※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の作品音域一覧
『RED OUT』(米津玄師)
【地声最低音】mid1A(A2) ※全体で1回
★m1D[あ]たま痛むひm1C#[ど]く]【1番Aメロ】
★m1D[波]打[つm1C–1A#–m1A[は[る[む]せ]ぶ破]傷[風]
★骨になって笑い出すスネm1D[ーク]
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で1回
★そんm2F#[な]目F#–hiA–G[で[見]んな]【ラストサビ】
【補足】mid2D#~mid2Gを含むフレーズ一覧
★輝く夢を見2D[る] [それm2D#[は]悪夢と目覚めて知る【Aメロ】
★m2D[ハウレ]ディ やがて朽ち果て[てい]く全て
★m2D[下卑た面]でう[たうm2D#[プレジデ]ント]
★消えろ 消えろ m2D[消えろ] m2F#–m2G地[消え[ろ]【Bメロ】
★頭の中鳴り止まm2D[な]い[くF–m2F#[だ[け][た]バックビート【サビ】
★m2D[零]コン[マ]一秒でm2G地–F#[褪]せ]て]しまう情景
★m2G–D[どうし]た] 地獄じゃあるm2D#–D[まい]に] そん[なD#[目]で]見んな
★しm2F–F#[か[い]はF#–m2G地[レッド[アウト]【ラスト】
★m2F–D#[万]感[のお]もい]でファンファー[レ]まで
★明滅を裂いて今心臓を抉っm2F#–m2G地[てい[け]
まず、『RED OUT』についてです。この楽曲は、2024年に男性シンガーソングライターの米津玄師さんによりリリースされたシングル作品です。8月下旬に発売されたアルバム『LOST CORNER』の先行シングルとして発表されました。
『RED OUT』はSpotifyのCMソングに起用されました。楽曲の質も相まって、同曲は既にストリーミングランキングでも上位にランクインしております。
楽曲はアグレッシブかつシリアスなナンバーです。ベースのイントロなどが印象的であり、一部でボーカルに効果的なエフェクトが加えられ、そうした面が楽曲のおどろおどろしさを強調します。ボーカルにはロックのニュアンスがあり、地声ベースでの歌唱が大部分を占めます。作詞作曲編曲は米津玄師さん自身によりなされました。
『RED OUT』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域の範囲内(一部が高め)のレンジで歌メロが作られています。歌い慣れた一般的な男性が原曲キーで歌唱することが可能そうな楽曲です(音域以外の面で難しい要素は多い)。
同曲は1番Aメロの一部はmid1A-A#などの登場する等低音が低いです。ただ、それ以外の部分はそこまで低音感はなく、中音域が多く見られます。中高音域については、mid2D~mid2G辺りが多いです。「高音域が得意な男性」についてはこの声域で力強い歌唱をすることが難しい可能性があるので、場合によってはキーを上げることも選択肢に入れてください。
女性が同曲を歌唱する場合、キーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域がmid1Aとかなり低いため、女性が原キーで歌うのは非常に困難です。今回は音域がかなり広いため、キー調整を考慮したとしても歌いこなせる人が限定される可能性があります。
最後に『RED OUT』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な音域の範囲内(一部高め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Aは1番Aメロで登場します。登場回数は1回のみですが、mid1A#等とのコンボとなっており、低音感があります。「高音域が得意な男性」などは少しキーを上げるのもよいかもしれません。
次に、地声最高音hiAはラストサビで登場します。登場回数は1回です。このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2Gがピークとなる場面が全体で8回、mid2F#3回程度登場します。こうした点を考慮すると、大よそ男性の音域の範囲内です。一般的な音域の男性が原キーで歌唱することも可能そうですが、場合によっては少しキーを調整するのもよいと思います。
『RED OUT』は低音域が低く、キー下げをする余地はあまり多くありません。今回の楽曲は音域が広いため、人によっては一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。キー調整を考慮しても低音~高音までしっかり歌い慣れておく必要がある楽曲です。
今回の楽曲はAメロBメロについては比較的メロが分かりやすいです。ただ、サビについては若干音程が分かりにくそうな場面があり、その点で慣れが必要です。米津さんの最近の楽曲の中では比較的取っ付きやすそうですが、それでも一定の難易度がありますので弛まぬ練習を重ねてください。
『RED OUT』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2G(終盤に一部hiA)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。mid2F~mid2Gといった中高音はBメロやサビで登場します。反面、低音域はmid1Aが登場し、mid1D辺りが多いです。「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などは少し歌いにくい可能性があります。
こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意(or非常に得意)な男性」については、少しキーを上げるとよいり歌いやすそうです。
※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の作品音域一覧
【まとめ】
①Aメロの一部は低音が低め。中高音はサビを中心にみられる
②原キーだと「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な男性」向け
③音域が広いため、キー調整はしにくい
④メロは比較的わかりやすいが、サビは音程に注意したい
コメント
Nozomi Kitay & GAL DのMoshi Moshiの音域を調べてほしいです!
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リクエストありがとうございます
いつも拝見させてもらってカラオケ練習の参考にさせていただいています。いつも正確な調査ありがとうございます。
official髭男dismのRejoiceのアルバムに入っている曲で、まだ調査していないものをリクエストしたいです。たくさんありますが、できる時にしていただけると嬉しいです。
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他の方からも同様のリクエストをいただきました