『愛を浴びて、僕がいる』(C&K)、Ai wo Abite, Boku ga Iru(C&K)
【地声最低音】mid1A#(A#3)
☆m1A#–m1C[で]も]、嬉しそうに手をひいて【Bメロ】
【地声最高音】hiF(F5) ※ラストサビで1回
★会hiA#–hiC[え[る]hiD–hiD#–hiF地^[日[ま[で]ぇ]【ラスト】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで1回
★hiD#裏–hiA#[そ]こか]ら見てて欲しい【ラスト】
【補足】mid2F(一部略)~hiD#を含むフレーズ一覧
★m2G–m2F[病]室]からの帰りみ[ちF#[は]ぁ]【Aメロ】
★m2F#–m2F[な]み]だ隠して街に紛れ込む
★じぃm2F[じ ば]ぁばm2F#[と泣]き]わめいm2G[て]
★だだこねm2F–m2G–G#[て[る[子]ども]の]す[が]たは 幼き日の僕だった
☆m1A#[ぼ]くもきっとあの子のように愛で包まれていm2G地–m2F[た]の]だ[ろう]【Bメロ】
★浴m2G#[び]て、あhiA#–hiC[い[を]浴びて【サビ】
★僕m2G[は]こG–m2G#[こ[に]立っ]ていられm2F#[る]んだろう
☆星になっm2F[たい]ま[もm2G地[な]お【Dメロ】
☆遠くからm2G#地–m2G–F[ぼ]く]を]見[てく]れ[ているG[ぅ]
☆会えない時間m2F[や]距hiC裏–hiA#[離]に]m2G地[ぼ]く]ら試されて[い]る
★hiC地–hiA#[がん]ば]れm2G#[と]わC[ら]っ]てC[るんだ]ろう]
★hiD#地–hiA#[そ]こか]ら見てて欲しい【ラスト】
※☆は低音パート(地声最高音mid2G#)、★は高音パート(地声hiCが11回)
まず、『愛を浴びて、僕がいる』についてです。この楽曲は、2013年に2人組音楽ユニットC&Kによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『CK AND MORE…』(シーケー アンド モア…)に初収録されました。同アルバムには、『アイアイのうた〜僕とキミと僕等の日々〜』 や『みかんハート』(過去記事)などのシングル曲が収められております。とりわけ、『みかんハート』はダウンロード、ストリーミングの2部門でゴールド認定がなされており、C&Kの代表的な1曲となっております。
さて、『愛を浴びて、僕がいる』はスローなポップナンバーです。全体的に穏やかな作風であり、その点で切なさが強調された『みかんハート』、『Y』といった楽曲とは異なります。Googleの検索結果などを見てみると、予測候補に【結婚式】というフレーズが出てくるのですが、確かに結婚式などに合いそうな温かみのある作品です。歌詞に「じじぃ、ばばぁ」と出てきますが、親族愛、家族愛などが1つのテーマとなっているのではないかと思います。
同曲の歌メロはAメロBメロサビ展開します。全体的に親しみやすいメロディーであり、サビ等は何度か聴いてるうちに自然と口ずさめそうになります。
『愛を浴びて、僕がいる』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域してはかなり高いレンジで歌メロが作られております。この辺りはC&Kの1つの特徴でもあります。通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
一方、C&Kは低音パートと高音パートのツインボーカルで成り立っております。そのため、音域自体がかなり広いく、キー調整の融通は非常に利きにくいです。私なりの印象ですが、「低音パートを男性、高音パートが女性」の2人で歌うのがよいのではないかと思います。
女性が同曲を歌う場合、低音パートが1つのハードルになります。性差によりどちらかが歌いやすい曲ではなく、男性にとっても女性にとっても1人では難しい楽曲だといえます。
最後に『愛を浴びて、僕がいる』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】hiF(F5)【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#はBメロの低音パートで登場します。このmid1A#辺りは男性の音域の範囲内ですが、一般的には低めの音階になります。ただ、今回は登場回数自体はそこまで多くはないので、低音感はそこまでないかもしれません。
次に、地声最高音hiFはラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。この場面を除くと、ラストサビでhiD#が1回、サビを中心にhiCが11回程度登場します。そのため、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、先述のように、同曲は音域がかなり広く、キー下げをする余地があまりありません。
『愛を浴びて、僕がいる』はツインボーカルということもあり、音域自体がかなり広く、キー調整が難しいです。キーを変えるにしても、少しの調整になるのではないかと思います。理想を言えば、「低音パート」と「高音パート」の2人以上で歌唱するのがよさそうです。メロディー自体は親しみやすいのですが、音域の面ではビギナー向きではありません。
『愛を浴びて、僕がいる』を原曲キーで歌唱する場合、高音域についてはhiA~hiFといったレンジをしっかり歌いこなせることが求められます。私なりの印象ですが、hiD#やhiF#は回数自体は少ないので裏声を上手く使うのもよいのではないかと思います。ただ、それを考慮したとしても男性としてはかなり高いです。これらを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性(低音域もある程度歌える)」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。。
同曲はボーカル2人で歌唱されております。そのため、低音パートと高音パートで分担して歌うのが現実的だと思います。低音パートはmid1A~mid2G#(裏声はhiC)、高音パートはmid2A~hiFで歌われております。そのため、低音パートを「標準的~標準より高めの男性」、高音パートを「高音域が非常に得意な男性」もしくは「女性」が担当すると良さそうです。
『愛を浴びて、僕がいる』は1人で歌うのは大変な作品ですが、歌詞などを含め暖かい作品です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。