J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

back number

『クリスマスソング』(back number)の音域と感想

(2020/08/01)MVがフル公開されましたので、添付いたします。

 こんにちは。今回はback numberの『クリスマスソング』(2015)を取り上げたいと思います。クリスマスの時期には早いですが、よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『クリスマスソング』(back number)、Christmas Song


【地声最低音】mid1B(B2)  

m1B[あ]れ なんで恋なん[か]してんだろう


【地声最高音】hiA(A4)  ※1番サビとラストサビで登場

★サンタとやらに頼んでもしhiA地[か]m2G#[た]m2F#[な]いよ[な][ぁ]
★かm2F#[っ]m2G#[こ]hiA[わ]G#[る]F#[いし]


【裏声最高音】hiC#(C#5) 

★でもm2G#[こんな]hiA[こ]hiB[と]hiC#裏[つ]hiB[たえ]たら(サビ)


【補足】mid2F#hiB辺り

★らしmid2F#裏[く]hiA[ない]m2G#[こ]F#[と]ばが浮2F#[か]G#[んで] (Aメロ)
★わざとらしくきらめく街のせいかm2F#[な](Bメロ)

★会いm2F#[た][と][も][か]い[す]m2G#[う]が(サビ)
★君m2F#[の]ことどうおF#[も]m2G#[う]F#[か] 
m2G#裏[い]いよ そんなこと自分で分hiA裏[か]hiB[っ]m2F#[て]るよ
★長くなm2F#[る]m2G#裏[だけだ]hiA[か]hiB[ら]まとG#[める]F#[よ]
★君が好m2F#[き]

★あの時君に 出会って ただそれm2F#[だけで]~(Cメロ)
★自分の知らなかった自分が次からつm2F#[ぎに]

『クリスマスソング』(back number)









 まず、『クリスマスソング』についてです。この楽曲は、3人組バンドback numberにより2015年にリリースされたシングル作品です。この楽曲はタイアップとして、フジテレビ系ドラマ月9『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の主題歌に起用されました。
 『クリスマスソング』は配信でのミリオンセールスを記録しており、2019年時点でのback numberの最大のヒット曲となっています。2015年の初頭に『ヒロイン』がヒットした彼らですが、この『クリスマスソング』により「back number=冬の話題曲」という図式が強くなったのかもしれません。
 ちなみに、この楽曲はレコード会社ユニバーサルミュージックジャパンのYouTube公式チャンネルでMVの一部が公開されており2019年9月現在、9300万回もの再生回数を記録しています。フル配信でないにもかかわらず、1億回に迫る再生回数を記録しているのは、極めて異例だと言えます。

 『クリスマスソング』のサウンドについてです。編曲はback numberと小林武史さんによりなされています。また、弦編曲について小林武史さんと四家卯大(しかうだい)さんがクレジットされています。四家卯大さんはMr.Childrenとも縁が深く、1990年代から楽曲のストリングスアレンジを担当しています。また、Mr.Childrenの櫻井和寿さんとプロデューサーの小林武史さんを中心に結成されたチャリティーバンドBank Bandにおいてもチェロ、およびストリングスアレンジなどで参加しております。

 こうしたこともあり、ストリングスが非常に存在感を発揮するクリスマスらしいアレンジになっています。小林武史さんのプロデュースの際は、こうした傾向が強いように感じます。個人的には、2番のAメロ~Bメロが非常に耳に残りました。ベースギターに始まり、キーボードや弦楽が加わっていく様が心地よいです。歌メロディーについてはAメロBメロサビCメロサビという多くの人に馴染みやすい展開です。



 さて、最後に『クリスマスソング』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2) ~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。

 まず、地声最高音hiAについてですが、1番サビ、ラストのサビでそれぞれ2回登場します。この音階については一般的な男性の音域よりも少し高いです。故に、ある程度歌い慣れている人であっても、hiA部分については上手く発声できない可能性もあります。
 器用に裏声が駆使できる方であれば、裏声で対応することも可能かもしれませんが、私自身は難しいのではないかと思います。その辺は各々で試行錯誤してみてください。もちろん、地声でhiAの箇所を発声できることがベストです。

 最高音のhiAにも注目が集まりがちですが、一方でmid2F,mid2Gといった音階を確実に歌いこなすということも非常に重要です。この辺りの音階であれば、一般的な男性であっても到達しうる可能性が高いです。よって、上でピックアップしたmid2F#,midi2G#などの音階が滑らかに発声できることを念頭に置いて、練習してみてください。普段歌い慣れていない人は、このmid2F,mid2G辺りがハードルになっている可能性が高いです。

 一般的な男性の場合、キーを少し下げて歌うというのも十分にあり得る選択肢です。原曲キーよりも1~2程度下げると、地声の最高音がmid2G(#)程度に設定されます。
 一方で、『クリスマスソング』は音域がやや広めで低音部もあまり余裕がありません。キーを大きく下げると、Aメロ辺りが歌いにくくなる可能性があります。また、サビでは裏声なども多く駆使する必要があります。よって、普段歌い慣れていない人が『クリスマスソング』のキーを大きく下げて歌い慣れたりすることについては、私自身はあまりお勧めしません。

 『クリスマスソング』は今の時期(9月上旬)はまだ早いですが、興味を持たれた方は、12月に備えて練習をしても良いかもしれません。



『花束』(back number)の音域と感想

(2020/08/01)MVがフル公開されましたので、添付いたします。

 こんにちは。今回はback numberの『花束』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です(返信できずで、すみませんでした)。

 なお、『花束』はアーティストやレコード会社の公式チャンネルでフル配信されていません。よって、当ブログにおいてもショートバージョンの動画を添付いたします。ご了承ください。


『花束』(back number)、Hanataba


【地声最低音】mid1A(A2)  ※Aメロ

★どう思う?1A[こ]れから2人で やっていけると思う?


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※転調後サビで2回

★ふたhiA#{りが]mid2G[忘]mid2F[れな][け][れ]
★きmid2F[っ]mid2G[と]hiA#[す]mid2G#[れ][ない][から]


【裏声最高音】hiC(C5)  ※転調後サビで登場

mid2F[あや]まる[しか]hiC裏[ん]hiA#[しゃの]mid2G[言][葉]
★君とならどmid2F[ん]mid2G[な]hiC裏[あ]hiA#[さ][もよ][る]も夕方[だ][っ][て]


【補足】mid2Fmid2G#辺りの注意箇所

mid2F#[い]mid2G[ま][ま][の]ぼくは(Cメロ)
★曲がっm2F#[た]事ばっかだった 気がするんだよ
★だからせめてきmid2F#[み]のとこには
★まっmid2F#[す]ぐには[しって]mid2G[くよ][oh]

★僕はmid2G[何]mid2F[回]だって何十[回]mid2G#[だ][って](転調後サビ)
mid2F[き]みと抱き[合っ]mid2G[て][手]を 繋いで[キ][を][て]
mid2G[あ]mid2F[まい][あ]まいこの気持ち[を]
★何も問mid2F{題]mid2G[は]mid2G#[ない][じゃ][ない]
★ケンカもするんだろうけmid2F[ど]
mid2F[笑い合っ]mid2G[て]mid2G#[生][き]
★いけるんじゃないかおmid2G[も]mid2F[うん][よ]

『花束』(back number)









 まず、『花束』についてです。この楽曲は2011年に3人組バンドのback numberによりリリースされたシングル作品です。メジャー2枚目の作品です。タイアップとして、音楽番組『CDTV』の月間テーマ曲になっております。編曲はback numberと島田昌典さんによりなされています。島田昌典さんは『オールドファッション』(2018)や『fish』(2014)なども担当されています。

 『花束』のサウンドについてですが、ミディアムテンポのギターロックです。近年はストリングスを大胆に取り入れるなどのアレンジも目立つback numberですが、この楽曲ではバンドの音色が非常に目立ちます。ギター、ベースなどの音色以外では、イントロのキーボード、サビでピアノの音色などが取り入れられたりしております。back numberは3人組バンドということもあり、一人当たりの仕事が多くなりがちです。特に、作詞作曲を手掛けるギター&ボーカルの清水依与吏さんは、非常にハードワークが求められます。
 この『花束』に関して、例えばギターの仕事量が凄まじいといったことは無いと思います。しかし、そこにメロディアスな歌メロディーを歌唱しつつ、ギターも奏でなければならない、ソロも弾かなければならないとなると、やはりボーカルの大変さというものを感じます。

 歌メロディーについてです。AメロBメロサビというJ-POPで多く見られる形です。Aメロが低音、Bメロサビへと進行する形で楽曲が盛り上がっていきます。また、最後のサビでは転調が行われ、楽曲がドラマティックに締めくくられます。こうした形も日本のポップスでは多く見られるものです。
 一方で、『花束』には2番というものがありません。つまり、1番のAメロBメロサビ⇒Cメロ⇒転調サビという形になっています。そこも特徴的な点だと思います。2番が無い分、タイトにまとめられ、密度が濃くなっているように感じます。

 
 『花束』の歌詞についてです。まず、タイトルの『花束』についてですが、この楽曲内では「花束」もしくは「花」というフレーズは登場しません。つまり、『花束』というタイトルについては聴き手が自由な解釈をしやすいと言えます。私なりの解釈では「二人の仲むつまじさの暗喩」として『花束』が使われているのだと考えます。また、「だからせめて君のとこには まっすぐにまっすぐに走ってくよ」というCメロのフレーズで、何となく主人公が花束を抱えているような描写が思い浮かびます。

 歌詞についてですが、個人的にはやや情けなさを隠し切れない主人公の姿が思い浮かびます。「ごめんごめんありがとうごめんくらいのバランスになる危険性はすこし高めだけど許してよ」辺りのフレーズを見て、そのように感じました。ただ、どこか愛らしさや母性などがくすぐられる憎めない男性像が思い浮かびます。こうした頼りなさや弱さが垣間見えるような歌詞もback numberの魅力なのではないかと思います。






 さて、最後に『花束』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2) ~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiC(C5) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。また、音域自体も広めだと思います。

 まず、『花束』はラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。通常のサビでは地声最高音がhiA,転調後はhiA#になります。一般的な男性の音域では少しきついかもしれません。できれば地声で発声したい箇所ではありますが、もし、器用に裏声が使えるのであれば、hiA場面は裏声でも良いかもしれません。ただ、その場合でもmid2F,mid2Gといった音階を地声で確実に歌える必要があります。

 『花束』を歌いこなすうえでの基本はmid2F,mid2Gといった音階を確実に歌いこなすことが一つの基準となります。普段歌い慣れていない人は、このmid2F、mid2Gの音階を安定的に発声できるようにすると良いと思います。『花束』ではサビの一部を除いて、このmid2F,mid2Gの音階が頻出します。コレラを意識して練習すると良いと思います。

 一方で、『花束』は音域が広めの作品でもあります。故に、少しだけキーを下げる程度ならまだよいのですが、例えば、3つ以上下げるとなると、低音部がかなりしんどくなると思います。ゆえに、『花束』はキー調整による練習にはあまり向きません。普段歌い慣れていない人は別の曲で歌い慣れた上で、この『花束』にチャレンジした方が良いと思います。

 『花束』は歌詞も分かりやすく共感しやすい内容です。カラオケなどでも歌いやすい作品だと思います。



『幸せ』(back number)の音域と感想

 こんにちは。今回はback numberの『幸せ』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 back numberは前々回『SISTER』を取り上げたのですが、その後『幸せ』へのリクエストがありましたので、今回取り上げることにしました。
 『幸せ』はベストアルバムにも収録されている楽曲ですが、カップリング曲であることもあり、MVや音源が公式チャンネルにアップロードされていません。よって、当ブログにおいても添付動画などはございません。ご了承ください。


『幸せ』(back number)、Shiawase

【地声最低音】mid1B(B2)  

★ほん[と]うはもう知ってたの


【地声最高音】hiA(A4)  

★あなたが恋に落ちてゆmid2F#[く] [そ]mid2G[の]hiA[よ][こ][で][わ][た][は](Bメロ)
★何にも気mid2F#[付]かないでわhiA[らう]m2G[あ][な]たの
★よmid2F#[こ]mid2G[か]hiA[ら][背]中押す[か]ら(サビ)
★どこかで手F#[は]G[打]hiA[てな][かっ][た]のかな(Cメロ)
★私がえmid2F#[ら]mid2G[ん][で]望んでhiA[恋][し][たん][だ][から]


【補足】

★そっとあなたに恋をしてmid2F#[い]たの(Bメロ)
★横顔m2F#[を]m2G[ず]m2F#[っ]と見ていまし[た]
★最mid2F#[初]から [あな]mid2G[た][の][あ][わ]せしかね[が][っ][て]いないから(サビ)
★それがたとえわ[た]しじゃ[な]ーいとしても ちゃんと最後[は] 
★誰よりもmid2F#[し]mid2G[あ][わ]せにしてあげ[てー]
★こんなに好mid2F#[き]mid2G[に][な]る前[に](Cメロ)
★かF#[な]G[わ][な]くても気持ちが伝えられなくても
★本m2F#[[当]m2G[だ][よ]


『幸せ』(back number)









 まず、『幸せ』についてです。この楽曲は2011年にback numberによりリリースされたシングル『はなびら』の中に収録された楽曲です。ちなみにこのシングルは、back numberにとっては記念すべきメジャー1枚目です。『幸せ』はアルバム『スーパースター』のラストナンバーとして収録され、ベストアルバム『アンコール』にも収録されました。そうした意味では隠れた名曲といった位置づけなのかもしれません。

 『幸せ』のサウンドについてです。この楽曲の編曲はback numberと新屋豊さんによってなされています。新屋さんがストリングスアレンジを担当しています。back numberは近年は『ヒロイン』、『ハッピーエンド』、『瞬き』、『HAPPY BIRTHDAY』など冬の名曲を連発していますが、そうした人気曲のアレンジの萌芽がこの『幸せ』にはあるのではないかと思います。ストリングスアレンジも印象的ですが、バンドの演奏も負けないくらいに存在感を発揮しております。前奏のギターリフなどが印象に残ります。

 歌詞についてです。以前に、『ハッピーエンド』という楽曲をレビューしましたが、歌詞の世界観としては『ハッピーエンド』と近いと思います。自分が引き下がることにより「相手の幸せを祈る」という形です。ただ、この『幸せ』は『ハッピーエンド』よりも好きな相手との距離が遠い印象があります。
 いずれにしても非常に切ない歌詞内容です。「あなたの背中を押す」と言いながら、全体として「あなた」への未練を感じさせます。また、「女性から男性に向けた楽曲」という点でも特徴的であると思います。




 最後に『幸せ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2) ~【地声最高音】hiA(A4) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも少し高いです。

 『幸せ』は地声最高音がhiAという点で少し難易度が高いと思います。このhiAの箇所は裏声で対処しやすい場面もあります。ただ、Cメロの『hiA[恋][し][たん][だ][から]ぁ』は地声で歌わないと楽曲のニュアンスが変化してしますと思います。原曲キーでチャレンジするならば、できればhiA辺りまで地声で歌えた方が良いと思います。

 hiAは声質によっては努力しても届かないという人も居ると思います。よって、キーを下げるということを考えておいてもよいと思います。一般的な男性の場合、原曲キーから1~2程度下げると歌いやすくなると思います。これにより、最高音がmid2G#(mid2G)に設定されます。

 また、『幸せ』はmid2F#,mid2Gといった音階が頻出します。hiAが難しいとしてもmid2F#,mid2Gといった音階を練習するのには非常に良い楽曲であると思います。ただ、音域自体は狭いわけではなく、また低音部もあまり余裕がありません。その点で、普段歌い慣れていない人にとっては練習曲としてはあまりお勧めできないかもしれません。その点は留意しておいてください。



『SISTER』(back number)の音域と感想

(2020/08/01)MVがフル公開されましたので、添付いたします。

 こんにちは。今回はback numberの『SISTER』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、back numberのYouTube公式チャンネルで公開されている音源はフル音源ではありません。よって、当ブログで添付する動画もショートバージョンとなります。ご了承ください。


『SISTER』(back number)


【地声最低音】mid1A#(A#2)  

★君は気付かないふりして [た]かく帆を張って渦の中へ(Aメロ)


【地声最高音】mid2G#(G#4)  

★目を閉mid2F[じ]mid2F#[て]mid2G#[分][に](Bメロ)
mid2G#[乾]2F#[い]2F[た][う][み]をお[よいで] [き][ず][つい]hiA裏[て]また(サビ)
m2F#[地]mid2G#[下]hiA#裏[て]つの[ま][に][う]hiA#裏[つ]hiB[り][込]G#裏[む](Cメロ)
2F[疲]2F#[れ]m2G#[切っ][た][さ][か][さ][の][き][み]が 君[のた][め]にこのうhiA#裏[た][を][歌]ってる


【裏声最高音】hiC(C5) ※各サビで2回登場

hiA#裏[き]hiC裏[み]hiB[はま][た]光をはm2F[な]って[ゆ]m2F#[く](サビ)


【補足】

★たmid2F#[たかう為]mid2F[に理解]して砕いて本[当][は][い]たくて(Bメロ)
2F[だ]F#[い][じょう]ぶ 言[い][き][か][た]


『SISTER』(back number)










 まず、『SISTER』についてです。この楽曲は2015年にback numberによりリリースされたシングル作品です。編曲は蔦谷好位置さんとback numberにより行われています。
 『SISTER』は大塚製薬の「ポカリスエットイオンウォーター」のCMソングとして、タイアップがつきました。清涼飲料水系のCMは音楽のタイアップとしてしばしば注目されます。特にポカリやアクエリアスなどのスポーツ飲料系は音楽のタイアップとして大きな影響を与えている印象です。最近、ZARDの『揺れる想い』(1993)がリバイバルで起用されていますが、1990年代のポカリスエットのCMソングも、当時大きな話題を呼んだようです。
 
 『SISTER』のサウンドについてですが、アコースティックギター、ピアノ、ストリングなどを用いた非常に爽やかな楽曲です。夏を感じさせるアレンジです。エレキギターの音色もクリーンな音色が見られます。個人的には、Mr.Childrenのようなサウンドを連想します。
 メロディーについては、Aメロ⇒Bメロ⇒サビとホップステップジャンプしていくJ-POPらしい展開がなされています。Bメロからサビにかけて、特に爽快さが感じられます。

 次に、歌詞についてです。まずタイトルの『SISTER』ですが、一般的な意味としては「姉妹」となりますが、「女性」を意味するニュアンスもあります。「女性の親友」「おじょうさん」などの意味もあるようです。よって『SISTER』は(特に女性に向けた)応援歌といった意味があるのだと思いまっす。ポカリスエットのCMということもあり、非常にマッチした歌詞内容なのではないでしょうか。
 ちなみに私は、この楽曲を歌詞も見ずに聴いたときはラブソングなのだと思っていました。back numberがラブソングのヒット曲を連発していることもあるのかもしれません。




 さて、『SISTER』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2) ~【地声最高音】mid2G#(G#4) 、【裏声最高音】hiC(C5)でメロディーが構成されております。
 添付の画像を見ると非常に音域が広いですが、地声の音域については赤い丸で囲まれた範囲で、おおよそ一般的な男性の音域の範囲内に当たります

 hiCという音階が気になりますが、地声最高音はmid2G#ですので、歌い慣れた人であれば届きうる音階です。Bメロ、サビ、Cメロでは地声はmid2G#,mid2F#といった音階が頻出します。『SISTER』はこの音階を確実に歌いこなせているか、チェックするのに良い楽曲だと思います。

 一方で、『SISTER』は音域自体は広めの楽曲です。よって、「キーを下げる」など練習曲としてはあまり向かないと思います。私が練習曲として向いていると考える楽曲は、「音域が狭く、キーが高くない、アップテンポ気味~ミディアムテンポの楽曲」がです。その点で、私は『SISTER』は練習曲としてはあまり適切ではないと考えます。ただ、カラオケなどで比較的歌い慣れている人にとっては良い練習曲、課題曲になると思います。

 『SISTER』は「おおよそ」一般的な男性の音域でありますが、厳密には男性の音域よりは少し高いです。この楽曲のキーが高いと感じる方は、原曲から1~2程度キーを下げると良いと思います。それにより、地声の最高音がmid2G,mid2F#に設定されます。BUMP OF CHICKENなどの楽曲のキーが丁度良い人は、こちらの設定の方が歌いやすいと思います。



『ヒロイン』(back number)の音域と感想

(2020/08/01)MVがフル公開されましたので、添付いたします。

 こんにちは。今回はback numbgerの『ヒロイン』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、back numberの作品はYoutube公式チャンネルではショートバージョンのみが公開されております。よって、当ブログでもその動画を添付します。ご了承ください。

『ヒロイン』(back number)、Heroine


【地声最低音】mid1D(D3)  

[き]みの毎日に 僕は似合わないかな
白い空から [ゆ]きが落ちた


【地声最高音】hiB(B4)  ※楽曲全体で1箇所のみ

mid2G[は] や[っ]hiA裏[ぱ]hiB裏[り]裏[ぼ]2G[く]hiA地声[は] hiB[ah ah] [ah](ラストサビ)



【裏声最高音】hiB(B4) 

ありがm2G[とう]って[た]hiA裏[の]hiB裏[しそ][う][なの][も](サビ)
mid2G[行ってみたい遠]mid2F#[い]場所で見たい2F#[よ]G[ぞ]hiB裏[も](Cメロ)



【補足】サビなどの箇所

雪が綺麗とm2G[わ]m2F#[ら][う]hiA[の][は]hiA[み]2G[が][い][い](サビ)
でも寒いねっm2G[てう]m2F#[れ][し]hiA裏[そう]なのも
それもきm2G[み]m2F#[が][いい]

『ヒロイン』(back number)











 まず、『ヒロイン』についてです。この楽曲は2015年にback numberによりリリースされたシングル作品です。この楽曲は、「JR SKISKI」(JRスキースキー)というJR東日本が展開するスキー旅行のキャンペーンソングとして書き下ろされた作品です。CMのために書き下ろされる作品というのは少し珍しいように思えます。
 このスキーのキャンペーンシリーズはこれまでに数多くのヒット曲を生んでいる枠でもあります。具体例として、ZOOの『Choo Choo TRAIN』(EXILEのカバーでよく知られています)、globeの『DEPARTURES』、GLAYの『Winter, again』、SEKAI NO OWARIの『スノーマジックファンタジー』などそうそうたるラインナップです。
 back numberの『ヒロイン』も広瀬すずさんの出演するCMで非常に話題になりました。back numberの作品の中でも人気の高い楽曲の一つであると思います。また、この『ヒロイン』以降、back numberは寒い季節の話題作が増えていった印象があります。

 『ヒロイン』のサウンドについてです。この楽曲は共同編曲として、日本を代表するプロデューサーの一人である小林武史さんが携わっております。イントロのフレーズなどは非常に小林武史さんらしいと思います。バンドサウンドが基調となっていますが、サビはストリングスを交えるなど非常にドラマティックに展開されます。
 メロディーの構成についてはJ-POPで典型的に見られる【(AメロBメロサビ)×2→Cメロ(+Bメロ)サビ】というものです。大きなタイアップということもあり、非常にリスナーにとって馴染みやすい展開です。

 歌詞についてですが、冬のラブソングです。内容を見ていくと、「僕」の片思いといった感じだと思います。「君」の気持ちについては歌詞では描かれていませんが、「僕」がメールを送ろうと考えて止めた場面が描かれております。気軽にやり取りをする関係ではないものの、それなりに近しい間柄であることが垣間見えます。

 個人的に好きなフレーズはベタですが、「思えばどんな映画を観たって、どんな小説や音楽だって そのヒロインに重ねてしまうのは君だよ」という箇所です。これはタイトル『ヒロイン』とも関わるフレーズだと思います。非常に共感できる歌詞です。





 さて、『ヒロイン』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiB(B4)でメロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりはやや高いと思います。
 
 地声に関して言えば、hiBが最高音ではありますが、楽曲全体で1箇所のみです。サビの中心はhiAです。hiAについてはある程度歌いなれている人であっても歌うのが難しい、もしくは非常に長い期間の鍛錬が必要になる人もいます。その点については留意しておいてください。ゆえに、歌いなれている声の低い人は原曲よりも2つ程度(♭2)下げると良いと思います。一般的な男性でもその程度の音域のほうが歌いやすいとは思います。
 ある程度高い声に自身がある方は原曲キーでチャレンジしても良いと思います。目安としては、やはりhiAがある程度使いこなせることが基準になります。hiAがある程度使いこなせるとJ-POPで歌える楽曲が非常に広がると思います。

 ちなみに普段歌いなれていない人が『ヒロイン』を歌う際は、キーを3~4つ程度下げて(♭3~4)も良いと思います。低音域に少し余裕がありますので練習曲に使うこともありえます。ただ『ヒロイン』は音域自体は狭いわけではありません。よって、「練習曲として強くお勧めできる」とまでは言えません。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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