J-POPの音域を調べる

J-POPを中心にボーカルの音域を調べていきます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べ、楽曲の感想なども述べていきます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

Acid_Black_Cherry

『異邦人』(TAK MATSUMOTO featuring ZARD)の音域

 こんにちは。今回はTAK MATSUMOTO featuring ZARDの『異邦人』(2003)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲になります。

 同曲は、1979年にシンガーソングライター久保田早紀(現:久米小百合)さんにより歌唱された原曲のカバーになります。キーについては原曲と同じになります。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。代わりの動画として、tabatie1119さんのギターカバー動画を添付いたします。ご了承ください。



『異邦人』(TAK MATSUMOTO featuring ZARD)、Ihoujin


『異邦人』(TAK MATSUMOTO featuring ZARD)










【地声最低音】mid2A#(A#3)  

★そm2G[ら]と大地m2A#[が] [ふ]hiA[れ][う]彼方(Bメロ)


【地声最高音】hiC(C5)  ※楽曲全体で多く登場します

★鳥や雲やゆhiC[め]hiA#[まで]m2G#[も](Aメロ) 
★なm2G[に]も知ら[な]G#[い]hiA#[わた]hiC[し]
hiC[あ]hiA#[な]m2G#[た]A#[に こ]hiC[の]G#[ゆ]m2G[び]G#[が]
hiA[過]m2G#[去][か]hiC[ら]hiA#[の]たびびC[と]A#[を](Bメロ) 


【裏声最高音】hiC(C5) ※Aメロ

m2G#[つ]m2G[か][う][ぅ][と] G#[し]hiA#[て][い]hiC裏[る]


【補足】mid2GhiA#の注意箇所

★こm2G[ど]m2G#[も][た]ちが空に向い (Aメロ)
★両m2G[手]m2G#[を]hiA#[ひ]ろげ
m2G#[と]hiA#[ど]m2G[く][し]G#[ん]A#[じ]G[て]いた

hiA[呼]m2G[ん]でる道(Bメロ)


 まず、TAK MATSUMOTO featuring ZARDについて少し説明します。TAK MATSUMOTOは2人組音楽ユニットB'zでギタリストとして活躍する松本孝弘さんのことです。一方、ZARD(ザード)は坂井泉水さんを中心に結成された音楽ユニットです(ZARDについての詳しい説明は、また別の機会に行います)。『異邦人』をカバーするにあたって、B'zの松本孝弘さんとZARDがコラボレーションすることになりました。

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 さて、『異邦人』についてです。この楽曲は、1979年に女性シンガーソングライターの久保田早紀(現:久米小百合)さんによりリリースされたシングル作品です。原曲のタイトルは、『異邦人 -シルクロードのテーマ-』となっています。久保田早紀さんの代表的な作品であり、今もなお多くの人にカバーされるなどしております。まさに、時代を超えた名曲の1つなのではないかと思います。

 『異邦人』は2003年にB'zのギタリスト松本孝弘さんと、音楽ユニットZARDのコラボでカバーされました。原曲ではストリングスなどが担当していた印象的なイントロは、松本孝弘さんのギターにより再現されております。TAK MATSUMOTO名義の作品ということもあり、ロック色が非常に強くなっております。ボーカルは坂井泉水さんのエバーグリーンな歌声が印象的です。

 『異邦人』の歌メロについてです。同曲は、歌メロがAメロとBメロ(もしくはサビ)で構成されており、シンプルです。最近の作品では、こういう作品は非常に少なくなりましたが、90年代前半くらいまでのヒット曲には時折見られたイメージです。よって、曲を覚えるのも比較的容易です。
 音域についてはそこまで広くなく、キーの調整なども行いやすいです。練習曲としてもかなり使いやすいのではないかと思います。先にも述べましたように、構成もメロディーテンポも難しくないので、曲も覚えやすいです。



 さて、『異邦人』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3) ~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiC楽曲全体を通して登場します。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内といえます。ただ、高音域が苦手な女性などもおられると思います。場合によっては、キーを少し下げてもよいです。また、歌い慣れていない女性などもキーを少し下げても良いかもしれません。比較的努力が報われやすい作品なのではないかと思います。

 『異邦人』は音域自体は、そこまで広くなく、キーの調整も行いやすいです。歌い慣れていない女性が歌いやすいキーを見つけることも可能だと思います。非常に融通が利きやすい楽曲です。hiCなどが多く登場するため、高音が苦手な方はキーを下げてもよいと思います。個人的には、練習曲として非常に向いている作品の一つではないかと考えております。




 『異邦人』は多くのミュージシャンによりカバーされております。例えば、男性ではロックバンドJanne Da Arcとしても活躍していたAcid Black Cherryがカバーしております。ABCのyasuさんは原曲キーから3つ下げたキーで歌唱されており、音域はmid1G~hiAになります。この音域だと、一般的な男性には少し高いですので、少しキーを下げた方がよいと思います。

『愛してない』(Acid Black Cherry)の音域

 こんにちは。今回はAcid Black Cherryの『愛してない』(2007)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『愛してない』(Acid Black Cherry)、Aishitenai


【地声最低音】mid1G(G3)  ※Aメロ

★かm2E[よい慣]れた街路E[樹] あなたのせm1G[まい]m2F[部]E[屋]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※各サビで2回ずつ

m2F[ねぇ]m2E[あ][ね] [そ]m2G[ば]hiA#[に]hiA[おい]E[で]




【補足】mid2E(一部略)hiAの注意箇所

m2E[あ]いしてるの・・・[あ]いしてE[る]m2F[の](冒頭サビ)
m2F[もう]m2E[こ][に] F[な]m2G[らない]m2F[く]E[らい]
m2F[あ]なたが・・・そう想うよりも

★長い月日がm2F[も]m2E[う] m2G[ど]m2F[れ]E[も] F[眩しす]ぎて(Aメロ)

m2E[ど]m2G[うし]m2F[て]E[な]F[の]?m2E[や]さしさm2G[は](サビ)
hiA[もう]G[ぅ]E[いら]m2F[ない]E[の]
m2G[さ]m2F[よな]m2E[ら]F[が]E[言]えなくて

『愛してない』(Acid Black Cherry)









 まず、『愛してない』についてです。この楽曲は、2007年にシンガーソングライターのAcid Black Cherryによりリリースされたシングル作品です。アルバムでは『BLACK LIST』に収録されています。タイアップなどは確認できませんが、このシングルにはカップリング曲として『異邦人』のカバーが収録されています。オリジナルは1979年に久保田早紀さんにより歌われております。こちらも長く愛されている楽曲ですので、いずれ取り上げることができたらと考えております。
 『愛してない』はYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2020年2月現在、800万回もの再生回数を記録しています。また、live版の動画も200万回以上の再生回数があり、人気が高い作品です。

 『愛してない』はAcid Black Cherryらしい歌謡的なバンドナンバーです。歌メロが非常に美しく、切ないナンバーであります。また、歌詞は女性目線を思わせる表現になっておりこの辺りもJanne Da Arcから続くyasuさんっぽさでもあると思います。個人的には、2番サビの終了後のギターフレーズが非常に好みでした。

 『愛してない』の音域的な特徴についてです。図にも示しましたが、音域的にはあまり広くなく、キーの調整は行いやすいと言えます。過去に当ブログで取り上げたJanne Da Arcの『DOLLS』『桜』は大体これに近い音域で歌われております。
 一方で、上述のように、サビがmid2E~hiA#の音域が頻出します。この辺りの音階が得意な方でも、じわじわと体力を削られていきますので、持続力が要求されます。



 『愛してない』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#はサビで登場します。この辺りは一般的な男性の音域よりも高めです。一般的には、キーを下げて歌唱する方が歌いやすいのではないかと思います。原曲キーから2~3程度下げると、最高音がmid2G(#)に設定されます。
 
 この楽曲のもう一つの特徴はサビ全体を通して、mid2E~hiA#辺りの中高音域が連続的に登場する点です。よって、先にも述べましたが、じわじわと体力が削られていきます。以前、Janne Da Arcの『DOLLS』という曲を取り上げ、こちらもmid2F#~hiAが連続的に登場しました。私なりの印象ですが、『愛してない』の方がDOLLSよりも楽なのではないかと思います。ただ、『愛してない』は所々で音程が取り辛い場面があります。

 『愛してない』は音域が広くありませんので、キーの調整は行いやすいです。歌い慣れていない人がキーを大きく下げて歌唱することにも向いているといえます。yasuさんの独特の抑揚などを表現するには練習が必要です。ただ、メロディーが美しいので、しっかり音程が取れていれば、ある程度完成度の高い表現が出来るのではないかと思います。個人的には、練習曲としてはお奨めしやすい作品だと考えております(原曲キーは難しい)

 『愛してない』は女性目線の曲でもありますので、女性が歌唱しても良いと思います。キー調整は個人差がありますが、ある程度歌い慣れた人の場合は少しキー(1~3程度)を上げても良いのではないでしょうか。

『イエス』(Acid Black Cherry)の音域

 こんにちは。今回はAcid Black Cherryの『イエス』(2012)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログでは、以前にJanne Da ArcのDOLLSを取り上げましたが、Acid Black Cherryについては、今回が初めてになります。


『イエス』(Acid Black Cherry),Yes


【地声最低音】mid1D(D3)  

★外は雨 あの日と同じ夜のあm1D[め]


【地声最高音】hiA#(A#5)  ※転調後サビ

★「hiA#[愛し][てる] A#[愛し]G[てる]G#[よ]」
hiA#[し]m2G#[ず]m2G[か]G#[に]G[目]G#[を]A#[閉]G[じ]A#{たぁ][ぁ]
hiA#[愛し]m2G[てる] A#[愛してるよ]m2G#[ぉ]




【補足】mid2Fmid2G#の注意箇所

★「私の事あm2F[い][て]る?」[が]君の口癖(Bメロ)
★イタm2F#[ズ]m2G[ラ]に笑う 君が好G[き]F#[だったん]G[だ]

★あm2G#[め]m2G[に]m2F[う]G[た]G#[れ]G#[み]G[を]F[抱]G#[き締]G[め](転調後サビ)
m2G[叫]m2F[ん]F[い]G[た] 
m2F[た]った一言 簡単な言葉なのに

『イエス』(Acid Black Cherry)









 まず、Acid Black Cherry(アシッド・ブラック・チェリー)について少し説明します。「ABC」とも略されるAcid Black Cherryは、ヴィジュアル系ロックバンドJanne Da Arc(ジャンヌダルク)でボーカルを務めたyasuさんが2007年より開始したソロプロジェクトです。外見としては、Janne Da Arc時代よりもヴィジュアル系的な要素が強くなっています。今回取り上げる『イエス』を含め、多くのヒット曲を記録しております。個人的には、『ブラックチェリー』、『蝶』などジャズテイストの楽曲が記憶に残っております。

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 さて、『イエス』についてです。この楽曲は、2012年にAcid Black Cherryによりリリースされたシングル作品です。アルバム『2012』に収録されております。この『イエス』、『2012』あたりからAcid Black Cherryの知名度が大きく向上しました。
 『イエス』はAcid Black CherryのYouTube公式チャンネルでもMVが公開されており、2020年現在、2100万回もの再生回数を記録しています。Acid Black Cherryの楽曲の中でも人気の高いナンバーだと思います。

 『イエス』はバンドサウンドを基調としたバラードナンバーです。作詞作曲編曲はyasuさんが担当しております。Acid Black Cherryの作品の中ではポップ色が強いナンバーなのではないかと思います。ラストのサビでは転調が行われ、楽曲がドラマティックに展開していきます。



 さて、『イエス』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA#(A#5) で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#についてはラストのサビで多く登場します。『イエス』は転調が行われ、ラストのサビではキーが1つ上がるため、通常のサビではhiAが最高音になります。
 上述のように、hiA#の周辺にはmid2G#,mid2Gといった高めの音階が集中しており、歌い手の持久力が試されます。こうした特徴はJanne Da ArcのDOLLSでも取り上げました。Acid Black Cherryでもこうした特徴が多く見られるように感じます。地声最高音がhiA#の楽曲ですが、見た目以上に難易度が高い楽曲です。

 一般的な男性の場合、キーを下げて歌唱した方することも選択肢に入れておいてください。キーを3つ程度下げると地声最高音mid2G辺りに設定されます。この辺りであれば、かなり一般的な音域になると思います。それでも普段歌い慣れていない人にはかなり辛いキーだと思いますので、キーをさげるにしてもしっかり練習を重ねてください。

 『イエス』は音域が広すぎず、ある程度であればキーの調整も可能であります。ただ、キーを下げ過ぎると低音部分が逆に辛くなってしまうこともありえます。「ある程度歌い慣れた人がキー調整する分には良いが、歌い慣れていない人が練習するには少し融通が利きにくい」といったところだと思います。その点は留意しておいてください。キーを下げて練習しても歌いにくいと感じたときは、別の曲で練習して再チャレンジするということも考えてください。

管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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