『変わらないもの』(奥華子)

【地声最低音】mid2B(B3)
★帰りm2F#–m2C#[み]ち]ふざF#[け]て]歩F#[い]た]【Aメロ】
★m2B[お]おきm2G#–hiA[な[ひ]と]みが【Bメロ】
★m2B[い]まもm2G#–hiA[ぼ[く]の]胸を締め付けぇB[る]
★m2B[き]みhiB–A–G#–F#[を]追]い]か]けた[ぁ]
★ぼhiB–hiC#地[くは[い]ま]すぐm2B–m2G#[君]に]会いたい【サビ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で17回
★変hiB–hiC#地[わら[な]い]もの さm2G#[が]してい[た]【サビ】
【補足】mid2G#~hiA辺りを含むフレーズ一覧
★訳もなく君をm2G#–hiA[お[こ]ら]せた【Aメロ】
★すれm2G#–hiA[ち[が]う]人の中で【Bメロ】
★訳もなく君をm2G#–hiA[お[こ]ら]せた【Aメロ】
★すれm2G#–hiA[ち[が]う]人の中で【Bメロ】
まず、『変わらないもの』についてです。この楽曲は、2006年に女性シンガーソングライターの奥華子(おく はなこ)さんによりリリースされました。同曲は、筒井康隆さんの同名小説を原作としたアニメ映画『時をかける少女』(細田守監督)の挿入歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、ロングヒットを続け、2014年には配信部門で10万ダウンロードを達成し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。作詞作曲は奥華子さん、編曲は佐藤準さんが担当されてます。
ちなみに、同映画の主題歌『ガーネット』も奥さんの作品であり、同じく代表的な作品として列挙されます。
『変わらないもの』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としてはやや高めのレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しています。
今回の楽曲は、AメロBメロサビと歌メロが盛り上がっていきます。中高音としてはBメロやサビで多く、hiA~hiC#辺りが登場します。低音はmid2B程度であり、標準よりやや高めであり、歌メロがやや中高音寄りです。こうした点を考慮すると、中高音域が得意な女性の方が歌いやすいと私は分析しています。発声は地声感のあるミックスボイスだと思います。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~7つ程度下げてみてください。「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が安定すると思います。
最後に『変わらないもの』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはBメロやサビで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、女性曲の低音としてはやや高いため、中低音が得意な人だと少し余裕を持ちにくいかもしれません。
次に、地声最高音hiC#はサビで計17回登場します。このhiC#に次ぐ地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で2回、hiAが10回、mid2G#が25回登場します。こうした点を考慮すると、大よそ標準的な女性の音域の範囲内(or やや高め)であり、一般的には少しキーを下げた方が余裕を持って歌いやすいと私は分析しています。キーを下げる場合、一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
今回はサビで地声感のあるhiC#が登場します。地声高音が高くない人などは、原キーのままhiC#を裏声(ファルセット)っぽいニュアンスで歌うのもよいかもしれません。その辺りは実際に歌唱して調整を加えてください。
『変わらないもの』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、ビギナー向けの調整もそれなりに可能だと私は分析しています。ただ、キー調整をしたからといって、ただちに奥華子さんのような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を心掛けたいです。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです(最近のJ-POPなどと比べると手を付けやすい印象)。ただ、ピアノを中心としたシンプルなアレンジですので、歌が際立ちやすいです。歌のよさが活きやすい反面、歌い手の力量が問われるともいえます。
『変わらないもの』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はBメロやサビでこれらが見られます(ただhiC以上はサビに限定される)。一方、低音はmid2Bと女性曲としてはやや高めです。一方、2番サビ後の間奏が25秒程度と少し長く、その点では少し余裕を持ちやすいです。
こうした点を考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が非常に得意な女性」なども原キーで歌唱しうると思いますが、人によっては少しキーを上げてもよいかもしれません。
【まとめ】
①中高音寄りの曲で、低音も最高音もやや高め
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」向け
③メロやリズムは比較的わかりやすい
④キー調整もしやすい。練習曲やカラオケにはおススメ
⑤歌メロのよさが活きやすい