J-POPの音域を調べ、カラオケ等に役立てる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

スキマスイッチ

『アカツキの詩』(スキマスイッチ)の音域と感想

 こんにちは。今回はスキマスイッチの『アカツキの詩』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『アカツキの詩』(スキマスイッチ),Akatsuki no Uta(Sukima Switch) 


【地声最低音】mid1E(E3)  

m1E[もう] ずいぶん経ったなぁ


【地声最高音】mid2G#(G#4)  ※ラストサビ1か所のみ

★ただ mid2F#[君さえ]hiC#[いれ]hiB[ー][ば][いい][の]


【裏声最高音】hiC#(C#5) 

★ただ mid2F#[君が][hiC#裏[いれ]hiB[ー]hiA[ば]G#[いい][の]
★ただ [君さえ]hiC#裏[いれ][ー][ば]m2G#[いい][の]



【補足】mid2FhiB辺り

★現実hiA裏[感]もない 寝不mid2F[足になったよう]な 感じで(Aメロ)
★天mid2F#[井]を見つめながら(Aメロ)
★絡まった中[には] 君の影も [見]当たらF[な]い(Bメロ)
★守[ろう]とした [手]のひらで 握りつ[ぶし]てしhiB裏[まう]hiA[よ](サビ)
★夜が 少し [遠][く]なっていた
★そう、簡[単にダ]mid2G[メ][に]してしまったなぁ(2番Aメロ)


『アカツキの詩』(スキマスイッチ)










 まず、『アカツキの詩』についてです。この楽曲は2006年にスキマスイッチによってリリースされたシングル作品です。アルバムの『夕風ブレンド』にも収録されています。アニメのMVが印象的な楽曲です。スキマスイッチの所属事務所公式のYouTube公式チャンネルでMVも公開され、380万回超もの再生回数を記録しております。

 『アカツキの詩』はミディアムテンポのポップチューンです。メロディーが非常に美しく、サビでは裏声が多用されています。そうした意味で、サビが力強く歌われるようなエモーショナルで豪華な楽曲ではなく、優しい音色の楽曲と言えます。有名曲である「奏」、「全力少年」のような派手さは無いですが、落ち着いた暖かい曲ではないでしょうか。

 歌詞については、相手に多くを求めてしまい、良かれと思ってやっていた行為で相手を傷つけてしまったという後悔が歌われています。Aメロに「多くを 欲しがったら 揺らぐ バランス」とありますが、このフレーズが楽曲を象徴していると思います。
 また、2番のAメロにおいては「愛情を注いでいれば 花も咲く と 信じこんでいた」とあります。主人公の「僕」が抱く「愛情」が「独りよがり」になっている様が描かれていると思います。

 個人的に好きだと思ったフレーズは「いつだって 茶化しては からかいあっていたはずなのに いつの間にか冗談に聞こえなくなって 気付けば 君は泣き出していた」という2番の歌詞です。このフレーズでは「「君」が傷付いているのに、涙を流すまで気付かなかった」という場面であります。主人公がバランスを欠いている様子が描かれていると思います。また、現実でもありそうなシチュエーションだと思いました。冗談で言った言葉で相手の表情を曇らせてしまうということは、恋愛でなくても起こりえます。言葉というものは刃にもなりうるものだと感じられる歌詞だと思いました。





 さて、『アカツキの詩』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】mid2G#(G#4) 、【裏声最高音】hiC#(C#5)でメロディーが構成されております。地声については、一般的な男性の音域の範囲内であると考えてよいと思います。

 地声最高音のmid2G#、それに準ずるmid2Gについてはそれぞれ1か所ずつのみです。よって、楽曲の中心はmid2Fあたりになります。図で示されるほど難しい楽曲ではないと思います。一般的な男性の音域の範囲内であるmid2F辺りを確実に歌いこなせることが一つの目標になります。『アカツキの詩』はmid2F,mid2Gなどの男性の音域を使いこなす良い練習になる楽曲だと思います。

 また、『アカツキの詩』ではサビで裏声が多く使われます。hiC#~mid2F#の範囲で裏声が登場します。その点においては裏声の練習にもなる楽曲だと思います。




『ボクノート』(スキマスイッチ)の音域と感想

 こんにちは。今回はスキマスイッチの『ボクノート』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『ボクノート』(スキマスイッチ),Boku Note(Sukima Switch)


【地声最低音】mid1E(E3)  ※1番と2番でA,Bメロが転調している(後述参照)

[み]みを澄ますと微か[に][聞]こえ[る][あ]めの[音](1番Aメロ)


【地声最高音】mid2G(G4)  

★少しずつmid2G[だっ]mid2F[て][いい]んだ(サビ)
★僕がい[る][こ]の場所[は]少しきゅ[うく]つだけど(2番Bメロ)
★そし[て君][の][こ]えがす[る]
★この[声が]枯れ[る][ま][で][たい]つづ[け]て(ラストサビ)
★君[に降る][し]hiA#[み]hiA[なん][か 晴][ら]せればいい


【裏声最高音】hiA#(A#4) 

★喉F[の奥]、する[どく]hiA#裏[と]hiA[がっ][て][突]き刺[さ]る(サビ)
★キレイじゃなhiA#[く]hiA[たっ][て]
★愛[に]満ちた表情でぬく[もりあ]hiA#[ふ]hiA[れ][て](2番Bメロ)



【補足】mid2Fなどの注意すべき場面

★君にmid2F#[つ]たえたくて(1番Aメロ)
★今mid2F[僕の][にある][とば]のカ[ケ]ラ(サビ)
★迷い立ち止まった自分自身も信[じ]ていたいな(2番Aメロ)
★探していたものは、目の[前]にあった(ラスト)


『ボクノート』(スキマスイッチ)










 まず、『ボクノート』についてです。この楽曲は2006年、2人組音楽ユニットスキマスイッチによりリリースされたシングル作品です。『ボクノート』はアニメ映画『ドラえもん のび太の恐竜2006』のために書き下ろされた作品であり、同映画の主題歌になりました。そうしたこともあり、スキマスイッチの作品では非常に知られた楽曲の一つであると思います。YouTube公式チャンネルでもMVが公開され、2019年5月現在で2100万回もの再生回数を記録しています。

 『ボクノート』のサウンドについてですが、この楽曲には他の楽曲ではあまり見られない非常に特徴があります。それは、1番のサビの部分で転調が行われ、それ以降はそのキーで楽曲が進行していく点です。曲の雰囲気を際立たせるためにサビだけが転調し、2番では元に戻るということは、他の楽曲でもよく行われます。しかし、『ボクノート』は2番以降も転調が継続します。曲全体でいうとサビはすべてで共通ですが、AメロとBメロは2番が1番よりも半音高くなっていることになります。普通に聴いていると分かりにくいですが、そうした工夫がなされています。この工夫は歌詞の部分と関係して活きてきていると思います(後述)。
 
 『ボクノート』の歌詞についてですが、「君」への思いを綴ろうと苦心して言葉を練り上げていく「僕」の姿が描かれています。タイアップということもあり、「僕(のび太)」から「君(ドラえもん)」に宛てた歌という世界観だと思います。
 先にも述べましたように、この楽曲は途中で転調が行われ、1番と2番のAメロBメロではキーが異なります。それにより歌詞の世界観も少し変わっているように感じます。半音低い1番では全体として「僕の苦悩」が描かれますが、2番AメロBメロでは「苦悩の中で光を見出す僕」が描かれます。2番の方が半音高い分、微かな力強さが強調されていると思います。
 
 個人的に好きだと思ったフレーズは2番の「何をしても続かない子供の頃の僕は 「これぞってモノ」って聞かれても答えに困っていた そんな僕にでも与えられたものがあると言うんなら 迷い立ち止まった自分自身も信じていたいな」です。歌詞が非常に共感できる点が一つです。個性や長所が強く求められる現代ですが、恐らく多くの人が他者よりも抜きんでている能力などを持てずに過ごしているのだと思います。そうした人へ手を差し伸べてくれるようなフレーズだと思いました。
 2番のAメロがメロディーが半音上がり強調されている点もこの歌詞を際立たせたい意図があるのではないかと感じます。
 

 

 
 さて、『ボクノート』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】mid2G(G4) 、【裏声最高音】hiA#(A#4)でメロディーが構成されております。地声については一般的な男性の音域の範囲内であると言えます。

 この楽曲を歌う際は、mid2F,mid2Gといった音階を克服する必要があります。この音階はある程度歌い慣れた人であれば届きうる高さです。普段歌い慣れない人はキーを下げるなどしても良いと思います。努力が報われやすい楽曲の一つではないかと思います。

 ちなみに女性がこの楽曲を歌う場合は、原曲よりも3~4程度上げる(#3~#4)と良いと思います。


『全力少年』(スキマスイッチ)の音域と感想

 こんにちは。今回はスキマスイッチの『全力少年』(2005)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『全力少年』(スキマスイッチ)、Zenryoku Shounen(Sukima Switch)


【地声最低音】mid1D(D3)  

★躓いて、[こ]ろんでたら置いてかれんだ 
★泥水の中を今日も [よろめ]きなが[らす]すむ
[た]めされてまでも[こ]こにいることを決めたのに


【地声最高音】hiA(A4)  

★積み上hiA[げ]mid2G[た]mid2F#[も]のぶっこ[わ]して(サビ)
★乾いた脳をう[る][お]hiA[せ]
★ぜんりょhiA[く][で][しょ]hiA[だっ]
[透][み]hiA[たっ][て][い]く(Cメロ)
★視界はhiA[もう]澄み[切っ]てる(ラストサビ)



【補足】その他、mid2F,mid2Gなど

★呪文のmid2F#[よう]に「仕方ない」とつぶmid2G[や][い]ていた(Bメロ)
[止][め]処ない血[と][あ]せで(サビ)


『全力少年』(スキマスイッチ)










 まず、『全力少年』についてです。この楽曲は2005年に、スキマスイッチによりリリースされたシングル作品です。この楽曲でスキマスイッチはブレイクし、その年のNHK紅白歌合戦で初出場を果たしました。スキマスイッチを代表する1曲と言っても良いと思います。YouTube公式チャンネルでは2019年5月現在、5400万回もの再生回数を記録しております。

 『全力少年』のサウンドについてですが、スキマスイッチらしいポップチューンです。スキマスイッチはギターボーカル、キーボードというメンバー構成ですので、全体としてキーボードアレンジなどのアレンジが目立ちます。ボーカルの大橋卓弥さんはMr.Childrenや玉置浩二さんなどに影響を受け、キーボードの常田真太郎さんは槇原敬之さんや小林武史さんに影響を受けたそうです。楽曲などを見ていても非常に理解できます。

 歌詞についてですが、タイトルの『全力少年』が楽曲の世界観を象徴していると思います。無我夢中で夢を追いかけることを後押ししてくれるような前向きな内容です。
 個人的に好きだと思った箇所は「遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ」というフレーズです。遊び心というものは非常に大事であり、あまり役に立たないと思っていたものでも、後々非常に役に立つということが多くあります。
 これは普通の遊びだけではなく、例えば科学技術などにおいてもそうです。技術者やオタクのオモチャだと言われていたIT技術などは今や世界では必要不可欠なものになっています。また、自動車なども発明当初は馬や鉄道よりも不便なオモチャだと言われていました。身近な例でも、遊びのつもりでやっていたことが、仕事になるということはあります。そうしたものが天職として見つかると、非常に幸せなことかもしれません。





 さて、『全力少年』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】hiA(A4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも少し高いです。

 この楽曲ではhiA(A4)という音階が頻繁に登場します。このhiAが使いこなせると、歌える楽曲が飛躍的に増える印象です。ただ、努力すればだれでも歌いこなせるようになるという音階ではないと思います。もしくは歌いこなすまでに弛まない努力が必要になるような音階です。その点だけは留意しておいてください。また、歌い慣れないうちはキーを下げるなどして対応した方がいいと思います。

 一般的な音域の男性は、一つの目標として、原曲キーよりも1~2つ低い(♭1~♭2)で巧く歌いこなせるのであれば合格点だと考えていいと思います。この基準で行けば、最高音域はmid2G~mid2G#になります。その域に達していれば、選択肢はかなり増えると思います。また、プロの男性ミュージシャンなどでもmid2Gなどを最高音にする方は多くいます。『全力少年』はカラオケなどで歌っても非常に盛り上がる類の作品だと思います。

『奏(かなで)』(スキマスイッチ)の音域[雨宮天ver.含む]と感想

 こんにちは。今回はスキマスイッチのメジャー2枚目のシングル『奏』(2004)を取り上げたいと思います。また、声優の雨宮天さんがアニメの中でカバーしたバージョンの音域についても言及します。よろしくお願いします。


『奏(かなで)』(スキマスイッチ),Kanade(Sukima Switch)
2004年3月10日発売【アルバム『夏雲ノイズ』収録】

『奏(かなで)』(スキマスイッチ)











【地声最低音】mid1D(D3)

★改札の前つなぐ手と手 いつものざわめき、新([あ]たら)しい風 (Aメロ)
★「さよなら」に代わる言葉(こ[と]ば)を僕は探してた(1番2番サビ)


【地声最高音】mid2G#(G#4)  

★君がどこに行ったって僕[][声でま][]る[]-(mid2F#) 【Cメロ】
★朝も光も涙(「な」みだ)も、歌う声も君が輝きをく[れ]たんだ hiA#(裏声)【大サビ】


【裏声最高音】 hiA#(A#4) ラストのサビ

★君が僕の前[に]現れ[た]日から 何もかも[が]違くみえたん[だ] [mid2F#]


(補足)通常のサビは最高音がmid2Gになります。




 まず、『奏(かなで)』は2004年に2人組音楽ユニットのスキマスイッチがシングルとして発表しました。彼らの1枚目のアルバム『夏雲ノイズ』にも収録され、ベストアルバム、セルフカバーアルバムなどにも収録されております。スキマスイッチの代表的な楽曲の筆頭作品だと思います。

 また、2014年にアニメ『1週間フレンズ』において、ヒロイン藤宮香織役を演じた声優の雨宮天(そら)さんがカバーしエンディングテーマにも起用され話題を呼びました。さらに映画版の『1週間フレンズ』ではスキマスイッチ自身がリアレンジを行った同曲が主題歌となり、シングルとして発売もされました。
 こうしたこともあって、youtubeの公式チャンネルでは2019年3月現在、再生回数が9800万回を超え、まもなく1億回に迫ろうとしております。非常に人気の高い楽曲であり、数多くのミュージシャンにもカバーされております。





 さて、『奏』についてですが、親しみやすいメロディーで、Cメロを挟んだ後に、転調による大サビというドラマティックな展開がなされます。大サビのキーは通常のサビよりも3つ高くなります。通常のサビのキーをやや低めに抑えることで、ラストのサビの印象をより強くしていると思います。

 歌詞についてですが、「別れ」がテーマになっております。まさに今の時期にぴったりの楽曲です。「別れ」というテーマに対し、「離れ離れになる二人が『歌』を通していつまでも繋がっていける」という切り口になっております。

 非常に素敵な発想だと思います。私たち人間は季節が重なることでどうしても変わっていきます。しかし、音楽を始め芸術作品は変わらずに存在し続けます。また、「二人が重ねた日々」の中で聴いた音楽などはいつまでも二人の思い出として残り続けるのです。

 学生時代に流行った音楽を大人になって改めて聴いてみると、校舎や通学路の風景、級友の顔といった場面が思い出されます。この楽曲が愛され続けるのは、「別れ」と、離れ離れになっても変わらずに存在し続ける「歌」というものが、普遍的に多くの人々の共感を誘うからなのだと思います。


 

 さて、『奏』の音域についてですが、地声最低音   mid1D(D3)~地声最高音mid2G#(G#4)、裏声最高音hiA#(A#4)でメロディーが構成されております。この楽曲は通常のサビの最高音がmid2Gであり、ラストのサビで3つキーが高くなります。大サビのhiA#は裏声ですので、歌い慣れた人であれば、一般的な音域の男性でも楽しめる楽曲だと思います。

 逆に言うと、歌い慣れていない人の場合はつまずく場面が出てきますが、努力すれば報われやすい楽曲であると思います。


『奏(かなで)』(雨宮天ver.)











 この楽曲は女性のカバーも多いので、女性が歌っても良いと思います。参考までに雨宮天(そら)さんバージョンの音域を添付しておきます。スキマスイッチの原曲と比較して、キーが5つ高く(#5)なっております。
 具体的には、最低音域がmid1Gで、最高音域がhiC#(地声)、hiD# (裏声)になります(もしかしたらこの音域ではつらいという人が出てくるかもしれません)。
管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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