こんにちは。今回はReolさんの『第六感』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 なお、同曲は、MVと音源でバージョンが少し異なります。具体的には、MVでは2番Aメロの部分を東京ゲゲゲイのMIKEY(マイキー)さんが担当されております。一方、配信やストリーミングでは同じ場面をReolさん自身が歌唱しております。よって、添付するMVと音源では2番Aメロの音程などが微妙に異なります。今回の分析は、基本的にはどちらのバージョンもほとんど同じですが配信やストリーミングの音源の方を分析しております。その点はご了承ください。


『第六感』(Reol),Dairokkan
『第六感』(Reol)









【地声最低音】mid1G(G3)  

★空へ背伸びしていくm1G[ビル]ディング(Aメロ)
★道連れ世は情m1G[け](2番Aメロ)
★産声m1G[を]あげた日は(Cメロ)

※MVでは2番Aメロでmid1F#が最低音になります(MIKEYさん歌唱部分)。

【地声最高音】hiC(C5)  

hiE裏[今日]hiD[は]年甲斐hiB[ない]ことしたhiC[い]B[の](サビ)
hiD[Cra][zy about]hiB hiC[this] B[thi]ng.(Cメロ)


【裏声最高音】hiE(E5) ※サビで登場

hiE裏[今日]hiD[は]年甲斐hiB[ない]ことしたhiC[い]B[の](サビ)


【補足】hiBhiGの注意点

★起死hiA[回][の]hiB[ハウ]トゥー(Bメロ)
★知っhiD裏[て]るのD[ぉ] [Ah]hiE地

★今がいhiB[ちばん若]いの 第六[感]、六B[感ま]たがって(サビ)
★物足りhiB[ないの] 引き合い[たい]よ 偶然と[ハート]したい

★そんなhiB[ぁ] B[悲]hiD裏[しま]ない[でい]B[よ](Cメロ)
hiB[理由]hiA[も]なく泣いB[て]いたのに
★泣くことすらうまくできずhiB[に]
hiB[さ]れどB[しかと死]守せよ
hiB[感覚で]B[ね]を打つものそれ以外hiD裏[を] hiE[ oh ] hiC[ oh ]

☆おしえhiB[て] hiD[ア]D[ア]hiE[ア]hiF#[ア]hiG[ア](ラスサビ)

※☆のhiGはフェイクなので、地声最高音には加えておりません。


 まず、Reol(れをる)さんについて少し説明します。Reolさんは2012年より活動する女性シンガーソングライターです。2012年より、「歌ってみた」などの投稿や、自らが作詞を務めたオリジナル楽曲の投稿を始めました。2016年には2年間、音楽ユニットREOLとしても活動されておりました。2018年以降はReolとしてソロアーティストとして活動しております。2019年には、YouTubeの登録者数が日本の女性ソロアーティストとしては初の100万人に達しました。

 Reolさんの声質としては、力強いボーカルが特徴的で、キーも高めです。ジャンルとしては、EDMにあたりますが、ラップ(ミクスチャー)ロックなどの要素も強いです。人気の高い作品としては、『宵々古今』、『ギミアブレスタッナウ』などが再生回数を集めております。私自身は今回取り上げる『第六感』も非常に良いと思いました。外国からのコメントも多く、国内外で広く人気がある印象です。

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 さて、『第六感』についてです。この楽曲は、2020年に女性シンガーソングライターのReolさんによりリリースされた配信シングル作品です。新曲ということで、アルバムには未収録です。
 同曲は、ボートレースCMソングとして書き下ろされました。ReolさんのYouTube公式チャンネルで公開されているMVは、2020年9月現在、600万回を超えております。タイアップの大きさや期間などを考えると、非常に人気の高い楽曲であると思います。私自身も非常に気に入りました。

 『第六感』はアップテンポのEDMナンバーです。サビの韻を踏んだ歌詞なども特徴的で非常にリズミカルです。作詞がReolさん、作曲はReolさんとGigaさん(サウンドアレンジも担当)によりなされています。Gigaさんは音楽ユニットREOL時代のメンバーでもあります。

 歌メロの音域的な特徴についてです。今回の『第六感』は地声最高音がhiCと、女性曲としてはそこまで高くないのです。ただ、フェイク(hiG)やコーラス(hihiB)などにも注目すると、Reolさん自身は高音域を得意としております。私自身Reolさんの楽曲を広く把握しているわけではないですが、『第六感』はReolさんのシングル作品や人気作品の中では比較的手を付けやすいのではないかと考えております(他の曲を分析する中で、この辺りの評価は変わっていくかもしれません)。




 さて、『第六感』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiCはサビとCメロで登場します。登場回数としては、4回程度とそこまで多くないです。ただ、楽曲全体を通して、hiBが頻出します。よって、持久力が要求される作品だといえます。(※ちなみに、hiBが多く登場する楽曲として、以前にボカロ作品の『ロキ』(過去記事)を取り上げました。こちらも参考になるかもしれません。)

 先にも述べましたが、Reolさん自身は高音域も得意としております。地声最高音hiCの楽曲ではありますが、原曲のニュアンスを再現しようとすると、意外と余裕が無いかもしれません。場合によっては、キーを下げることも選択肢に入れてください。

 『第六感』は音域自体はやや広めであり、キー下げの余地は少ないです。最高音自体はそこまで高くないので、合いやすいキーに調整することは可能だと思います。一方で、Reolさんの特徴的な発声やサビのリズミカルな歌詞など難しい部分もあります。歌うことはある程度可能かもしれませんが、原曲のニュアンスを表現するのは努力を要するのではないかと思います。その点で、表現を学ぶ点が多いとも言えるかもしれません。