J-POPの音域を調べる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

Official髭男dism

『恋の前ならえ』(Official髭男dism)の音域

 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『恋の前ならえ』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『恋の前ならえ』(Official髭男dism)、Koi no Mae Narae


【地声最低音】mid1F(F3)  

★重なった一つあm1F[し]おと(Aメロ)
★ルール違反の笑顔意味もなく行進m1F[し]ぃよF[う]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※サビおよびBメロ

★明日に向かっm2G[て]hiA[小]hiA#[さく]A[前][な][え]G[して](サビ)
★ふm2G[た]hiA[りの][げ嬉]hiA#[し]A[そ]G[うさ](Bメロ)


【裏声最高音】hiD(D5) ※各サビで1回ずつ登場

hiD裏[そうし]hiC[た]いんだ




【補足】mid2GhiAの注意箇所

★小m2G[さ]hiA[手](サビ)
★離G[さ]m2G#[いで]G[ど]G#[まで]G[も]行こう

★熱くなったアスm2G[ファル]ト(Aメロ)
★2人きりのパレードひっついてhiA[あ]m2G[る][う]
★憂い悩m2G[み]hiA[じ]めたら(Bメロ) 
★余hiA[計によ]m2G[そ]見は[ダ]A[メ]
m2G#[ワン、ツー、スリー]m2G[で]

★抱きm2G[し]hiA[てっ][て]A[るい]G[て]行こ[おぉぉ]ぉ(1番サビ)

『恋の前ならえ』(Official髭男dism)









 まず、『恋の前ならえ』についてです。この楽曲は、2015年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたミニアルバム『ラブとピースは君の中』に収録されています。同アルバムに収録されている愛なんだが・・・SWEET TWEETととともにMVが公開されました。MVは2020年現在、237万回の再生回数を記録しています。

 『恋の前ならえ』は初期のヒゲダンらしい爽やかなピアノ・ロックです。冒頭にサビが来て、AメロBメロサビが2回繰り返される構成になっております。シングル曲などと比べて、ラストのサビが1回少なくなっております。その分、演奏時間が3分半と短く、コンパクトにまとまっております。個人的には楽曲そのものもですが、タイトル『恋の前ならえ』とあるように歌詞内容が非常に個性的に感じました。

 『恋の前ならえ』の音域的な特徴についてですが、ヒゲダン作品の中では比較的キーが低めであります。当ブログでこれまで取り上げた作品(Official髭男dismの楽曲音域(声域)一覧 )を見ていただければわかりますが、hiA#以下が最高音の作品は少なめです。一般的にはかなり高いキーですが、「ヒゲダン作品を歌いたいけど、難しい」と考えた場合、選択肢の一つに入ると思います。



 さて、『恋の前ならえ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3) ~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#はサビやBメロで登場します。この他、楽曲の全体でhiAという音階が登場します。こうしたことから、一般的な男性にとっては高めの音域で歌メロディーが展開されていきます。ゆえに、キーを下げて歌唱することも選択肢に入れておいてください。例えば、原曲キーから2~3程度下げて、最高音をmid2G(#)あたりに設定するのが一つの目安になるのではないかと思います。音域の広さには個人差がありますので、場合によってはもう少し下げても良いです。

 『恋の前ならえ』は地声部分に関してはそこまで音域は広くありません。よって、キーの調整も行いやすいといえます。普段歌いなれていない人が自分が歌いやすいキーにまで下げて練習したりすることも可能であると思います。その点では、融通が利きやすいです。
 一方で、同曲は、サビ部分に裏声を使ったフレーズが登場しますので、歌い慣れていない人はその場面で少し苦戦するかもしれません。そこを除けば、比較的手を付けやすいのではないかと思います。

 ちなみに、『恋の前ならえ』は女性が歌唱しても歌いやすいのではないかと思います。原曲キーも歌えないことはないと思いますが、一般的にはもう少しキーを上げて歌唱した方が歌いやすいのではないかと思います。

『異端なスター』(Official髭男dism)の音域と感想【修正】

(2019/08/24)初投稿
(2020/04/02)裏声最高音を修正しました(hiC⇒hiD#)

 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『異端なスター』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。最近はリクエストを頂くことが少し増えてきたのですが、中でもヒゲダン関連のリクエストが多くなっています。

 なお、今回取り上げる『異端なスター』ですが、アーティストの公式チャンネルでアップロードされている動画は2番を除いたバージョン、もしくはLIVEの動画になっています。その点はご了承ください。

『異端なスター』(Official髭男dism)、Itan na Star


【地声最低音】mid1F(F3)  

★そうやってm1F[え]らばれたスター [に]んきものさ


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※ラストサビで2か所

★汚mid2G#[名]hiA#{着]G#[せ]hiC[ら]hiC#[れ]hiD#[て]C#[も]



【裏声最高音】hiD#(D#5)  ※ラストサビで1回

hiD#[愛]hiC[を]hiA#[持っ]mid2G#[て]



【補足】mid2GhiC#辺りの注意点

★いつからmid2G[か]薄っ[ぺ]mid2G#[らい][ゆう]じょ[う][や] (Bメロ)
mid2G#[あ]mid2G[ふ]れかえるま[ちで]~ 
mid2G#[じ]mid2G[ぶ][ん][ら][し][さ][に][さ][え]
hiA#[無]hiB[関心]hiA#[になっ]mid2G#[て]

mid2G#[「平等だ」ってう][つい]た(サビ)
★いい子にmid2G#{なん]hiA#{て][な]hiC[ら][な][い][で!]
★汚mid2G#[名]hiA#[着][せ]hiC[られ][て][も]hiC[い]{い][か][ら]
hiC[どう]hiA#[か] mid2G#[さ]A#[けん][で う][たっ][て]

mid2G#{く]hiA#[や]hiC[し]hiC#[な]C[み][だ][を か]hiB[くし]{て笑][って](2番Aメロ)
mid2G#[ぼ]mid2G[く]らは後[ろ]を[つ]hiA#{い]hiC裏[て][わって]
★そんな自mid2G#{分]hiA#[が][好]hiC[き]hiC#[な][ら][む]hiB[ね][張][っ][て] (2番サビ)
hiC[こ]hiA#[え]m2G#[と こ][と]hiC#[ば]C[で][聞][か]C[せ][て][よ](ラストサビ)

※間奏のロングトーンはhiG#です。

『異端なスター』(Official髭男dism)









 まず、『異端なスター』についてです。この楽曲は2017年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたミニアルバム『レポート』に収録されている楽曲です。アルバムのリリースに先立ち、公式チャンネルでセッションの動画が公開されています。先述の通り、動画では2番が省略されたアレンジになっています。最近のヒゲダンの知名度向上もあり、再生回数も伸び、2019年8月現在、200万回を超えています。

 『異端のスター』のサウンドについてです。ヒゲダンらしいミディアムテンポのポップなアレンジです。公式で上げられている動画ではボーカルの藤原聡さんはボーカルに専念していますが、リリースされている作品では、ピアノも演奏されています。イントロではピアノの演奏のみならず、街の雑踏のような環境音、声ネタのサンプリングなどが織り交ぜられています。また、サックスフォーン、トランペットなどの管楽などの演奏も取り入れられています。最近のシングル『宿命』でもこうしたアレンジが取り入れられてましたが、管楽を大胆に導入する点もヒゲダンらしさの一つといえるのかもしれません。
 
 歌メロディーについてですが、AメロBメロサビという馴染みやすいアレンジです。メロディーの良さも目を惹きますが、この楽曲についてはボーカルの表現力にも耳を奪われます。2番のAメロ、間奏でのフェイク、ラストのサビなどが特に印象的です。ちなみに間奏のフェイクは音域には表記していませんが、一番高く、そして目立つロングトーンの音階はhiG#です。

 
 『異端なスター』の歌詞についてです。「自分らしさを抑えて無難な表現や、周りと同じ行動に出るのではなく、高らかに表現してほしい」というメッセージ性の強い歌詞になっています。個人的に好きだと思った表現は「寂しさ予防の恋愛」というフレーズです。確かに、好きだとか心が揺れ動いたから付き合うというよりも、周りが付き合ってるから誰か探す、寂しさを紛らわすように付き合うというような交際も多いように思えます。個人的にはそういう形で始まる恋愛もアリだとは思うのですが、「孤独であることを恐れなくてよい」という藤原さんの強いメッセージが伝わってきます。


添付動画の3:55辺りから『異端なスター』が始まります。



 さて、最後に『異端なスター』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD#(D#5) 、【裏声最高音】hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。

 まず、地声最高音のhiD#です。ラストのサビで2回登場しますが、男性が地声で歌うには一般的ではありません。この場面は場合によっては裏声でも良いと思います。ただそれを考慮してもhiC辺りまでは安定的に使いこなせる必要があります。
 楽曲全体で考えると、ボーカルの藤原聡さんはhiC辺りは明瞭で安定した発声が行われています。hiD#といった地声最高音に目が行きがちですが、むしろ、1曲を通してhiCの音階を確実に歌いこなすことの方が難易度が高いと思いますhiCを淀みなく歌いこなすことが可能であるならば、非常に高い完成度で『異端なスター』を歌いこなすことが出来ると思います。しかしながら、この音階も当然一般的ではありません。非常に難易度が高いです。

 一般的な男性の場合、キーを下げるのが一番安定した選択だと思います。楽曲全体を通して頻出するhiCを基準として、原曲キーよりも4~5程度下げるとmid2G(#)辺りに設定されるので歌いやすくなるのではないかと思います。場合によってはもう少し下げても良いかもしれません。普段歌い慣れていない人はこの辺りでもミスをしたりしやすいと思います。

 キーを下げて歌うことに抵抗がある人も多いと思います。しかし、たとえキーを下げたとしても自分の得意な音域を上手く使いこなせていれば、魅力的な表現ができると思います。先に挙げたmid2G辺りを最高音に設定するプロのミュージシャンも多いです。その点も考慮に入れて、キー調整を有効に活用してください。


『最後の恋煩い』(Official髭男dism)の音域【動画を添付しました】

(2019/10/30)初投稿
(2020/03/27)公式でセッション動画がアップされましたので添付します


 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『最後の恋煩い』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。この楽曲はリクエストによる選曲です。


『最後の恋煩い』(Official髭男dism)、Saigo no Koiwazurai


【地声最低音】mid1D#(D#3)  

★目を閉じたって m1D#[見]落とせないだD#[ろう] 


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※Aメロ、2番のBメロ

★それだけはかm2G[い]m2G#[ひし]hiA#[なく]ちゃな(Aメロ)
★★m2G[あ]たまを両手で抱えhiA#[て] (Uh!!!!)(2番Bメロ)


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビで登場

★最後の意味がhiD[すり]hiD#[減っ]てゆくこと




【補足】mid2GhiCの注意箇所

m2G[最]後の[こ]m2G#[い][わ]ずらいを始めG[よう]
★日々の呼吸が乱れだすm2G[瞬間]

★特大の罵m2G[声]も 受け取るからいっ[そ] (Bメロ)
★いい人なんてやm2G[め]m2G#[ちゃ][え]
★語らいあう2人でm2G[い]m2G#[た][い]

★これm2G[だ]から[も]う!」って言いながらG[も](サビ) 
hiC裏[笑]hiA#[み]m2G[がこ]hiC[ぼ]hiA#[れ]G[る]
★幸せm2G[の]m2G#[意][味]hiC裏[み]hiA#[た]いに 
★おm2G[も][た] [ぼ]G[ら] Uh

★一切m2G[合]m2G#[切](2番)
★夢のなm2G[み]m2G#[ま][にの][こ]されて(2番サビ)

★突然に一m2G[瞬]m2G#[だ]hiA#裏[け]G[ひ]hiC裏[かっ]A#[て](Cメロ)
m2G#[消え]hiA#[る]G#[き][れ]G[な]
★おm2G[も]いでより やんちゃ[な]終身G[派]
★しょうm2G[も]m2G#[な]G[い こ]G#[と][で]も ご愛G[嬌]
★大m2G#[丈]m2G[夫][な](ラスト)

※1番とラストのサビで出てくる uh~については
一番高い箇所はhiA#です。

『最後の恋煩い』(Official髭男dism)









 まず、『最後の恋煩い』(さいごのこいわずらい)についてです。この楽曲は、2019年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『Traveler』に収録されているナンバーです。14曲中6曲目に収録されています。

 『最後の恋煩い』は軽快なポップナンバーです。ホーン隊等、バンドの音色以外も目立つダンサブルなナンバーです。また、一部の場面ではジャズやゴスペルのような場面があり、ブラックミュージックの影響を感じさせます。以前、申し上げたかもしれませんが、ヒゲダンはブラックミュージックの要素が強いミュージシャンです。私自身はそうした音楽にあまり触れて来なかったため、詳しい解説が出来ず、その点はもどかしく感じます。個人的にはそうした中でも、ギター、ベースやドラムなどバンドメンバーの音色も非常に耳に残ります。
 歌メロディーについてはAメロBメロサビといった形なのですが、楽曲全体を通して非常に明るいです。ただ、AメロBメロはやや韻を多く踏んだリズミカルなフレーズが多く、サビメロディーはポップな方向にアレンジされています。

 音域的には、地声最高音はhiA#が楽曲の一部に登場し、ヒゲダン作品の中では決して高くないのですが、上記しますように、mid2GからhiA#辺りを取り出すだけでも、かなりの量になります。その点については少々苦慮しましたが、楽曲全体を通して、mid2G,mid2G#あたりの音階が頻出していることが分かります。




 さて、最後に『最後の恋煩い』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3) ~【裏声最高音】hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。地声については、一般的な男性の音域よりやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#については、各Aメロで1回ずつ、2番Bメロで1回の計3回です。アルバム作品ということもありますが、ヒゲダン作品の中ではそこまで高いキーでは無いです。よって、『最後の恋煩い』は意外とねらい目の作品といえます。

 ただ、先ほども述べましたように、mid2G,mid2G#辺りは楽曲全体を通して頻出します。よって、一般的な男性の音域であるこのmid2G辺りの音域を、1曲を通して歌い切る持続力が求められます。その点で、やはり難易度は少し高いと思います。

 この点については各々が実際に歌ってみて試してみてください。『最後の恋煩い』は地声のhiA#以上は少なく、mid2G辺りの音階が中心になります。ただ、それが楽曲全体で登場するため、歌い慣れた人であっても息切れしてしまうかもしれません。
 ただ、記述にもあるように、mid2Gあたりの音階を力試しするという点においては、非常に良い楽曲とも言えるのではないかと私は考えております。アルバム曲ゆえに、知名度は高くないですが、ポップな作品で、カラオケなどでも歌いやすい楽曲なのではないかと思います。
 


『Driver』(Official髭男dism)の音域

 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『Driver』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

 なお、『Driver』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。代わりの動画として、山脇オサム/ギターのレシピさんのギターカバー動画を添付いたします。こちらであれば、ボーカルの表現がフル尺で確認できます。



『Driver』(Official髭男dism)


【地声最低音】mid1E(E3)  ※Aメロ

★もうタイムアップだよ いつまで寝てるm1E[の?]
m1E[お]おきな声で騒いで 君をベッドから追い出した 

【地声最高音】hiB(B4)  ※サビで頻出

★連hiB[れ]hiA[て行]m2G#[く]m2G[か]G#[ら](サビ)
★何m2G#[千]hiA[何]hiB[億]hiA[通]G#[り]の 
★こm2G#[ろ]hiA[が]hiB[る未]A[来]G#[か]A[ら]




【補足】mid2GhiAの注意箇所

★スマートフォンの業務も全く楽じゃm2G#[ない] よな(Aメロ) 
★着替えをいm2G#[そい]でよ そんな顔m2G#[すん]なよ
★ご愛嬌ってm2G#[こ]とにしG#[とい]
★放物線をイm2G[メー]ジして(Bメロ)

hiA[打ちぬけドラ]m2G#[イバー](サビ) 
★噂で溢れたまm2G#[ちの]hiA[ど]G#[こか]
m2G#[君を希望のど]hiA[真ん]G#[中]
m2G#[It’s a beau-]tiful beautiful day m2G#[ye-]ah
『Driver』(Official髭男dism)










 まず、『Driver』についてです。この楽曲は、2018年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『エスカパレード』に収録されています。地方局の情報番組のタイアップが付きましたが、大きなものはありません。初出は配信限定のEP『LADY』(2017)に収録されております。

 『Driver』はアップテンポのバンドナンバーです。ニュアンスとしてはR&Bなどよりも、ピアノ・ロックやバンドサウンドとしての色合いが強く、ライブで盛り上がりそうな楽曲です。カラオケなどで歌唱しても楽しいのではないかと思います(難易度は高いですが)。タイトル『Driver』とあるように、ドライブなどでBGMとしても良いかもしれません。
 歌メロについては、AメロBメロサビといった馴染みやすいものです。音域についてはヒゲダン作品の中では高音が高くないように見えます。ただ、上述するように、サビは全体を通してmid2G~hiB辺りの音階が断続的に登場します。よって、hiB辺りの音階を、1曲の間で安定的に発声する力が要求される作品です。体力が必要な楽曲です。




 さて、『Driver』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず地声最高音hiBはサビで何度も登場します。hiBは高音域が得意な人であれば届きうる音階ですが、この『Driver』はhiBが何度も登場し、周辺の音階も高めです。サビ全体を通して、mid2G~hiBの高い音階が頻出しますので、見た目以上に辛い楽曲です。1番サビのフレーズを書き出すと、

_____
 hiA[打ちぬけドラ]m2G#[イバー] 
噂で溢れたまm2G#[ちの]hiA[ど]G#[こか]
m2G#[君を希望のど]hiA[真ん]G#[中] 
hiB[れ]hiA[て行]m2G#[く]m2G[か]G#[ら]
m2G#[千]hiA[何]hiB[億]hiA[通]G#[り]の 
m2G#[ろ]hiA[が]hiB[る未]A[来]G#[か]A[ら]
_____

となります。これを基本としたメロディーラインが1番2番サビ、ラストのサビで計6回登場します。持続力が要求される楽曲です。

 一般的な男性の場合は、キーを下げるのが良いのではないかと思います。一つの目安として、原曲キーから4つ程度下げて、最高音をmid2G辺りに設定すると良いです。ただ、私の見方としてはこれでも意外と辛いのではないかと思います。実際に歌唱してみて、微調整してください。


 『Driver』は音域自体はそこまで広くなく、低音部分に余裕があります。歌い慣れていない人はキーを大きく下げて練習しても良いと思います。キー調整が行いやすい楽曲と言えます。ただ、もしキーを下げても歌いにくい場合は、別の曲で練習した上でチャレンジしてください。

 『Driver』はサウンドやメロディー、歌詞内容などを考えると、カラオケやライブなどで盛り上がりやすい作品です。多くの人に馴染みやすいポップソングですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみても良いと思います。

『日曜日のラブレター』(Official髭男dism)の音域

 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『日曜日のラブレター』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、『日曜日のラブレター』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。


『日曜日のラブレター』(Official髭男dism)、Nichiyoubi no Love Letter


【地声最低音】mid1E(E3)  ※Aメロで登場

★隣でねいm2G[き]が立ってる m1E[し]ずかにそれを聞いてる 
m1E[ひ]る下がりのとても小さな幸せ


【地声最高音】hiC(C5)  ※各サビで登場

★枕の下にありったけm2G[の]hiC[あ]hiB[い]C[を](サビ)
hiC[ほ]hiB[ら] hiA[読]m2G#[ん]でみて




【補足】mid2GhiAの注意箇所

★もう少しだけ横になっm2G[て耳]を傾けたら(Aメロ)
★あhiA[お]m2G[い]インクのボールペンと(Bメロ)
★こっそり出m2G[し]て夜G[に]なる前に

★キスしhiA[て]m2G[る]みたいに手紙を書こう(サビ) 
★素直に君思hiA[う]気持ちを
★ノートのにm2G[ま]いめちぎって 恥ずかしG[が]らずに
★愛しくなるm2G[よ]G[ん]m2G#[ど]G[でも]

★こhiA[れ]くらいが丁度いいと思う(2番Aメロ)
★砕けた言葉の破m2G[片]hiA[で]傷つけぬA[よ]G[う] A[oh] G[oh](2番Bメロ)

★ぐしゃぐしゃになったけど今m2G[は](Cメロ)
m2G[来]月も来G[年]hiA[も]ずっと
m2G[なん]てことない 乗G[り]越えられhiA[そ]G[う] A[oh] G[oh]

※アウトロのフェイクが地声hiE
※表記はしてませんが、楽曲全体でmid2Fが頻出です

『日曜日のラブレター』(Official髭男dism)









 まず、『日曜日のラブレター』についてです。この楽曲は、2016年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『MAN IN THE MIRROR』に収録されているナンバーです。ミニアルバムの6曲目に収録されており、アルバムのラストを締めくくります。

 『日曜日のラブレター』はミディアムテンポの明るいラブソングです。ホーンセクションによるイントロが導入されており、ヒゲダンらしいです。ニュアンスとしては、同じ時期にリリースされた作品『黄色い車』に近いです。
 歌メロについても、非常にポップであり、どことなくシンガーソングライターのaikoさんの影響を感じさせられます。ヒゲダンはとりわけ初期において、非常に耳馴染みするポップな作品が多く発表されています。『日曜日のラブレター』もそうした多くの人に耳馴染みする作品なのではないかと思います。


________

 さて、『日曜日のラブレター』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiC(C5) で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCについてですが、サビの後半で登場します。ただ、このhiC場面は、楽曲全体で一部分で、周囲の音階は高くないですので、意外と対応しやすいかもしれません。一般的にはかなり高い音階ですので、キーを下げるのも選択肢だと思います。例えば、原曲キーから3つ下げて地声最高音をhiA辺りにするとより歌いやすくなると思います(場合によってはもっと下げても良いです)。

 この楽曲は、上述しているように、mid2G、hiAといった音階が楽曲全体で多く登場します。ヒゲダン作品の中では歌いやすい部類の楽曲だと思いますが、持久力が要求される作品でもあります。

 『日曜日のラブレター』は音域が高音に寄っており、低音部分に余裕があります。よって、キーの調整はある程度可能であります。ただ、普段歌い慣れていない人がキーを大きく下げると、低音部分が少し歌いにくくなります。「キー調整の融通は利きやすいが、下げ過ぎると低音が辛くなり得る」という類の楽曲です。その点は留意しておいてください。
 ただ、歌メロディーなどはポップであり、テンポも速すぎず遅すぎずであります。練習曲としては歌いやすい部類ではないかと私は考えております。

 『日曜日のラブレター』は原曲キーで歌唱する場合はやはり難易度は上がりますが、キー調整を行えば歌いやすくなると言えます。メロディーもポップであり、多くの人に馴染みやすい作品です。