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『セツナの愛』(GRANRODEO)の音域

こんにちは。今回はGRANRODEOの『セツナの愛』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、『セツナの愛』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVがフル公開されておりません。よって、当ブログにおいても1番のみ公開されているショートバージョンの動画を添付いたします。ご了承ください。


『セツナの愛』(GRANRODEO)、Setsuna no Ai


【地声最低音】mid1G(G3) ※2番Bメロ

★愛する為の後悔なんてもうm1G[2]億年前に捨ててきた


【地声最高音】hiD(D5)  ※各サビで登場

★心m2G[ふ]hiC[え]hiD[る]hiA[ほ]G[ぉ]どA[に]



【裏声最高音】hiD(D5) ※各サビで登場

★支hiD裏[配]hiC[さ]れていhiA[る]m2G[の]



【補足】mid2GhiCの注意箇所

★絡みつくようにうねってm2G[る](Aメロ)
★同時にそんなに求めないで刺激と安らぎm2G[の]矛盾を(Bメロ)
★ゼツミョーにビミョーm2G[く]るおしいんhiA[です]

hiA[愛されるた]m2G[め]G[行]G[なん]A[て](サビ) 
hiA[味わうた]m2G[め]hiC[超]A[な]G[やん]A[で]
hiA[苦]m2G[痛]G[た]いかG[を]しはG[ら]い続ける
hiA[もっ]m2G[と]感じるhiA[く]G[の]A[う]hiC裏[で]
hiA[セ]m2G[ツ]G[の]G[と]hiC裏[知っ]ていても

『セツナの愛』(GRANRODEO)







 まず、GRANRODEO(グランロデオ)について説明します。GRANRODEOは、2005年にボーカルKISHOW(谷山紀章)さんとギタリストe-ZUKA(飯塚昌明)さんで結成された音楽ユニットです。谷山紀章さんは声優としても活躍されていますので、ご存知の方も多いと思います。最近の作品では『進撃の巨人』のジャン役が有名なのではないでしょうか。作詞をKISHOWさんが、作編曲を主にe-ZUKAさんが担当されています。

 GRANRODEOは、ジャンルとしてはハードロックなどを基軸としたバンドサウンドが一つの特徴として言えると思います。声優の谷山さんがボーカルを務めているということもあり、アニメなどのタイアップも多く歌われております。


 さて、『セツナの愛』についてです。この楽曲は2019年に、GRANRODEOによりリリースされたシングル作品です。タイアップとして、アニメ『文豪ストレイドッグス』のオープニングテーマに起用されております。ちなみに、ボーカルのKISHOWさんは声優として、同アニメの中で中原中也役を熱演しております。


 


 さて、『セツナの愛』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3) ~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)でメロディーが構成されております。男性の音域としては高く、どちらかと言えば女性のキーに相当します。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音のhiDやそれに準ずるhiCがサビで登場します。これは一般的な男性の音域と比べてかなり高いです。上にも記述しましたが、hiA,mid2Gあたりのキーは当たり前に登場します。基本的には、一般的な男性が歌唱する場合はキーを下げた方が良いと思います。目安として、原曲キーより5~6程度は下げると、mid2G#あたりに設定されるようになります。

 先ほど申しましたが、GRANRODEOはジャンルとしてはハードロックなどに分類されます。ハードロックはボーカルの声が力強く、キーも高めになりやすいです。あくまで私の個人的な経験ですが、ハードロックなどで歌唱されるボーカルになると、通常のポップスとは少し違った練習を意識することが必要になります。イメージとしては声をやや強く張るのですが、それにより高めキーで発声ことが可能になります。ただ、日本の住宅事情などを考えると、家で練習したりするのは難しいかもしれません。

 こうしたハードロックなどの発声が出来るようになると、力強く高い声が出せるようになりますが、弱点もあります。それは、声にトゲが立ちすぎて、メロディアスなポップス等には向きにくくなることです。また、音程をスムーズに上下に動かすのが難しくなる印象です。自動車などで、アクセルを強く踏み込むとスピードは出ますが、一方でカーブの操作が大変になります。そうしたイメージに近いです。
 
 ハードロック・ヘヴィメタルなどのジャンルに興味がない人でもこうした発声が出来ると、ポップスなどで一部、急激にキーが高くなるような場面にも対応しやすくなります。
 
 当ブログで過去に取り上げた楽曲においても、キーが異常なほどに高い場面が登場することがありました。その際に「ハードロックなどのように、声を張った高いキーで瞬間的に対応」すれば、上手く歌いこなせた楽曲も何度もありました。Official髭男dismの『Stand By You』などはそうした例の一つだと思います。ミセスの楽曲などでもあったと思います。ちなみにOfficial髭男dismはボーカル含めメンバーがヘヴィメタル好きでもあります。難易度が高く、誰もが出来ることではないかもしれませんが、興味を持たれた方は、他のサイト等で調べてみても良いかもしれません。

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コメント

  1. kn より:

    リクエストしたものです
    調査、お疲れ様です
    地声hiDは相当な高さですが頑張って練習してみようと思います
    リクエストに応えて頂きありがとうごさいました!

  2. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    声の出しやすい楽曲などから少しずつ練習していくと良いと思います。
    個人的にはGRANRODEOの谷山さんはヴィジュアル系のロックバンドや
    TMレボリューションなどのような、声の抑揚の付け方に近いものもある気がしています。
    ハードロック系のミュージシャンだけでなく、それらのミュージシャンも
    参考にしてみても良いかもしれません。
    閲覧いただきありがとうございました。

  3. 名無し より:

    サビの「支(配)されているのさ」のhiDと「もっと感じる苦悩(で)」のhiCの部分ですが、両方とも個人的には地声に聞こえました。

    • もりっしー より:

      確かにやや地声感がありますよね。
      また、聴き直してみて、必要があれば修正します。
      今改めて聴いてみたけど、良い曲です。