G[メな]僕だけど 
★君だけはhiB裏[は]hiA[な]m2F#[さ]ない!

★抱m2F#[きし] hiA裏[め]hiB[てみ]せるよ(サビ)
★「夢m2F#[は叶]うhiB裏[かな]hiA[ぁ]?」

★君だけはhiB裏[は]hiA[な]m2F#[さ]A[ない!](2番Bメロ)

★ずm2F#[っとそば]hiA[に居]hiB裏[てく]れたから (ラストサビ)

mid2F#が楽曲全体で頻出します。全て表記すると膨大な量なので一部のみ表記します。

『トリコ』(Nissy(西島隆弘))









 まず、Nissy(西島隆弘)さんについて少し説明します。Nissy(ニッシー)は男女6人組の音楽グループAAAのメインボーカルとして活躍している西島隆弘さんのソロ名義であります。2014年よりソロとしても音楽活動を開始しております。

 さて、『トリコ』についてです。この楽曲は、2018年にNissyによりリリースされたシングル作品です。『トリコ/Relax&Chill』と両A面シングルとしてリリースされました。アルバムでは、2019年にリリースされたベストアルバムに収録されています。『トリコ』は同名の漫画を原作とした映画『あのコの、トリコ。』の主題歌に起用されました。作詞作曲には共同名義で西島さん自身も関わっております。

 『トリコ』はミディアムテンポのポップなナンバーです。カラオケなどでも非常に歌いやすいのではないかと私自身は感じました。音域的にはmid2F#という音階がAメロからサビを通じて非常に多く登場し、この辺りを地声で歌唱できることが重要になると感じました(詳細は後述します)。



 さて、『トリコ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3) ~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiAについてです。各サビで1回登場し、その他にも要所要所で登場します。この中で、出来れば地声で歌った方が良い場面は【★ずっと目をhiB裏[見]hiA[つ]hiA地[て] hiB[yeah] A[yeah]】、【気持m2G[ち]hiA地[に] hiA地[振り向いてみ]hiB裏[ま]A[せ]B[ん]hiD[か?]】の2箇所だと思います。どちらも重要な局面です。もしhiA辺りがギリギリ出る人ならば、楽曲終盤のこの2か所に集中させてください。サビで登場するhiA箇所などは裏声で歌っても違和感は無いと思います。

 この『トリコ』ですが、サビ等重要な局面を除けば、mid2F#が非常に多く登場します。上の表記に記載されていない場面で高い音階があるとすれば、このmid2F#です。このmid2F#は一般的な男性の音域の範囲内であります。その点で、この楽曲では、歌い慣れているかどうかをチェックする場面が多く登場します。

 一般的な音域の男性はキーを少し下げた方が歌いやすいかもしれません。楽曲内ではmid2F#が重要な場面で多く登場しますので、キーを2つ程度下げると良いと思います。Nissyさん自身は非常に爽やかに歌唱していますので、少し余裕を持って歌唱した方が楽曲のニュアンスを表現しやすいと思います。




 
管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

記事検索