『夏の光』(キリンジ)

【地声最低音】mid1E(E3) ※Aメロで12回
★m1F#[あ]m2D{さ]つゆF#[を]蹴G#–F#[っ[て]【Aメロ】
☆m1E[い]えを2A–E[出[て]
【地声最高音】hiB(B4) ※ラスサビで2回
★こhiA–hiB[の[世]の]m2G#–F#[すべ]ては]移ろう【ラストサビ】
★2G#[あ]あF#–G#–hiA[な[つ[を] G#–F#^[生]き[抜])hiB–A[こ]う]
【補足】mid2E~hiAを含むフレーズ一覧
★みD–m2E[な[み]か]ぜD[に] D[頬]を撃たれて【Aメロ】
★やたらにm2D[ハ]イなm2F#地[やろ]うどm1G#[も]
★E–F#–m2G[あ[の[そ]ら]のあ]おは透[けF#[る]
★m2G#–hiA–E[ひ[かり]をあ]F#[つ]め]たなら【サビ】
★hiA–2E[く]もを]m2F#[裂]い]て飛べ
★m2G#–E[い]まな]G#–F#[つ]を]生]きているんだ
★hiA–E[一度]きり]F#[の]い]のちに
★みD–m2E[な[み]か]ぜD[に] D[頬]を撃たれて【Aメロ】
★やたらにm2D[ハ]イなm2F#地[やろ]うどm1G#[も]
★E–F#–m2G[あ[の[そ]ら]のあ]おは透[けF#[る]
★m2G#–hiA–E[ひ[かり]をあ]F#[つ]め]たなら【サビ】
★hiA–2E[く]もを]m2F#[裂]い]て飛べ
★m2G#–E[い]まな]G#–F#[つ]を]生]きているんだ
★hiA–E[一度]きり]F#[の]い]のちに
まず、『夏の光』についてです。この楽曲は、2010年に音楽ユニット・キリンジよりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『BUOYANCY』(ボイエンシー)に初収録されました。夏の青い空を思わせるような爽やかな作品だと思い、今回取り上げることにしました。
『夏の光』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性のの音域としては高め(もしくは明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲はAメロサビから歌メロが構成されます。高音はサビで顕著ですが、Aメロについても決して低くはなく、mid2E~mid2Gなどを含みます。低音についてもやや高めである点を考慮すると、「中高音寄りの声域の男性」の方が歌いやすい曲です。発声は地声ベースですが、hiB辺りの高音は、地声か裏声か区別しにくい澄んだ発声となっています。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください。今回は音域が広いため、その点で力量が問われます。人によっては最高音hiBを裏声で歌うのもよいかもしれません。
最後に『夏の光』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはAメロを中心に計12回登場します。このmid1Eに次ぐ低音としては、mid1F#が12回登場します。こうしたことから、男性の低音としては標準的かやや高いと分析しています。ただ、「女声域に近似するような高音男性」については若干歌いにくい可能性もあるため、少しキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音hiBはラストサビで2回登場します。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiAがピークとなる場面が計12回、mid2G#が11回、mid2Gが2回、mid2F#が10回、mid2Eが2回、mid2Dが20回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『夏の光』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は音域がそれなりに広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもおススメです。ただ、【Bメロ⇒サビ】で転調しているため、音程を取るのが苦手な人は注意したいです(比較的克服しやすいと思いますが)。全体的に高音が映える爽やかな作品であり、高音担当の堀込泰行さんも声を張り過ぎずに柔らかに歌唱しています。そうした表現も参考にしたいです。
『夏の光』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA(ラストサビでhiB)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。ただ、Aメロの決して低くはなく、mid2E~mid2G辺りを含みます。低音も男性曲としてはやや高めです。一方、今回は1番サビ終了後に13秒、ラストサビ前に24秒間奏があり、その分負担は軽減されます。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。ただ、「女声域に近似するような高音男性」については少しキーを上げてもよいかもしれません。
【まとめ】
①サビを中心に中高音が多い。Aメロは低音と中高音が混ざる
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③メロがよく、カラオケや練習曲によい
④高音が柔らかであるため、そうした歌唱表現も参考にしたい
⑤キー調整は可能だが、音域はやや広い