『ムスタング』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

【地声最低音】mid1B(B2)
★m1B[い]つわりはない [虚]飾などない【Aメロ】
★m1B[も]ともE–m1D#[とは[そん]な[風]景]m1B[画]
★m1B[ぼ]くらm1E–m1D#[が世[界]を汚す]
【地声最高音】hiA(A4) ※2番サビ以降で7回
★F#–m2G#[ぼ[く]は]見[うG#–hiA[し[な]う]かな【2番およびラスサビ】
★嗚E[呼]…な[くす何m2G#–hiA[か[を]ぉ]【Cメロ】
【補足】mid2E~mid2G#を含むフレーズ一覧
★そm2E–D#[れす]ら途]絶えて消える【Bメロ】
★F#–m2G#–E[ほ[ほ]を撫]F#–G#[で[る][ような]【サビ】
★F#–G#–E[き[り][さ]F#[め]も]
★E–F#–m2G#[し[た[た][かに日]々を流[す]
★D#–m2E[嗚[呼] [くE[ち]を]開け[てE[僕]を]飲み込ん[で]【Cメロ】
★そm2E–D#[れす]ら途]絶えて消える【Bメロ】
★F#–m2G#–E[ほ[ほ]を撫]F#–G#[で[る][ような]【サビ】
★F#–G#–E[き[り][さ]F#[め]も]
★E–F#–m2G#[し[た[た][かに日]々を流[す]
★D#–m2E[嗚[呼] [くE[ち]を]開け[てE[僕]を]飲み込ん[で]【Cメロ】
まず、『ムスタング』についてです。この楽曲は、2008年にロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONによりリースされたミニアルバム『未だ見ぬ明日に』に収録されています。同曲は、浅野いにおさんの漫画「ソラニン」に影響を受けて、制作されました(作詞作曲は後藤正文さん、作曲は山田貴洋さんと共同)。アルバムとしては、ベストアルバムの『BEST HIT AKG』に収録されています。
ちなみに、アジカンは2010年の実写映画「ソラニン」に対して、シングル『ソラニン』を書き下ろしています。そのシングルのカップリング曲として、『ムスタング』のリミックスバージョンが収録されています。
『ムスタング』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め(体感的には明確に「高い」)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、「中低音中心のAメロと」、「中高音中心のサビCメロ」で歌メロが作られています。こうしたことから音域は低音~高音まで広めです。ただ、低音は見た目ほどは低くなく、逆に中高音が際立つ作品となっています。こうしたことから、「中高音域が得意な男性の方が原キーで歌いやすい曲であると私は分析しました。発声は地声ベースです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4~6つ程度上げてみてください。ただ、今回は音域が広いため、その点で力量が問われます。
最後に『ムスタング』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。このmid1Bに次ぐ低音はmid1D#であるため、見た目よりは歌いやすいですが、「女声域に近似するような高音男性」などはキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音hiAは2番サビやCメロなどで計7回登場します。このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2G#がピークとなる場面が全体で20回、mid2F#が5回、mid2Eが18回登場します。これがサビやCメロ辺りで連続する点を考慮すると男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『ムスタング』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は音域が広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。広い音域にマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。ロック系の曲であり、地声感のある力強い歌唱の練習に良いと考えています。
『ムスタング』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiAといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビやCメロを中心にこれらが登場します。ただ、2番サビ⇒ラストサビまでは間奏がほぼ無く、終盤は見た目より高い印象です。一方、中低音はAメロで登場します。最低音mid1Bとやや低めですが、見た目よりは歌いやすいと想定しています(「女声域に近似するような高音男性」には少し低いかも)。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心、サビCメロで中高音が増える
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③音域が広いのが難点。ただ低音は見た目よりは歌いやすい
④2番サビ⇒ラスサビまでは間奏がない。人によっては終盤は高音が辛いかも
⑤メロやリズムは分かりやすい。音域が合うならば練習曲にもよい