J-POPの音域を調べる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

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『ハレルヤ』(宮本浩次)の音域 / ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』主題歌

こんにちは。今回はエレファントカシマシのボーカル宮本浩次さんの『ハレルヤ』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 当ブログでは、エレファントカシマシについては以前に『今宵の月のように』を取り上げております。また、椎名林檎さんと宮本浩次さんのコラボ作品である『獣ゆく細道』についても取り上げました。宮本浩次さんのソロ作品について取り上げるのは今回が最初になります。


『ハレルヤ』(宮本浩次)、Hallelujah(Hiroji Miyamoto)


【地声最低音】mid1B(B2)  

★行こうぜ baby まだ間に合うさそんなm1B[h-]-ot place
★夜風m1C#[が]m1B[ヤ]C#[ケ]に ああ身にしみるこのごろ


【地声最高音】hiB(B4)  ※サビおよびラストサビ

m2F#[しゅ]くふくhiB[あ]hiA[れ] F#[ハレル]
★ばからしくも愛しきこのm2F#{日]hiB[々]hiA[を] F#[イエ]エイ


【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで1回

hiD裏[あ]hiC[あ]D[ぁ]m2F#[ぁ]ぁぁ笑いとF#[あれ]m2G[ぇ]




【補足】mid2E(一部のみ)mid2G辺りの注意箇所

★光も闇も切りm2E[裂いて]m2F#[ゆけ]E[ぇ](Bメロ)

★please たm1D[か]鳴る胸をかかm2F#[えて](サビ)
m2F#[そん]な俺m2G[にもう一丁]
★ああなm2F#[み]だぢゃあなく 勇[気]m2G[と]F#{と]もにあれ

★敗れし夢のその先m2F#[にゃあ] (2番サビ)

『ハレルヤ』(宮本浩次)









 まず、『ハレルヤ』についてです。この楽曲は、2020年にエレファントカシマシのボーカルを務める宮本浩次さんによりリリースされたアルバム『宮本、独歩。』に収録されています。テレビ朝日系ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』のために書き下ろされた作品であります。アルバムの発売に先立ち、配信が開始され、宮本さんのYouTube公式チャンネルでもMVが公開されました。MVは2020年4月現在、160万回もの再生回数を記録しています。

 『ハレルヤ』はアップテンポのロックナンバーです。ドラマの主題歌ということもあり、AメロBメロサビと楽曲が盛り上がっていき、歌メロのキーも高くなっていきます。私自身はドラマ自体は視聴していないのですが、ボーカルや歌詞などは宮本さんらしい男臭さや泥臭さが表現されていると思います。エレカシや宮本さんのこれまでの作品の傾向から考えると、歌メロの心地よさが強調された作品といえます。

 音域的な特徴についてですが、図にも示すようにかなり広めの音域で歌われております。キーの調整は少しは可能でありますが、歌い慣れていない人向けではありません。高音域がある程度得意な、歌い慣れた人向けの作品といえるのではないかと思います。



 さて、『ハレルヤ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2) ~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBについてですが、サビで1回ずつ登場します。登場回数としてはそこまで多くありません。もし、裏声が器用に出せる人であれば、Mrs.GREEN APPLEの大森さんのような息漏れの少ない地声に近い裏声で歌唱しても良いかもしれません。ただ、原曲のニュアンスを考えると、地声の方が良いのは間違いありません。
 この辺りの音階は一般的に高めであります。よって、キーを下げることも考えても良いと思いいます。ある程度低音域を器用に出せることが前提になりますが、原曲キーから3つ程度下げると、地声最高音がmid2G#辺りに設定されます。この辺りが一つの基準になると思います。

 『ハレルヤ』は音域全体でみると広く、キー調整にはそこまで向きません。先にも述べましたが、歌い慣れた人であれば、少しキーを下げたりすることは可能なのではないかと思います。こうした点から、普段歌い慣れていない人の練習などにはあまり向かない作品です。歌い慣れていない人は、別の曲で練習した上でチャレンジすると良いと思います。
 大体mid2G辺りが安定的に発声できるようになると、キー調整すれば、かなりの部分は歌いこなせると思います。

 『ハレルヤ』は難易度的には少し難しめの作品であります。また、宮本さんのような男らしい歌声で綺麗に歌いこなすとなると、更に難しくなります。ただ、こうした表現が出来ると、非常にカッコイイと思います。

『ミセス マーメイド』(チェッカーズ)の音域

 こんにちは。今回はチェッカーズの『ミセス マーメイド』(1991)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、『ミセス マーメイド』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。代わりの動画として、wataru hanabiさんのギターカバー動画を添付いたします。こちらであれば、ボーカル藤井フミヤさんの表現がフル尺で確認できます。


『ミセス マーメイド』(チェッカーズ)、Mrs.Mermaid(THE CHECKERS)


『ミセス マーメイド』(チェッカーズ)











【地声最低音】mid1C(C3)  ※AメロBメロで登場

★束のまm1C[ち]で 降り出したあC[め]m2C[が] (Aメロ)
★白いハm1C[ン]m2C[カチ]ィ 取C[り]出す(Bメロ) 
m1C[き]m2C[みの]ぉゆm2C[びに]

【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※転調サビ(+1)で登場

★こm2F#[い]しくF#[て]m2E[つ]なくE[て] 
★君に会いに来たE[よ] m2F#[oh] E[oh] oh oh


【補足】mid2D#mid2Eの注意箇所

★何も言えずm2D#[に く]ちびる噛んだ(Bメロ)
★あの夏の あm2E[の]こいE[は まぼ]ろしだね ミセスマーメイド(転調サビ)




 まず、チェッカーズについて少し説明します。チェッカーズは1980年代から1990年代前半に活躍した7人組のアイドルロックバンドです。サックスを担当するメンバーや、ボーカルがコーラス含め3人在籍しており、個性的です。ジャンルとしては、ポップ、ドゥーワップ、ロカビリーなどに当たります。活動初期の頃は特にそうですが、チェック柄の衣装が特徴的です。
 1980年代前半に『涙のリクエスト』、『星屑のステージ』、『ジュリアに傷心』などの作品でヒットを飛ばし、社会現象を呼び起こします。1980年代後半からは「自ら作詞作曲などを行うアイドル」としても活躍し続けます。その後も高い人気を維持し続けますが、1992年に解散しました。
 ボーカルの藤井郁弥(ソロ名義【藤井フミヤ】)さんはソロ活動後も『TRUE LOVE』、『Another Orion』といった大ヒットを記録しています。

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 さて、『ミセス マーメイド』についてです。この楽曲は、1991年にリリースされたシングル作品です。この楽曲で、チェッカーズは8年連続の紅白歌合戦出場を果たします。バンド活動の終盤期に制作された作品であり、メンバーによる作詞作曲、共同編曲がなされております。

 『ミセスマーメイド』はアダルトな雰囲気を漂わせるシティポップ調の楽曲です。私自身はチェッカーズと聞くと、活動前半の頃のアイドルのようなアイドルポップバンドなイメージが非常に強かったのですが、この楽曲は全体として非常に落ち着いており、アイドル感はあまりありません。 

 『ミセス マーメイド』の音域的な特徴についてですが、現代のJ-POPと比べてかなりキーが低いです。ただ、一般的な男性の音域を考えると、この楽曲の方が多くの男性にとって歌いやすく、練習曲としても使いやすいのではないかと思います。ラストのサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります
 
 私自身音域調査を行ったり、普段の音楽鑑賞などでも感じたりすることなのですが、今の楽曲よりも昔の楽曲の方がキーが低く、音域も狭く、歌いやすいものが多い」です。練習曲としても非常に向いているものが多いです。とりわけ1980年代以前の楽曲の方が歌いやすいものが多いです。1990年代以降はカラオケ店が大きく普及したこともあり、ボーカルのキーがどんどん上がっていった印象です。今の楽曲が難しいと感じられた方は、昔のポップスにあたってみても良いと思います。




 さて、『ミセス マーメイド』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2F#(F#4) で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な男性の音域の範囲内であります。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1CはAメロやBメロで多く登場します。瞬間的に登場するような形ではなく、上述のようにしっかり歌メロとして登場しますので、しっかり歌いたいところです。

 地声最高音mid2F#はラストの転調サビで登場します。通常のサビではmid2Fが最高音になります。この辺りの音階であれば、一般的な男性の音域の範囲内です。ただ、歌い慣れていない人などにはハードルになりやすい音階でもあります。しっかり練習を重ねたいところです。その点では、比較的努力が報われやすい楽曲なのではないかと思います。声が低い人などはキーを少し下げても良いかもしれません。

 『ミセスマーメイド』音域自体は、そこそこ広いですが、キーの調整は可能です。普段歌い慣れていない人などにも調整可能なのではないかと思います。ただ、同時代の楽曲やチェッカーズのほかのヒット曲などを考慮するともっと歌いやすい作品もあると思います。『ジュリアに傷心』、『ギザギザハートの子守唄』、『涙のリクエスト』などの作品の方がキーの調整などは行いやすいのではないかと思います。この楽曲が難しいと感じたら、チェッカーズのほかのヒット曲などを選択肢に入れてみてください。
 
 1980年代頃の楽曲はYouTubeなどでは公式配信なども少ないですが、Spotifyなどに登録されている方はチェッカーズの作品も配信されております。興味を持たれた方は視聴してみてください。

『ありがとう』(いきものがかり)の音域

こんにちは。今回はいきものがかりの『ありがとう』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は久しぶりに自選曲です。
 いきものがかりのYouTube公式チャンネルでMVが公開されましたので、今回取り上げることにしました。ちなみに、当ブログでは、いきものがかりは以前に『気まぐれロマンティック』を取り上げて以来、2回目の登場になります。


『ありがとう』(いきものがかり)、Arigatou(Ikimonogakari)


【地声最低音】mid1G(G3)  

m1G[まぶ]しい朝に G[苦]笑いしてさ(Aメロ) 
★舞いhiA[込]m2G[ん]で未来がm1G[始]まりを教えて
★ふたりm1G[の]夢”に変わっていた(Bメロ)

※AメロBメロで意外と多く登場します


【地声最高音】hiC(C5)  ※サビで登場

★あhiC[な]hiB[た]C[を]見つめるhiA[けど]m2G[ぉ]




【補足】mid2GhiAの注意箇所

★ありがとm2G[う”っ]hiA[てつ]G[た]えたくて(サビ) 
m2G[繋が]れた右手は 誰よりも優しく

★あなたが窓を開けm2G[る](Aメロ)
★舞いhiA[込]m2G[ん]で未来が 
m2G[今日]だって いつかG[大]切な 瞬間(Bメロ)
★あおぞらも泣き空も 晴hiA[れ]m2G[わ]A[る][よ]G[に]

『ありがとう』(いきものがかり)









 『ありがとう』についてです。この楽曲は、2010年に3人組音楽ユニットいきものがかりによりリリースされたシングル作品です。NHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』のために書き下ろされた楽曲です。この楽曲は、NHKの紅白歌合戦でも披露され、高校野球での入場曲として使用されるなど、ファンのみならず非常に知られる作品となりました。

 さて、『ありがとう』についてですが、ゆったりとしたポップ曲です。作詞作曲は水野良樹さん、編曲は本間昭光さんによりなされています。楽曲の構成としては頭サビAメロBメロサビという形で、非常に馴染みやすいと思います。

 『ありがとう』の音域的な特徴についてですが、大よそ女性の音域の範囲で作られております。ドラマの主題歌ということもあり、音域はやや広めですが、少しであるならばキーの調整は可能であると思います。最高音はhiCですが、サビなど高音部分はそこまで高くないです。比較的手を付けやすいのではないかと思います。今回、この曲を取り上げた理由としては、「歌いやすい、練習しやすい曲」であると私自身が感じたからです。



 さて、『ありがとう』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCはサビで登場します。【あhiC[な]hiB[た]C[を]見つめるhiA[けど]m2G[ぉ]】の部分です。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内と言えます。『ありがとう』では難所といえる点が、恐らくこの部分だけだと思います。この場面以外では、大体hiAまでしか登場しません。よって、比較的手を付けやすいのではないかと思います。
 声が低い方や、歌い慣れていない人などはキーを少し下げても良いかもしれません。ただ、サビ自体もそこまで高くないですので、1~2つ程度下げると歌いやすくなるのではないかと思います。

 『ありがとう』はドラマの主題歌ということもあり、音域自体はやや広めです。よって、キー調整は少し行いにくいかもしれません。ただ、最高音自体はhiCでそこまで高くないですので、練習曲としては比較的使いやすいのではないかと思います。歌メロ自体もテンポが速すぎず、ボーカルも癖があるわけではないですので、手を付けやすいです。

 『ありがとう』は一般的にも広く知られており、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。音域も高すぎず、練習曲としても使いやすいと思います。個人的にはお奨めの1曲です。


『千の夜をこえて』(Aqua Timez)の音域 / 『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』主題歌

 こんにちは。今回はAqua Timezの『千の夜をこえて』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『千の夜をこえて』(Aqua Timez)、Sen no Yoru wo Koete


【地声最低音】mid1A#(A#3)  ※冒頭、2番サビで登場

★傷付いたm1C#[っ] m1A#[好]C#[きな人には好]きって伝えC#[るんだ]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※ラストサビで2か所

m2#F[こ]m2G#[わ]hiA#[く]m2F#[た]F[っ]

※ラストサビのみでの登場。通常サビではmid2G#が最高音です




【補足】mid2FhiAの注意箇所

★千のよm2F[る]をこえて あなたにm2G#[つ]m2F#[た]F[え]たい(サビ) 
★伝えなきゃならなm2F[い]ことF[が]ある
★愛m2G#[さ]m2F[れたいでも愛そうとし]ない
★僕が見m2F[つ]m2F#{け]F{た]答えは一F[つ] 
★気持ちを言葉にするm2F[の]m2F#[こ]F[わ]F#[い]m2G#[よ] F[で]
★好きな人には好m2F[きってつ]m2F#[た]F[え]るんだ

★F[き]m2F#[ず]hiA[付]F[い]たってF[ぇ](ラストサビ)
★それはこの世界で一番すm2F[て]m2F#[き]なことさ

『千の夜をこえて』(Aqua Timez)










 まず、Aqua Timez(アクア・タイムズ)について少し説明します。Aqua Timezは2003年に結成され、2018年まで活動した5人組のロックバンドです。ジャンルとしては、ミクスチャーロック(ラップ・ロック)などに分類されます。2005年にリリースしたインディーズ作品の『等身大のラブソング』が話題になり、知名度が一気に上昇しました。ヒット曲の多いバンドですが、代表的な作品としては、『決意の朝に』、『千の夜をこえて』、『虹』など多くの作品が列挙できると思います。とりわけ、人気アニメ『BLEACH』、人気ドラマの『ごくせん』の主題歌に多く携わっており、人気作が多いようです。

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 さて、『千の夜をこえて』についてです。この楽曲は、2006年にAqua Timezによりリリースされたシングル作品です。久保帯人さんの漫画を原作としたアニメ映画『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』の主題歌に起用され、話題を呼びました。配信でミリオンセールスを記録し、公式チャンネルで公開されているMVも1800万回もの再生回数を記録しています。Aqua Timezの代表的な作品の1つです。

 『千の夜をこえて』はラップとボップが融合したラブソングです。ストリングスアレンジなども施されており、楽曲がドラマティックに展開していきます。
 この頃には、ラップやロックなどが融合した「ミクスチャースタイル」のバンドが多く生まれました。Aqua Timezのほかにもオレンジレンジが大ブレイク、RADWIMPSなども知名度を上げていた時期です。

 『千の夜をこえて』の歌メロについてですが、Aメロとサビで構成されております。構成だけを見れば、比較的シンプルです。ただ、サビが長めであり、また微妙にメロディーを変えるなどして、繰り返しにならないような工夫がされています。
 音域については広めですが、最低音mid1A#辺りはごく一部ですので、落としても違和感は少ないです。ただ、冒頭および2番のサビはmid1A#(mid1C#)~mid2G#辺りで展開されるため、広めの音域を歌い慣れておく必要があります。その点で、歌い慣れていない人には取っ付きにくい部分かもしれません。



 さて、『千の夜をこえて』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#についてです。hiAとともに、ラストのサビで2回のみ登場です。この辺りは高めの音階になりますが、登場回数が少ないため、歌い慣れた人は頑張ってみるのも選択肢です。場合によっては、キーを少し下げるのも良いと思います。ただ、『千の夜をこえて』は低音部分の余裕が少ないですので、下げるにしても少しにした方がよいと思います。
 ちなみに、通常のサビではmid2G#が最高音になります。まずは、通常のサビを安定的に歌えることを目標にしてもよいと思います。

 『千の夜をこえて』は図にも示すように音域が広めであります。とりわけ冒頭サビ、2番のサビはmid1A#~mid2G#まで登場します。そうしたこともあり、普段歌い慣れていない人は、ハードルになりやすいかもしれません。キーの調整は可能ですが、大きな調整は難しいです。

 当ブログでは取り上げていないですが、Aqua Timezの他の代表曲である決意の朝に』(m1E~m2F#)、『等身大のラブソング』(m1F~m2G)、『虹』(m1F~m2G#)あたりの方が、精度を高めやすいかもしれません。『千の夜をこえて』が難しいと感じた場合は、これらの曲をチェックしてみてください。これらの曲であれば、キーの調整も行いやすく、高音域も少し抑え気味に作られています。

『ホワイトアウト』(reGretGirl[リグレットガール])の音域

 こんにちは。今回はreGretGirl(リグレットガール)の『ホワイトアウト』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。かなり以前からリクエストされていた作品ですが、ようやく記事にすることが出来ました。


『ホワイトアウト』(reGretGirl)、Whiteout


【地声最低音】mid1F#(F#3)  ※Aメロで登場

m1F#[に]じんでいくフロントガラス

※ここはこだわらなくても良い(mid2A辺りで代用しても違和感少ないです)

【地声最高音】hiC#(C#5)  ※Cメロとラストサビで計2回

★目の前が白くhiA[染]m2F#[まってゆ]hiB地[く]hiC#[ぅ]B[ぅ]A[ぅ]
m2F#[キ]スも、m2F#[愛]も、君hiB[も]hiC#[ぉ]B[ぉ]hiA[ぉ]


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビや2番以降で多く登場します

★どhiA[うにか]hiB[な]A[っ]m2F#[てし]m2G[ま]A[い]hiC#裏[そう]hiD[で]
★出会うhiD裏[ため]hiC#[の]hiA地[じか]m2F#[んに](2番Aメロ)
★たhiA[わいもない日々]hiB裏[を]hiD[もっ]]hiC#[と過]A[ご]そう(Cメロ)




【補足】mid2F#(一部のみ)hiBの注意箇所

★きhiA[みが少し会い]hiB[た]A[いっ]て言m2F#[う]から(Aメロ) 
★思わず飛び出したm2F#[午後]m2G[は]F#[ち]
★夜のこうそm2F#[く]m2G[どう]F#[ろ]
★私、好m2F#~m2G[きなひでき]たの

★離れhiA[てゆくこ]2F#[ころ]m2G[が見]A[え]hiB[な][がら]m2G#[ぁ](Bメロ)
★「会いたい」なんて言hiA[え]m2F#[るわけない]m2G[だ]A[ろ]

★ふたりで過ごした時m2F#{が]hiA[い]F#[ま  き]みの(2番Aメロ)
★新しいそのだm2F#[れ]m2G[か]hiA[へ]F#[と]

hiA[前と同じ]m2F#[駐]F#[場] (Cメロ)
★きhiA[のうあったこと]hiB[を]A[今日]m2G[もは]m2F#[な]G[そう]

『ホワイトアウト』(reGretGirl)









 まず、reGretGirl(リグレットガール)について少し説明します。reGretGirlは大阪を拠点に活動する3人組ロックバンドです。ジャンルとしては、パワーポップ、インディーロックにあたります。ギターを中心としたバンドサウンドも良いですが、メロディーもキャッチーです。歌詞については、日常の情景を切り取った等身大の歌詞が魅力的です。女々しさを感じさせる歌詞が私自身も耳に残りました。
 今回取り上げる『ホワイトアウト』、『デイドリーム』などが人気を集めております。2020年3月現在、フィジカルとしては3枚のミニアルバムと1枚のシングル作品がリリースされております。今後の益々の活躍が期待されます。
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 さて、『ホワイトアウト』についてです。この楽曲は、2017年にreGretGirlによりリリースされました。1stミニアルバム『my』に収録されています。インディーズ作品ということもありタイアップなどはありませんが、公開されたMVは2020年3月現在、1800万回もの再生回数を記録しています。reGretGirlの作品の中でもとりわけ人気のある楽曲といえます。
 ちなみに、「ホワイトアウト」とは雪原や吹雪などの影響で視界が見えなくなることを意味します。歌詞の中では「涙」や「突然の別れ」などで混乱して、視界がぼやけてしまうことを意味しているのだと私は解釈しています。

 『ホワイトアウト』はアップテンポのギターロックです。【なかなか既読にならない 未読のままのラインが不安で】など多くの人が共感できそうな日常の歌詞も印象的です。個人的にはベースギターのフレーズも非常に好きです。歌メロについては、AメロBメロサボといった馴染みやすい構成であります。ただ、後述しますが、全体としてキーが高めです。低音部分に余裕がありますので、キーを下げて歌唱するのもアリだと思います。
  


 さて、『ホワイトアウト』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#についてです。これについては、落としてもほとんど気付かないのではないかと思います。場合によっては、mid2A辺りの音でも代替可能です。例えば、女性の方がこの曲を歌う際は、参考にしてください。

 地声最高音hiC#については楽曲の後半、Cメロやラストサビで1回ずつ登場します。楽曲の最後の盛り上げの部分ですので、原曲キーで歌唱する場合はしっかり発声したいです。それ以外では大体、hiB,hiA辺りを安定的に歌唱できる必要があります。全て表記することは出来ませんでしたが、mid2F#辺りの音階も多く登場し、全体として、キーが高めです。
 一般的な男性の場合、キーを下げた方が歌いやすいと思います。例えば、目安として原曲キーから4つ下げると、最高音がhiAに設定されます。このキーであれば、通常サビではmid2F,mid2G辺りが中心になります。

 『ホワイトアウト』は音域としては高音域に広く伸びており、低音部分に余裕があります。よって、キーの調整は行いやすいです。高音域は非常に高いですが、ある程度大きくキーを下げることも可能です。普段歌い慣れていない人もキー調整で歌いやすくすることが可能であると思います。ただ、音域自体は少し広いですので、「初心者にも強くお奨めできる」ほどではありません。
 原曲キーで歌唱する場合は、やはり高い難易度になります。歌い慣れており、かつ高音域が得意な方ならば原曲キーでもお奨めできます。

 『ホワイトアウト』は元気のよいギターロックであり、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。