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『天体観測』(BUMP OF CHICKEN)の音域と感想

こんにちは。今回はBUMP OF CHICKENの『天体観測』(2001)について取り上げたいと思います。Googleで検索すると「天体観測 最高音 どこ」という候補が出てきたので調べてみることにしました。よろしくお願いします。

 BUMP OF CHICKENは、当ブログではこれまでに『アンサー』『66号線』を取り上げております。興味を持たれた方はそちらもどうぞ。

『天体観測』(BUMP OF CHICKEN)、Tentai Kansoku


『天体観測』(BUMP OF CHICKEN)









【地声最低音】lowG#(G2)

★ ベルトに結んだ[]ジオ 雨は降らないらしい


【地声最高音】mid2G#(G#4)

★明日が僕らを呼ん[だっ]て 返事もろくにしな[かっ][]  [mid2F(F4)]
★「イマ」という ほうき星  君と二人([]たり)追い[]けていた [mid2F#(F#4)]

(補足)サビラストのフレーズの最高音はmid2F(F4)です。

★オーイエーアハーン



 まず、『天体観測』についてです。この楽曲はBUMP OF CHICKENの2枚目のシングル作品として、2001年にリリースされ、60万枚近くの大ヒットを記録しました。その後、2002年のアルバム『jupiter』にも同曲は収録されております。YouTubeのBUMP OF CHICKEN公式チャンネルでは2019年3月現在、7600万回以上の再生回数を記録しており、BUMP OF CHICKENの代表的な作品の一つであるといってよいと思います。

 『天体観測』のサウンドについては、BUMP OF CHICKENのパブリックイメージを象徴するような疾走感あふれるギターロックになっております。「流れ星」をイメージしたといわれるイントロのギターフレーズが非常に印象的です。


 『天体観測』の歌詞についてですが、天体観測を通して、「イマ」というものを無我夢中で追いかける主人公たちの姿が描かれていると思います。楽曲は「天体観測」というものを触媒にしておりますが、「バスケットボール」でも「音楽」でも良いのだと思います。明日を忘れるほど夢中になれるものに必死で打ち込む「僕」と「君」の姿が多くの共感を呼んでいるのだと思います。そうした夢中になれるものが見つかると、たとえそれが職業やお金に繋がらなくても、人生が非常に豊かなものになります。

 個人的には「静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ」というフレーズが非常に好きです。イントロのギターは「流れ星」をイメージしているとメンバーは仰っていますが、私としては流れ星を見た時の心に広がった情景、ワクワク感も描いているのではないかと思います。
 




 
 さて、『天体観測』の音域についてですが、地声最低音lowG#(G2)~地声最高音mid2G#(G#4)でメロディーが構成されております。このブログを始めて、初めてlowの音域が登場しました。Aメロの一部部分です。

 この楽曲は図でも示した通りかなり音域が広いです。一般的な男性の音域を丸々使用してもなお足りません。力を入れるとすれば、やはり高音域だと思います。BUMP OF CHICKENの楽曲の多くはmid2F,mid2Gといった辺りが最高音になります。

 『天体観測』でいえば、「明日が僕らを呼ん[だっ]て 返事もろくにしな[かっ][] 」の部分です。

 この音域(mid2F,mid2G)は一般的な男性の音域ですが、歌い慣れていないと声が出なかったり、はっきりとした発声や歌唱が出来ません。難しい楽曲ではないですが、ある程度の練習は必要だと思います。逆に言えば、練習さえすれば、努力が報われる可能性が高い作品です。

 知名度も高く、疾走感あふれる楽曲なので、カラオケなどで歌うと非常に盛り上がると思います。

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