J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

2020年12月

『イト』(クリープハイプ)の音域

 こんにちは。今回はクリープハイプの『イト』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『イト』(クリープハイプ)、Ito(CreepHyp)
『イト』(クリープハイプ)









【地声最低音】mid1B(B2)  

☆いつか君m1E[のい]m1B{と]E[が]見えるまE[で]【ラストサビ前[落ちサビ]】 

m1E[こ]の度はどうE[も] 末長くどE[うか]【Aメロ】 

※通常のサビよりキーが1オクターブ下になります。低音が苦手な方は通常サビと同じキーでも可


【地声最高音】hiD(D5)  

hiD[いつ]hiC[か]hiA[こ]の糸が千切A[れ]hiA#[る]A[ま]【ラストサビ[転調+1]】 
★今hiA[は]hiA#[お]A[ど]hiD[手]hiC[の]A[ひ]らで

※ラストサビで転調します。hiDの登場回数は6回です。


【補足】mid2G#hiCを含むフレーズ一覧

★こhiB[の]m2G#[た]B[び]G#[]B[ど][うも]【1番Aメロ】
★くm2G#[も]hiB[き]G#[あ]やしい

★身hiA[う]A[き]取らなければこのままにんぎょA[う]【2番Bメロ】 
★m1E[踏]み外してもこhiA[ろがる]m2G#[意]A[思]

hiA[ん]hiA#[ど]hiC[で]も探せ【ラストサビ[転調+1]】


 まず、『イト』についてです。この楽曲は、2017年にロックバンド・クリープハイプによりリリースされたシングル作品です。アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』に収録されております。
 同曲は、同名漫画を原作とした映画『帝一の國』のために書き下ろされました。クリープハイプのYouTube公式チャンネルで公開されているMVは、2020年12月現在、1000万回近くの再生回数を記録している人気作です。

 『イト』はアップテンポのバンド曲です。歌メロについてはAメロBメロサビといった形で作られております。2番ではサビが無く、間奏を挟んでラストのサビに向かいます。そのため、演奏時間も3分半とコンパクトで密度が濃いです。また、ラストのサビでは転調し、キーが1つ上がります。

 歌メロの音域については、最高音がhiDであるため、一般的な男性曲としてはかなり高いです。ただ、クリープハイプの作品群の中では難しくなく、比較的手を付けやすい方になるのではないかと思います(一般的にはかなり高いキーです)。



 さて、『イト』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロ音域が構成されております。一般的な男性の音域に比べて、かなり高めになります。以下、みていきます。

 まず、地声最高音hiDはラストサビで登場します。回数も6回と少なくないです。ちなみに、同曲は、ラストサビで転調し、キーが1つ上がります。よって、通常のサビではhiC#が最高音になります。
 いずれにしても、男性曲としてはかなり高いですので、一般的な男性の場合は、キーを下げて歌唱した方が歌いやすいです。

 『イト』は音域自体が広めであるため、そのままだとキー調整はしにくいです。低音域はラストサビの前の部分で1オクターブ下が歌唱される場面で登場します。その部分を通常サビと同じキーで歌唱すれば、キー調整の余地はかなり広がります。
 ただ、キー調整するとしても、やはりある程度歌い慣れておく必要があると思います。

 『イト』は原キーで歌唱する場合は、hiD等の高音域が頻出となりますので、やはり難しめの曲になります。原キーの場合は、どちらかといえば女性の方が合いやすいかもです。



『透明声彩』(YuNi)の音域

 こんにちは。今回はYuNi(ユニ)さんの『透明声彩』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。ちなみに、当ブログでバーチャルYouTuberの楽曲を取り上げるのは今回が初めてとなります。


『透明声彩』(YuNi)、Toumei Seisai(YuNi)
『透明声彩』(YuNi)









【地声最低音】mid2C(C4)  

★単純m2C[な][と]ばがこC[ぼ][た]【Aメロ】 

★誰かの身体 m2C[う][かした]【Bメロ】

※この場面以外も多く登場します。

【地声最高音】hiC(C5)  

★未hiC[完]hiB[せ]hiA[い]な感A[情]【Bメロ】
★世hiC[界中がみ]hiB[か]hiA[じゃ]ないA[か]【サビ】

※サビではhiCの地声が頻出です


【裏声最高音】hiD(D5) 

★孤hiC地[独ない]hiD裏[の]hiB[ち]C地[で] B[い]C地[ま]【サビ】 


 まず、YuNi(ユニ)さんについて少し説明します。YuNiさんは2018年より活動するバーチャルYouTuberです。当初は”歌ってみた”などの投稿をしておりましたが、同年に初のオリジナル曲『透明声彩』をリリースし、人気を博します。2919年には、シングル曲『ココロノック』がアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』のエンディングテーマ曲に起用され、更に、2020年末には、トイズファクトリーからメジャーデビューも決定しました。トイズファクトリーはミスチルやバンプ、ユニゾン、Eveさんなどが所属しております。
 YuNiさん自身は、「世界初バーチャルシンガー(Vsinger)」とも言われておりますが、これは音楽を中心に据えて活動する初のVtuberということではないかと思います。私自身は、『花は幻』という楽曲も非常に気に入りました。今後の活躍が期待されるVTuber歌手であります。

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 さて、『透明声彩』(とうめいせいさい)についてです。この楽曲は、2018年にVTuberのYuNiさんによりリリースされたシングル作品です。YuNiさん初のオリジナル作品となります。作詞作曲アレンジをトラックメイカーのYUC'e(ゆーしえ)さんが務めております。YU'Ceさんは『化物語』『アイカツ!』の公式リミックスも担当し、ゲームの歌唱曲なども提供しております。公開されたMVは2020年12月現在、260万回もの再生回数を記録しています。


 『透明声彩』はアップテンポのデジタルポップナンバーです。歌メロはAメロBメロサビと馴染みやすい形になっております。歌メロの音域はそこまで広くありません。ただ、キー自体は低くないですので、音域が広くない分、サビで中高音域が頻出します。よって、原キーの場合は中高音域をしっかり歌いこなすが求められるといえます。キーが広くない分、キー調整はしやすいです。



 さて、『透明声彩』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C4)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内といえます。

 まず、地声最高音hiCはサビで多く登場します。この辺りは一般的な女性のお音域の範囲内であります。hiCの登場回数としてはサビを中心に多めになりますので、人によっては少しキーを下げた方が歌いやすいかもしれません。

 『透明声彩』は音域自体はそこまで広くなく、キー調整はしやすいです。最高音自体もそこまで高くないですので、歌い慣れていない人向けの調整も可能です。私なりの分析ですが、練習曲としては使いやすいです。
 一方で、Bメロなどは少しリズムが取りにくいですので、しっかり聴き込んでおくとよいです。私自身YuNiさんの作品をいくつか視聴してみたのですが、YuNiさんの人気作のなかで、この『透明声彩』は比較的手を付けやすいのではないかと思います。アレンジも明るめですので、カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。



『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』(サンボマスター)の音域

 こんにちは。今回はサンボマスターの『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』(2005)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』(サンボマスター)、Sekai ha Sore wo Ai to Yobundaze(Sambomaster)
『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』(サンボマスター)









【地声最低音】mid1C#(C#3)  

★君の目の前でm1C#[あ]たためてた事話すのさ【Aメロ】

※ここよりもmid1F#を低音の基準とすると良い


【地声最高音】hiB(B4)  

hiA[せめて]F#[れかと][たい]A[た]hiB[いん][だ]【Aメロ】

★世界じゃそれをm2F#[愛と呼]hiB[ぶん]hiA[だぜ]【サビ】
★歌F#[い]hiA出]hiB[すん]F#[だ]

★何も変m2F#[わ]hiA[らな]hiB[いん][だぜ]【2番Aメロ】
hiA[奴らが]何をしたっA[て]hiB[いうん][だ]
 
hiA[LOVE &][ PEACE!]hiB【ラスト】


【補足】mid2F#(一部のみ)~hiAを含むフレーズ一覧

★朝が来m2F#[る]hiA[まで]【Aメロ】 

m2F#[きの]うのあなたが偽だと言F#[う]hiA[な][ら]【Bメロ】
hiA[きの]m2F#[う]A[けし][を]A[捨て][ちま]うだ[け]A[だ]

m2F#[あ]hiA[たらしい][日々を]F#[な]A[ぐのは]【サビ】
★ぼm2F#[く]hiA[ら][ぜ]かたF#[し]A[か][合]
★今までの過去なんてhiA[なかっ]m2F#[たかの][う]

★かhiA[な]m2F#[い]言葉では オーイェ 【2番Aメロ】
hiA[愛と平和!]【Cメロ】

※☆のフレーズの1回目と2回目【和】の部分は瞬間的にhihiAが出ていますが、重要度は低いと思いますので、今回は割愛しております。

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 まず、サンボマスターについて少し説明します。サンボマスターは2000年に結成、2003年にメジャーデビューしたロックバンドです。ジャンルとしては、パンク、パワーポップ、ミクスチャーなどに属します。シャウトが多用された力の溢れるパンクが魅力の1つです。また、私自身は歌詞が非常に耳に残るバンドだとも感じております。知名度の高い作品としては、『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』、『できっこないを やらなくちゃ』などが挙げられます。私自身は、今年リリースされた『花束』も非常に耳に残っております


 さて、『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』についてです。この楽曲は、2005年にサンボマスターによりリリースされたシングル作品です。アルバム『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』や、ベストアルバムなどにも収録されております。
 同曲は、テレビドラマ『電車男』の主題歌に起用されました。ドラマのヒットに伴い、楽曲のみならずサンボマスターも非常に知られるバンドとなっていきます。

 『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』はアップテンポのパンクロックナンバーです。Aメロではやや哀愁が漂うボーカル等ですが、Bメロサビではシャウト気味にボーカルが展開されるなどがパワフルです。歌唱する際は、音程も大切ですが、力強い、シャウト気味の発声などが上手く表現できるかもカギになります。そうしたこともあり、hiA,hiBなど高めの音階が頻出します。
 



 さて、『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBは特にサビで多く登場します。また、hiAなども頻出です。サンボマスターはキーも高いのですが、シャウトを多用するボーカルも魅力的なバンドです。よって、原曲のような表現をする場合は、ただ音程を取るだけでなく、シャウトやがなりなどを意識した方が良いと思います。私なりのイメージですが、音程は多少ズレても良いと思います。
 hiBなどは一般的な男性の音域よりも高めなので、キーを下げた方が歌いやすいです。ただ、キーを下げるにしても力強いシャウトが重要になります。よって、しっかり歌い慣れておく必要があります。
 
 『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』は図で示すよりも低音域に余裕があり、キー調整はしやすいです。ただ、原曲のような表現をするためには、力強いボーカルやシャウトなどが重要になるので、その辺りをしっかり意識したいところです。原曲のような表現にこだわらないのであれば、ある程度融通は利きやすいのではないかと思います。

 『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』は原曲のような表現をするのは難易度が高いのですが、パワフルであり、ある程度歌いこなせるのであれば、カラオケなどでも盛り上がりやすいと思います(ある程度歌いこなすにも努力が必要です)。歌詞も非常に魅力的です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。



『Message』(福山雅治)の音域

こんにちは。今回は福山雅治さんの『Message』(1995)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。
 キーが高くない曲ということで、今回取り上げました。また、同曲は、福山さんの楽曲としては低音が強調されてないので、その点でも選曲の基準となりました。


『Message』(福山雅治)、Message(Masaharu Fukuyama)
『Message』(福山雅治)









【地声最低音】mid1C#(C#3)  

★ねえ不思議だよこんなことあm1D[るなん]m1C#[て] 【Aメロ】

★ほらm1D[む]ねの鼓動痛いよ

【地声最高音】mid2E(E4)  

m2E[絶対き]m2D[み]が好きだよ 軽く言葉交すだE[け]【サビ】

☆もっと君だm2E[け]m2F#[ウォ]ウウォE[オー]【Cメロ】

※m2Eは各サビで頻出します。mid2F#はフェイクですので今回は除外してます。



 まず、『Message』(メッセージ)についてです。この楽曲は、1995年に男性シンガーソングライターの福山雅治さんによりリリースされたシングル作品です。ベストアルバムなどにも収録されております。同曲は、映画『BIRTHDAY PRESENT』の主題歌となりました。

 『Message』はミディアム~アップテンポのバンド曲です。AメロBメロサビといった馴染みやすい形で歌メロが作られており、また曲調も明るく歌いやすいです。歌詞も非常に共感的であり、今の時代にも通じやすいのではないかと思います。
 『Message』の音域的な特徴についてですが、1990年以降の男性ボーカルとしてはそこまで高くないキーで歌メロが作られています(mid2Eが連続するので、少し歌いにくいかもしれませんが)。

 福山雅治さんの作品は、キー自体がそこまで高くなく、高音域が出ない人でも選曲されることが多いようです。ただ、福山さんのような低声域が活きた発声は、意外とハードルが高く、上手くいかないといった人も多いのではないかと感じます。私自身は声質がやや高めなので、『桜坂』、『家族になろうよ』などを歌ってもあまりハマりません

 一方で、『Message』についてですが、低音域がそこまで強調されておらず、歌詞も曲調も初恋のような初々しさがあります。①キーがそこまで高くない②福山さんの歌が合いにくい人でも比較的マッチしやすい(と私が考えた)といった理由で、今回、この楽曲を取り上げました。



 さて、『Message』についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】mid2E(E4)で歌メロディーが構成されております。おおよそ、一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音mid2Eはサビで多く登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内ですが、登場回数としてはかなり多めです、。場合によっては少しキーを調整してもよいです。一方で、原曲キーでもチャレンジしやすいのではないかと思います。少しずつ歌い慣れてください。
 ちなみに、Cメロのフェイクでmid2F#が一度登場します。ここは慣れないうちは無理して歌わなくてもよいと思います。

 『Message』は音域自体はそこまで広くなく、キー調整の融通も利きやすいです。歌い慣れていない人向けの調整も可能だと思います。同曲は、福山さん特有の低音が強調されたフレーズも少なく、比較的ストレートな歌唱でも合いやすいです。
 
 同曲は、全体的に明るめの楽曲であり、福山さんのボーカルに近い歌唱をしなくても手を付けやすいです。キー自体もそこまで高くないですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。




『朝顔』(折坂悠太)の音域

 こんにちは。今回は折坂悠太さんの『朝顔』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『朝顔』(折坂悠太)、Asagao(Yuta Orisaka)
『朝顔』(折坂悠太)









【地声最低音】lowF#(F#2)  

★ねえ どこlowG#[に い]owF#[た]G#[の]【Aメロ】 


【地声最高音】hiA(A4)  

m2G#[い]hiA[ろ]G#[はなんか?]【アウトロ】 

※ここを除くと、サビではmid2G#が多く登場します。

【裏声最高音】hiC#(C#5) 

m2E[こ]m2F#[こに][ぃ] [ね]hiC#[が]hiB[う] 願う 願う【ラストサビ】


【補足】mid2F#hiAを含むフレーズ一覧


★ここm2E[に] m2F#[ね]m2G#地[が]う ねE[が]う ねE[が]【サビ】
★君m2G#裏[が]hiA[あ][さ]m2F#[を]
m2G#地[あ]F#[い][る]G#[よう][に]
★(その庭をえ)m2G#裏[ら]m2F#[び]今に咲hiA[く]
m2G#-F#[は]G#[ぁぁぁ]ぁ]

★そのm2G#裏[ま]m2F#{ど][を][え]らび降りそG#地[そ]F#[ぐ]【2番サビ】

★またm2E[ど]こかであがる産声を 待ちわE[び]m2F#[て]【Cメロ】

★ (物語は)m2F#-m2G#[[づ][ぅ] G#[こ]hiA[の][ぼ]F#[く]ラストサビ】
★ほら今に咲hiA[く]m2G#地[花]F#[ぁ]

m2G#[そりゃ結構]【アウトロ】


 まず、折坂悠太(おりさかゆうた)さんについて少し説明します。折坂悠太さんは2013年より活動する男性シンガーソングライターです。2014年に初の自主ミニアルバム『あけぼの』を発表します。2018年にリリースされたアルバム『平成』は第11回CDショップ大賞2019の大賞を受賞するなど、大きな評価を受けました。2019年には、今回取り上げるシングル曲『朝顔』がテレビドラマの主題歌に起用されるなどし、お茶の間でも注目を集めました。
 折坂悠太さんは、ジャンルとしては様々な音楽性を背景として、それをポップに落とし込んでおります。折坂さんのボーカルはこぶしのきいた日本民謡のようなニュアンスがあり、それがレゲエ、ブラジル音楽、ジャズなどに融合されております。

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 さて、『朝顔』についてです。この楽曲は、2019年に男性シンガーソングライターの折坂悠太さんによりリリースされた配信限定のシングル作品です。同曲は、同名漫画を原作としたフジテレビ系のドラマ『監察医 朝顔』の主題歌に起用されました。これにより、今まで折坂さんを知らなかった人にも広く知られるようになります。シングルリリースと同時に公開されたMVは、2020年12月現在、370万回を超えております。

 『朝顔』はゆったりとしたテンポのポップナンバーです。ドラマの主題歌ということもあり、AメロBメロサビといった形で歌メロが作られております。一方で、アウトロではテンポが変わり、独特のこぶしが効いた歌声で楽曲が締めくくられます。こうした点は、従来のポップスでは多くは見られない手法だと思います。

 『朝顔』の歌メロ音域の特徴についてですが、低音から高音まで広く歌メロが展開されます。とりわけ低音はlowF#まで登場します。折坂さん自体の作風として必ずしもこうしたものが多いわけではないですが、この『朝顔』に関してはキー調整の融通は利きにくいです。
 地声音域はmid2G#が多く登場します。最近の作品としては、キーが高い方ではないので、歌い慣れた人であれば高音域は手を付けやすいです(簡単というわけではない)。



 さて、『朝顔』の音域についてですが、【地声最低音】lowF#(F#2) ~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロが作られております。一般的な男性の音域よりも広いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowF#はAメロで登場します。ここは、lowG#も伴っており、男性としてもかなり低めです。場合によっては、飛ばしても良いかもです。余裕のある人は頑張ってください。

 一方、地声最高音hiAはアウトロで登場します。ここは音を多少外したとしても影響は少ないです。浪曲のようなこぶしの効いたニュアンスを出すことを意識した方が良いと思います。
 このhiAを除くと、サビを中心にmid2G#が多く登場します。このmid2G#辺りがしっかり歌えると、全体として安定してきます。場合によっては、少しキーを調整しても良いかもです(ただ、キー調整できる余地は少ないです)。

 『朝顔』は音域自体がかなり広めであり、キー調整の融通は利きにくいです。歌い慣れた人が微調整するといった形になるのではないかと思います。サビは滅茶苦茶には高くないのですが、全体としてみると初心者向けの曲とも言い難いです。

 『朝顔』は最近の曲と比べて、サビ自体はそこまで高くないです。よって、歌うだけであれば難易度はそこまで高くないと思います。ただ、全体の雰囲気を原曲に近いものにするためには、やはりしっかり歌い慣れておく必要があります。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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