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『Don’t Leave Me』(B’z)の音域

こんにちは。今回はB’zの『Don’t Leave Me』(1993)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Don’t Leave Me』(B’z)
『Don't Leave Me』(B'z)の音域







【地声最低音】mid1E(E3) 

m2E[いい]気分で坂m1G[を] m1EG[こ]ろ][り]【Aメロ】


【地声最高音】hiG(G5) ※Cメロで1回

hiAhiC[いった[い]ぃど]こに[辿りChiDhiG[着ける[の [tell me]【Cメロ】


【補足】mid2GhiBを含むフレーズ一覧

m2E[惜]しくないE[ぃ] m2A[君]をう2E[し]なっても2A[ぉ]【Aメロ】
2Em2GhiA[生き[て[ゆ][く]のは意外と
★DON’T m2F#hiA[LEAVE [ME] A[だ]れ]もいA{ない]【サビ】
hiA[僕]を許m2GF#[し]て]くれるのは きG[みい]が]いに
hiA2F#[と]ど]くわけAhiB[ない[ど]んなに
★似m2FGhiA[た[よ[な]こと]ぉ] 何度繰り返し[てG[Ye]ah]【Cメロ】
★本m2GhiA[当にい[ないよ IT’S] TOO AhiB[LA[T]E]【ラストサビ】
hiA[君の]代わりA[は]
hiB[身を切]り血m2GF#[を]な]がしても  
★癒m2GF#[や]せ]ない PAIN hiA[yeah]

 まず、『Don’t Leave Me』についてです。この楽曲は、1994年にロックバンドB’zによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『The 7th Blues』に初収録されました。同アルバムは、2枚組のオリジナルアルバムであり、163万枚を超えるCDヒットを記録しました。

 さて、『Don’t Leave Me』はスローなバンド曲です。ブルージーなニュアンスのあるハードロック曲であり、当時のB’zのシングル曲としてはシリアスな作品となっています。歌メロはAメロサビCメロからなり、比較的シンプルです(「Aメロ⇒サビ、サビ⇒Cメロ」で転調がなされている)ロックバラードということもあり、全体的に力強い歌唱がなされ、Cメロではシャウトも見られます。作詞は稲葉浩志さん、作曲は松本孝弘さん、編曲は松本さんと明石昌夫さんによりなされました。シングルは150万枚近いCDヒットを記録し、日本レコード協会よりトリプル・プラチナ認定(旧基準)がなされています。


 『Don’t Leave Me』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(一部はかなり高い)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は、サビを中心にhiA~hiBといった中高音が登場し、hiAがかなり多いです。そうした点で一般的な男性の音域としては高い曲です。加えて、Cメロについてはシャウトがなされており、テクニカルな歌唱も求められます。低音についてもmid1E程度であり、標準よりやや高めな印象です。こうした点を考慮すると、「高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常は若干キーを上げた方が歌いやすいです。今回は最低音がmid1Eであり、サビはhiB程度です。女性の得意な声域などを考慮すると、いくらかキーを上げた方が歌いやすいと私は推定しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。
 今回は最低音がmid1E、準最低音がmid1Gであるため、人によっては原キーがマッチする可能性もあります。具体的には「標準より低め~やや低めの女性」などは原キーで試してみるのもよいかもしれません。



 最後に『Don’t Leave Me』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(一部はかなり高い)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1EはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回はmid1Eに次ぐ低音がmid1Gであることも考慮すると、男性曲の低音としてはやや高い印象です。

 次に、地声最高音hiGはCメロで登場します。登場回数は1回です。このhiGに次ぐ地声高音としてはhiCがピークとなる場面が全体で1回、hiBが5回、hiAが29回程度登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください(人によってはこれでも少し高い)。


 『Don’t Leave Me』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲はCメロでかなり高い声域のシャウトが含まれるため、歌い慣れた人であっても一部難しい部分が出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。ただ、同曲は要所で転調しているため、音程を取るのが苦手な人は少し注意したいです(AメロとCメロはキーがC、サビはD)。また、Cメロではシャウトの場面があるため、そうした点でも難しい楽曲です。ただ、ボーカルの良さが光る楽曲でもあるため、歌いこなせると非常に気持ちよさそうです。

 『Don’t Leave Me』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiB(一部でhiC~hiG)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は、サビではmid2G~hiB辺りが多く登場します。また、Aメロについても中高音に寄っており、全体的に高い曲です。低音については標準orやや高めです。
 こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども限定的にマッチする可能性もあります。

【まとめ】

①Aメロで一部低音が登場するが、全体的に中高音寄りの曲
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」に合いやすそう
③「標準よりやや低めの音域の女性」なども限定的に原キーがマッチする可能性
④Cメロはシャウトが登場し、テクニカルな歌唱が求められる
⑤メロは分かりやすい。難易度は低くないが歌いこなせると気持ちよさそう

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