J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

2019年10月

『DECIDED』(UVERworld)の音域

 こんにちは。今回はUVERworldの『DECIDED』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルで動画がフル公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はショートバージョンになります(ショートバージョンとはいえ、ラストのサビ直前まで視聴できます)。ご了承ください。


『DECIDED』(UVERworld)


【地声最低音】mid1G(G3)  ※2番Aメロで1回のみ

m1G[ど]くされたとしても


【地声最高音】hiD(D5)  ※サビで登場

★そうhiA[しん]hiB[じ]hiD[るっ]
hiB[か]hiA[ぞ]えるべきもhiA[の]hiB[は]hiD[ぁ][ぁ](2番サビ直前)



【補足】mid2G(一部のみ)hiCの注意点

m2G[さぁ お前ら心の導きへ] (冒頭)
m2G[始めよ今日がその] hiA[エッ]m2G[ク][デイ](X-day)

★毒hiA[さ]れたしても(Aメロ)
★叶わぬことだってくhiB[さ]hiA[る]ほどあるだ[ろう]
★何のhiB[意]hiA[味]もないだろう
★そこにきぼm2G[う感じてる]hiB[か]hiA[ら]G[じゃ]B[な][ぁく]

★愛hiB[す]hiC[るっ]hiA[て決めた]ぁかB[ら 愛し]A[て](サビ)
hiA[決めたから もう信じてい]hiB[く][だけ]
★ぼくらが不安感じるべきこhiB[とは]hiA[ぁ]
★本当に心がhiB[一番選びたいもの]hiA{ぉ]
hiA[選][で][か?っ][こ]A[だ]ろう

★もう4D超えハミ出すくらいがhiB[丁]hiA[度い]hiB[ぃ]


※mid2Gをすべて記載すると表記が膨大になりますので、冒頭以外は割愛。

『DECIDED』(UVERworld)









 まず、『DECIDED』についてです。この楽曲は、2017年にUVERworldによりリリースされたシングル作品です。同年にリリースされたアルバム『TYCOON』(タイクーン)に収録されています。タイアップとして、空知英秋氏による漫画作品の実写版『銀魂』の主題歌に起用されております。楽曲は映画のために書き下ろされました。
 個人的に感じたことは、楽曲が非常に濃密であることです。楽曲自体は4分40秒程度の作品なのですが、ラップパート、AメロBメロサビなどがこの時間で収まっている点に非常に驚きました。また、Bメロがやや短く、サビと合体したようなアレンジになっています。一方、サビは少し長めにとっており、同じメロディーでも前半後半でリズムが異なり、特に後半部分は浮遊感を感じます。AメロBメロサビという形ではありますが、非常に工夫が凝らしてあります。

 


 さて、最後に『DECIDED』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音はmid1Gになっており、2番のAメロに登場します。ただ、この場面ですが、特段の理由が無ければ、mid2Bで代用しても違和感はほとんど無いと思います。
 このmid1Gの場面を除けば、『DECIDED』の最低音はmid2Bであります(もしかしたら見落とした音があるかもしれません)。その点を考えると、この『DECIDED』は決して広い音域でメロディーが作られているわけではありません。つまり、音域が広くないということはキー調整がしやすいことを意味します。

 次に、地声最高音hiDについてです。hiDはサビおよびその近辺で登場します。また、hiDのみならず、hiC,hiBといった高音域も多く登場します。これらの音は一般的な男性の音域としては高めであります。普通の男性の場合は、キーを下げて歌唱した方が良いのではないかと思います。
 例えば、原曲キーから4~5下げると、最高音hiDがhiA(#)に設定されます。この辺りのキーも少し高いですが、少し苦しめに歌う方が楽曲のニュアンスを表現しやすいかもしれません。その点は各々調整してください。

 咲にも述べましたように、『DECIDED』はごく一場面を許容すれば、音域はあまり広くないです。よって、キー調整もしやすいと言えます。ただ、ラップパートがあり、TAKUYA∞さんのしゃくりやこぶしを効かせたような歌唱も多く見られます。よって、キーを調整したとしても初心者向きの楽曲とは言い難いです。確かにキー調整の効きやすい楽曲ですが、別の曲で歌い慣れた上でチャレンジするのが良いと思います。キーを下げて練習するにしても、TAKUYA∞さんのニュアンスが再現できない点についてはあまり気にしない方が良いです。最初のうちから、プロのようには歌えないです。



『監獄ROCK』(HYDE)の音域

 こんにちは。今回はL'Arc-en-Cielのボーカルとしても活躍されているHYDEさんの『監獄ROCK』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。
 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVが公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。


『監獄ROCK』(HYDE)、Kangoku ROCK


【地声最低音】mid2A(A3)  ※Aメロ

★絶対 submission 整列 非現実的 resis-[-tance]m2A


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※各サビで1回ずつ

hiC#[あ]くむまでも飲みhiB[干せ] 



【補足】mid2F#hiBの注意箇所

m2F#[Break it その硬い] defense(Aメロ)
★会場内は解除し限界突破m2F#[しろ!]

hiB[監]獄から救いm2G[出せ] [本]能へと手を伸hiB[ばせ](サビ)
hiB[取]hiA[り]m2G[も]A[ど]G[せ][分][を][~]A B[yeah yeah]


『監獄ROCK』(HYDE)









 まず、HYDE(ハイド)さんについて少し説明します。当ブログでもL'Arc-en-Cielについては何曲か取り上げておりますが、ラルクのボーカルとして広く知られているHYDEさんです。HYDEさんは2001年より、バンドの合間を見てソロ活動をされております。2008年よりVAMPSという音楽ユニットでも活躍されております。2017年にVAMPSの活動休止後は、再びソロとして、活動を活発化させております。
 HYDEさんのソロやVAMPSについては、L'Arc-en-Cielと比較してハードロック、ラウドロック、ハードコアの要素が強いと思います(00年代初期のアルバムはポップやアコースティック寄りの路線だったと記憶しております。)。
 
 さて、『監獄ROCK』についてです。この楽曲は2018年にHYDEさんによりリリースされたシングル『FAKE DIVINE』に収録されているナンバーです。いわゆるカップリング曲です。サウンド的な傾向としては、ハードロックやヘヴィメタルなどの路線です。ボーカルに関しては、HYDEさんはL'Arc-en-Cielではクリアで耽美な印象が強かったですが、この『監獄ROCK』では、ドスのきいた濁った発声をされています。音域的な難しさよりも、こうした発声が出来るかどうかというのも『監獄ROCK』の歌唱の難しさに関係してくると思います。



 最後に、『監獄ROCK』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音のhiC#ですが、各サビで1回ずつ登場します。上図に示しますように、1音のみの登場ですので、よく聴いていないと聞き逃してしまうかもしれません。hiC#は男性としてはかなり高めのキーで、また『監獄ROCK』は唐突にこの音階が登場します。その点で一層難易度が高いです。
 この【hiC#[あ]くむまでも飲みhiB[干せ]】の場面ですが、場合によっては、hiC#をhiBなどに置き換えても良いかもしれません。また、荒々しい楽曲的特徴から、少し音程がブレてもあまり気にならないと思います(他の部分がしっかり歌えていることが前提です)。

 『監獄ROCK』については、サビを中心にhiBが多く登場します。原曲キーで歌唱する場合、hiC#は別として、このhiBの音階は確実に発声したいところです。
 しかし、このhiBも一般的には高めのキーです。一般的な男性の場合は、キーを下げるのがベストな選択肢なのではないかと思います。キーを下げることに抵抗がある人も多いと思いますが、原曲キーで歌唱するよりも、荒々しくドスの効いたボーカルを上手く再現することに力を入れた方が良いのではないかと思います。

 『監獄ROCK』は比較的音域が狭いですので、キーを下げての歌唱などにも向いていると言えます。ただボーカルの発声などを考えると、決して初心者向きの楽曲とはいえません(楽曲のニュアンスを犠牲にして、自然な発声でメロディーを歌うのはアリとは思います)。普段歌い慣れていない人は、別の曲で歌い慣れた上でチャレンジするのが良いと思います。



『Missing You』(MY FIRST STORY)の音域

こんにちは。今回はMY FIRST STORYの『Missing You』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。


『Missing You』(MY FIRST STORY)


【地声最低音】mid1G#(G#3)  

★Whenever you are feeling lone[ly]m1G#(Aメロ)
m1G#[大]切な[モ]ノは[ココ]にある[のに](ラストサビ直前)
★君と僕だけが[今]、ま[だ][だ][だ][だ]遠く[て]


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※サビで頻出(曲全体で18回)

★We can’t hiD#[find] hiC[you] hiA#[a-]-ny-[-thing] C[now!!]



【補足】hiA#hiC#の注意箇所

★暗hiA#[闇の]中 切りhiC[裂][かれ]A#[た](Bメロ)
★きおhiC[く]hiC#[を][よ]C#[み]C[が]hiA#[ぁ][ら]せ[て]
★たった一つのhiA#[ぉ]hiC[も][いで]も丸めて投げ捨て[て]

★I will hiA#[ne]ver [ne]ver [ne]ver [ne]ver A#[ne-]hiC[-ver]A#[say] it

★You’ll decide, it hiA#[may] be hard to achieve and(Cメロ)
★if you could leave it hiA#[some-]hiC[-where] [in] your heart
★Today, it will now hiC[be with you]

『Missing You』(MY FIRST STORY









 まず、MY FIRST STORYについて少し説明します。MY FIRST STORYは、2011年より活動する5人組のロックバンドです。現在、メンバーの一人が無期限活動休止中であり、2015年以降は、主に4人で活動しております。音楽のジャンルとしては、エモーショナルハードコア、スクリーモ、オルタナティブメタルなどに当たります。当ブログでは、少し前にシンガーソングライターさユりさんとのコラボ作品『レイメイ』を取り上げました。
 歌声を聴いた方にはピンとくるかもしれませんが、MY FIRST STORYのボーカルHiroさんは、ONE OK ROCKのボーカルとして活躍されるTakaさんの弟に当たります。声質的には、Hiroさんの方が若干声色が高く、クリアです。音域的には、『レイメイ』でも取り上げましたが、男性ボーカルとしては非常に高いです。

 
 さて、『Missing You』についてです。この楽曲は、2016年にマイファスによりリリースされたアルバム『ANTITHESE』に収録されています。シングル作品などではありませんが、アルバムの発売に先立ち、レーベルのチャンネルでMVが公開されました。
 『Missing You』の再生回数は2019年10月現在、2000万回近くに上っております。非常に人気の高い作品のひとつです。また、外国の方々によるコメントも目立つ点も特徴的です(現在は、レーベルのMVが消去され、マイファス自身の公式チャンネルで公開されております)。




 さて、『Missing You』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3) ~【地声最高音】hiD#(D#5) で歌メロディーが構成されています。女性のような音域で歌メロディーが構成されています。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音のmid1G#ですが、Aメロで登場します。また、ラストのサビの直前では、サビのフレーズよりも1オクターブ下のメロディーが登場します。その場面で、mid1G#が多く登場します。これは言い換えれば、通常のサビの部分ではmid2G#が頻出することも意味します。ちなみに、今回、mid2G#を表記すると、図がごちゃごちゃになりますので、上図では割愛しています。

 さて、地声最高音hiD#についてですが、各サビで6回ずつ、楽曲全体で合計18回登場します。かなり高いキーです。『Missing You』は疾走感あふれるバンドサウンドであり、ボーカルも力強く歌唱されています。よって、裏声で対処することも難しいです。

 一般的な男性の場合、キーを下げた方が歌いやすいと思います。原曲から7つキーを下げると、hiD#からmid2G#に設定されます。もしくは、原曲キーから5つ上げて1オクターブ下を歌唱するのも良いかもしれません(この場合でも最高音はmid2G#)。男性が原曲キーで歌うには非常に高い音域です。

 『Missing You』は音域的には決して広い方ではありません。よって、キー調整を行って練習することにもある程度向いています。普段歌い慣れていない人は、キーを3つ上げて、1オクターブ下を歌うのが良いかもしれません。その場合、音域はmid1B~mid2F#に設定されます。キーを下げ過ぎると、低音部分が歌いにくくなりがちです。このキーで難しい場合は別の曲で歌い慣れた方が良いかもしれません。

 ※余談ですが、『Missing You』は女性のような音域です。一般的に、「女性ボーカルの楽曲を男性が歌唱する場合は、キーを3つ程度上げて1オクターブ下を歌唱すると合いやすい」と言われます。これは、女性ボーカルの最高音がhiC~hiEあたりに当たることが多いから、3~4つ上げると男性の最高音(のちょうど1オクターブ上)になるからだと思います。女性ボーカルの楽曲を男性が歌唱する場合、覚えておいてもいい法則かもしれません。
 ただ、女性ボーカルの楽曲も音域が非常に高い曲や、逆にキーが低い曲など様々ありますので、あくまで目安と考えてください。



『ドーナツホール』(米津玄師ver.【ハチ】)の音域と感想【加筆】

(2019/02/12)初投稿
(2019/10/27)
mid2Emid2F#の音域も含め、詳細に記載しました。解説部分も加筆しております。


『ドーナツホール』(米津玄師)DONUT HOLE(Kenshi Yonezu)

2013年10月28日投稿【VOCALOID】
2014年04月23日発売【2nd Album「YANKEE」収録】




 ※1)
米津玄師さんの音域について、当ブログではこれまでに、『アイネクライネ』『爱丽丝(アリス)』『打上花火』(DAOKO×米津玄師)『打上花火』(米津玄師ソロver.)『馬と鹿』『海の幽霊』『orion』、『かいじゅうのマーチ』『恋と病熱』『春雷』『Nighthawks』『ナンバーナイン』『灰色と青 ( + 菅田将暉)』『飛燕』、『LOSER 』『ピースサイン』、『砂の惑星』米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)『パプリカ』(米津玄師セルフカバー)『Flamingo』『フローライト』、『メトロノーム』『マトリョシカ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。


【地声最低音】mid1B(B2)

★いつからこんなに大きな 思い出せない記憶があった[か]
[もう]一回何回やったって思い出すのはその顔だ


【地声最高音】mid2G(G4) ※曲全体を通して計4か所

m2F#[バイ]バイもう[永]m2E[遠]F#[に] [会]m2G[え][な]E[い]


【補足】mid2Emid2F#の注意箇所

★何も知らないままでm2E[い]るのが(Bメロ)
★簡m2F#[単]な感{情]m2E[ばっ]か数えてE[た]F#[ら] (サビ)
m2F#{あ]m2E[な]たがくれE[た]体温まで忘れてしまった
★故かそんな気m2E[が]するんだ

m2F#[あ]m2E[な]たを確[か]めるただ一つE[の証]F#[明]
★あなたのm2E[名]m2F#[前は]


初音ミクのバージョンは1オクターブ上【mid2B(B3)~hiG(G5)】になります
『ドーナツホール』(米津玄師ver.)









 こんにちは。今回は
米津玄師さんの『ドーナツホール』(2014)を取り上げます。よろしくお願いします。米津玄師さんはに続き、5度目の登場になります。

 『ドーナツホール』はボーカロイドの楽曲として2013年に米津玄師さん(ハチさん)が投稿した作品ですが、2014年に米津玄師さん2枚目のアルバム(メジャーとしては初アルバム)『YANKEE』に自身によるカバーが収録されています。
 
youtube動画は初音ミクのバージョンになります。



 
 さて、『ドーナツホール』についてですが、米津さん自身は「少年漫画のような作品」と評しております。私もこれについては同様に考えており、少年漫画でありそうな描写が歌詞の中で描かれています。また、TVゲーム等にもありそうな描写であるように感じます。主要キャラの欠けている記憶が物語の謎になり、それがカギになって話が進行していくのはよくあるパターンです。

 しかし、欠けている記憶を『ドーナツの穴』だと喩えている部分が米津さんの個性の一つだと思います。

★ドーナツの穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように
★あなたが本当にあること 決して証明できはしないんだな

というフレーズが出てきます。ここが私の一番記憶に残った歌詞です。また、他の場面でも穴についての描写が出てきます。具体的には以下のフレーズです。

★この胸に空いた穴が今 あなたを確かめるただ一つの証明


 
の回でも出てきましたが、米津さんの歌詞の特徴の一つとして、「自分の欠けた部分を相手(あなた)が持っている」というものがあります。こうした点も、米津さんらしい価値観が出てきます。
  
 サウンドの点で面白いと思った点は、イントロに出てくる声です。これは声を早回したものと思います。これがあることにより、ただの疾走感のあるロックサウンドという枠を超えて、どこか謎めいた印象や混沌感を与えることに成功していると思います。また、歌詞の世界観が広がりを見せます。
 米津玄師さんの作品では同じ『
YANKEE』の収録曲『TOXIC BOY』でも同じような手法が見られます。また、他のアーティストですが、声を逆再生するというものも見られます。

 
 さて、『ドーナツホール』の音域ですが、地声最低音mid1B(B2)~
地声最高音mid2G(G4)で構成されています。大よそ一般的な男性の音域の範囲内であります。

 まず、地声最高音mid2Gについてはサビで1回ずつ登場します。これは一般的な男性の音域の範囲内でありますが、普段歌い慣れていない人の場合、スムーズな発声が損なわれやすいです。同様に、mid2F#辺りもそうです。『ドーナツホール』ではmid2E、mid2F#、mid2G辺りがサビの高い部分に当たります。練習を重ね、確実に歌いこなせるようにしたいです。そうした点で、ドーナツホールは比較的努力が報われやすい楽曲といえます。

 一方で、高音域が得意な男性の場合は、キーが低すぎて歌いにくい場合があるかもしれません。キーを少し上げるという調整もあり得ると思います。

 また、この楽曲では米津玄師さんの楽曲の特徴である「速い言い回し」というのが顕著に出てきます。そうした点において、歌詞を覚えていないと確実に失敗する楽曲です。「速い言い回し」の曲は、キーが低くても苦しくなりがちです。音の途切れる場面でしっかり呼吸をすることを意識してください。そうした点を心がければ、カラオケなどでも歌いやすい一曲になると思います。



『Will Be King』(GLAY)の音域

こんにちは。今回はGLAYの『Will Be King』(1999)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。
 なお、『Will Be King』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。


『Will Be King』(GLAY)


【地声最低音】mid1A(A2)  

★Days of the roses m1A[In the] heart In the heart
m1A[あ]の空の上 A[て]んしにも似た 
A[い]のちのキラメキA[を]憶えてる

【地声最高音】hiB(B4)  

★Last m2G[Ga-]m2F#[-te] hiB[え]hiA[る][ま][で][~]
★ 超hiB[え]hiA[る][ま][で][~]B[~](2回目以降)
hiB[勝てるまで]


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【補足】mid2F#hiAの注意箇所

★いつも2人で 分け合えたものは やm2F#[す]らぎに満ちていて
★輝やいていたm2F#[な] believin' you m2F#[ooh] hiA[ooh]

★まだ見ぬ世界へと助走をつけて飛べばいm2G裏[い]
★時を急ぎすぎた 2人の代償m2G[を]
★(Just m2G[Ga-]m2F#[-te]) m2F#[遠くまで][~]G


※(Just Gate),(Last Gate)の部分は歌詞カードには表記されていません
『Will Be King』(GLAY)









 まず、GLAY(グレイ)について簡単な説明します。GLAYは1988年に結成、94年にメジャーデビューした4人組のロックバンドです。外見的な特徴からヴィジュアル系として知られています。音楽的なジャンルとしては、パワーポップ、ビートロックなどに当たります。また、プログレッシブロックの要素を持った作品も見られます。
 代表的な楽曲は多くありますが、『BELOVED』、『HOWEVER』、『Winter Again』、『誘惑』などが非常に知名度が高いのではないかと思います。1997年にリリースしたベストアルバムは500万枚ものセールスを記録、99年に行われた幕張メッセのライブでは1度のライブで20万人を動員するなど、当時爆発的な人気を印象付けました。90年代を代表する日本のロックバンドの一つといえると思います。

 さて、『Will Be King』についてです。この楽曲は1999年にリリースされたGLAYのアルバム『HEAVY GAUGE』(ヘヴィ・ゲージ) に収録されている楽曲です。このアルバムには先に上げた人気曲『Winter,again』などが収録されているため、『Will Be King』はやや知名度が低い作品かもしれません。テレビCMのタイアップが付いております。

 『Will Be King』は2つの楽章からなる曲であり、7分を超える作品となっております。前半のゆったりとした部分と、ミディアムテンポで、サビのような盛り上がる場面を持った後半部分に分かれております。個人的には前半の荒涼とした世界を思わせるギターの音色が非常に好きです。

 音域的には前半の部分で地声最低音などの箇所が登場します。前半部分はmid2F#あたりが最高音になり、非常にテンポも緩やかです。普段歌い慣れていない人は、この前半の楽章を中心に練習しても良いかもしれません。そして、後半の部分で高音域のメロディーが登場します。このあたりになると、一般的にはやや高い音階が登場します。




 さて、最後に『Will Be King』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2) ~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBについては、楽曲の後半部分に登場します。サビのような盛り上がる場面です。この中で、GLAYのボーカルTERUさんが特にエモーショナルに歌唱してる箇所が大体hiBになります。このあたりの音階はTERU自身もやや苦しそうに歌唱されていますが、一般的にもかなり高い音階になります。楽曲のニュアンスを考えると、少しコントロールできないような声色で歌唱しても差し支えないと思います。しかし、音が大きく外れたり、声が出なかったりする場合はキーを下げたほうが良いかもしれません。

 一般的な男性の場合は、原曲からキーを2つ程度下げるとよいのではないかと思います。この場合だと、地声最高音がhiAになり、やや高めになります。しかし、その高めの部分を苦しそうに歌う方が楽曲のニュアンスを上手く表現できるのではないかと私は考えております。
 
 一般的な音域の男性は、まずはmid2G,mid2Fといった音階を目標にして練習するのが良いのではないかと思います。『Will Be King』の盛り上がる場面【(Just m2G[Ga-]m2F#[-te]) m2F#[遠くまで][~]G…】の部分がちょうどそうした音階になりますので、hiBの部分もこのフレーズで歌唱するのも良いと思います。ただ、この場面は、mid2G,mid2F#といった音階が連続的に登場していますので、少し難易度が高いと思います。

 また、『Will Be King』は音域が広めですので、普段歌い慣れていない人は楽曲全体を歌いこなすのが非常に難しいと思います。前半の楽章のみで練習するか、もしくは別の曲で歌い慣れたうえでチャレンジするのが良いのではないかと思います。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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