『Celestial』(Ed Sheeran)
【地声最低音】mid1A(A2)
★m1B[You] see tonight, it could go either way Hearts balanced on a razor m1C#[bla]de【Aメロ[verse]】
★And to rinse and repeat it all ag[a[i[n]1C#–m1B–m1A
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で15回程度(フェイクも含む)
★hiA[Like] m2F#[my] A[trou]bled] heart is a [million mi][les]m2G F#[awa]y【サビ[chorus]】
★m2F#[Celes]tial [Celes]tial, hiA[oh] m2G[oh] [oh]【2番サビなど】
【補足】mid2E~mid2F#辺りを含むフレーズ一覧
★m2F#–m2D[Celes]tial] F#[Celes]tial]【サビ[chorus]】
★m2F#[We were made] m2D[to be] F#[nothin’ more] [than this]【Dメロ[bridge]】
★(Findin’ magic in) m2E[all the sma]llest m2F#[things]
★Let’s m2F#[make tonight] go m2E[on] F#[and] [on] F#[and] [on]
まず、『Celestial』(セレスチアル)についてです。この楽曲は、2022年に英国の男性シンガーソングライターEd Sheeran(エド・シーラン)さんによりリリースされたシングル作品です。12月現在、同アーティストの最新シングルです。洋楽だとアルバムからのシングルカットも多いですが、今作については完全に新作となります。
さて、『Celestial』は2022年末に発売されたゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の挿入歌として書き下ろされました。エド・シーランさん自身も幼いころからポケモンに親しんできたそうであり、ミュージックビデオもポケモンと交流する姿が確認できます。
ちなみに、同作のミュージックビデオは、椎名林檎や東京事変、Base Ball Bearなどで知られる児玉裕一さんによりなされております。児玉さんは、最近だと米津玄師さんの『POP SONG』(過去記事)などのMVも手掛けております。
『Celestial』はミドルテンポのポップナンバーです。ピアノなどのクリアなサウンドアレンジが印象的であります。タイトルの「Celestial」は【空(天上の、天国のような)】といった意味があります。そうした世界観がサウンド面にも表出されていると思います。歌メロについてはAメロBメロサビと展開し、日本のファンにも耳馴染みしやすいのではないかと思います。
ちなみに、同曲の作詞作曲アレンジはEd Sheeranさんに加え、Steve Macさん、Johnny McDaidさんがクレジットされております。2者はシーランさんとは縁の深いアレンジャーです。BTSの『Permission to Dance』なども手掛けており、日本のヒット曲とも縁がある作家です。
『Celestial』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性曲としては高めのレンジで歌メロが作られております。キーを下げる余地は少ないですが、一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲はAメロBメロ辺りが低めであり、サビで大きく盛り上がる楽曲です。日本のファンにも馴染みやすい展開ですが、AメロBメロ辺りは低音域が苦手な男性は少し歌いにくいかもしれません。サビ高音が滅茶苦茶に高いわけではないですが、低音域~高音域までしっかり求められる楽曲です。
ちなみに、同曲は低音域でmid1A~mid1D辺りが多く、女性が原曲キーで歌うのは難しそうです。女性の得意レンジなどを考慮すると、キーを上げた方が良さそうですが、音域が広いため、力量が求められます(この点は男性も同様)。
最後に『Celestial』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1AはAメロで登場します(全体で2回程度)。このmid1Aは男性の音域としては低いです。この場面以外では、mid1C#などが登場し、とりわけmid1D辺りが多いです。私なりの印象ですが、高音域がかなり得意な男性だと逆に歌いにくく感じられるかもしれません。
また、低音域は女性の声域としては相当低いですので、原曲キーで歌うのは大変だと思います。女性の場合は、得意レンジなども考慮するとキーを上げた方が歌いやすいです。
次に、地声最高音hiAについてはサビで登場します。フェイクなども含めると全体で15回と非常に多いです。同曲はAメロBメロなどはそこまで高くないですが、サビの高さを考えると一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみください。このケースだと低音域が歌いにくくなりますが、その分サビがマシになると思います。
『Celestial』は音域自体が広めの作品であり、キー下げはしにくいです。そのため、もしかしたら歌い慣れた人がキー調整をした場合でも難しい部分が出てくるかもしれません。キーを調整するにしてもある程度高音域が得意な人向けの楽曲であり、その点でハードルになりそうです。
『Celestial』を原曲キーで歌唱する場合、高音域はmid2E~hiA辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。同曲はAメロBメロは高くありませんが、サビDメロ辺りは中高音域の頻度が高いです。そのため、「標準より高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすそうです。先述の通り、低音~高音までしっかり求められます。
『Celestial』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。最新のポケモンをプレーした方には、特に思い入れがある楽曲だと推測されますが、そうでなくても非常に気持ちの良いポップ曲です。高音域が得意な人などはサビを歌うと気持ちよさそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いております。
調査リクエストなのですが、Harry Stylesの
Sign of the timesをお願い出来ませんでしょうか?
宜しくお願い致します。
リストアップしておきます。
良い曲ですよね。
音域調査にも向きやすそうな曲です。
ありがとうございます!
ですよね!
嬉しいです^_^
楽しみに見させて頂きます♪