J-POPの音域を調べ、カラオケ等に役立てる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

Mrs.GREEN APPLE

『インフェルノ』(Mrs.GREEN APPLE)の音域と感想【加筆修正】

(2019/08/13)初投稿
(2019/10/20)地声最低音のミスを修正しました(lowG#→lowE)。最高音を地声と裏声で分けて記載しました。記事も一部加筆しております。


 こんにちは。今回はMrs.GREEN APPLEの『インフェルノ』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 今回、低音部分が少し自信がありません。もしかしたら、後々修正するかもしれません。ミスってたらごめんなさい。


『インフェルノ』(Mrs.GREEN APPLE)、Inferno


【地声最低音】lowE(E2) ※サビ直前で登場

lowE[お]とが出る玩具も 痛みを飛ばす魔法も


【裏声最高音】hiB(B4) ※Cメロで1回

★じごmid2G#[く]hiB[じゃあ]2G#[ま]hiB[いし]


【裏声最高音】hiE(E5)  ※全体でラストサビ1回

hiE[無]hiD#[いん]hiC#[だ]hiB[と][云][フ]



【補足】サビとCメロの注意箇所

★永遠hiC#裏[は]hiB[無いん]mid2G#[だ]と(サビ)
hiC#[無]hiB[いん]2G#[だ]と云2G#[フ]
★僕hiB{ら]mid2G#[は]命の火が
★消えmid2G#[る]hiA[の][日]までA[あ]G#[る]いてゆく

★伝えきれずに失mid2G#[恋](Cメロ)
hiB[め]hiA[ん]mid2G#[ど く]2G#[い]ぃが

『インフェルノ』(Mrs.GREEN APPLE)【修正】









 まず、『インフェルノ』についてです。この楽曲は2019年に5人組バンドのMrs.GREEN APPLEによりリリースされたシングル作品です。2019年8月の現在、配信限定のリリースです。この楽曲は大久保篤さんによる原作漫画『炎炎ノ消防隊』のアニメ化に伴い、主題歌として書き下ろされた作品です。『炎炎ノ消防隊』は現在、週刊少年マガジンで連載されています。
 『インフェルノ』はMrs.GREEN APPLEのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年8月現在、250万回もの再生回数を記録しています。MV公開から10日余りでの記録ですので非常に注目度の高い作品だと思います。

 『インフェルノ』のサウンドについてです。ミセスはキーボードを含んだバンド構成ということもあり、個人的には鍵盤が活かされてたアレンジが目立つ印象でした。しかし、疾走感のあるギターロックで、AメロBメロからサビへとジャンプする展開です。アニメの主題歌ということもあると思います。 
 楽曲全体で見ると、AメロBメロサビCメロの構成であるにも関わらず、演奏時間が4分足らずで非常にタイトです。一昔前だとこの構成にギターソロによる間奏のようなものが定番でしたが、そうしたアレンジが無い分、楽曲全体がコンパクトです。この辺は最近の一つの流れだと思います。
 個人的に好きな箇所は2番Bメロ後半のリードギターです。このフレーズはここだけでしか演奏されません。しかし、それ故に非常に耳に残りました。また、Bメロからサビにかけてのブレイクも1番と2番で変化を付けており、そうした場面も印象的でした。

 『インフェルノ』の歌詞についてです。全体として、「闇」と「光」、「火」といったものを連想させるフレーズが多く使われています。MVもそうしたものを意識して、赤いサーチライトなどが使われています。
 個人的に好きだと思った歌詞は、ラストサビの「音が出る玩具も 痛みを飛ばす魔法も 全部僕にとっての宝物」というフレーズです。ここは一般的なサビの1オクターブ下を歌唱しています。最後のサビの前の静けさといったアレンジです。やや抽象的な歌詞ですが、それ故に様々な解釈を想起させます。




 さて、最後に『インフェルノ』の音域についてですが、【地声最低音】lowE(E2) ~【地声最高音】hiB、【裏声最高音】hiE(E5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも広い音域で、かつ高いです。これまで当ブログで取り上げてきた作品で一番広い音域なのではないかと思います。

 まず、低音部についてですが、lowという音階が複数回登場します。ただ、この辺りは多少正確さを欠いても影響が少ないではないかと思います。『インフェルノ』は2019年8月現在、カラオケでのフル配信はまだされていないようですが、カラオケで点数が気になる方は、この低音部と高音部の音域差により、非常に難易度が上がると思います。

 次に裏声最高音についてです。楽曲全体ではhiEという音階がラストのサビで登場します。この部分は裏声で発声されていますが、「息漏れが極めて少ない裏声」であります。つまり、裏声でも声自体はしっかりはっきり発声されていますので、その分難易度が上がります。

 地声最高音hiBについては、Cメロのラストで登場します。1フレーズのみの登場ですが、非常に重要な場面です。上手く発声したいところです。

 一方、通常のサビではhiC#、hiB,hiAといった音階が登場します。こちらの音階を確実に歌いこなせるようにすることの方が重要度は高いと思います。hiC#,hiBについては裏声ですが、ファルセットではなく、ある程度明瞭さを伴った発声をする必要があります。その点は留意しておいてください。単に「地声がhiA,でhiB,hiC#はファルセット」といった楽曲ではありません。ボーカル大森元貴さんさんの特徴でありますが、全体として器用な発声が求められます。

 
 『インフェルノ』は音域自体が非常に広い楽曲です。故に、キーを下げて1曲を通した練習をするのには向きません。練習曲として使用するならば、「キーを下げて、サビとCメロだけ練習する」といった使い方をした方が良いです。

 音域自体は非常に広い楽曲ですが、歌い慣れて、高音域が非常に得意な人であれば意外と手が付きやすい楽曲なのではないかと思います。ただ、やはり誰しも歌える楽曲ではありません。「難しい楽曲だが、高音域が得意な人は意外と形になりやすいのではないか」ということです。
 
 
 

『ロマンチシズム』(Mrs.GREEN APPLE)の音域

 こんにちは。今回はMrs.GREEN APPLEの『ロマンチシズム』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、今回は地声最低音について少々自信がありませんので、参考程度にしておいてください。


『ロマンチシズム』(Mrs.GREEN APPLE)、Romanticism


【地声最低音】mid1D(D3)  

★ m1D[で]もこの熱意は募る(Bメロ)


【地声最高音】hiD(D5)  ※Cメロで瞬間的に登場

m2G[決して]hiD[な]hiC[い]hiA#[かhiC[ら]hiD地[ぁ]



【裏声最高音】hiD#(D#5) ※Cメロとラストサビで1回ずつ

hiA#地[若]hiC裏[気]hiD[の]hiD#[い]D[たり]hiA#[なん]m2F[か]m2G[じゃ]
hiD[あ]hiA#[な]hiC[た]hiD[に]hiD#[恋]D[を]C[す]A#[る]



【補足】mid2FhiDの注意箇所

★あなたってm2F[人]hiA#裏[ど]hiA[ん]m2G[な]F[人](Aメロ)
★白熊の様に 涼しげで居m2F{たい]の(Bメロ)

★高m2F[ぶっ]F[勇]気を持って声掛けるぅぅぅm2G[ぅ]F[ぅ](サビ)
★流石にそm2F[ろ]そろ m2G[あ]m2F[な]たに恋する 
★私にm2F[気]づいて欲2F[し]いのです
★愛を愛し 恋にm2F[恋]する

m2G[ぐ]m2F[う]G[ぜ]F[ん]m2G[ひ]hiA[つ]hiA#[ぜん]?(Cメロ)
m2G[お]hiA[も]hiA#地声[える 君に]hiC裏[め]A#[ぐ]C[り]A#{会]C[え]hiD[たの]

m2F[みじ]かいhiA#裏[は]hiA[る]m2G[が終]F[わっ]てゆく(ラスト)
m2F[あた]らしhiA#地[い]hiA[じ]A#[だ]A[い]m2G[と]m2F#[生]G[き]A[てい]A#[る]

『ロマンチシズム』(Mrs.GREEN APPLE)









 まず、楽曲についてです。『ロマンチシズム』は2019年に、5人組バンドMrs.GREEN APPLEによりリリースされたシングル作品です。化粧品会社のCMのタイアップが付きました。楽曲は最近(10月)発売されたアルバム『Attitude』に収録されています。
 『ロマンチシズム』はシングルリリースの後に、ミセスのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年10月現在、約1500万回もの再生回数を記録しています。半年足らずでの再生回数ですので、非常に注目されている楽曲であるといえます。

 

 
 『ロマンチシズム』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いのですが、サビ等は必ずしもそうとはいえません。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiDとありますが、『ロマンチシズム』は「楽曲全体が滅茶苦茶キーが高い」というわけではありません。例えば、上述するように、サビに関してはmid2G,mid2Fあたりの音階で構成されております。この辺りの音階であれば、一般的な男性でも届きうるキーです。

 地声最高音hiDについては、Cメロで登場します。また、登場する場面も非常に瞬間的で、すぐに次のフレーズに移ります。よって、例えば「裏声で処理する」などしてもあまり目立たないのではないかと思います。
 一方で、ラストのサビ、Cメロでは地声最高音としてhiA#辺りまでの音階が登場します。この辺りの音階はボーカルの大森元貴さんは地声で歌うことが多いです。よって、原曲キーで歌唱する場合、最低このhiA#辺りの音階はが歌いこなせたいところであります。

 このhiA#については、必ずしも一般的な音階ではありません。よって、多くの人の場合はキーを少し下げて歌唱した方が歌いやすいと思います。たとえば、原曲キーから2つ程度下げると、mid2G#に設定されます。この辺りであれば、ある程度努力が報われやすい音階であります。

 この『ロマンチシズム』は音程が取れることも重要ですが、裏声や地声の区別するだけでなく、声について様々な抑揚を付けることが重要になります。場面場面に様々なカラーが登場しますので、それを上手く表現することが必要になります。例えば、一つのサビについても、前半と後半では声のカラーが少し違います。また、サビとCメロ、サビとラストでも色合いが異なります。キーを下げても良いと思います。声を上手く使いこなす練習曲として、『ロマンチシズム』は利用する価値が高い作品なのではないかと私自身は強く感じました

 ちなみに、『ロマンチシズム』は女性が歌ってもよい楽曲であると思います。ただ、低音部分がやや女性には歌いにくいかもしれません。原曲キーで歌う場合、図で示されるmid1Dの場面はmid1F辺りに置き換えてもあまり違和感はないと思います。それらを考慮しても、女性の音域からすれば、やや低音部が強調されやすい楽曲です。よって、キーを少し上げた方が歌いやすいと思います。一つの目安として、原曲キーよりも2つ程度上げてみると、かなり歌いやすくなるのではないでしょうか。

『僕のこと』(Mrs.GREEN APPLE)の音域と感想

こんにちは。今回はMrs.GREEN APPLEの『僕のこと』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。


『僕のこと』(Mrs.GREEN APPLE)、Boku no Koto


【地声最低音】mid1C(C3)  

★努力も孤独も m1C[む]くわれないことがある


【地声最高音】hiB(B5)  ※サビを中心に登場

m2G[あ]hiD裏[あ] hiB地[な]hiA[ん]G[て]すてG[きな]hiB[日だ](サビ)
hiB[せ]hiA[まい]B{ひ]A[ろい]B[せ]A[か]G[い]
hiB地[そ]hiA[ら]m2G[への]G{び]hiA[か]hiB[たも]hiA[ぉ]




【裏声最高音】hiG(G5) ※1番のサビで登場

hiB[な]hiA[お]m2G[りきら]なG{い]hiA[き]hiB[ず]hiG[も]
hiG[す]hiF#[べ]hiE[て]hiD[ぼ]hiG裏[く]m2G[の]hiA[こ]hiB地[と]



【補足】

★でもm2F#[ね]m2G[僕]2F#[は]何かに怯えている(Aメロ)

★しm2G[あわせと思]hiA[える]hiB裏[きょ]G[うも] (サビ)
★ゆm2G[め敗れ挫]hiA[ける]hiB裏[きょ]G[う]A[も]
hiD裏[き]hiC[せ]hiB[き]hiA[を]m2G[うたう]

m2G[大]hiC[人]hiD[に]hiE裏[な]hiD[る]m2G[につ]m2G[わ]hiA[す]hiB[れ]A[る](サビ2)
hiC[今]hiB[日]hiA[と]m2G[いう ぼ]hiC[く]hiB{の]A[こ]G[と]
★冬にm2F[咲]m2G[く]m2F[は]なに 命が芽吹くよ(Cメロ)
★駆m2G[け]hiA{る]hiA#[は] 雪の大地

『僕のこと』(Mrs.GREEN APPLE)









 まず、『僕のこと』についてです。この楽曲は2019年に、5人組バンドMrs.GREEN APPLEによりリリースされたシングル作品です。『僕のこと』は年末年始に行われる全国高等学校サッカー選手権大会のために書き下ろされた作品で、中継をテレビなどで視聴された方はお馴染みかもしれません。同曲はアルバム『Attitude』にも収録されています。
 『僕のこと』はMrs.GREEN APPLEのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年10月現在、約1100万回もの再生回数を記録しています。1年足らずでの再生回数ですので、非常に注目度の高い作品の一つといえると思います。




 『僕のこと』のサウンド等についてですが、楽器によるアレンジ、歌メロディー含め全体として非常に壮大なアレンジの楽曲です。バンドの演奏のみならず、ストリングスやホーンセクションなどを交えられております。個人的にはサビでのドラムフレーズが非常に好きです。特に1番、ラストサビが印象的です。

 歌メロについてですが、先に述べたように壮大なアレンジに適合するかのように、サビメロが複数あるよなインパクトの強い楽曲構成になっています。例えば、1番はAメロサビ1サビ2といったような豪華な構成になっています。特にサビ2は同じようなメロディーはここでしか登場しません(厳密にはCメロの後に1オクターブ下のメロディーがあります)。これに加え、Cメロが加わり、非常に豪勢です。全国サッカー大会の応援歌ということもあり、非常に勇気づけられる楽曲なのではないかと想像されます。




 
 最後に、『僕のこと』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiB(B5) 、【裏声最高音】hiG(G5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。

 まず、Mrs.GREEN APPLEの大森元貴さんのボーカルの特徴ですが、裏声と地声を行ったり来たりするようなボーカルが展開されます。とても器用に裏声を多用しております。私自身はミセスの楽曲全てを知っているわけでは無いですが、地声に関しては大体hiB~hiC辺りが最高音になることが多いような気がしています。

 『僕のこと』についても、地声最高音はhiBになっており、hiBについても状況に応じて地声か裏声化を使い分けています。このhiBをすべて裏声で対処することが出来ないかを私自身考えてみたのですが、やはり地声で歌えるに越したことは無いと思います。
 hiBは一般的な男性の音域と比べて高めです。それがサビを中心に何度も登場しますので、やはり高難易度といえると思います。

 一方、裏声についてもhiG,hiF#といった音階が登場し、器用な発声が求められます。大森さんは息漏れの少ない裏声を使用していますので、一層難易度が高いです。裏声については、まず「息漏れの多い柔らかい裏声(ファルセット)」がある程度使えるように練習するのが良いと思います。また、歌詞の無いフェイクの部分を使って練習してみても良いかもしれません(歌詞のある部分をルルルなどで歌って練習するのもアリ)。ファルセットは日本の住宅環境などでも練習しやすいと思います。

 これらを踏まえ、一般的な男性の場合は、やはりキーを下げるというのが無難な選択肢だと思います。原曲キーから3~4程度下げて、mid2G(#)あたりに設定するのが良いと思います。
 いつも申しておりますが、この辺りの音階でも普段歌い慣れていない人にとってはハードルが高いです。『僕のこと』については低音部も比較的音階が低いです。よって、キーを大きく下げて練習することにはあまり向かないと思います。mid2F,mid2G等を歌いこなせるようになった時点で、キーを下げてチャレンジしてみてください。





『CHEERS』(Mrs.GREEN APPLE)の音域と感想

 こんにちは。今回はMrs.GREEN APPLEの『CHEERS』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 ※Mrs.GREEN APPLEも最近リクエストが増えているミュージシャンです。リクエスト曲については、なるべく同じアーティストが連続しない形で少しずつアップロードしていきます。


『CHEERS』(Mrs.GREEN APPLE)


【地声最低音】mid1D(D3)  ※楽曲全体を通して登場

m1D[は]かられるられる今日も 1D[と]りあえずさ(Aメロ)
★だって世界は昨m1D[今](サビ)
★やるせない日々だからこそわm1D[ら]おう


【地声最高音】hiC(C5)  ※Cメロ1回

m2G[見]hiD裏[つけ]hiC地[た]hiB[の][四つ葉]hiA[の][ク]hiB[ロー][バ]G[ー][を]


【裏声最高音】hiG(G5) ※Cメロ1か所

m2G[活気]hiG裏[がな]hiD[く]hiC[な]hiB[っ]C[て]B地[き]m2F#[た]G{な]




【補足】mid2F#~hiE辺りの注意箇所

★教えてよ 君は何故、泣hiA裏[く]m2G[の]を(Aメロ)
★かm2G地[た]m2F#[よ]った世の定規で
m1D[な]まぬるいJUICEでm2F#[乾]m2G[杯](サビ)
hiE裏[シ]hiD[ン]hiC[パ]hiB地声[シ]hiA[ー]
m2G[こ]m2F#[われ]てしF#[まっ][た?]

★あhiD裏[い]hiC[し]hiB地[て]hiA[る]m2G[の][こ]{え]F#[たち]G[も](Cメロ)
★それm2G[で]hiA[も]hiB[ね] このご時世にね

『CHEERS』(Mrs.GREEN APPLE)









 まず、『CHEERS』についてです。この楽曲は、2019年に5人組バンドMrs.GREEN APPLEによりリリースされる予定のアルバム『Attitude』に収録されている楽曲です。アルバムのリリースに先立ち、MVが公開されました。MVの公開は以前当ブログでもレビューした『インフェルノ』、『lonvin'』に続き、3か月連続のリリースになります。
 『CHEERS』はMrs.GREEN APPLEのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年9月末現在、約200万回もの再生回数を記録しています。アルバムの発売も迫り、注目度も非常に高まっているといえます。



 『CHEERS』のサウンド等についてです。まず、イントロで登場するシンセの象徴的なフレーズが楽曲のカラーを上手く表現していると思います。どこか遊び心溢れた軽快さが表現されています。DTM(デスクトップミュージック)が盛んになった今っぽさを感じます。また、四つ打ちのリズムが随所に用いられ、楽曲全体を通して高揚感を誘います。他の楽器もこうした軽快感をベースとした演奏になっています。楽曲全体を通して、どの楽器も好きなフレーズがあるのですが、個人的にはとりわけエレキギターのフレーズが随所で光ります。『インフェルノ』と同じ人達が制作したとは思えない振れ幅の感じました。
 
 歌メロディーについては、AメロサビCメロから構成されております。Bメロが無い分、楽曲全体が上手くまとまっているように感じます。それを象徴するように、演奏時間も3分半程度に収まっています。ミセスの歌メロディーは、突拍子もないような高音階のボーカルが随所に登場するイメージなのですが、今回の『CHEERS』でもそれは見られます。主に「息漏れの無い裏声」なのですが、サビやCメロで特に顕著であり、一番高い場面ではhiGにもなります。カラオケ等ではチャレンジされる方は非常に苦戦するのではないかと思われます。

 『CHEERS』の歌詞についてですが、他人や世間の物差しに囚われずに生きていくことが歌われています。ただ、そうした「レールから外れることで生じる不安などもみんなで上手く乗りこなしていこう」という点が、楽曲の軽快さとして強く強調されているように感じました。
 個人的には「教えてよ 人は何故、「幸せ」と追いかけっこしてるの? 彷徨えたら楽だろうな」というフレーズが耳に残りました。少し前に三月のパンタシアの『青春なんていらないわ』の中でも歌詞の中に「正解なんていらないわ」というフレーズが登場しました。「彷徨うこと」や「『効率的に正解に向かうこと』とは異なる別の解を探すこと」が出来にくい現代を象徴しているのではないかと考えました。



 最後に、『CHEERS』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5) 、【裏声最高音】hiG(G5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、『CHEERS』ではhiC以上の高音域は基本的に裏声が使われています。ボーカルの大森元貴さんは息漏れの少ない裏声を多く用いております。一般的には、まずは息漏れの多い一般的にイメージされる裏声を練習した方が良いと思います。ちなみに最高音hiGについては、私自身判別に迷いましたが、今のところは裏声に分類してあります。このhiG辺りになると、裏声でもかなり高いキーになります。

 次に地声最高音についてです。一番高い箇所はCメロのhiCの場面です。ただ、ここは裏声も入り混じる場面ですので、場合によってはhiCは裏声でも良いのではないかと思います。ただ、地声で歌えるに越したことは無いです。
 『CHEERS』は楽曲全体を通しては、最低でもhiA、できればhiB辺りが安定的に歌える必要があると思います。大森さんは他の楽曲においてもこの辺りのキーは地声で歌いこなすことが多いです。ミセスの楽曲ではこのhiA,hiB辺りのキーが頻出する上に、器用な裏声で高音域を歌唱しますので、難易度は非常に高いです。
 一般的には少しキーを下げて歌唱するのがベストのやり方なのではないかと思います。例えば、原曲キーから2つ程度下げると、かなり歌いやすさが上がります。

 ちなみに、『CHEERS』は音域が非常に広いですので、キーを多く下げて練習するするといったことには向きません。ある程度歌い慣れた人がキーを下げて歌唱するということは可能ですが、普段歌い慣れたない人がキーを下げて練習する場合はかなり難易度が高いと思います。後者の場合は、別の曲で歌い慣れた上で、この曲に取り組んだ方が良いと思います。

 

『They are』(Mrs.GREEN APPLE)の音域と感想

 こんにちは。今回はMrs.GREEN APPLEの『They are』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMV・音源が公開されておりません。故に、当ブログにおいてはアルバムのダイジェスト動画を添付します。その中に20秒程度、『They are』の動画が流れます。ご了承ください。


『They are』(Mrs.GREEN APPLE)


【地声最低音】mid1E(E3)  

★君m2F#[の]前で思っm1E[て]しまう
m1E[ゆ]るし[てく]れなくてい[い] (Aメロ)


【地声最高音】hiA(A4)  

★きm2F#[み]m2G#{を]hiA地[愛][せ][てい]たか(サビ)
★神m2F#[さ]hiA[どう]か(2番サビ)
★かhiA地[ね]hiB裏[が鳴]A[りひ]hiC#[び][い]A[た](Cメロ)
★今頃、hiA地[ぼ]くは hiC#裏[ぼ][くは]ぁぁぁhiA[ぁ](ラストサビ)


【裏声最高音】hiE(E5) ※Cメロで1回

hiA[こん]hiE裏[なん]hiD[じゃ]hiC#{な]hiB[い][ん][だ]C#[ろう]A[か]



【補足】mid2F#hiC#辺り

★あたhiC#裏[た]hiB[め]hiA[て]くれるだけでいい(Aメロ)
★神m2F#[さ]hiA[どう]か、こhiC#裏[たえ][て](サビ)
hiA裏[わ]hiC#[か]hiD[ら][な]hiB[い]A[んだ]

★何一つ返せていhiC#[ない]hiB[の]hiA[~]m2G#[に](2番Bメロ)
★たhiD裏[ましいは知っ]hiC#{て居]hiB[る]hiA[んだ](Cメロ)
hiC#[ほ]hiB[ん]hiA[とう]B{の][あ][いって] 
★数えればm2F#{キ]m2G#[リ]hiA[が]m2F#[な]いけど 
hiA[す][て]hiB[が]hiC#[き][のう]A[のように](ラスト)


※2番サビ終了後、間奏に出てくるフェイクの最高点はhiF#です。

『They are』(Mrs.GREEN APPLE)









 まず、『They are』についてです。この楽曲は、2018年に5人組バンドMrs.GREEN APPLEによりリリースされたアルバム『ENSEMBLE』(アンサンブル)に収録されている楽曲です。タイアップなどは無いようです。また、MVなども公開されておりません。



 『They are』のサウンド等についてです。まず、私としてはMrs.GREEN APPLEはギターロック、シンセポップなどのイメージが強かったのですが、『They are』についてはピアノ、ストリングス等が中心となったアレンジです。歌メロのアレンジなどはゴスペルや福音讃美歌のようなテイストを持っています。必ずしもバンドらしいアレンジではないですが、バンドらしい楽曲が多いアルバムの中でひときわ印象に残ります

 歌メロディーについてですが、構造上はサビが冒頭に来て、AメロBメロサビCメロという形をとります。ただ、構造上そうなっているのであり、多くのリスナーが期待するようなポップなメロディーや極上のバラードではないように思えます。サビの展開の仕方などは特にそう感じます。ただそうした点こそが、今回『They are』で強く意識されているようなゴスペルや讃美歌の面なのではないかと思います。その点がやや取っ付きにくいかもしれませんが、非常に美しいメロディーであります。

 『They are』の歌詞についてですが、「君」の愛を上手く受け取れない、優しさに対しても孤独を感じてしまう「僕」が描かれています。一方で、そうした中で、「僕」自身も愛を上手く表現できずに悩んでいます。歌詞の中では「愛せていたか分からないんだ」と歌っています。歌詞の最後では、相手との別れが訪れ、「孤独」の中で「独りで寂しい」と歌っております。そうした感情の中で、「僕」は相手を愛していたことに気付いていきます。
 私なりの解釈では、恋人同士一緒にいてもに感じてしまう距離、不安、不器用な表現なども含めて「愛」なのだと歌っているように考えています。
 


 さて、最後に『They are』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】hiA(A4) 、【裏声最高音】hiE(E5)でメロディーが構成されております。地声に関しては、一般的な男性の音域よりも少し高めです。

 まず、上述してあるように『They are』については裏声が多く登場します。記述はしていませんが、mid2F#辺りでもファルセットで歌われている場面もあります。楽曲の盛り上がる場面でも裏声が多く用いられます。そうした意味で、裏声を練習するのに良い楽曲といえるかもしれません。ただ、hiEの場面は裏声でも高めであり、難易度は高いと思います。『They are』のhiE箇所では息漏れがしない力強さを伴った裏声が用いられています。まずは、hiA~hiC#辺りを上手く歌いこなせるように練習してみるのが良いと思います。

 一方、地声については大体、1番高い場面がhiAになります。ただ、『They are』は楽曲全体を通して裏声が多用されていますので、hiAは必ずしも地声である必要はないかもしれません。重要なことは、裏声と地声を上手く使いこなすことで、メリハリのある表現ができることであると思います。
 私は、一般的な男性の音域の範囲内として、「mid2F,mid2G辺りを歌いこなすことを目標にすること」をしばしば言及しています。この裏声が多用される『They are』に関しても、mid2F,mid2G辺りは確実に歌いこなせた方が幅が広がると思います。

 『They are』については、最低音がmid1Eなので、キーを下げる余裕があります。故に、高音域が苦手な人はキーを下げて練習することも可能だと思います。ただ、普段歌い慣れていない人は、裏声の部分などを歌いこなすが大変だと思います。『They are』はキーを下げて練習することも可能だと思いますが、裏声や地声の微妙な表現の使い分けが必要ですので、別の曲で歌い慣れた上でチャレンジするのも選択肢かもしれません。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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