『君と夏フェス』(SHISHAMO)

【地声最低音】mid2B(B3)
★m2B[行]く[や]くそ2G#[く]をしhiB[た]は]いい2C[け]ど【Aメロ】
★m2B[あ]ま[り]ノC[っ]てたm2G#[ら]引かれそ2C[う]
★ひm2B[か]え めに2G#–hiA[た[の]し]むっB[て]決めた[ん]だ
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で18回程度
★止2G–A–hiC地[ま[ら[ない]の]は]わ[た]し[の]あA[せ]【サビ】
★hiA#–A[し]た]たり2C#[落]ちて[くA#[こ]い]ごこhiC[ろ] 2G#[Ah] Ah
★m2G#[わ]すれら[れ]ない夏hiA–hiC[に[な]る]かも
★ずいぶん前のほm2G#[う]に来ちゃってたhiC地–A–F#[み]た]い]【Dメロ】
【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで登場
★それA–hiC地[と[も]き]みへhiD裏–C–A地[の]気]持]ち【サビ】
【補足】
★でm2G#[も]わたm2C{し]の大好き[な]ロッ[ク]スタ2C[ー]【Bメロ】
★m2C–2B[ま[な]つのm2G#–hiB地[ス[テ]ー]ジで
★もう我慢できなhiB地[い]
★m2C[な]つの[日]差hiA[し]で焼hiA#[け]焦]げそC[う]【2番Aメロ[転調₊1]】
★でhiA[も]わた2C#[し]の大好き[な] ロッ[ク]スタ2C#[ー]【2番Bメロ[₊1]】
★さっきまでhiA–2G[ふ]た]り[が]い[た]場所 もう[ち]が[うけしA[き]【Dメロ】★でm2G#[も]わたm2C{し]の大好き[な]ロッ[ク]スタ2C[ー]【Bメロ】
★m2C–2B[ま[な]つのm2G#–hiB地[ス[テ]ー]ジで
★もう我慢できなhiB地[い]
★m2C[な]つの[日]差hiA[し]で焼hiA#[け]焦]げそC[う]【2番Aメロ[転調₊1]】
★でhiA[も]わた2C#[し]の大好き[な] ロッ[ク]スタ2C#[ー]【2番Bメロ[₊1]】
まず、『君と夏フェス』についてです。この楽曲は、2014年にロックバンドSHISHAMOによりリリースされたシングル作品です。バンドとしては初のシングル作品であり、『明日も』(過去記事)などとともに同バンドの代表的な楽曲の1つです。ちなみに、同曲は、2023年にストリーミングの部門で5000万再生を達成し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされています。
『君と夏フェス』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域の範囲内(体感的には「やや高め」かも)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、人によっては少しキーを下げるのもよいと思います。
今回の楽曲はサビを中心に中高音が多く登場します。ABメロはそこまで中高音は多くはありませんが、低音がmid2Bとやや高いため、人によっては体力的に辛くなりやすい可能性があります。こうした点を考慮すると、「中高音域が得意な女性」などがマッチしやすい曲です。地声感のある発声が多いですが、サビの一部で裏声が登場します。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、5~7つ程度下げてみてください。高音域が非常に得意な男性については原キーの歌唱も可能かもしれませんが、通常はいくらかキーを下げた方が安定すると思います。
最後に『君と夏フェス』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(もしくはやや高め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2Bは1番AメロBメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。2番ABメロは1番よりもキーが1つ高いため、最低音は1番のみです。女性曲としては若干低音が高いため、人によっては体力的に辛くなりやすい可能性があります。
次に、地声最高音hiCはサビを中心に計18回登場します。このhiCに次ぐ地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で3回、hiA#が19回、hiAが25回程度登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域の範囲内か、もしくはやや高いと私は分析しました。原曲キーがマッチするのかもしれませんが、人によっては少しキーを下げた方が歌いやすい場合も多いです。キーを下げる際は、原キーから1~2つ程度下げてみてください。
『君と夏フェス』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、理論上はビギナー向けの調整も可能だといえますが、今回は後述の理由でビギナーの練習曲には向かない可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズム自体は比較的分かりやすいです。一方、1番と2番でABメロのキーが異なったりするなど難しい要素も多い曲です。歌メロも音程を意図的に半音ずらしてる箇所が多く、音程を取るのが苦手な人だとミスが生じやすいです。ただ、そうした難しい要素を逆手にとって、音程を取る練習をするのもよいと思います(歌い慣れた人など)。
『君と夏フェス』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は、サビで中高音が多いですが、ABメロについても一部高めの音が見られます(大部分は中低音だが)。低音も女性曲としてはやや高めです。
こうした点を考慮すると、「標準的な音域(orやや高め)の女性~高音域が得意な女性」が原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①最高音が高いわけではないが、中高音寄りの曲
②原キーだと「標準的な音域(orやや高め)の女性~高音域が得意な女性」向け
③基本的にはメロなどは分かりすいが、音程が狂いやすい要素があるので注意
④理論上はキー調整もしやすいが、こちらも音程注意
⑤音程の要素が克服できるのであれば、練習曲にはおススメ