『ダイナミック琉球』(イクマあきら)

【地声最低音】mid1F(F3)
★m2C#[う]みよ m1G#[祈]りのm1F{海]よ【サビ】
★m1F[か]ぜに吹かm1G#[れ]て 1F[し]まをあ[るF[く]【Aメロ】
★つG#–m1F#[み[に]吹]かれてm2D#[明]日を思う
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※2番で3回
★名もなきm2G#地–m2F地[た]み]の【2番Bメロ】
【裏声最高音】mid2G#(G#4) ※1番で3回
★見果てぬm2G#裏–m2F地[ゆ]め]は【1番Bメロ】
【補足】mid2D#~mid2F#を含むフレーズ一覧
★波の声 2D#–m2F[ひ[び]く]そF地L[らよ]【サビ】
★m2F–D#[大]地] 踏[みF[鳴]ぁ]ら[し]叩く
★島の てm2F–D#[ー]く]ぬひm1G#[び]ぃき
★m1F[ゆ]めに吹かれm2D#[て]海を渡m2F[る]【Aメロ】
★つm2F–D#{き]に吹か]れ[て]
★走m2D#地L[る] あ[のm2F–m2F#[そ[ら]へ]【Bメロ】
★m2D#[南風(ぱいぬかじ)吹く] [若夏(うりずん)ぬぐとぅm2F[に]【2番Aメロ】
★波の声 2D#–m2F[ひ[び]く]そF地L[らよ]【サビ】
★m2F–D#[大]地] 踏[みF[鳴]ぁ]ら[し]叩く
★島の てm2F–D#[ー]く]ぬひm1G#[び]ぃき
★m1F[ゆ]めに吹かれm2D#[て]海を渡m2F[る]【Aメロ】
★つm2F–D#{き]に吹か]れ[て]
★走m2D#地L[る] あ[のm2F–m2F#[そ[ら]へ]【Bメロ】
★m2D#[南風(ぱいぬかじ)吹く] [若夏(うりずん)ぬぐとぅm2F[に]【2番Aメロ】
まず、『ダイナミック琉球』についてです。この楽曲は、2009年に男性シンガーソングライターのイクマあきらさんによりリリースされました。ミニアルバム『ダイナミック琉球』の表題曲です。作詞は演出家・脚本家・詩作家の平田大一さん、作曲・編曲はイクマあきらさん自身によりなされました。
同曲は、2017年頃に、仙台育英学園高等学校が応援歌として使われたことをきっかけに知名度が大きく上昇し、広く歌われるようにもなりました。レーベルで公開されたミュージックビデオも、2025年9月末現在、2700万回の再生回数を獲得しております。
『ダイナミック琉球』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め(体感的には「高め」でもよいかも)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は、中高音としてはmid2D#~mid2F辺りがよく見られます。この辺りはロングトーンとしても登場するため、見た目より高いのではないかと私は推測しています。低音についてもmid1F程度であり、男性曲としてはやや高めの最高音となります。こうした点を考慮すると、「中高音域が得意な男性」にマッチしやすい曲だと想定されます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。同曲は女性もカバーしており、Chuning Candyが原キーよりも4つ高いキー(mid2A(A3)~hiC(C5))で、平川美香さんが原キーよりも6つ高いキー(mid2B~hiD)で歌唱しています。この辺りが1つの目安になると思います。高音域が苦手な方やビギナーなどは原キーから3つ程度上げて(mid1G#~hiB)でも良いかもしれません。
最後に『ダイナミック琉球』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高め~高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはサビやAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲の最低音としてはやや高いです。中低音が得意な人だと少し持ち味を活かしにくいかもしれません。
次に、地声最高音mid2G#は2番Bメロで3回登場します(1番Bメロでは裏声になってるため、地声高音が高くない人は裏声で統一してもよいかも)。このmid2G#に次ぐ地声高音としては、mid2F#がピークとなる場面が全体で2回、mid2Fが40回登場します。mid2D#やmid2Fの登場回数を考えると、男性の音域としてはやや高め~高めであり、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『ダイナミック琉球』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、ビギナー向けの調整も可能だと考えます(ただ、「歌い慣れた人向け」の曲だと私は推測しています。)。
今回の楽曲はメロやリズムは分かりやすいです。ただ、同曲はテンポが少しゆったりしているので、その点で力量が試されます。慣れてない人は若干テンポを上げてみてもよいかもしれません。応援歌で使用されるという点でもそうですが、メロのよさが際立つ曲であり、歌いこなせると気持ちいいと思います。
『ダイナミック琉球』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2D#~mid2F辺りが多く、要所でmid2F#やmid2G#が登場します。ゆったり目の曲でロングトーンも多いため、見た目より高音感があると私は推測しています。低音についても男性の音域としてはやや高めです。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①男性曲としてはやや中高音寄り
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③ゆったりめの曲であり、歌メロのよさが活きやすい
④キー調整はしやすい。ビギナーはテンポを上げて練習してもよいかも
コメント
リクエストありがとうございます!いつも解説など分かりやすくてカラオケで重宝させていただいてます
こちらこそリクエストありがとうございます
この曲は意外と発見が多かったです
いつも見させてもらってます!
ハンバートハンバートさんの「笑ったり転んだり」の音域調査をお願いします!
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます