J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

ボカロ作品

『ロキ』(鏡音リン・みきとP)の音域

 こんにちは。今回は鏡音リン・みきとPの『ロキ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。「ロキ 音域」でググると、検索候補に「サビ」と出てきたので、調べてみました。
 当ブログで、みきとPの作品について取り上げるのは、『少女レイ』以来2回目です。
 


『ロキ』(鏡音リン・みきとP)、Roki(Rin Kagamine・mikitoP)

『ロキ』(鏡音リン・みきとP)











【地声最低音】mid2B(B3)  ※みきとP[男パート]の最低音はmid1B

hiB[さあ] m2B[眠眠]B[打]B[破] 昼m1B[夜逆]転(冒頭)
m2B[テレ]キャスター背負ったサブカルボーイが
B[バンドな]かまにやっほー


【地声最高音】hiE(E5)  

★実は昨夜からhiD[風邪で声]hiB[が]D[出ま]hiE[せん](Cメロ)


【補足】hiAhiB辺りの注意箇所

★勘違いすんな きょhiA[う]A[は]A[マエ]hiB[だ](サビ前)
hiB[ロキロキの]hiA[ロッ]クンA[ロッ]クンB[ロール](サビ)
★かhiB[き]hiA[鳴]らすエレクトリックギターは 
hiB[Don't] A[Stop!]Don't Stop!

hiB[安]hiA[心][安][心]B[レッ]A[シャー]A[いっ]B[ぱい](Cメロ)



 まず、『ロキ』についてです。この楽曲は、2018年にボカロPのみきとPにより発表されました。アルバム『DAISAN WAVE』に収録されております。
 『ロキ』はオリジナルの原曲が、2020年6月現在、3700万回もの再生回数を記録しており、また歌い手のまふまふさん・そらるさんなど多くの人にカバーされております。カラオケランキングでも上位にランクインする等、最近のボカロ作品の中でも代表的な楽曲の1つなのではないかと思います。
 
 『ロキ』は軽快なバンドナンバーであります。鏡音リンの女性パートと、みきとP自身の男性パートにより歌メロが作られております。男性パートについては、mid1B~mid2E辺りで歌メロが作られております。一般的な男性であれば取っ付きやすいレンジなのではないかと思います。なので、今回は女性[高音]パートを中心に言及していきます。
 
 『ロキ』の女性パートの音域的な特徴についてです。図にも示すように女性の音域よりやや高めに作られております。ただ、サビメロを含め、大部分がmid2B~hiBで作られているため、図で示すほど高音域ではありません(とはいえ、難易度が低いわけではありません[後述参照])。同曲の難しい点は、早いテンポの歌メロや、息継ぎのポイントが少ない点だと思います。
 


 さて、『ロキ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiEはCメロで1か所登場します。 【実は昨夜からhiD[風邪で声]hiB[が]D[出ま]hiE[せん]】のところです。ここだけは一般的な女性の音域より高いです。ただ、一か所のみですので、頑張ってみるのも良いと思います。高音域が苦手な方は裏声で歌っても良いです。

 このhiEの場面を除くと、hiBが最高音になります。このhiBはサビを中心に多く登場します。この辺りの音階は一般的な女性の音域なのですが、場合によってはキーを下げても良いと思います。『ロキ』は楽曲全体で息継ぎのポイントが少なく、歌メロも速いため、hiBでも余裕がなくなる人もいるかもしれません。

 『ロキ』の難しい点は、①速い歌メロ、②息継ぎのポイントが少ない、③女性にとってはかなり低い男性パートが入ってくるところだと思います。

 まず、①についてはしっかり歌詞やメロディーを覚えることも重要なのではないかと思います。基本的なことなのですが、頭に入れておいてください。

 ②の息継ぎについてですが、私なりの対策ですが、「歌詞の一部を落としても良い」のではないかと思います。例えば、私自身は2番の【さあ 日進月歩 いい曲書いてる? 動員ふえてる?「知名度あるけど人気はそんなにないから色々大変ですね。」】辺りが一人で歌うのが大変のではないかと感じました。この場面では、【いい曲書いてる】or【動員増えてる】を省略しても良いかもしれません。
 ただ、歌詞の一部を省略して歌唱するとしても、目立つ部分や美味しい部分は頑張って全部歌唱した方がよいです。楽曲の中で、重要な部分と、重要でない部分を見極めて、妥協できる部分を探すのも手ではないかと思います。

 ③の男性パートについてです。ここは、女性が歌唱する場合は1オクターブ上を歌った方が良いと思います。『ロキ』の男性単独パートを1オクターブ上げると、ちょうど女性パートの声域の範囲に収まります。この方法だと、少しメリハリが無くなるかもしれませんが、ある程度違和感なく歌唱することが出来ると思います。
 ある程度慣れてきたら、男性パート向けに少し低めのメロをアドリブで歌ってもよいです。
 
 『ロキ』は難しい部分もある作品ですが、音域的には対処しやすい場面が多いです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。2人でデュエットするのも良いです。(終わり)





『ゆめくいしょうじょ』(米津玄師)の音域

 こんにちは。今回は米津玄師さんの『ゆめくいしょうじょ』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。代わりに、ボカロ曲『沙上の夢喰い少女』のセルフカバーということもあり、巡音ルカバージョンのMVを添付いたします。

※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の楽曲音域一覧

『ゆめくいしょうじょ』(米津玄師),Yumekui Shoujo(Kenshi Yonezu)


『ゆめくいしょうじょ』(米津玄師)









【地声最低音】mid1D(D3)  

★ブーゲンビリアの花が咲いた 給水塔の上m1D[で](Aメロ)
m2D[ああ] [り]m2E[ん]D[か]くを失ってしまm1D[った](Cメロ)


【地声最高音】hiA(A4)  ※各サビで1回ずつ

★痛いの痛m2F#[い]m2G[の]ぉ飛んhiA[で]G[いけ](サビ)
★その涙でm2F#[む]m2G[ね]がいhiA[た]F#[ぁい]G[ぃの](ラストサビ)


【補足】mid2D(一部略)mid2G辺りの注意箇所

★コウノトリは あかんm2E[ぼ]うを連れ去り消えた(Bメロ)

★君の悪いm2F#[ゆ]m2G[め]ぇも(サビ)
m2G[や]m2F#[す]m2E[ら]かな歌声を

★君だm2D[け]にこも[り]m2E[う]D[た]m2G[を](Cメロ)

★側にいてm2E[お]m2F#[く]m2G[れ](ラストサビ)
★この朝にふF#[た]m2G[り]

※ボカロ作品としての『沙上の夢喰い少女』の音域はmid2C~hiGとなります。


 まず、『ゆめくいしょうじょ』についてです。この楽曲は、2017年にシンガーソングライターの米津玄師さんによりリリースされたシングル作品『ピースサイン』のカップリング曲として収録されております。
 『ゆめくいしょうじょ』の原曲は、2010年に米津さん自身がボカロPハチ名義でリリースした『沙上の夢喰い少女』であります。本作は米津さん自身がセルフカバーしたものであります。

 『ゆめくいしょうじょ』はピアノを基調としたバラード作品です。ピアノは東京事変のキーボードとしても活躍されている伊澤一葉さんが担当されております。私自身も、ピアノの間奏などが非常に耳に残りました。
 ボカロ作品の『沙上の夢喰い少女』はミディアムテンポのバンド曲です。よって、アレンジとしては、ボカロ曲としての原曲『沙上の夢喰い少女』と、セルフカバー『ゆめくいしょうじょ』ではかなり異なっております。

 『ゆめくいしょうじょ』の歌メロについてですが、AメロBメロサビといった形で馴染みやすいのではないかと思います。歌メロも非常に美しいですので、多くの人に届きうる作品なのではないかと思います。
 音域的な特徴についてですが、高音部分はやや高めですが、低音部分に余裕が少しありますので、キーを下げて歌唱すると歌いやすくなると思います。



 さて、『ゆめくいしょうじょ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiAは各サビで1回ずつ登場します。また、mid2Gなどの中高音がサビで登場します。mid2F#,mid2G,hiA辺りがサビの目立つ部分で登場しますので、その辺りが上手く歌えるかどうかが試されます。
 hiA部分辺りは一般的な男性の音域よりやや高いですので、歌いにくいと感じられる場合は、キーを少し下げてもよいです。目安としては、原曲キーから1~2つ程度下げるとよいのではないかと思います。

 『ゆめくいしょうじょ』は低音部分に少し余裕がありますので、キーを下げて歌唱することも可能です。ある程度歌い慣れた人であれば、キーを調整すれば歌いこなせる可能性が高いのではないかと思います。 
 一方で、歌い慣れてていない人などは、キーを下げても歌いにくい部分も出てくるかもしれません。「キーの調整は可能であるが、歌い慣れていない人の場合、難しい部分もある」といったところだと思います。キーを調整しても難しい場合は、別の曲で練習して再チャレンジするのもアリです。

 『ゆめくいしょうじょ』はシングル曲のような派手さはないですが、メロディーなどが非常に美しいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてもよいと思います。

※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の楽曲音域一覧


『ピースサイン』『砂の惑星』(米津玄師)の音域調査【加筆】

(2019/02/21)初投稿
(2020/04/09)mid2F~mid2G辺りの音階も詳細に記載しました。解説も一部加筆しております。

 こんにちは。今回は米津玄師さんのアルバム『BOOTLEG』から、『ピースサイン』(2017)『砂の惑星』の2曲を取り上げます。よろしくお願いします。(※『砂の惑星 ( + 初音ミク )』については、youtubeの公式で公開されてる初音ミクバージョンを添付します)
 
 ※米津玄師さんの音域について、当ブログではこれまでに、『アイネクライネ』『爱丽丝(アリス)』『打上花火』(DAOKO×米津玄師)『打上花火』(米津玄師ソロver.)『馬と鹿』『海の幽霊』『orion』、『かいじゅうのマーチ』『恋と病熱』『春雷』『Nighthawks』『ナンバーナイン』『灰色と青 ( + 菅田将暉)』『飛燕』、『LOSER 』『ピースサイン』、『砂の惑星』米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)『パプリカ』(米津玄師セルフカバー)『Flamingo』『フローライト』、『メトロノーム』『マトリョシカ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。


①『ピースサイン』(米津玄師),Peace Sign(Kneshi Yonezu)♪
 

2017年6月21日発売【アルバム『BOOTLEG』収録


『ピースサイン』(米津玄師)









【地声最低音】mid1D#(D#3)

いつか僕らの上をスレスレに 通り過ぎD#[ていっ]たあの飛行機を(Aメロ)
★意味もないのに なぜm1D#[か]
m1D#[残]酷な[運]命が定まってるとして (Bメロ)
★それがいつの日か僕の前にあらm1D#[わ]れるとして
★どうでもいいm1D#[と お]もえた そのこm2F[こ]ろを

★君の言葉で蘇る 鮮やかにも 現れていm1D#[く](Cメロ)


【地声最高音】mid2G#(G#4)  

★どうm2G[し]m2F[よう]m2G#[ない][ほ][ど]ねつれF[つ]G[に]
 転がっていくスm2G#[トー]m2G[リー]
★食べかけのまm2G[ま]F[捨てた]G[あ]m2G#[の]G[ゆ]F[め]
☆オーオーオーオーオ m2G[オッ]m2G#[オー]G[オー]オー

※☆は歌詞に無い部分

【補足】mid2Fmid2G辺りの注意箇所

☆オーm2G[オー]m2F[オー]オーオ

m2G[もう]m2F[一]度遠G[く]F[へ行]け遠くへ行けと(サビ) 
★僕の中で誰かF[がう]たう

★さらば掲げm2F[ろピース]m2G[サ]イン

削り削らm2G[れ]m2F[擦り切]G[れ]F[た]今が(Cメロ)
★もう一度取m2G[り]m2F[も]G[ど]F[ぉ]ぉせ

※☆は歌詞に無いイントロの部分



 まず、『ピースサイン』の音域についてですが、地声最低音mid1D#(D#3)~地声最高音 mid2G#(G#4) でメロディーが構成されています。音域はあまり広くないですが、上記するように最低音mid1D#が頻繁に登場します。高音域が得意な人はキーを上げることもありえますが、いずれにしても思った以上に余裕がないです。見た目以上に難しい楽曲だと思います。
 ちなみに、イントロの『オーオーオー』の部分の音域で一番高い点は、mid2G(G4)となります。間奏ではmid2G#です。よって、イントロの声の部分も再現しようとすると意外としんどいです。

 歌い慣れていない人はキーを下げても良いと思いますが、低音部分が意外に辛いです。キーを下げても歌いにくい場合は、別の曲で練習した上でチャレンジすると良いと思います。

 メロディーの節回しは速いので、①歌詞をちゃんと覚えておいてください。米津さんやRADWIMPSとBUMP OF CHICKENといったミュージシャンのテンポの速い曲は、歌詞を途中でミスすると、置いていかれることが多いです。
 また、②音の『継ぎ目』を意識することも大切です。具体的には


★「もう一度(継ぎ目)遠くへ行け(継ぎ目)遠くへ行けと(継ぎ目)僕の中で誰かが歌う(継ぎ目)どうしようも(継ぎ目【可能ならば】)ないほど熱烈にぃいぃぃ(継ぎ目)

といった感じです。『(継ぎ目)』の部分では音を繋げずに切ることを意識してください。呼吸が苦しくなると音程が狂いやすくなります。(継ぎ目)の部分で呼吸を節約するイメージを持つと安定すると思います。

 楽曲はアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングでも使用されたこともあり、人気が高く、カラオケなどでも盛り上がります。見た目以上に難しい楽曲ですが、手が届かないほど難しいわけではないと思います。比較的努力が報われやすいと私は考えております。





①『砂の惑星 ( + 初音ミク )(米津玄師),Peace Sign( + Miku Hatsune ),(Kneshi Yonezu)♪ 
2017年11月1日発売【アルバム『BOOTLEG』収録


『砂の惑星 ( + 初音ミク )』(米津玄師)









【地声最低音】 mid1F(F3)

★今後千年くm2F[さ]も生えない 砂のm1F[惑]星さ
m1F[の]らりくらり歩き回り たどm2F[り]着いた祈り
★m1F[ぶっ]飛んでいこうぜもっと
★砂漠に林檎の木を植m1F{え]よう


【地声最高音】
mid2G#(G#4)  

★つまりm2F[も]m2G[と]m2G#[どお]G~F[りバイ]バイG[バイ]


【補足】

★応えてくm2F#[れ]m2F[ぼ]くに
m2G[イェイ]今日のG[日は]m2F[サン]ゴーズダウン(サビ)
★心残り残m2G[さ]m2F[ない]ように
m2G[もうす]m2F[こ]しだけ友F[だ]ちでいようぜ今回は

★驚天動地そんで古今未會有のおm2F[もい]出は電子音
★歌ってm2F[お]どろうハッピーF[バース]デイ
★あとは誰m2F[か]m2F#{が]F[勝]手にどうぞ

★風がm2G[吹]m2F[き]曝しなおF[す]m2G[す]F[む]砂の惑星さ(ラスト)


 
 
 次に『砂の惑星 ( + 初音ミク )』について言及します。この楽曲はヒップホップの要素が非常に強い作品です。音域自体も地声最低音 mid1F(F3)~地声最高音 mid2G#(G#4)で構成されており、比較的狭い音域のポップソングといえるでしょう。
 音域が比較的狭いため、高音域がキツイと思われた方はキーを下げるのも手だと思います。

 この楽曲は歌詞のメロディーが独特であり、また歌の節回しも速いです。特に2番の「ぶっ飛んでいこうぜもっと~未會有の思い出は電子音」のあたりです。歌詞カード無しでは聞き取れないレベルだと思います。
 この楽曲についても、ピースサインで述べたように

①歌詞をしっかり覚えておく
②音の継ぎ目を意識する


といった対応が重要だと思います。
 
 楽曲についてはボカロ文化の現状について米津さんが考えたことが描写されていると言われています。サウンドも非常にかっこよく、中毒性が高い作品です。



『少女レイ』(初音ミク[みきとP])の音域

 こんにちは。今回は初音ミク[みきとP]の『少女レイ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『少女レイ』(初音ミク[みきとP])


『少女レイ』(初音ミク[みきとP])











【地声最低音】mid2A(A3)  

★本能が狂い始めm2A[る] A[追]い詰められたハツカm2G#[ネ]ズミ(Aメロ)
★m2A[ふ]みきりへと飛び出m2A[した]

m2A[そう] [き]みは[と]もだち (Bメロ)
★二人hiA[き]りこのまm2A[ま] 2A[あ][し]合えるさ―


【地声最高音】hiD(D5)  ※ラストの転調サビ

★繰りm2G[返]hiA#[す]hiD[フラッ]hiC[シュバック]

※転調前の通常サビはhiC#が最高音です。


【裏声最高音】hiF(F5) 

★お揃hiF[い]hiD[の]hiC[キーホ]hiA#[ルダー]

※転調前のサビではhiEが最高音になります


【補足】mid2G#hiC#辺りの注意箇所

★僕の手m2G#[を]hiA[つ]G#[か]めよ(Bメロ)
★居場所なんm2G#[て]hiA#[無い]G#[だ]A#[ろ]

hiA#[二]hiA[度]とはかA[え]hiC[ら][ぬ]A[き]A#[み](転調サビ[+1])
★とhiC#[り]hiC[憑]hiA#[か]C#[れ]C[て][仕]hiA[舞][た]A#[い]

※通常サビは一つキーが低いです。


 まず、みきとPについて少し説明します。みきとPは2010年頃に『こくはく』でボカロPとして活動し始めます。その後、『いーあるふぁんくらぶ』、『サリシノハラ』などがヒットします。ボカロPのみならず、声優などへの楽曲提供も盛んであり、自身でボーカルを披露することもあります。
 2018年にリリースされた『ロキ』は近年のボカロ曲の中でも際立った人気作の一つでもあり、ボカロファン以外の方でも広く知られているのではないかと思います。

 さて、『少女レイ』についてです。この楽曲は2018年にみきとPによりリリースされたボカロ作品です。ボーカルは初音ミクが務め、アルバム『DAISAN WAVE』に収録されています。タイアップなどはありません。YouTubeで公開されているMVは270万回もの再生回数を記録しています。

 『少女レイ』は夏を思わせるアコースティックギターを基調としたミディアムテンポのバンドナンバーです。非常に爽やかなポップナンバーです。一方で、歌詞は死を強く漂わせる内容になっております。ダークな歌詞をポップな歌メロで上手く覆い隠すさまは、私自身は非常に好きです。

 歌メロについてですが、AメロBメロサビという馴染みやすい形です。メロディーもポップであり、多くの人に届きうる楽曲なのではないかと思います。同曲は、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどではその点も注意しておいてください。
 
 キーについては女性の音域と同じくらいか少し高いぐらいです。ボカロ界隈の作品としては非常に親しみやすいキーなのではないかと思います。




 さて、『少女レイ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3) ~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内か少し高いくらいです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiDはラストのサビで登場します。同曲はラストのサビで転調しますので、通常のサビではhiC#辺りが最高音になります。この辺りの音階は一般的な女性の音域の範囲内でありますが、場合によってはキーを少し下げても良いかもしれません。目安としては、原曲キーから1~2程度下げると良いのではないかと思います。

 『少女レイ』は低音部分に少し余裕がありますので、キーの調整はある程度可能です。ただ、上述のように最低音のmid2Aが何度も登場しますので、見た目よりは低音部分が辛く感じるのではないかと思います。「キーの調整はある程度可能ではあるが、練習して適した作品は他にもある」といった位置づけになるのではないかと私は考えております。

 『少女レイ』は個人的にはもっと広く知られても良い曲なのではないかと思います。私自身非常に好きなボカロ作品です。カバーがもっと増えてほしい作品の1つです。



『命に嫌われている』(初音ミク[カンザキイオリP])の音域

 こんにちは。今回は初音ミクの『命に嫌われている』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、添付動画としてボカロの原曲と、歌い手のまふまふさんが歌唱されているバージョン2つを添付いたします。


『命に嫌われている』(初音ミク[カンザキイオリP])、Inochi ni Kirawareteiru(Miku Hatsune[Kanzaki Iori P] )


【地声最低音】mid1G(G3)  

★そんな歌が正しいなんてm1G[馬鹿]げてるよな
m1G[周]りが死んだら悲しくて


【地声最高音】hiG(G5)  ※サビやCメロを中心に登場

hiC[簡]hiG[単]hiE[に]hiD[電波で]E[な]D[がし]C[た](サビ)
hiG[ぼ]hiE[くらは]hiD[命]hiC[に]D[嫌わ]hiE[れ]D[て]C[いる]

hiC[変]hiG[わらず誰]hiE[かがど]hiD[こ]hiC[かで]D[死]E[ぬ](Cメロ)
hiC[君]hiG[が生きて]hiE[いた]hiD[なら]C[それ]D[で]E[いい]

hiC[こ]hiG[ろし]hiD[て]  C[あ]hiE[がい]D[て]  (ラスト)
hiC[生]hiG[き]hiD[ろ]


【補足】hiChiEの注意箇所

★僕hiC[らは]hiD[命に嫌わ]C[れ]D[てい]hiE[る] (サビ)
hiC[価値]hiD[観もエゴも押]hiE[し]D[付]C[けて]
hiC[軽]hiD[々しく命]C[を]D[見]C[てる] 

hiD[ずっと一人で]hiC[わ]D[らえ]hiE[よ](2番サビ直前)
hiE[愛]hiD[情]E[も]  hiD[ゆうじょ]hiC[うも](Cメロ)
★滑hiC[稽な夢のたわ]hiD[むれ]hiE[で]  
hiC[全]hiD[部カネ]C[で]D[買える]E[し]D[ろ]C[もの]

hiE[そう]hiC[だ]。  C[本]hiD[当]E[は]
hiD[そういうこ]hiC[とがう]D[たい]hiE[たい]



『命に嫌われている』(初音ミク[カンザキイオリP])









 まず、『命に嫌われている』についてです。この楽曲は、2017年にカンザキイオリさんにより制作、リリースされたボカロ作品です。ニコニコ動画などで多くの再生回数を記録し、歌い手のまふまふさんなどにもカバーされました。
 初音ミクバージョンのオリジナルは、2020年3月現在、YouTubeで1200万回以上再生され、まふまふさんによりカバーされたバージョンは6000万回近くの再生回数を記録しています。最近のボカロ作品では非常に人気の高い1曲なのではないかと思います。

 『命に嫌われている』はピアノのイントロから始まるロックナンバーです。途中からストリングスが加わり楽曲を盛り上がて行きます。
 歌メロの特徴についてですが、サビ直前までは比較的低めの音域で歌われ、サビから急激にキーが上がり、hiG,hiEといった音階が多く登場します。恐らく原曲キーで歌唱できる人はごくごく一部の方に限られるのではないかと思います。ちなみに、サビメロについてはヨナ抜き音階で作られております。この『命に嫌われている』も非常に人気を集めていますが、最近のヒット曲ではヨナ抜きで作られることが増えたように感じます。

 




 さて、『命に嫌われている』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な人の音域よりもかなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、サビの直前までは比較的低い音程で歌メロが作られています。大体mid2Eくらいです。サビの直前からhiGなどの高音域が連発されるようになります。

 ちなみに、歌い手のまふまふさんはCメロについては、裏声を多用しており、サビとの違いを強調しています。実際に歌唱する際は、ボカロではなく、まふまふさんなどカバーされている『人』のニュアンスなどを参考にした方が良いと思います。また、カバーされる方によってキーが各々異なりますので、その辺りも参考になります。

 『命に嫌われている』は高音域が非常に高く、音域も広いため、キーの調整は難しいです。ある程度歌い慣れた人であれば、ちょうど良いキーを見つけること可能であると思います。ただ、キー調整を行ったとしても、普段歌い慣れていない人にとっては非常にハードルが高いです。その点は留意しておいてください。

 私なりに考え、実践していることなのですが、ボカロなどの作品を歌う際は、「自分が大体どのキーを歌いこなすことができるか」、「どのキーならば自分の声質が活きるか」などを把握しておいた方が良いと思います。最近はスマホにボイスレコーダーなども付いております。また、ピアノアプリなどもあるため、自分がどのキーを歌いこなせるかといったことも特定しやすいです。自分の声の特徴や、課題などを把握したうえで、ボカロ作品のキー調整を行うと良いと思います。

 例えば、『命に嫌われている』の場合、1オクターブ下げて歌った方が歌いやすい男性もいると思います。私自身は、この楽曲についてはチャレンジしたことは無いのですが、音域を見る限り、原曲キーから2~3つ上げて、1オクターブ下を歌唱するのが目安になりそうです。女性だともっとキーを上げても良いかもしれません。

 ボカロ作品は全体として難易度が高い作品が多い印象です。練習する際は、比較的歌いやすい別の曲と並行してチャレンジした方が良いのではないかと私は考えております。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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