『GO FOR IT !!』(西野カナ)
【地声最低音】mid2C(C3)
★m2C[キ]ミにほめられたhiA#–A[髪]が]たも【Aメロ】
【地声最高音】hiE(E5) ※全体で3回
★勇気を出しhiC#[て] hiE–D–C#^[あ]し]た[キ]ミ])にメール[し]ようかな【サビ】
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※サビやDメロで登場
★hiF#裏–hiE–hiD地–C#[でも]誰]かに]取ら]れた[く]もない【サビ】
★夢で終わhiB[ら]せhiC#地–B[た]くな]いかhiE裏[ら] uh hiF#裏–E[ye]ah]【Dメロ】
【補足】hiA~hiEを含むフレーズ一覧
★hiA[おはよ]うのひとこ[と]で 緊張しちゃって[る]【Aメロ】
★キミにヤキモチhiC–A[焼い]て]ぇ まA#–C[たひ[と][りで] [勝]手に[ヘコ]んでるだけ
★hiA#–hiC[がか[なう う]わC–hiD[さ[の待]ち]受けも【Bメロ】
★いhiA#[まい]ち効果は見hiD–hiC[え]なくて [yeah]
★hiB–hiC#[ず[っ]と]ま[えC#[か]ら]キミが好きB[で]しC#[た]【サビ】
★hiC#–B[O]h]h [精C#[一]杯]の[想いC#–hiE裏[を[ぜ]んぶ
★hiD地–hiC#–B[今]すぐ]つ]たえた[いの]
★まhiB[だ]まhiE裏[だ]ほ[どhiC#[と]おい]けどいC#[つか]ぁ]【Dメロ】
★なC#–hiD[ま[えで呼び合]っ]て 手C#地–hiE裏[をつ[な]い]で
まず、『GO FOR IT !!』についてです。この楽曲は、2012年に女性歌手の西野カナさんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『Love Place』に初収録されました。同アルバムは、同曲は、30万枚を超えるCDヒットとなり、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。
さて、『GO FOR IT !!』は、山崎製パンのランチパックのCMソングとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、同曲は配信で50万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hits!より引用)。西野さんはそれまで切ないバラードが多かった中で、今作のようなアップテンポの楽曲は、ファンへの訴求効果が高かったのではないかと思います。作詞は西野さん、作曲編曲はFAST LANEによりなされました(編曲はHIRO DOI (NICHION)との共同)。
『GO FOR IT !!』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲はサビを中心に高音域が頻出する楽曲になっています。BメロやサビではhiDの回数が多く、女性の音域としては高いレンジといえます。低音域についても女性曲としてはやや高く、相対的に中高音に寄った曲です。サビやDメロは裏声も用いられていますので、器用な発声が不可欠になります。加えて、間奏が短いため、体力的に辛くなりやすそうです。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回の楽曲は女性曲としても高く、高音が苦手な男性などはキー調整をせずに1オクターブ下のレンジを歌唱することも可能そうです。一般的な男性の場合は、「キーを3つ程度上げて、1オクターブ下を歌う」とマッチしやすいと推定しています。
最後に『GO FOR IT !!』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高い(体感的に「かなり高い」でもよいかも)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2CはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内で、登場回数も少なめです。今回については低音域が問題になることは少ないと私は推定しています。
次に、地声最高音hiEはサビで登場します。登場回数は3回程度です。hiEに次ぐ地声高音としては、hiDがピークとなる場面が全体で21回、hiC#が42回登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しました。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『GO FOR IT !!』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。また、今回の楽曲は音域が滅茶苦茶には広くないため、ビギナー向けの調整もある程度可能であると私は推定しています。ただ、キーを調整したからと言って、すぐに西野カナさんのような歌唱ができるわけではないので弛まぬ練習を重ねてください。
今回の楽曲は、メロがよく、リズムなども比較的掴みやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲としてもよいのではないかと思います。ただ、Bメロ⇒サビの時点で転調がなされるため、音程を取るのが苦手な人は注意したいです(今回は比較的克服しやすい)。
『GO FOR IT !!』を原曲キーで歌唱する場合、hiB~hiE(裏声はhiE~hiF#など)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は全体的に中高音域が多く、女性曲としてはかなり高音感があります。また、低音域についてもやや高く、相対的に高音域が得意な女性の方が有利になりやすいといえます。間奏が短いため、相対的に体力が要求されます(見た目以上に高く感じやすい)。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。今回の楽曲は、高音域だけを見るとボカロ曲などとも近似する声域であり、女性曲としては高音感があります。ただ、高音域が伸びやかであり、歌いこなせると気持ちよさそうです。
【まとめ】
①サビが特に盛り上がるが、全体で見ても中高音寄り
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などに合いそう
③間奏が短く、体力的に辛くなりやすい
④メロやリズムは比較的わかりやすく、カラオケ向き
⑤原キーだと難易度は高い。高音が伸びやかで、歌いこなせると気持ちよさそう
【補足】hiA~hiEを含むフレーズ一覧
★hiA[おはよ]うのひとこ[と]で 緊張しちゃって[る]【Aメロ】
★キミにヤキモチhiC–A[焼い]て]ぇ まA#–C[たひ[と][りで] [勝]手に[ヘコ]んでるだけ
★hiA#–hiC[がか[なう う]わC–hiD[さ[の待]ち]受けも【Bメロ】
★いhiA#[まい]ち効果は見hiD–hiC[え]なくて [yeah]
★hiB–hiC#[ず[っ]と]ま[えC#[か]ら]キミが好きB[で]しC#[た]【サビ】
★hiC#–B[O]h]h [精C#[一]杯]の[想いC#–hiE裏[を[ぜ]んぶ
★hiD地–hiC#–B[今]すぐ]つ]たえた[いの]
★まhiB[だ]まhiE裏[だ]ほ[どhiC#[と]おい]けどいC#[つか]ぁ]【Dメロ】
★なC#–hiD[ま[えで呼び合]っ]て 手C#地–hiE裏[をつ[な]い]で
まず、『GO FOR IT !!』についてです。この楽曲は、2012年に女性歌手の西野カナさんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『Love Place』に初収録されました。同アルバムは、同曲は、30万枚を超えるCDヒットとなり、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。
さて、『GO FOR IT !!』は、山崎製パンのランチパックのCMソングとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、同曲は配信で50万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hits!より引用)。西野さんはそれまで切ないバラードが多かった中で、今作のようなアップテンポの楽曲は、ファンへの訴求効果が高かったのではないかと思います。作詞は西野さん、作曲編曲はFAST LANEによりなされました(編曲はHIRO DOI (NICHION)との共同)。
『GO FOR IT !!』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲はサビを中心に高音域が頻出する楽曲になっています。BメロやサビではhiDの回数が多く、女性の音域としては高いレンジといえます。低音域についても女性曲としてはやや高く、相対的に中高音に寄った曲です。サビやDメロは裏声も用いられていますので、器用な発声が不可欠になります。加えて、間奏が短いため、体力的に辛くなりやすそうです。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回の楽曲は女性曲としても高く、高音が苦手な男性などはキー調整をせずに1オクターブ下のレンジを歌唱することも可能そうです。一般的な男性の場合は、「キーを3つ程度上げて、1オクターブ下を歌う」とマッチしやすいと推定しています。
最後に『GO FOR IT !!』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高い(体感的に「かなり高い」でもよいかも)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2CはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内で、登場回数も少なめです。今回については低音域が問題になることは少ないと私は推定しています。
次に、地声最高音hiEはサビで登場します。登場回数は3回程度です。hiEに次ぐ地声高音としては、hiDがピークとなる場面が全体で21回、hiC#が42回登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しました。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『GO FOR IT !!』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。また、今回の楽曲は音域が滅茶苦茶には広くないため、ビギナー向けの調整もある程度可能であると私は推定しています。ただ、キーを調整したからと言って、すぐに西野カナさんのような歌唱ができるわけではないので弛まぬ練習を重ねてください。
今回の楽曲は、メロがよく、リズムなども比較的掴みやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲としてもよいのではないかと思います。ただ、Bメロ⇒サビの時点で転調がなされるため、音程を取るのが苦手な人は注意したいです(今回は比較的克服しやすい)。
『GO FOR IT !!』を原曲キーで歌唱する場合、hiB~hiE(裏声はhiE~hiF#など)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は全体的に中高音域が多く、女性曲としてはかなり高音感があります。また、低音域についてもやや高く、相対的に高音域が得意な女性の方が有利になりやすいといえます。間奏が短いため、相対的に体力が要求されます(見た目以上に高く感じやすい)。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。今回の楽曲は、高音域だけを見るとボカロ曲などとも近似する声域であり、女性曲としては高音感があります。ただ、高音域が伸びやかであり、歌いこなせると気持ちよさそうです。
【まとめ】
①サビが特に盛り上がるが、全体で見ても中高音寄り
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などに合いそう
③間奏が短く、体力的に辛くなりやすい
④メロやリズムは比較的わかりやすく、カラオケ向き
⑤原キーだと難易度は高い。高音が伸びやかで、歌いこなせると気持ちよさそう
コメント
想像よりずっと高かったですね。これは原曲キーで歌える女性だいぶ限られてきそう。
西野カナさんってエグいキーの曲多いイメージあります
これまであまり調査してなかったので、私はもう半音くらい低いのかと思ってました
この声域でこれだけ歌えると、正直ボカロ曲とかが視野に入ってくると思います
西野さんは00年末から2010年代を代表する女性歌手として確固たる地位を確立しているのですが
もし歌い手として活動してたら、また違ったボカロ歌手の歴史が生まれたかもしません
それくらいの想像をさせられました