カテゴリー

『シーズン・イン・ザ・サン』(TUBE)の音域

こんにちは。今回はTUBEの『シーズン・イン・ザ・サン』(1986)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。同曲はアーティストの公式チャンネルではライブの模様が公開されておりますので、その動画を添付します(原曲より1つ低いキー)。


『シーズン・イン・ザ・サン』(TUBE)
『シーズン・イン・ザ・サン』(TUBE)の音域







【地声最低音】mid1E(E3) 

★いつまm2E[で]も このま[ま]で いたい[の]m2A[ぁ]【サビ】
★陽m2D[射]しのm1GF#m1E[シャ[ワ[ー] 1E[グラス]片手に【Aメロ】


【地声最高音】hiA(A4) ※全体で16回

hiAm2GF#[Stop] the] sea]son in F#E[the su]n] [潤してA[く]【サビ】


【補足】mid2E(一部略)mid2Gを含むフレーズ一覧

★やるせm2Em2GF#[な[い]お]もい feel [so] blue【サビ】
★瞳m2Em2F#[閉[じ]れば so lonely 夢[がm2GF#[醒め]そ]うで【Bメロ】
★プールサイド 光るきm2E[みに] m2F#[ぎ]づけ[なF#m2G[の[さ]
★このまm2E[ま]で いたい[のm2F#[さ]【2番サビ】

 まず、『シーズン・イン・ザ・サン』についてです。この楽曲は、1986年にロックバンド・TUBEによりリリースされたシングル作品です。同曲は、同バンドのブレイク曲であり、フィジカルで30万枚を超えるヒットとなりました。
 同曲は、2018年には配信部門でも10万ダウンロードを達成するロングヒットとなっています。ニンテンドースイッチ用のゲームソフト『GO VACATION』やチューハイなどのCMソングとしても使用されているため、何となく耳にしたことがある人もおられるかもしれません。『あー夏休み』(過去記事)などとともにTUBEを代表する楽曲の1つといえます。

 『シーズン・イン・ザ・サン』はミドル~アップテンポのバンド曲です。頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。全体的にメロディアスであり、耳に残りやすいです。また、サウンド面ではシティ・ポップなどのニュアンスがあり、そうした点も改めて注目される点かもしれません。作詞は亜蘭知子さん、作曲・編曲は織田哲郎さんによりなされました。


 『シーズン・イン・ザ・サン』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高め(体感的には明確に「高い」でもよいかも)で歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は、Aメロでは中低音中心ですが、Bメロサビでは中高音の頻度が高くなります。Aメロについてもそこまで低音が辛いわけではありませんので、相対的に高音域が得意な男性の方がマッチしやすいと思います。2番以降は間奏がなくラストサビまで展開されるため、体力的に辛くなりやすいです。そうした点も考慮して、見た目の音域以上に高いのではないかと私は推測しました。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回の楽曲は最低音mid1Eが複数回登場します。また、女性の得意な高音域などを考えると、いくらかキーを上げた方がより歌いやすくなるのではないかと分析しました。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度上げてみてください(「低音が得意な女性」だともう少し低くてもよい)。



 最後に『シーズン・イン・ザ・サン』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め(体感的には明確に「高い」でもよいかも)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1EはAメロで登場します。登場回数は4回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な男性」だと若干歌いにくい可能性がありますが、問題はそこまで多くはないと思います(場合によっては少しキーを上げるのもよい)。

 次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は16回程度と多いです。今回はBメロサビで中高音が多いため、一般的な男性にはキーが高く、いくらかキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。


 『シーズン・イン・ザ・サン』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲はそれなりに音域が広いため、ビギナーだと一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 同曲はメロディー自体は分かりやすく、またリズムなども取りやすいと思います。ただ、最近のJ-POPと比べるとややゆったりした印象もあるため、場合によっては少しテンポを上げても良いかもしれません。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケのレパートリーとしては向きやすい楽曲です。

 『シーズン・イン・ザ・サン』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はBメロサビでこれらが多く見られます。また、2番以降は間奏がないため、終盤は体力的に辛くなりやすいです。
 こうした点を考慮すると、「ある程度~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は推測しました。


【まとめ】

①Aメロは中低音中心、Bメロサビは中高音が多い(音域はやや広め)
②原キーだと「ある程度~非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすい
③終盤はサビが連続するため、体力的に辛くなりやすい
④メロは分かりやすく覚えやすい。カラオケなど練習曲に向く

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. アレキサンドリア より:

    初見です!
    さいとうまりなの”crazy for you”リクエストお願いしてもいいですか?

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます
      初めて知ったのですが、いい曲ですね

  2. espino より:

    大変恐縮ですがぬゆりの「命ばっかり」のリクエストお願いしてもいいですか?

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます
      リクエストありがとうございます