J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

2020年10月

『廻廻奇譚』(Eve)の音域【MV公開】

(2020/11/21)MVが公開されましたので、添付しました。

こんにちは。今回はEveさんの『廻廻奇譚』[かいかいきたん](2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 Eveさんは1週間前に『いのちの食べ方』(過去記事)を取り上げました。ブログで取り上げる楽曲は、出来るだけ同じアーティストばかりにならないように配慮しているのですが、今回は話題曲ということで、特別に間を置かずに取り上げます。


『廻廻奇譚』(Eve)、Kaikai Kitan(Eve)
『廻廻奇譚』(Eve)









【地声最低音】lowF(F2)  ※Cメロで1回だけ

lowG[不]格好に見えたかい lowF[こ]れが今の僕なんだ(Cメロ)

★あとはぱっぱらぱなlowG[な]か身無き人間(Aメロ)
★あの従順に従った欠陥のlowG[罰](2番Aメロ)
lowG[極]楽 往生 現実蹴って

★何者にもなれないだけのしかばlowG[ね]だ(Cメロ)

※最低音lowFはlowGに置き換えても違和感は少ないです


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※サビを中心に頻出

★だけどまだ 応えてくhiA#地[れ]hiA[よ](Bメロ[サビの直前])

★闇をhiA#[は]hiA[らっ]A#[て] 闇を[は][らっ][て]【サビ】 
★戯言などは 吐き捨ていhiA#[けと]hiA[ぉ]
hiA[い]m2G[ま][た]hiA#[だ] 
★呪い呪hiA#[わ]hiA[れ]m2G[た][ぼ][く]G[未]来を想[像し]A#[て] 

★凪いで 命を投げ出さhiA#地[ない]hiA[で](2番Aメロ)


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビと2番のBメロ

★このhiD[しょう]hiC[た][を]ぉ(サビ)
★口の脆さにひhiD裏[たっ]hiC[て] (2番Bメロ)


【補足】mid2G(一部略)hiA#の注意点

★夢の狭間でhiA#裏[泣い]hiA[て]m2F[ない]で(Bメロ)

★夜のとm2G[ば]m2F[りが]降りたF[ら]合図だ(サビ)
★誰よりm2G[も][とく] G[在][ま][に][ま][し] 
★走ってこm2F[ろ]んで 消えないいm2G[たみ]抱いては


 まず、『廻廻奇譚』(かいかいきたん)についてです。この楽曲は2020年に男性シンガーソングライターのEveさんによりリリースされたシングル作品です。配信シングルであり、現在フィジカルでのリリースはありません。
 『廻廻奇譚』は、週刊少年ジャンプで連載されている同名漫画を原作としたアニメ『呪術廻戦』のために書き下ろされました。『呪術廻戦』は2020年現在、発行部数が1000万部を超える人気作です。

 『廻廻奇譚』はアニメのオープニング曲ということもあり、アップテンポのロックナンバーです。歌メロについては、Eveらしく非常に広い音域で歌メロが作られております。キーの調整がしにくく、低音も高音も広いので、初心者殺しとも言えると思います。




 さて、『廻廻奇譚』の音域についてですが、【地声最低音】lowF(F2)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高く、広いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowFはCメロで1回だけ登場します。ここは、lowG辺りで代用しても違和感は少ないと思います。AメロとCメロを中心にlowGが多く登場します。
 私なりの経験なのですが、低音域が連続するとき、私は低音域向け専用の発声をしています。エッジボイスという少しガラガラしたニュアンスです。

 一方、地声最高音hiA#はサビで頻出します。登場回数が多めであり、くっきりハッキリ歌唱されております。この辺りは一般的には高めの音階になりますので、キーを下げて歌唱するとよいです。ただ、後述しますが、『廻廻奇譚』は音域が極めて広く、キー調整には向きません。キーを調整するにしても低音域が得意な人だけに限られると思います。

 『廻廻奇譚』は音域が広く、キー調整には不向きです。歌い慣れた人が微調整するといった形で、キー調整が行われるのではないかと思います。
 以前申したかもしれませんが、Eveさんは初級中級者殺しの曲が非常に多く、歌いこなせる人が非常に限られます。別の易しめの曲で練習した上でチャレンジすると良いのではないかと思います。歌メロのテンポの速いですので、歌詞をしっかり覚えておいてください。



『うっせぇわ』(Ado)の音域

 こんにちは。今回はAdoさんの『うっせぇわ』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は私自身もピックアップしていたのですが、リクエストも頂戴しました。
 当ブログでは、Adoさんが関わった作品として、以前にくじらさんの作品である『金木犀 feat.Ado』(過去記事)を取り上げております。興味を持たれた方はこちらもどうぞ。
 
 なお、『うっせぇわ』は、私が確認する限り、11月初旬にはカラオケ配信が開始されるようです。

『うっせぇわ』(Ado)、Usseewa(Ado)
『うっせぇわ』(Ado)









【地声最低音】mid2A(A3)  

m2A[気]づいた[ら][と][に]なっ[てい]た(Aメロ)

m2A#[最新の]流行は[当然の]把握(Bメロ)


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※ラストのサビ(転調+1)で登場

★あhiC[な][が]hiD[お]hiD#[も]D[う][よ]り健康C[です](ラストサビ)
★何回聞hiC[か]hiD#[せ]hiD[る][ん]C[そ]のメモリー

※通常のサビではhiDが最高音になります。


【補足】hiAhiC辺りの注意点

★それが何かhiB[見せつけ]hiA#[てや]B[る](イントロ)
★困っちまうこれはhiA[だ]れかのせい(Bメロ)

★うっhiC[せぇ]うっ[せぇ]うっ[せぇ]わ (ラストサビ[転調+1])
★あなたじゃ分からないhiC[か]hiA#[も]C[ね]
hiC[ア]タシも大概だけど 
★どうだってhiC[いい]ぜ問題はC[ナシ]

※☆の部分は一瞬声が裏返って、hihiCになっているのですが、今回はhiCとしておきます。


 まず、『うっせぇわ』についてです。この楽曲は、2020年に女性歌手のAdo(あど)さんによりリリースされたシングル曲です。ダウンロード・ストリーミング配信となります。Adoさんは現在18歳であり、17歳最後の日にユニバーサルミュージックよりメジャーデビューしました。『うっせぇわ』はAdoさん初のメジャーデビュー作となります。

 『うっせぇわ』はアップテンポのナンバーで、作詞作曲編曲はsyudou(しゅどう)さんが務めております。syudouさんはボカロPとしても活躍されており、『ビターチョコデコレーション』などが知られております。
 同曲の歌メロについてですが、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどでは注意したいところです。

 『うっせぇわ』はサウンドも歌唱も素晴らしいのですが、個人的に面白いと思ったのは歌詞です。
 同曲は、1番Aメロ歌詞が、1980年代を中心に活躍したバンド・チェッカーズの『ギザギザハートの子守唄』(1983)をオマージュして作られております。冒頭の【ちっちゃな頃からワルガキで(優等生)】などがそうです。
 70~80年代は、学校では管理教育が強く薦められ、今と比べ荒れた状態でもありました。その中で、「不良(ヤンキー)」、「ツッパリ」など非行に走る青少年が多く見られました。
 一方、40年が過ぎた現在は、目に見える形の非行は少なくなっているように感じられます。ただ、若者の社会や大人に対する不満が消えたわけではなく、そうしたものが『うっせぇわ』の歌詞にも表出されているように私には感じられました。syudouさんは後者の時代に学生時代を過ごされたと思うのですが、非常によく練られた歌詞だと思います。
 
 ※『うっせぇわ』は、『ギザギザハートの子守唄』との歌詞の比較だけで記事が書けたり、議論ができたりするのではないかと思います。教育学や社会学などから見ても凄く面白い視点です。



 さて、『うっせぇわ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiD#はラストのサビで2回登場します。同曲はラストのサビで転調しますので、通常のサビではhiDが登場します。この辺りは女性の音域としては少し高めであります。原曲キーから2つ程度下げて、歌唱しても良いと思います。

 『うっせぇわ』は音域自体が広めでありますが、低音部分に少し余裕があり、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば合いやすい部分が見つかりやすいです。
 一方で、歌い慣れていない人向けの調整も可能だとは思いますが、人によっては一部が歌いにくいかもしれません。また、Adoさんのドスの効いた声色なども特徴的です。キーを調整しても難しい場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。

 『うっせぇわ』は全体として中毒性があり、ハマると抜け出せなくような魅力があります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。




『欲望の歌』(ゴールデンボンバー)の音域

こんにちは。今回はゴールデンボンバーの『欲望の歌』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、同曲は、歌詞の一部にセリフの部分があります。そこは音域の調査の対象外とさせていただきます。その点はご了承ください。


『欲望の歌』(ゴールデンボンバー)、Yokubou no Uta(GOLDEN BOMBER)
『欲望の歌』(ゴールデンボンバー)










【地声最低音】mid2A#(A#3)  ※Aメロ

★どうやら僕は中の下のm2A#{よ]うだ(Aメロ)


【地声最高音】hiE(E5)  ※Bメロで登場

★おhiC#[やを恨]hiD#[む]hiE[つ]C#[も]D#[り]E[は]D#[無い]hiC[が]

※曲全体で3回登場


【補足】hiAhiC#の注意点

★実hiA[は]ファンhiA#[で]しかも(Aメロ)
☆お目当ては他のメンhiC[バ]hiC#[ーァァ]

hiC#[面白く]hiB[ねぇ] 想像と違うなぁ (Bメロ)

★こんなm2G#[僕]にhiA[最]G#[高]の歌声と素晴らしい才G#[能を] (サビ)
★そしてとm2G#[な]hiC#[り]hiA[に]G#[最]愛の美しき配偶者G#[を] 

※2つ☆のフレーズは連続しております。


 まず、『欲望の歌』についてです。この楽曲は、2015年に4人組エアーバンド・ゴールデンボンバーによりリリースされたアルバム『ノーミュージック・ノーウェポン』に初収録されております。同アルバムは、インディーズでありながら総合チャートで週間1位を獲得しました。
 『欲望の歌』はMVが制作されており、MALICE MIZER(マリスミゼル)などヴィジュアル系ロックバンドのパロディーになっております。また、同曲のサウンドもV系などをオマージュしたものです。

 『欲望の歌』はアップテンポのシンフォニーメタルです。ボーカルのニュアンスもヴィジュアル系などを想起させます。一方で、歌詞は主人公の劣等感がこれでもかと描かれており、鬼龍院さんっぽさが強く感じられます。2020年初頭に『ヒプノシスマイク』の楽曲として鬼龍院翔さんが提供した『パーティーを止めないで』[伊弉冉一二三(木島隆一)]というものがありますが、どこか対になったような世界観でもあります。

 『欲望の歌』は図にも示すように、キーが高いの曲であります。地声最低音が高めですので、高音域を歌いこなす力と同時に持久力が要求されます。

 ※リクエストの際には、「音域の広い曲」ということで紹介されました。今回はラストサビの前のセリフの部分を調査しておりませんが、セリフ部分まで原曲に忠実に歌唱すると、かなり音域の広い作品になります。



 さて、『欲望の歌』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiEについては、Bメロで登場します。曲全体で3回登場します。この場面以外にもhiC#等高めの音が登場しますので、一般的な男性の音域よりも高いです。キーを下げた方が一般的には歌いやすいです。
 一方で、Bメロで登場する高音域の部分は、息漏れの少ない裏声で歌唱しても良いかもしれません。原曲のニュアンスとは少し変化しますが、Bメロを裏声で上手く対応できると、地声最高音がhiA#くらいでも形になりえます。地声最高音hiEなどが出なくても、原キーでチャレンジしてみる価値はあると思います。

 『欲望の歌』は高音域寄りで歌メロが作られており、低音部分に余裕があります。よって、キー調整などは可能です。ただ、視聴してみても実感できると思いますが、かなりアクの強い発声がなされております。そうしたことを考えると、キー調整するにしても歌い慣れた人向けの作品であるといえます。



『未完成交響曲』(ONE OK ROCK)の音域

 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『未完成交響曲』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『未完成交響曲』(ONE OK ROCK)、Mikansei Koukyoukyoku
『未完成交響曲』(ONE OK ROCK)









【地声最低音】mid2A(A3)  

★100点じゃないこのぼm2A[く]に(サビ前)


【地声最高音】hiC(C5)  ※AメロとCメロで登場

★未未hIC[完]hiA[成]さ!!そう僕A[は] hIC[完]hiA[成]なんだ(Aメロ冒頭)

★まちhiC[がっ]たっていいじゃん!!(Cメロ)
★おのhiC[れの]hiA#[人]hiA[生]だ!!

※曲全体で7回登場します


【補足】hiAhiA#の注意点

★生きるm2G[か][り][々]ど[りょ]く[し][そ]hiA[の][た][に](Aメロ) 

hiA#[もし]も僕が明日死んでhiA]も](Bメロ)
★そんhiA[な]人間になりたいありたいって思いながら 日々hiA[生]きてる

★他hiA[で]もない僕A[自]A[だ!!](サビ)

※m2Gを入れると煩雑になるので今回は殆ど省略しておりますが、登場回数は多いです。


 まず、『未完成交響曲』についてです。この楽曲は、2010年にロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたアルバム『Nicheシンドローム』(ニッチシンドローム)に収録されております。アルバムの終盤に収録されている人気曲です。

 『未完成交響曲』は疾走感のあるアップテンポのロックナンバーです。歌メロ音域の特徴についてですが、キーが高く、音域自体は広くありません。
 こうした「①キーが高め、②音域自体は狭い」という特徴を備えた曲は、原曲キーでは難易度が高いことが多く、持久力も要求されます。『未完成交響曲』でもこの傾向に強く当てはまります。
 AメロBメロでは、サビ直前を除いて、全てのフレーズでhiA以上の音階が登場します。サビでは、記載はしておりませんが、全てのフレーズでmid2G以上のフレーズが登場します。楽曲全体がほぼサビのような音域とテンションで駆け抜けます。



 さて、『未完成交響曲』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCについてですが、AメロとCメロで登場します。回数は6回です。この場面も高いのですが、同曲は、hiAの登場回数が非常に多いです。よって、高音域を使いこなす力だけでなく、持久力も要求されます。これらは一般的な男性の音域よりも高いですので、キーを下げた方が歌いやすいです。原曲キーの難易度は高いです。

 さて、『未完成交響曲』は音域自体は広くなく、キー調整はしやすいです。歌い慣れていない人向けの調整も可能であると思います。ただ、ボーカルのTakaさんのニュアンスなどを考えると、キーを調整するにしてもエモーショナルに歌いこなす必要があります。歌い慣れていない人がキーを合わせても上手く歌いこなすのは難しいです。その点を留意して、練習を重ねたいところです。
 
 『未完成交響曲』は原キーでは難易度が高く、キー調整するにしてもしっかり歌い慣れておく必要があります。その点でハードルは高いですが、カラオケなどでは盛り上がりやすい作品です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。



『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(アンジェラ・アキ)の音域

 こんにちは。今回はアンジェラ・アキの『手紙 ~背景 十五の君へ~』(2008)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。


『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(アンジェラ・アキ)、Tegami ~Haikei 15 no Kimi he ~(Angela Aki)
『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(アンジェラ・アキ)









【地声最低音】mid1G#(G#3)  

★拝m1G#[啓 この]手紙読んでいるあなたは(Aメロ)
★どこで何をしているのm1G#[だろう]
★いm1G#[まを]G#[きて]G#[る](1番サビ)


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※曲全体で3回

hiC#[Keep] hiC[on] be[lie][vi][n]g(Cメロ)
★(ああ、負けないで) hiC[泣]hiC#[か][な]hiA#[い]で(ラストサビ)


【補足】hiAhiCの注意点

★きっm2G#{とす]hiA#[な]G#[お]に(Bメロ)
★打ち明けられるmG#[だろ]hiA#[う]

★いhiA#[ま]hiC[負]A#[けそ]うでC[泣]A#[きそ]うで(サビ)
★ 苦しい中でhiC[い]まをhiA#[生]きてA#[い]

hiA#[la la la] Keep on believing hiA#[Keep] hiA[on] be-[-lie][-ving](Cメロ) 


 まず、アンジェラ・アキさんについて少し説明します。アンジェラ・アキさんは、2000年より音楽活動を開始し、2005年にメジャーデビューした女性シンガーソングライターです。デビューまでに長い下積み時代が続きましたが、デビューシングルの『HOME』がヒットを記録し、翌年の紅白歌合戦にも出場します。その後、人気ゲーム『ファイナルファンタジーXII』の主題歌『 Kiss Me Good-Bye』を担当する等、実績を積み重ねていきました。ピアノを弾きながら、歌い上げる姿が印象的です。
 アンジェラ・アキさんの代表的なシングル曲としては、『HOME』、『This  Love』、『サクラ色』などがカラオケで人気があるようです。今回取り上げる『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』も非常に人気のある作品です。

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 さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』についてです。この楽曲は、2008年にのNHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)のために制作されました。こうしたこともあり、歌詞は将来に悩む思春期の人に向けた応援歌になっており、「未来の自分から15歳の自分に宛てた手紙」という形で作られております。
 この楽曲は、大きなヒットを記録し、以後、合唱曲としても定番の作品として定着していきました。また、Nコンでポップスの作家が課題曲を提供するという流れを作った作品ともいえると思います。アンジェラ・アキさんの作品の代表作としても列挙されることの多い作品です。

 さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』についてですが、中学生の合唱曲ということもあり、親しみやすい歌メロで作られております。歌メロの音域については、ポップスでは標準的であります。
 合唱ではアンジェラさんとは異なるキーで歌われております。一つのパートが図に示す音域を担当するわけではありません。



 さて、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。大よそ一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiC#はCメロやラストのサビで登場します。曲全体で3回程度です。一方、サビで象徴的なフレーズ【いhiA#[ま]hiC[負]A#[けそ]うでC[泣]A#[きそ]うで】はhiCが高音階となります。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内といえますが、高音域が苦手な方などはキーを少し下げて歌唱しても良いと思います。

 『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は音域自体は滅茶苦茶に広いわけではなく、キーの調整も可能であります。ただ、「易しい曲」というわけではないですので、普段歌い慣れていない人がすぐにしっかり歌いこなせるものではないです。キー調整などをしても、難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
 逆に歌い慣れた人であれば、比較的手を付けやすい作品であり、表現を学ぶことにも良い作品なのではないかと思います。

 『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は合唱曲としても人気の作品であり、思い入れのある人も多いと思います。興味を持たれた方はカラオケ等でもチャレンジしてみてください。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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