『片隅』(THE RAMPAGE)
【地声最低音】mid1C#(C#3)
★m1D#[目の]ま[え] [透]明の糸m1C#–D#[が]す]る[り]垂れてきて【Aメロ】
★ユートピアm1D#[か] ディストピアなm2D#[の]か【Bメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で28回程度
★まだ真っm2F#–F[し]ろ[な]) F#[The] m2G#地–F#[ne]ver]–[end[ing]F# [st]o[ry]【サビ】
★(例えば僕は) 光にm2G#地–F–F#[な]っ[て]
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビやDメロで登場
★だm2F#–F[れ]も]ぼhiA#裏[く]のm2G#地–F#[こ]と]な]んて【サビ】
★知らないhiA#[場]所m2G#地–F#–F^[で]は]じ[まる])
★未来F–F#–m2G#[図[え[が]くD[ream]hiA#裏 F#–G#地[g[ra]ffi[ti]G#裏 [Ah]A#裏【Dメロ】
【補足】mid2F~mid2F#を含むフレーズ一覧
★しm2D#–m2F#–F[くて[ぎょ]う]し]で[き]ない【Bメロ】
★風m2D#[が] 風[が] ま[た激し]く[吹F[く]
★照m2F#-F[ら]し]て[いた]い 照F#[ら]し]ていたい【サビ】
★m2F#–F[立]ち]はだかる くすんだグレイの【Dメロ】
★コンクリーm2F#–F[トの]か]べい[ちF#[めん]
まず、『片隅』についてです。この楽曲は、2023年にダンス&ボーカルユニットTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとしてリリースされました。最新作であるため、アルバムには未収録です。
さて、『片隅』は、2023年12月に公開予定の映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』の主題歌として書き下ろされました。同映画では、THE RAMPAGEのボーカルの3人(川村壱馬さん、RIKUさん、吉野北人さん)が主演を務めており、大きな悩みを抱えた女性たちを癒す“デートセラピスト”を演じています。
同曲は、10月下旬にRAMPAGEのYouTube公式チャンネルでミュージックビデオが制作・公開されております。公開されたMVは、6日間で170万回の再生回数を記録しており、ファンを中心に既に大きな話題になっています。
『片隅』はミドルテンポのシリアスなポップです。全体的にしっとりしており、切なさが強調されております。歌メロはAメロBメロサビと展開、多くの人に届きうる普遍性のある親しみやすいナンバーです。作詞は小竹正人さん、作曲は MATS LIE SKAREとFAST LANE、編曲は MATS LIE SKAREによりなされました。小竹さんはLDHグループと縁が深く、多くの楽曲を作詞しております。
『片隅』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は「Aメロは中低音中心」、「Bメロサビは中高音中心」のメロになり、相対的に音域が広いです。最高音が高いわけではないですが、地声のmid2F~mid2G#といった中高音域が多く、高音感があります。1人で歌う場合は、高音域が得意な男性の方がマッチしやすいと思います。
ちなみに、同曲はボーカル3人で歌唱しております。そのため、場合によっては複数人で歌唱するのも選択肢です。複数人で歌うのであれば、「標準よりやや高めの音域の男性」などもレパートリーとして選択肢に入ると思います。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回はAメロでmid1C#やmid1D#がコンボで登場します。この辺りは女性の音域としてはかなり低く、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度上げてみてください。
最後に『片隅』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、低音域が苦手な男性だと少し歌いにくい可能性があります。「高音域が非常に得意な男性」などは、少し低い上げるのも選択肢にしてみてください。
次に、地声最高音mid2G#については、サビやDメロで登場します。登場回数は28回程度とかなり多いです。このmid2G#は男性の音域としてはやや高く、今回は登場頻度も高いです。そのため、一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『片隅』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。一方、今回の楽曲は音域が広いため、ビギナーだと一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは留意しておいてください。
同曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムなどもそこまで難しくはありません。音域が合うのであれば、練習曲としては使いやすいです。
『片隅』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はAメロ以外でmid2F~mid2G#が多いです。また、ボーカルが3人で歌唱しているため、ソロで歌唱すると見た目よりも高く感じやすそうです。
こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。原曲と同様に複数人で歌うと、「標準よりやや高めの音域の男性」なども合う可能性があります。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心、Bメロサビは中高音中心(音域が広め)
②1人で原キー歌唱すると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などに合いそう
③原曲のように複数人で歌うのも悪くない
④メロは分かりやすいので、音域が合うのであれば練習曲としておすすめ