『恋音と雨空』(AAA)、Koioto to Amazora
【地声最低音】mid1E(E3)
★m1E[キ]ミと離れてからm2E[数]日 (Aメロ)
★m1E{こ]んな日はかm1E[な]らず傘を取りに行った
【地声最高音】mid2G#(G#4) サビとCメロで登場
★好きm2G#[だ]m2F[よ]と伝えればいいF[のに](サビ)
★好きだよがm2G#[つ]m2F[の]っては溶けていF[く]
★m2F[ね]がいかけるこm2G#[い]おとF[と]雨空
★m2F#[このまま気]m2G#[持]F[ち]確F[かめ]F#[たく]て(Cメロ)
【補足】mid2E~mid2G辺りの注意箇所
★かじm2E[かんだ手をあた] ためることが(Bメロ)
★始まりの時まで戻m2E[り]m2F[た]m2G[ぁい]
★好きという事実通りすぎm2F[て今ではもうあ]m2F#[い]F[し]てる(Cメロ)
☆失って数日間m2F[でやっと知ったほんと]m2F#[うは]<
まず、AAAについて少し説明します。AAA(トリプルエー)は2005年に結成された男女混成のダンスボーカルグループです。ジャンルとしては、ポップ、ダンス、ユーロビート、テクノ、エレクトロニカなどに属します。これまで、ミュージシャンとしてのみならず俳優やモデルなど幅広く活動を続けております。最近はソロでの音楽活動なども増えており、当ブログでは西島隆弘(Nissy)さんの『トリコ』、『まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL』を取り上げています。今回の『恋音と雨空』を含め、『さよならの前に』などがYoutube公式チャンネルで非常に多くの再生回数を記録しています。<
さて、『恋音と雨空』(こいおととあまぞら)についてです。この楽曲は、2013年にAAAによりリリースされたシングル作品です。作詞作曲は岡村洋佑さんによりなされています。AAAは過去に出場した紅白歌合戦の中で、これまで2回この楽曲が歌唱されております。Youtube公式チャンネルでの再生回数も9000万回を超えており、非常に人気の高い楽曲の一つであると言えます。
『恋音と雨空』はミドルテンポのポップなラブソングです。歌詞にもあるように、「好きだよ」と伝えることが出来ず、迷っている主人公の姿が共感を誘います。
一方、歌メロディーはサビがいわゆるヨナ抜き音階で作られており、キーを変えればピアノの黒鍵盤のみで歌メロディーをなぞることが出来ます。意図していたわけではないですが、昨日取り上げたB’zの『LOVE PHANTOM』も歌メロディーがヨナ抜きです。当ブログにおいても多くのヨナ抜き作品が取り上げられていますが、このメロディーは日本の古来の音階であり、どこか懐かしさを誘います。
『恋音と雨空』の音域的な特徴についてです。歌メロディーについては一般的な男性の音域で作られていますが、やや高めではあります。歌唱するAAAのメンバーはただ歌メロディーをなぞるだけでなく、その中に様々な表現が盛り込まれており、できればそこまで表現したいところです。ある程度余裕をもって歌いこなしている印象ですので、キーが高いと感じられる方は、キーを下げて調整することもお勧めします。
さて、『恋音と雨空』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】mid2G#(G#4) で歌メロディーが構成されています。おおよそ、一般的な男性の音域であります。以下、見ていきます。
まず、地声最高音mid2G#はサビを中心に登場します。このmid2G#あたりは一つのボーダーラインになり、一般的な男性の音域がギリギリ出るか出ないかくらいの音になります。よって、人によっては難しいこともありますので、ある程度歌い慣れた上で発声がスムーズにいかない場合は、キーを下げてください。一つの目安として、原曲キーから1~2程度下げるとよいと思います。
一方で、普段歌い慣れていない人も、スムーズは発声が損なわれやすい場面があると思いますのでキーを下げてもよいと思います。
『恋音と雨空』は音域自体はそこまで広くなく、キーの調整などは行いやすいです。よって、キーを上下させて歌唱したり、練習曲にしたりすることにも向いています。融通が利きやすい曲だと言えます。普段歌い慣れていない人はキーを3つ程度下げてもよいと思います。歌メロディーもミドルテンポで取っつきやすいと思いますので、個人的にはお勧めしたい一曲であります。
一方、女性が歌唱する場合、少しキーを上げた方が歌いやすいのではないかと思います。AAAには女性のメンバーもおり、サビなども歌唱しております。ただ、歌い慣れた人であれば、もう少し高音域の方が声質が活かされやすいのではないかと私は考えております。