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『ごめんねFingers crossed』(乃木坂46)の音域

 こんにちは。今回は乃木坂46の『ごめんねFingers crossed』(2021)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログで、乃木坂46の楽曲を取り上げるのは、『インフルエンサー』(過去記事)以来、2回目となります。


『ごめんねFingers crossed』(乃木坂46)、Gomen ne Fingers crossed(Nogizaka46)
『ごめんねFingers crossed』(乃木坂46)の音域






【地声最低音】mid2B(B3) 

m2B[愛]し合うそ[の]ことが初めてだったから【Aメロ】
m2B[緊]張しながら何度も抱き合った


【地声最高音】hiD(D5)  

★いhID[ま]hiB-hiA[だ][て]も]B[ろん]好きだけど【サビ】


【裏声最高音】hiD(D5) 

★気づけば 心hiA[は離]hiD裏[れ]hiC#[て]D[た]【Bメロ】
★客観てhiA[き]hiB[っ]hiD裏[て]BA[自][ら]A[く]B[な]【サビ】

★誰もみんな思いhiD裏[込]hiC#[んで]D[る]hiA[の]に 大丈夫【2番Aメロ】

※地声hiDっぽいところもありますが、その辺りは各々の状況で調整してください。


【補足】hiAhiBを含むフレーズ一覧

★すべてがぎこちなくてキスhiA[だっ]て下手すぎて【Aメロ】
★hiA[や]り直そうhiB[と]言わm2B[れ]たら 僕はどうした?【Bメロ】

★れhiA[い]hiB[せ]いじゃないからhiB[こ]hiA#[い]ができるんだ【サビ】
★さよならFingers crossed hiA[Wo]w wow wow

★人間の感情は身hiA[勝]手なものだろう 愛がなくなったら生hiB[き]ていけない【2番Aメロ】

 まず、『ごめんねFingers crossed』(ごめんねフィンガーズクロスト)についてです。この楽曲は、2021年に女性アイドルグループ乃木坂46によりリリースされたシングル作品です。最新曲ですので、アルバムには未収録です。
 同曲はCDシングルとしてのリリースに先立ち、MVが公開され、配信も開始されております。乃木坂46のYouTube公式チャンネルでは、2021年6月現在、400万回以上の再生回数を記録しております。MVはカーレースをモチーフとしており、これまでの乃木坂の世界観とは一線を画した内容となっております。

 『ごめんねFingers crossed』はアップテンポのポップナンバーです。頭サビでメロディーが始まり、AメロBメロサビと展開されていきます。作詞は秋元康さん、作曲は杉山勝彦さんとAPAZZIが共同で手掛けております。アレンジはAPAZZIさんです。両者とも乃木坂をはじめ、アイドルの楽曲を多く担当されております。
 ちなみに、タイトルにもあるFingers crossedとは英語圏で「幸運を祈る」などので意味で行われる指言葉です。中指を人差し指の上に重ねるようなジェスチャーがなされます。

 『ごめんねFingers crossed』の音域的な特徴についてです。同曲は、音域自体はそこまで広くなく、キー調整なども行いやすいです。高音域はhiDが登場しますが、裏声などを用いてもよいと思います。


 最後に『ごめんねFingers crossed』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりもやや高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiDはサビで登場します。同曲は、hiD辺りが喚声点となっており、裏声か地声か区別しづらい場面もあります。グループということもあり、裏声で歌唱されているメンバーも居られるのだと思います。裏声が得意な方は、hiD辺りを裏声で歌唱してもよいと思います。高音域が苦手な方はキーを少し下げてもよいです。

 私なりのイメージですが、同曲を原曲キーで歌う場合、hiB位まで地声でしっかり歌いこなせれば、形になりやすいと思います(裏声が器用に出せることが前提になりますが)。ただ、アイドル曲ということもあり、歌メロが断続的に続く場面があります。そのため、息継ぎがしにくく、一人では難しい部分になるかもしれません。

 『ごめんねFingers crossed』は音域自体がそこまで広くなく、キー調整の融通は利きやすいです。歌い慣れていない人向けの調整も可能だと思います。ただ、同曲は先にも述べたように、同曲は息継ぎがしにくい部分があります。その点で、「練習曲として強くお奨め」とまでは言い難いです。ただ、音域面やキー調整などを考慮すると、比較的手を付けやすい部類といえます。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

 ※ブログでも時折述べておりますが、最近は歌メロのテンポが速く、メロが途切れずに続くため、息継ぎが難しい曲が増えております。とりわけ、アイドルは多人数で歌うということもあり、歌を分担できるため、特にブレスを入れにくい曲が非常に多くなっております。「アイドル曲=手を付けやすい」という図式は、ここ10年位で成り立ちにくくなったように私は感じます。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    乃木坂を歌う人は6.5:3.5で男が多いらしいですね、(そういう意味では、男からしたら高音曲になりますね)
    自分の経験だと低い声でモゴモゴ歌ってる男の乃木坂そのままオク下だった率結構高いですw女性曲としてはそこまで高くないのにって思いますね

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      確かに男性多いですね。

      音域はそこまで高いわけじゃないので
      高音が得意な男3人くらいで分担したら
      行けそうな気もするんですよね。

      • ぴたっくま より:

        乃木坂だと最高hiC~hiC#あたりで、hiA~hiBあたり頻出が多い(アイドルの歌全般そんな感じ)ので、マイナス3,4で男性レンジになるのですが、それを-12で歌うのでかなり暗い歌唱になりますよね
        正直キー調整については否定派ではありますが異性の歌を歌うような場合は、下で歌うより全然いいと思う所はありますね(下で歌う人は、音域という物に対しての意識が低く、自分の声も理解してない気がします)
        あとinvisible sensationは自分もリクエストしましたねw

        • もりっしー より:

          ユニゾンもちょっとリクエストが貯まってきたので、そろそろ手をつけます。
          invisible sensationからやると思います。

  2. 齋藤 より:

    いつも楽しみに見てます!
    ユニゾンスクエアガーデンのinvisible sensation をやっていただけないでしょうか

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      同曲は別の方からもリクエストが来てますね。