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『差し色』(Bialystocks)の音域

 こんにちは。今回はBialystocksの『差し色』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『差し色』(Bialystocks)
『差し色』(Bialystocks)の音域







【地声最低音】mid1A#(A#2) 

★見知らぬ街から小包が一m1G#[つ]【Aメロ】
m1A#2A#[ゆ]めの]G#[づ]き]


【地声最高音】mid2G#(G#4) ※2コーラスで計15回

m2G#F[え][け]る])よな【Aメロ】
★Ah あしm2Fm2G#[た[は]【サビ】


【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場

m2F[気]の向くhiA#裏m2G#地F#[まま]に]ぃ]ぃ]【サビ】
★そm2DD#m2F地[ん[な[日も] hiA#裏[Ah]【2番Aメロ】


【補足】mid2D#mid2F#辺りを含むフレーズ一覧

m2FD#[い]つ]ものF[部屋]を]【サビ】
D#Fm2F#[お[ど[ろ]き]でみた][ば]
m1G#2A#[空][らぬ雨]m2FED#[が]ぁ]ぁ]【2番Aメロ】

 まず、『差し色』についてです。この楽曲は、2022年に音楽ユニット・Bialystocksによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『Quicksand』に収録されました。
 同曲は、テレビ東京のドラマ 『先生のおとりよせ』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。その後、2024年にキリンビバレッジの「生茶」テレビCMソングとして再タイアップが付き、より広く知られるようになりました。同ユニットの曲では特に再生回数を獲得しています。


 『差し色』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め(発声などを考慮すると明確に「高い」でもよい)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
 今回の楽曲は、Aメロとサビから成るシンプルな作品であり、サビを中心に中高音がよく登場します。ただ、Aメロについても決して低くはなく、低音もmid1G#と高めです(最低音はmid1A#だが見た目よりはかなり高い低音)。mid2G#も比較的柔らかなニュアンスですので、見た目より高く、中高音が得意な男性に合いやすい曲だと私は分析しています。今回は裏声がサビの一部で見られますが、地声部分の発声も柔らかであり、裏声と地声のミックス感が強いと私は考えています。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください。ただ、今回は低音も見た目以上に高いため、低音寄りの女性の場合は、原曲キーで歌唱するのもよいかもしれません。女性が原キーで歌う際は、最低音mid1A#にはあまりこだわらなくてもよいと思います(女性にとっては極めて低い音階)。



 最後に『差し色』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1A#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回は歌い出しの瞬間的な音であるため、見た目ほど歌いにくくはないと思いますが、ライブなどでもしっかり発声しているので、可能であればしっかり表現したいです。ただ、このmid1A#に次ぐ低音はmid1G#であるため、見た目よりはずっと高く、「男性曲としては高い低音群」であると考えた方がよいと私は分析しています。

 次に、地声最高音 mid2G#はサビとその周辺で14回登場します。今回はmid2D#~mid2F#辺りもサビで多く、発声が全体的に柔らかであることから、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は考えています(通常は男性だと声を張った発声になりやすい)。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度下げてみてください。
 ちなみに、同曲はライブだとラスサビが1回追加され、転調しキーが1つ上がります。 また、メロの一部がアレンジされ、地声最高音がhiDとなり、男性曲としてはかなり高くなります。YouTube公式チャンネルに動画もあるため、興味のある方はそちらも見てみてもよいと思います(カラオケでは配信されていませんが)。


 『差し色』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。一部低い音も含まれますが、歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。最低音mid1A#の音程にこだわらなければ、地声音域は広く多いため、ビギナー向けの調整も可能だと思います。ただ、キー調整をしたからといって直ちに、ボーカル甫木元空(ほきもとそら)さんのような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を心掛けたいです。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。今回は、ボーカルの発声がJ-POPの男性曲してはかなり柔らかであるため、そうした歌唱表現も参考になるのではないかと思います(難易度は高いですが)

 『差し色』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#(裏声はhiA#まで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。ただ、発声が全体的に柔らかであり、その点で男性としては高いと推測しています。低音もほとんどの場面は標準より高い音階です。
 こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。

【まとめ】

①中高音はサビで多い。発声なども考慮すると、男性の音域としては高めな印象
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③最低音は一瞬だが、ライブでも明確に歌われている(この場面以外は高い低音群)
④メロ等は分かりやすい。難易度は低くないが、カラオケや練習曲には向く
⑤ボーカルの柔らかな表現なども参考にしたい

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