『死 ん だ 妻 に 似 て い る』(ゴールデンボンバー)

【地声最低音】mid1C#(C#3) ※かなり聞き取りにくい
★m1E[Hey!脂乗って]き[た] [いろいD#[ろ]苦労m1D#[も]して]きた【Aメロ】
★まだまだまだm1F#[まだ]間駄[麻堕E[摩惰]魔打 E–m1D#[忘れ[ら]ん[な]い]
☆m1C#–D#–E^[あ](か]るい今[の]髪])よ[り]【2番Aメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で1回
★愛hiB地–A–m2G#–F#[し]ま]しょ]う]【ラストサビ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※サビで登場
★(愛し合おう) 愛hiB裏–A–m2G#–F#地[し]ま]しょ]う]【サビ①】
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★もしかしm2D#–m2E[た[ら] こんな僕を【Bメロ】
★D#–E–m2F#[救う[き[み][はE[め]が]み様
★待って それ2E[じゃ] だけど E–m2F#[い[い]の]
★けっこm2E–m2F#[ん[が] しhiA–m2G#[た]い]
★2G#–F#–hiA–G#[出逢え]た[の]は] G#[悲劇]じゃ]ない【サビ①】
★昨日までm2G#–hiA^-F#[の[僕]を]変え]てくれ[る]
★m2E–F#^-m2G#[しあ[わ]せ][だ]け]ど [言えないF#[こ]と]G#[が]【サビ②】
★それはきE–m2F#[み[が] 死んだ死んだ[死んF#[だ] 死んだ[つF#[ま]に]似[てい]る
まず、『死 ん だ 妻 に 似 て い る』についてです。この楽曲は、2015年にヴィジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバーによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、『ノーミュージック・ノーウエポン』に初収録されました。同アルバムには、『ローラの傷だらけ』、『101回目の呪い』といったシングルが収められています。アルバムは、6万枚を超えるCDヒットを記録しました。
『死 ん だ 妻 に 似 て い る』はアップテンポのバンド曲です。楽曲のクオリティもさることながら、タイトルは文字と文字の間に1文字分のスペースが取られており、視覚的な面でもインパクトがあります。歌メロは頭サビで始まり、お経のような韻を踏んだAメロ、Bメロサビと展開されます。作詞作曲はボーカルの鬼龍院翔さん、編曲は鬼龍院さんとtatsuoさんによりなされました。
『死 ん だ 妻 に 似 て い る』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高め~高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、Aメロでは低音が連続しますが、Bメロサビについてはmid2E~hiAといった中高音域が中心となった歌メロが展開されます。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高めだといえます。また、低音については見た目ほどは低くなく、その点でも中高音域が得意な男性の方がマッチしやすい曲といえます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としてmid1E辺りが多く、その点で女性にはかなり低い低音となります。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください。
最後に『死 ん だ 妻 に 似 て い る』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め~高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#は2番のAメロで登場します(かなり聞き取りにくい)。今回は低音域としては、mid1D#~mid1E辺りがしっかり歌えると形になりやすいです。Aメロはかなり低音が多いですが、大よそ標準的な男性曲の低音だと私は分析しています。
次に、地声最高音hiBはラストサビで登場します。登場回数は1回のみです(通常サビでは裏声)。このhiBに次ぐ地声高音としてはhiAがピークとなる場面が全体で15回、mid2G#が19回、mid2F#が35回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください。
『死 ん だ 妻 に 似 て い る』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は音域がそれなりに広いため、ビギナーは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
同曲は歌メロが分かりやすく、リズムも覚えやすそうです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケなどに向くと思います。ただ、Aメロは歌メロがかなり速いため、歌詞などはしっかり覚えておきたいです。歌のよさが活きやすい作品であるため、歌いこなせると気持ちよさそうです。
『死 ん だ 妻 に 似 て い る』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiB(裏声はhiBまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は、Bメロサビで中高音域が多く見られます。一方、低音域についてはAメロで頻出しますが、mid1D#-mid1E程度であり、大よそ標準的です。こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①Bメロサビは中高音が頻出。Aメロは低音が連続(ただ見た目ほどは低くない)
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③裏声はサビの一部で見られる
④音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケなどに向く