J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

Uru

『再会(produced by Ayase)』(LiSA×Uru)の音域

(2020/11/20)ミスを修正しました。LiSAパートの地声最高音hiF⇒hiE,裏声最高音hiE⇒hiF

こんにちは。今回はLiSA×Uruの『再会(produced by Ayase)』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。

 なお、今回は主旋律のみの分析となります。その点はご了承ください。


『再会(produced by Ayase)』(LiSA×Uru)、Saikai(produced by Ayase)
『再会(produced by Ayase)』(LiSA×Uru)1『再会(produced by Ayase)』(LiSA×Uru)2


















【地声最低音】mid1F(F3)  ※Aメロ

m1F[ま]m1G[た]ねと笑って見せてくF[れ]G[た]
★あm1G[な]たのm1F[すが]G[た]


【地声最高音】hiE(E5),hiD#(D#5)  ※Cメロ、ラストサビで登場

☆二人繋がっhiC[てい]hiD[ら]hiD#地[れ][る] D#[Ah] [Ah](Cメロ)
★共hiB[に][じ]場所[で]   hiC#[か]hiD#[ん]hiE地[じ]C#[てい]E[た]D#[い](ラストサビ)

※★はLiSAさんのhiE、☆はUruさんでhiD#が地声最高音


【裏声最高音】hiF(F5),hiE(E5) ※ラストサビ([転調+1])

hiC[会]hiD[い]hiD#[たく]hiF[な]D[るん]C[だ](Cメロ)
☆そのひとときにねhiE裏[が]hiD#[い]hiB[乗]hiC[せ]D#[る](ラストサビ)

※★はLiSAパート。☆は通常サビではhiD#が最高音


【補足】hiChiD#の注意点

★ねえそれ以上 何もいらないhiC[か]hiA{ら](2番サビ直前)

★hiA[振]hiA#[り]hiC[か]A[え]ればあの日A#[の](Cメロ)
★あなたの言葉がこhiD#裏[え]hiD[が] 
★ 信じ合えればいつまhiC[でも]

★ふhiB[ゆ]hiA#[の終]わりをhiC#裏[告]A#[る]あわゆhiB[き](ラストサビ[+1])
★どんなhiD#裏[き]hiB[つ]B[け]hiC#裏[し]きもあなhiC#裏[た]B[と]

※ラストサビでは転調し、キーが1つ上がります。
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 まず、THE FIRST TAKE(ザ・ファースト・テイク)について少し説明します。THE FIRST TAKEはソニー系列で運営されているYouTubeチャンネルです。「一発撮り」をコンセプトにミュージシャンがライブを行います。
 THE FIRST TAKEは、ソニー系の運営ということもあり、ライブは基本的にソニー系列に所属するミュージシャンが担当します(2020年11月現在)。その中で、時折、別のレコード会社から出演するミュージシャン(平井大さんetc)もいます。多くのミュージシャンが出演し、登録者数も250万人を超える人気の音楽チャンネルになっております。

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 『再会(produced by Ayase)』についてです。この楽曲は、2020年にYouTubeチャンネルTHE FIRST TAKEで公開されたLiSAさんとUruさんのコラボ曲です。ファーストテイクのために、新しく制作され、歌唱された楽曲であり、ストリーミングや配信でも視聴することができます。公式チャンネルで公開された動画は、10日程度で再生回数が1000万回以上を記録し、非常に高い人気を誇っております。

 これまで、ファーストテイクでは既存の楽曲が歌われてきましたが、「THE FIRST TAKEから新曲(もしくは新たな音源)を発信していく」という方針が打ち出されました。その中で、今回、YOASOBIのAyaseさんにより新たに制作された楽曲を、女性歌手のLiSAさんとUruさんが歌唱することとなりました。
 こうした流れもあってか、最近はカラオケでも「THE FIRST TAKEバージョン」のオケで歌うことが出来るようになっております。


 『再会(produced by Ayase)』はタイトルにもあるように、作詞作曲アレンジをYOASOBIのAyaseさんが担当しております。
 歌メロについては、【Aメロ×2⇒1番サビ⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビ⇒Cメロ⇒サビ⇒転調[キー+1]サビ×2】という形を取っております。ラストのサビで転調し、キーが1つ上がります。

 『再会』の音域的な特徴についてですが、上述のように女性としてはキーが高めになっており、音域も広いです。LiSAさんの担当するパートは地声最高音がhiEにも達します。一方、Uruさんのパートは地声最高音はhiD#で、高音域の発声が非常に滑らかです。どちらのパートもそれぞれ違う個性を持っており、難易度が高いです。




 さて、『再会(produced by Ayase)』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiE(E5),hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、LiSAさんのパートの地声最高音はhiEになり、ラストサビで2回登場します(1つのフレーズで2か所)。この辺りは一般的な女性の音域よりも高いです。キーを下げた方が歌いやすいのですが、同曲は音域自体が広めであり、キー調整の余地が少ないです。そうした点も難易度の高さの表れといえると思います。
 
 一方、Uruさんのパートは地声最高音がhiD#となり、Cメロで登場します。UruさんはLiSAさんとは異なり、地声と裏声の境が滑らかであります。最高音はLiSAさんより高くないですが、高めの音をよどみなく歌唱する必要があります。

 このように、①高音域に爆発力を持ったロック系のLiSAさんと、②滑らかさと温かみを持ったUruさんのタイプの異なるコラボとなっており、それぞれが良いバランスで融合されております。2人で歌唱する際は、この辺りを参考にするとよいのではないかと思います。

 『再会』は図にも示すように、音域自体がかなり広めの作品になります。よって、キー調整の融通は利きにくいです。歌い慣れていない人が練習曲としてキー調整することは当然難しいのですが、歌い慣れた人であっても手を付けにくい作品といえます。歌に自信のある方などは、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

 ちなみに、1人で歌唱する場合は、2番Bメロ以降辺りから、息継ぎを入れるタイミングが少なくなります。その点で難易度が更に高くなります。その点は留意しておいてください。




『あなたがいることで』(Uru)の音域 / テレビドラマ『テセウスの船』主題歌

 こんにちは。今回はUruさんの『あなたがいることで』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です(リクエスト曲をアップする予定でしたが、明日に回します)。


『あなたがいることで』(Uru)、Anata ga Iru Koto de


【地声最低音】mid1E(E3)  ※2番Aメロで登場

m1E[共]に過ごしたまいにhiA[ち]m2G[は] 
★かけがえのE[な]いものだった

【地声最高音】hiD(D5)  ※サビで登場

★会えhiA[ない日々が続]hiD[た]hiC[と]hiB[し]A[ても]


【裏声最高音】hiD(D5) ※Cメロで登場

★よhiA[わ]hiD裏[を見せ]hiC[ぇ]hiB[な]A[いあな]B[た]が 



【補足】hiAhiCの注意箇所

★どんな言葉で 今あm2G[な]たG[に 伝]hiA[え]らG[れ]るだろう
★不器用な僕だhiA[け]m2G[ど] ちゃんとあなたに届くように

★去を悔やんでhiA[は]責めたりhiB[も]hiC[し]B[た][け]A[ど]
hiB[ぼ]くを愛し続けてくhiB[れ]hiC[た]B[ひと]hiA[ぉ]

hiB[も]hiC[し]B[も]hiA[し]B[た せか]C[い]B[が]C[終][わっ]A[も]
★僕はずっとあなたhiB[を]B[うよ]hiA[ぉ]

★きhiB[ず]つくことかB[ら]hiA[逃]B[げ]A[て]いた (Cメロ)
★こhiA[の][こ]hiB[ろう]hiC[ご]B[か]A[す]B[の]A[は]
★初めhiA[て] hiB[見][せ]たなみA[だ]
『あなたがいることで』(Uru)









 まず、『あなたがいることで』についてです。この楽曲は、2020年にシンガーソングライターのUruさんによりリリースされたシングル作品です。この楽曲は、TBS系日曜ドラマ『テセウスの船』の主題歌として書き下ろされた作品です。私自身は、東元俊哉さんによる原作の漫画を拝読しております。

 『あなたがいることで』は書き下ろしということもあり、絆を描いたバラードになっております。原作漫画ではヒューマンミステリーの要素が強いですが、ドラマでは「家族の絆」など泣ける要素も強く盛り込まれているように伝え聞いております。作詞作曲はUruさん自身が行っており、編曲は小林武史さんが行っております。小林武史さんはback number、Mr.Children等のアレンジに携わっており、日本を代表するアレンジャーの一人です。
 当ブログでは以前、Uruさんの『プロローグ』を取り上げましたが、そちらのアレンジはトオミヨウさんが行っております。トオミヨウさんも近年多くのミュージシャンのアレンジに携わっており、名前を多く聞くようになりました。小林武史さん、トオミヨウさんと名だたるアレンジャーがUruさんの楽曲を盛り上げております

  『あなたがいることで』の音域的な特徴についてです。全体として広めの音域で歌メロディーが構成されております。その点でキーの調整は難しいといえます。ただ、最低音mid1Eは別の高い音に置き換えることが可能ですので、その点の工夫をすれば、キーの調整も可能であると思います(後述)。 




 さて、『あなたがいることで』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも広いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Eについてです。これは2番のAメロで登場します。mid1Eは女性には低めの音階です。ただ、ここはmid1G辺りで代用しても違和感が少ないです。低音が苦手な方はこうした工夫を行っても良いと思います。

 地声最高音hiDはサビで登場します。ここは大よそ一般的な女性の音域ですが、高音域が苦手な方もおられます。このhiD場面ですが、楽曲のニュアンスを考えると裏声気味に歌唱しても違和感が少ないと思います。場合によっては、裏声での歌唱も選択肢に入れてみてください。また、キーを少し下げるというのもありえます

 『あなたがいることで』は音域が広めの作品であり、キーの調整は行いにくいです。ただ、先にも述べましたが、最低音mid1Eをmid1Gに置き換えれば、少しのキー調整は可能であります。高音部分をhiC辺りに設定してするというのも良いのではないかと思います。
 一方で、普段歌い慣れていない人で高音域も苦手という方の場合、キーの調整は難しいかもしれません。キー調整をしても歌いにくい場合は、別の曲で練習した上でチャレンジするのが良いと思います。『あなたがいることで』は「工夫すればキー調整もある程度可能であるが、歌い慣れていない人向けへの調整は少し難しい」といったところだと、私は考えております。



『プロローグ』(Uru)の音域

(2019/11/22)初投稿
(2020/03/02)ピアノ伴奏のライブ動画が公式チャンネルにフル公開されていますので、添付致します

 こんにちは。今回はUruさんの『プロローグ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源がフル公開されておりません。よって、当ブログにおいても、ショートバージョンの動画を添付いたします。


『プロローグ』(Uru)、Prologue


【地声最低音】mid2C(C4)  

★目にかm2C[かる]髪のC[毛と かき]わけた[ゆ]
★視界に入ってm2C[くる]


【地声最高音】hiD(D5)  

★隠した hiA[ひ]hiD[と]hiB[み]A[のお]くで(サビ)
★染まったこm2G#[こ]G#[は]hiD[か]hiC[い]hiB[ま]C[まで](Cメロ)
hiA[そう]hiD地[お]hiC[もう]hiB[のに](ラストサビ)

※サビの部分は裏声に聞こえるの場面もありますが、地声にしておきます。


【裏声最高音】hiE(E5) ※各サビで2回ずつ

hiA[行][場][な]hiE裏[く]A[て] 



【補足】mid2G(一部のみ)~hiDの注意箇所

★そのよm2G[こ]がお 見つめていた(Aメロ)

★いつの間にかそのhiB[す]hiC[べて] (Bメロ)
★どhiA[う][て][づ]A[てし]hiC[ま]hiB[っ]A[た]の

hiC[あ]hiB[な]hiA[を]A[が]hiB[して]hiC[る] (サビ)
★小さな星がのhiB[こっ]hiC[てる]

hiA[か]hiC[ぜ][は]C[つ]hiB[め]A[たい]のに(Cメロ)
★あhiA[な][に]触れ[た][と][も][て]しまhiB[っ]hiC[た]
hiB[ど]hiA[う][ぃて] A[ふた]hiD裏[り]hiC[出会っ]hiB[た]hiA[の][~]B

 『プロローグ』(Uru)









 まず、Uruさんについて少し説明します。Uru(ウル)さんは2013年より活動する女性シンガーソングライターです。当初はYouTube上で他のミュージシャンのカバー曲を配信していました。私自身もデビュー前に拝見した記憶がございます。2016年にメジャーデビューし、アニメやドラマなどの主題歌も多く担当しております。

 さて、『プロローグ』についてです。この楽曲は、2018年にUruさんによってリリースされたシングル作品です。TBS系火曜ドラマ『中学聖日記』のために書き下ろされた楽曲で、主題歌になっています。作詞作曲をUruさんが担当し、編曲をトオミヨウさんが担当しています。トオミヨウさんは近年ではあいみょんさんの『ら、のはなし』『夢追いベンガル』、菅田将暉さんの『まちがいさがし』(米津玄師さんとの共同名義)、『キスだけで feat. あいみょん』などの編曲も担当しております。個人的にはUruさんの作る歌メロディーも良いと思ったのですが、イントロから登場する優しいエレキギターの音色も非常に耳に残りました。

 『プロローグ』の歌メロディーについてですが、AメロBメロサビCメロという馴染みやすいJ-POPの形であります。音域的には大よそ一般的な女性の音域の範囲内といえますが、とりわけ特徴的な点は音域が比較的狭い点です。「キーを調整して練習する」といったことにも非常に向いてるといえます。

 音域の調査をする前、私は『プロローグ』について、もっと音域の広い楽曲であると考えておりました。また、ドラマや映画の主題歌というものは、作品をドラマティックに盛り上げるため、音域を広めになりやすいです。しかし、実際に調査結果を見てみると、『プロローグ』の音域はそこまで広くありません。狭い音域の中で、Uruさんが絶妙な表現力でメロディーを歌唱していることが分かりました。






 さて、『プロローグ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C4) ~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内と言えます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiDについてです。サビやCメロで多く登場します。人によってはこのあたりの音階から難しいと感じる人もいるかもしれませんが、通常のサビのhiD部分についてはやや裏声気味に発声しても、違和感が少ないと思います。よって、地声hiDあたりの音域が苦手な方は裏声を上手く使ってみるのも選択肢としてあり得ると私は考えております。
 一方で、Cメロやラストのサビだけで登場するhiDについては出来れば地声で発声した方が原曲のニュアンスが残りやすいと思います。

 先にも述べましたが、『プロローグ』の音域自体はそこまで広くありません。よって、キー調整して練習するのにもお勧めできます。普段歌い慣れていない人は、原曲キーから3つ程度下げて歌唱して見ても良いと思います。これで地声の最高音がhiBに設定されます。普段、歌声を出し慣れていない人は「hiAやhiBを滑らかに歌唱すること」を一つの目標に設定するとよいと思います。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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