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『夜明けをくちずさめたら』(上白石萌音)の音域

こんにちは。今回は上白石萌音さんの『夜明けをくちずさめたら』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。上白石萌音さんについては、以前に『なんでもないや』(過去記事)を取り上げて以来、2回目の登場となります。


『夜明けをくちずさめたら』(上白石萌音)、Yoake wo Kuchizusametara(Mone Kamishiraishi)
『夜明けをくちずさめたら』(上白石萌音)の音域








【地声最低音】mid2A#(A#3) 

m2A#[誰]もがひとhiA#[り]m2G#[ぼ]G#[ち] やりきれないほ[ど]【Aメロ】
m2A#[悲し][が]あっm2G#[て] [で][わ]hiA#[ら][い]たくて
★きみはm2A#[つ]m2G#[き]を見てる 涙に負[け]ないようG#[に]【通常サビ】


【地声最高音】hiC(C5)  ※Cメロで登場

hiC地[み]hiA#[ん]C[な] A#[み]んな 愛されたいと【Cメロ】 
★言えhiC[ず]hiA#[に][ぃ] C[生きて]いるA#[ぅ] C[Ah]


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※曲全体で1回

★自分でhiD#裏[責]hiB[め]hiA#[た]りしないA#[で] お願い【Cメロ】


【補足】mid2G#(一部略)hiBを含むフレーズ一覧

★優しさがつながれて またm2G#[い][か][え][ら]hiA#[い]【Aメロ】
m2G#[ど][か][う] [ふ][え]hiA#[そ]hiB[の]A#[手を]G#[ぉ]【Cメロ】

★ぼくhiA[は]hiA#[き][を]見て[る] そしA[て]A#[め][を][て]A#[る]【ラストサビ[転調+2]】
★心のhiA#[な]hiA[か]奪われはしない きぼhiA[う]があるんだ
★いつの日かとなりに座って 夜明hiA[け]をくちずA[さ]めたら


 まず、『夜明けをくちずさめたら』についてです。この楽曲は、2020年に俳優としても活躍されている女性歌手の上白石萌音(かみしらいしもね)さんによりリリースされたアルバム『note』(ノート)に収録されております。同アルバムは元チャットモンチーの橋本絵莉子さん、ヨルシカのn-bunaさん、andropの内澤崇仁さん、大橋トリオさん、野田洋次郎さんといったソングライターから楽曲提供を受けており、非常に豪華になっております。
 『夜明けをくちずさめたら』は『NHKみんなのうた』の2020年4月~5月のオンエア曲としてタイアップも付きました。また、ユニバーサルミュージックジャパンのYouTube公式チャンネルではMVが公開されており、2021年4月現在、約280万回もの再生回数を記録しております。

 『夜明けをくちずさめたら』はピアノやストリングスなどが使われたバラードナンバーです。作詞作曲はいきものがかりの水野良樹さん、編曲は、宗本康兵さんによりなされております。『みんなのうた』のオンエア曲ということもあってか、歌が非常に強調されたナンバーになっております。歌メロについてはAメロサビ⇒AメロCメロ⇒ラストサビ[転調+2]といった構成になっております。ラストのサビで転調が行われ、キーが2つ上がります(#2)。

 『夜明けをくちずさめたら』の音域的な特徴についてです。おおよそ一般的な女性の音域の範囲内で歌われております。全体を通してみると、最近のJ-POPの女性曲としてはそこまで高くなく、落ち着いたナンバーになっております。
 一方で、上述のように、Cメロは地声最高音hiCが集中的に登場します。この場面は、しっかり歌い慣れていないとスムーズな発声が損なわれるのではないかと思います。高音が苦手な方には意外としんどい場面ですので、場合によっては、キーを少し下げてもよいと思います。

 さて、『夜明けをくちずさめたら』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内であります。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCですが、Cメロで登場します。回数としてはそこまで多くないですが、1~2フレーズで集中的に登場します。hiCは一般的な女性の音域の範囲内ですが、このhiC場面に関しては歌い慣れた人であっても意外としんどいのではないかと思います。場合によってはキーを下げることも選択肢に入れてください。

 『夜明けをくちずさめたら』は低音部分に余裕があるためキー調整は可能です。ただ、最低音mid2A#はAメロ等で意外と回数が多いですので、キーを下げ過ぎると、やや低音が歌いづらいかもしれません。
 ただ、全体としてみると、キー調整はある程度行いやすく、練習曲としても比較的使いやすいのではないかと思います。歌い慣れていない人にもチャレンジしやすいと私は分析しました。

 『夜明けをくちずさめたら』は音域的には取っつきやすく、お奨めしやすい作品といえます(キー調整込み)。ただ、質の高い表現に仕上げるには、やはり練習が必要です。上白石萌音さんは歌手としても評価が高く、この楽曲でも参考になる部分は多いのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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