『Answer』(幾田りら)、Answer(Rira Ikuta)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A[か]がみ[に]うつる自分を見つめて【Aメロ】
★m2A[つ]づく[日]々の中で [ゆ]めを[見]ていたい【Bメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※2番サビ以降
★瞼をhiA[閉]hiB[じ]hiC地[て] [た]しかめた想いが【2番サビ】
★手hiC[繰]hiA#[り寄]m2G[せた]未来予想図 こC[の]A#[手]m2G[で書]き換えてい[く]【Cメロ】
【裏声最高音】hiF(F5) ※サビで登場
★(伸ばした手では) まhiE–hiF[だ[と]ど]hiD[かない]hiC[場所]【サビ】
【補足】hiA~hiCを含むフレーズ一覧
★hiA[こ]のまま[ど]こまで歩いていくんだろう【Aメロ】
★不器用なだけに不甲斐ない 自m2G#[分]を恨んでも【Bメロ】
☆朝陽がhiA[の]hiB[ぼ]hiC裏[る] 「[い]つか」を追いかける【1番サビ】
※☆について、1番サビとラストサビ1回目は裏声です。
まず、幾田りら(いくたりら)さんについて少し説明します。音楽ユニットYOASOBIのボーカルikuraとしても活躍される幾田りらさんは、2015年の中学3年生より音楽活動を本格化させます。私自身、週刊少年ジャンプに掲載されていた幾田さんのインタビューを拝見したのですが、「憧れていた歌手YUIさんが高校を中退してデビューしていたことから、自分も歌手になるために、早くから動き出さなければいけない」と感じたそうです。
幾田さんは15歳よりSony Musicのオーディションを受け、新人アーティスト養成講座などにも参加されます。また、YouTubeチャンネルでカバー動画を多く投稿しているアコースティックセッションユニット・ぷらそにかにも加入。2019年に、幾田さんがネットに投稿していたカバー動画を見たAyaseさんが、幾田さんを誘う形でYOASOBIが結成されました。
幾田さんはYOASOBIでの活動と並行してソロ歌手としても活動されております。これまでに自身が作詞作曲したミニアルバムや配信限定のシングルなどもリリースしており、CMソングやドラマのタイアップ曲などにも起用されました。また、2021年には松本隆さんの作詞活動50周年トリビュートアルバム『風街に連れてって!』で、松田聖子さんの『SWEET MEMORIES』をカバーされております。YOASOBIで見られたクリアなボーカルはソロ時代でも健在であります。
さて、『Answer』(アンサー)についてです。この楽曲は、2021年にYOASOBIのボーカルで、女性シンガーソングライターの幾田りらさんによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルであり、現在アルバムのリリースなどは発表されておりません。
『Answer』はSpotifyなどでも多く非常に再生されており、幾田さんのソロ作品としては代表的なシングル曲となっております。作詞作曲は幾田りらさん、編曲はKOHD(コウダイ)さんによりなされております。KOHDさんは女性歌手を中心に編曲に携わっており、Aimerさんのアルバム曲などを担当されております。
ちなみに、『Answer』は、東京海上日動あんしん生命保険のCMソングとしてタイアップが付きました。東京海上日動と幾田さんは意外と縁があり、YOASOBI結成前には、スキマスイッチの『全力少年』のカバーが生命保険のCMソングとなっております。私自身も当時、このカバーが非常に耳に残り、ネット検索で歌手名などを調べた記憶があります。
『Answer』はピアノなどを基調としたバラード曲であり、ボーカルの良さが非常に活きております。歌メロについてはAメロBメロサビといった形で作られており、全体的に美しいメロディーで構成されております。YOASOBIの作品と比較するとシンプルであり、それ故にボーカルの底力が問われるといえるかもしれません。
『Answer』の声域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な女性の声域の範囲内(もしくはやや高い)といえます。サビでは裏声が登場し、器用な発声が求められます。私なりのイメージですが、YOASOBIの作品と比べると、チャレンジしやすいのではないかと感じました(簡単な作品というわけではないですが)。低音域に若干の余地があり、少しであればキー調整も可能だと思います。
余談ですが、『Answer』に関して、ライブでは幾田さんは裏声hiD~hiFについて、録音音源よりも地声感のある歌唱をされておりました。高音域が得意な方などはそうした歌い方も良いかもしれません。
最後に『Answer』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の声域の範囲内(もしくはやや高い)といえます。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiCは2番以降のサビで中心に登場します。ちなみに、1番サビでは裏声になっておりますので、その辺りも聴き比べてみても良いかもしれません。hiCは一般的な女性の声域の範囲内といえますが、人によってはやや高く感じられるかもしれません。幾田さんのように柔らかな発声を目指す場合は、少しキーを下げることを選択肢に入れても良いかもしれません。
※通常、地声最高音hiCの女性曲は「一般的な女性の声域の範囲内」とすることが多いのですが、今回は幾田さんのhiC辺りは尖らずに柔らかですので、その点で難しく感じられる方も多いかもしれないと思い、「女性の声域の範囲内、もしくはやや高い」としました。
『Answer』は低音部分に少し余裕があり、キーを下げることは可能です。歌い慣れた人であれば、自分が得意なレンジに調整することができるのではないかと思います。一方で、歌い慣れていない人などはもしかしたら、スムーズに行かない部分が出てくるかもしれません。同曲は、サビで裏声が多く使われており、その点で少し難しく感じられる方も居られるかもしれません。
『Answer』を原曲キーで歌唱する場合、hiCを地声で歌いこなす力が求められます。このhiCは一般的な女性の声域の範囲内でありますが、幾田さんのような柔らかな歌唱をする場合、特に力量が求められます(もしくは高音域が得意である必要があります)。また、サビを中心として、裏声と地声の器用な使い分けが求められます。幾田さんのような歌唱をするには力が必要ですが、高音域が得意な方はアプローチしやすいのではないかと思います。
私自身は、『Answer』は全体的にメロディアスであり、テンポもゆったりしております。YOASOBIの作品と比べると難しい部分がも少なく、幾田さんの歌唱表現を学ぶ上で適した曲ではないかと感じました。幾田さんは声が非常にクリアであり、歌詞が淀みなく聞き取れる点も素晴らしいと改めて感じます。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
YOASOBIは歌うの難しいですね!
でもすごく良い歌です
次はuverworldのシリウスの音域を知りたいです。よろしくお願いします。
YOASOBIじゃなくて幾田さんのソロでしたね。間違えました。uverworldのシリウス以外に哀しみはきっとって言う曲の音域調査もお願いします。
僕の印象としてはシリウスはrootsとかと同じくらい難しいと思います。
高音が続く所が多いかなと感じます
リストアップしておきます。
シリウスは他の方もリクエストされていました。
以前に「endscape」をリクエストされていましたよね。
ウーバーはリクエストが結構多くて、
なかなか応えられずにかたじけないです。
ありがとうございます!
endscapeリクエストしました!
endscape、シリウス、哀しみはきっとの順番で調べてください。お願いします