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『光の方へ』(カネコアヤノ)の音域

 こんにちは。今回はカネコアヤノさんの『光の方へ』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、同曲は、アーティストおよびレーベルの公式チャンネルではライブバージョンの動画が公開されております。よって、当ブログにおいても、そのバージョンを添付いたします。


『光の方へ』(カネコアヤノ)、Hikari no Hou he(Ayano Kaneko)
『光の方へ』(カネコアヤノ)の音域






【地声最低音】mid1G(G3) 

★しかm2G[いで]ぇ揺れる髪のm1G#[け]m1G[さ]きが好き【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5)  ※サビとその周辺(曲全体で12回程度)

★瞳は輝きをつhiC[づ]hiA#[け][る]m2G#C[づ]hiA#[け][る][ぅ]【Bメロ】
★たくm2G#[さ]hiA#[ん][か]かえていhiC[た][ぁい]【サビ】
★(勝手になれる) 勝m2G#[手][な]hiC[れ]hiA#[る]【2番サビ】


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビで登場

★(こぼれ落ちないように)すhiD#裏[る]hiA#[のは][る]hiC[し]いね【サビ】


【補足】mid2G#(一部略)hiBを含むフレーズ一覧

★次m2G#[の][つ][は]好き[な][と]hiB[連]hiA#[れ][て]【サビ】
hiB[だ]hiA#[か]ら光の方 光のhiB[ほ]hiA#[う]

 まず、カネコアヤノ(かねこあやの)さんについて少し説明します。カネコアヤノさんは、2012年より活動する女性シンガーソングライターです。2012年の大学生時代に、ミニアルバム『印税生活』を制作します。2018年に発表したアルバム『祝祭』は、第11回CDショップ大賞2019で入賞しております。
 カネコアヤノさんは、弾き語りとバンドでの活動を行っており、ジャンルとしてはフォーク、ロックなどに属します。私自身は、エレキギターの音作りが非常に耳に残りました(ギターは踊ってばかりの国の元メンバー林宏敏さん)。12弦ギターなどが用いられることも多く、全体としてキラキラ感が演出されております。全体として、バンドの音色がしっかり耳に入りやすいです。
 カネコさんの楽曲について、カラオケランキングやストリーミングランキングなどを見ると、今回取り上げる『光の方へ』をはじめ、『祝日』、『愛のままを』、『ロマンス宣言』等が人気のようです。私は、『抱擁』、『かみつきたい』、『星占いと朝』という楽曲も好きです。今後の益々の活躍が期待される女性シンガーソングライターです。


 『光の方へ』(ひかりのほうへ)についてです。この楽曲は、2019年に女性シンガーソングライターのカネコアヤノさんによりリリースされたシングル作品です。同年にアルバム『燦々』(さんさん)に収められております。アルバムの発売に先立ち、カネコさんのYouTube公式チャンネルにライブバージョンの動画が投稿されており、先行シングルのような作品です。
 アルバム『燦々』(さんさん)は第12回CDショップ大賞2020大賞<青>を受賞しており、非常に高い評価を得ている作品であります。ちなみに、<青>とは、ブレイクが期待される新人の素晴らしいアルバムに送られます。多くの人に聴かれるようなスタンダードになりうる作品<赤>については、2020年はOfficial髭男dismの『Traveler』が受賞しております。

 『光の方へ』はゆったり目のテンポのバンドナンバーです。ギターの音色が心地よく、またウッドベースも用いられており、サビ等で推進力となります。歌メロについては、AメロBメロサビといった形で作られております。2番サビからそのままラストサビへと突入するため、演奏時間は4分弱で収まっております。
 同曲の歌詞については、ラブソングとなっております。私自身は、2番Aメロの歌詞が非常に耳に残りました。サビの【たくさん抱えていたい】というフレーズも好きです。

 『光の方へ』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声最高音がhiCであり、J-POPの女性曲としては標準的です。ただ、地声最高音hiCの登場回数がやや多いので、高音域が苦手な方はキーを下げてもよいかもです。私の中では、「女性曲の中では比較的低めで歌いやすい曲」よりも1~2段階高い印象です。キー調整は少しであれば可能です。

 
 最後に、『光の方へ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCについては、サビおよびその周辺で登場します。登場回数は12回程度であり、やや多いです。そのため、高音域が苦手な方などは少しキーを下げてもよいかもしれません。目安として、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(♭1~2)。

 『光の方へ』は低音域に若干の余地があり、キー調整は可能です。低音が苦手な方は意外と低さを感じるかもしれませんが、歌い慣れた人であれば、合いやすいレンジに調整することが可能だと思います。ビギナーなどもある程度チャレンジしやすいのではないかと私は分析しております。
 同曲を原曲キーで歌唱する場合、目安として、hiC辺りをしっかり歌いこなすことが求められます。hiCの登場回数が多めですが、J-POPの女性曲の中ではそこまで高くないので、比較的挑戦しやすいのではないかと思います。

 『光の方へ』はポップでメロなども複雑ではないので、カラオケでも歌いやすいです。音域的にもチャレンジしやすいですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 銀河涼 より:

    おお、カネコアヤノさんが取り上げられるとは思ってませんでした。
    曲もさることながら、声が独特で良いですよね(個人的には矢島晶子さんの時代の野原しんのすけに似てると思っています笑)。

    • もりっしー より:

      銀河さんコメントありがとうございます。
      記事ではあまり触れられませんでしたが、
      確かに声質も凄く独特ですよね。

  2. 名無しA より:

    ありがとうございました。自分が思ってたよりは少し高かったですね。
    カネコさんのでっかい声で朗々と伸びるように歌う様子にすごく惹かれます。歌詞も好きです。

  3. もりっしー より:

    コメントありがとうございます。
    自分も予想より少し高かったです。

    ホントにボーカルの表現いいですよね。
    あの歌詞があって、あの歌声があって、
    存在感あります。