『ドラマ』(C&K)、Drama(C&K)
【地声最低音】mid1A#(A#2) ※Cメロで登場
★いい日になる あm1D#[わ]い[よ]か[ん]が出会[い]の幕[を]徐々に開け[て]m1C[い][く]【Aメロ】
★Oh…. さm1C[がし]m1A#[て] Oh…. サバイバル【Cメロ】
【地声最高音】hiD#(D#5) ※曲全体で8回
★はhiA#[し]り[だ]hiD#[せ]hiC[ば] [ほ]ら動き出す【サビ】
【裏声最高音】hiC(C5) ※曲全体で1回
★捻り出した作戦でぇ 明日も景色をhiC裏[変え]hiA#[て]いA#[く]【Cメロ】
【補足】mid2F(一部のみ)~hiCを含むフレーズ
★かm2F[ん]m2G[じょう]m2G#[の]G[ショー][タイム]【Bメロ】
★捻り出した作戦がm2F[ぁ] [明日の景色を]変[えて]m2G[行く][ぅ]
☆たhiA#[だ]hiC[待っ][て]る[な]C[ら 感][じ]る[ま]C[ま か][ぜ]を[た]C[よ]り【サビ】
★(追いかけた足跡が)道にm2G#[な]m2G[る]から
★m2G#[先入観を]m2G[徹]m2F[底]的に 取り払F[い]G[ぃ]【Cメロ】
★(戦って涙 感じるまま まっすぐに 追い続ければ)hiC[越えて]hiA#[ぇいくぅぅ][う]C【ラストサビ】
※☆の部分はサビの始まり。hiCが頻出
まず、『ドラマ』についてです。この楽曲は、2018年に2人組ボーカルユニットC&K(シーアンドケー)によりリリースされたシングル作品です。フルアルバムとしては、翌年にリリースされたアルバム『TEN』に収められております。同アルバムのタイトルは、C&Kのメジャーデビュー10周年ということから由来しているそうです。
『ドラマ』は、テレビドラマ『サバイバル・ウェディング』の主題歌として書き下されました。そうしたこともあってか、C&KのYouTube公式チャンネルで公開されているMVは、2021年9月現在、1300万回を超える再生回数を記録しております。C&Kの作品の中でも人気が高く、カラオケなどでもよく歌われているようです。
『ドラマ』はアッパーなポップチューンです。歌メロについてはAメロBメロサビといった形で作られております。AメロBメロは低音パートのKEENさん、サビの高音パートはCLIEVYさんが主旋律を歌唱されております。作詞はCLIEVYさんとKEENさん、 作曲は2人に加え、UTAさんが携わっております。
当ブログでは、C&Kの作品については『みかんハート』(過去記事)、『Y』(過去記事)といった人気曲を取り上げてまいりました。ただ、この2曲はどちらもバラードでした。今回の『ドラマ』はアップテンポのナンバーですので、カラオケなどでも向きやすいと思います(難易度はかなり高いですが…)。
『ドラマ』の音域的な特徴についてです。同曲は、男声としては相当高いレンジで歌メロが作られており、原曲キーでの難易度は非常に高いです。とりわけ、サビではhiCなどが頻出します。
一方で、KEENさんの低音パートとCLIEVYさんの高音パートによるツインボーカルとなっているため、音域自体も相当広いです。上の鍵盤画像から想像される程に低音が低いわけではないですが、「キー調整などを行っても難しい部分が出てくる」作品と私は分析しております。
最後に『ドラマ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#については、Cメロで登場します。フレーズとしては【Oh…. さm1C[がし]m1A#[て] Oh…. サバイバル】のところです。
ここについてですが、私自身は1オクターブ上の歌メロでも歌唱しやすいかったです。よって、無理にmid1A#にこだわる必要はないと私は分析しております。Cメロを除けば、Aメロのmid1Cが最低音となります。低音域が苦手な方は参考にされてください。
一方、地声最高音hiD#については、サビで登場します。曲全体で8回程度であり、回数も少なくありません。同曲は、【たhiA#[だ]hiC[待っ][て]る[な]C[ら 感][じ]る[ま]C[ま か][ぜ]を[た]C[よ]り】とあるように、hiA#,hiCがサビで乱舞します。そのため、男声としては相当に高いです。
この辺りは一般的には女性の声域にあたりますので、男性にとっては相当高いです。よって、一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌唱しやすいです。同曲はキー下げの余地自体がそこまで多くありませんが、自身の声域と照らし合わせて、キーを下げてみてください。
『ドラマ』は音域自体が広く、低音も比較的低めになります。そのため、キーを下げる余地はあまり多くありません。よって、歌い慣れた人がキー調整をした場合でも難しい部分が出てきます。キー下げを考慮した場合でも、ある程度高音域が得意な人向けの作品といえます。
『ドラマ』を原曲キーで歌唱する場合は、目安として、地声hiCを滑らかに歌唱できることが重要になります(地声最高音hiD#については、裏声が器用に出せる方は裏声でもよいのではないかと私は考えております)。よって、原曲キーの場合は、高音域が非常に得意な人向けです。
『ドラマ』は原曲はKEENさんとCLIEVYさんのツインボーカルとなっております。よって、カラオケなどで歌唱する場合、複数人で歌唱してもよいと思います。例えば、「低音パートを男性、高音パートを女性」のようにすれば、比較的アプローチしやすくなります。
低音パートの音域については、mid1A#(A#2)~mid2G#(G#4),裏声hiC(C5)となります。よって、低音パートといえどもある程度しっかり歌い慣れて、中高音域が安定的に歌唱できるようにしておく必要が借ります。その辺りも踏まえて、練習に励んでください。
『ドラマ』はアップテンポのナンバーであり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、原キーで高いレベルでの歌唱ができると、相当映えるのではないでしょうか。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。