『冬の幻』(Acid Black Cherry)

【地声最低音】mid2A(A3)
★m2B[き]みm2E–m2F#[の[写]真]が[わm2A[らっ]てる【Aメロ】
★m2B–m2A#[大好[き]だ]っm2E–D[たえ]が]お[で]
★まm2E–m2F#[ぼ[ろ]しでもm2A[い]いから【2番サビ】
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で33回と多い
★シャツm2F#[に] [手m2G–hiA[を[入]れ]た]りし[て]【Bメロ】
★粉m2F#–hiA–G[雪よ止ま[な]い]で]【サビ】
★2D#[は]かm2F#–G–hiA[なすぎる命[と[か][さ]A–G–F#^[な]る]か[ら])
【裏声最高音】hiC(C5) ※サビで登場
★震えたこm2E[え]で F#–G–hiA[か[じ[か][ん]A地–hiC裏–B[だ[手]で]
【補足】mid2D#~mid2Gを含むフレーズ一覧
★m2F#–E–D[天国]へた]び立]った【Aメロ】
★さ2E–m2F#[む[さ] F#–E^-m2G–F#[に]よ[わい])[ぼ]く]の【Bメロ】
★冬m2F#[が] [好]き[だっm2G[た]
★ただ君を2E–m2F#[さ[が]しF#–m2G[つ[づ]け]て]いるよ【サビ】
★m2F#[冬のか]おりがm2G[し]た]【2番Aメロ】
★手のm2F#–m2G[平に消え[な]い]で【Dメロ】
★2D#–E–m2F#[は[か[な]く]て]
★D#–E–m2F#[こ[え[に][な]F#–m2G[ら[な]い[ぃ])
★君m2F#[に]F–F#–m2G^[逢[い[た]い]
★m2F#–E–D[天国]へた]び立]った【Aメロ】
★さ2E–m2F#[む[さ] F#–E^-m2G–F#[に]よ[わい])[ぼ]く]の【Bメロ】
★冬m2F#[が] [好]き[だっm2G[た]
★ただ君を2E–m2F#[さ[が]しF#–m2G[つ[づ]け]て]いるよ【サビ】
★m2F#[冬のか]おりがm2G[し]た]【2番Aメロ】
★手のm2F#–m2G[平に消え[な]い]で【Dメロ】
★2D#–E–m2F#[は[か[な]く]て]
★D#–E–m2F#[こ[え[に][な]F#–m2G[ら[な]い[ぃ])
★君m2F#[に]F–F#–m2G^[逢[い[た]い]
まず、『冬の幻』についてです。この楽曲は、2008年に男性シンガーソングライターのAcid Black Cherryによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『BLACK LIST』に初収録されました。同アルバムには、『愛してない』(過去記事)、『SPELL MAGIC』(過去記事)などのシングル曲が収められております。アルバムは14万枚を超えるCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
『冬の幻』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い(体感的には「かなり高い」でもよいかも)で歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は、AメロBメロサビと歌メロが盛り上がっていきます。ただ、今回はサビだけでなく、Aメロも全体的に中高音寄りでmid2E~mid2F#などが含まれます。低音もmid2Aであり、男性曲としては高いです。こうした点を考慮すると、「中高音寄りの音域の男性」に向きやすい曲であるといえます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~4つ程度上げてみてください。ただ、今回は最低音がmid2Aと高いため、女性が原曲キーで歌唱することもある程度は可能です。特に、「標準より低めの音域の女性」などは原キーがマッチする可能性があります。ボーカルyasuさんとの発声ニュアンスは異なるかもしれませんが、音域的には女性の方が原キーで歌える人が多いのではないかと私は推定しています。
最後に『冬の幻』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(体感的には「かなり高い」でもよい)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはAメロや2番サビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲としては高い低音であり、相対的に中高音寄りの声域であるということが分かります。中低音が得意な人だと持ち味を活かしにくい可能性があります。
次に、地声最高音hiAはサビを中心に計33回登場します。このhiAに次ぐ地声高音としては、mid2Gがピークとなる場面が全体で21回、mid2F#が31回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度下げてみてください。
『冬の幻』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は音域自体はそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も可能だと私は推定しています。ただ、キー調整をしたからといって直ちにyasuさんのような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を意識ていきたいです。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。ただ、サビなどを中心にスケール外の音階(この曲でいえばmid2D#,mid2F)が含まれるため、音程を取るのが苦手な人は少し注意したいです。歌のよさが活きやすいバラードですので、練習曲やカラオケにもおススメです。スロー曲ですので、慣れないうちは少しテンポを上げて練習するのもよいかもしれません。
『冬の幻』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA(裏声はhiCまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2E~mid2F#辺りがかなり多く、またサビではhiA辺りがかなり多く登場します。低音も男性曲としては高いです。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りのバラード
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③「低めの音域の女性」なども合うかも(女性が原キーで歌える可能性がある)
④歌のよさが活きやすく、練習曲やカラオケにもおススメ
⑤スロー曲なので、慣れないうちは少しテンポを上げてもよいかも
コメント
この曲、地声hiAだったんですね
もっと高いと思ってたくらい歌いにくい感します
ABCって死別した系バラード何気に多いですね
ですね。ただ、hiA以外にもm2Gとかm2F#辺りがかなり多いので
体感的には「かなり高い」だと思います
記事だと若干控えめに書きましたが、
女性が普通に原キーで歌えるくらい高いです
眠り姫とかも死別ですよね