『切っ先』(Reol)
【地声最低音】mid1E(E3)
★わhiB–hiA[す]れ[た]い])思うほどにずっと忘れ1G–m1F#[ら[れ]ない]【Aメロ】
★m1E–m1G[ど]ん]な意味[を]に[ぎ]ら[せ]れば【2番Aメロ】
【地声最高音】hiE(E5) ※ラストサビで2回
★hiB–hiE地–hiD[す[れ]ち]が]う[とhiG裏[き]の]なかhiC地–hiB–A#^[ほ]お]む[って])【ラストサビ】
【裏声最高音】hiG(G5) ※サビなどで登場
★hiF#裏–hiG–hiB地–A[切っ[先]にう]つっ]た[きB[みが]【イントロ】
★hiB–hiE裏–hiD–B地[お[も]い]が]君をとhiG裏–F#[お]く]連]れて行くhiC地[だ]ろう]【サビ】
★(先を急げ涙は)明日へhiG裏–hiF#–B地[と]な]が]れるかB[わ]【2番Aメロ】
★きょhiG裏–hiF#–hiB地[う]が]明]けていくhiD地[そ]ら]【ラストサビ】
【補足】hiB~hiEを含むフレーズ一覧
★さすらhiA[う]あ[き]のhiC–hiB[そ]ら]【イントロ】
★おhiB–hiA[もうよ]り]強くはないその横顔に【Aメロ】
★ぼhiA[くはいつ]も[ち]か[づ]け[なhiA#[い]で]いhiB[る]
★刃向かっhiA–A#[た[き]の]うはぼ[くをhiB[刺す]
★hiB–hiA[袖]が触]れ[た] hiA#[夜明]けま]え[さ]【Bメロ】
★hiD裏[は]なは咲くらん こA[の]お[もい]と[ど]か[なく]とhiB[も]ぉ]
★けどhiE裏-hiD–hiA地[い]つ]かは]許せ[るhiC–B[な]ら]
★このhiA–hiB[切っさ[きに] B[う]つ]し[た]あ[しB[たを]【サビ】
★hiB–hiE裏–hiA[め[い]め]いにさすらうは秋のそB–hiC[ら[い]や]
★hiB–hiA[お]ぼ]え[て]い[たい]の
★(償い許し繋ぎ迎えられるこの) 明けhiB–hiA[暮]れ[ぇ])【2番Aメロ】
★このhiB裏[こ]ころ[は]朱[く]黒[く]濃くhiE裏[濃]くまE[し]て鉄の味
★hiC地[嗚呼]また埋hiA[ま]る[こ]と[の]ない【Dメロ】
★またhiA[奪]いhiC地–hiB–A#–B[合]え]ど[も]
★わhiE裏–hiD#–B地[すれられ]な]い]ひ[と]よ さE裏[す]らE[う]はE[左]様なら【ラスト】
まず、『切っ先』(きっさき)についてです。この楽曲は、2023年に女性歌手のReolさんによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルです。最新作であるため、2023年8月現在、アルバムには未収録です。
さて、『切っ先』は和月伸宏さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のために書き下ろされました。同漫画は累計発行部数が7000万部を超える人気作品であり、1990年代にアニメ化されました。当時、主題歌となったT.M.Revolution、JUDY AND MARY、川本真琴さん、L’Arc-en-Cielなどが大きなヒット作を生み出します。るろ剣は2023年に再アニメ化され、その中でエンディングテーマをReolさんが担当する運びになりました。
さて、『切っ先』はアップテンポのデジタルポップナンバーです。歌メロでイントロが始まり、AメロBメロサビと展開します。曲全体を通して勢いを感じさせる楽曲であり、それに伴い、ボーカルの声域も中高音域が多くなっております。作詞作曲はReolさん、編曲はNaoki Itaiさんによりなされました。
『切っ先』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。音域自体がかなり広いため、キー下げは難しいですが、一般的には少しキーを下げた方がより歌いやすいと思います。
同曲は、低音域もmid1Eが登場するなど低い場面が見られます。ただ、全体でみると低音域が要求される場面は少なく、hiA~hiBといった中高音域が多くみられます。音域自体はかなり広い作品ですが、中高音域の重要性が高いといえます。
加えて、同曲は要所要所で裏声が多用されております。そのため、地声と裏声の器用な使い分けは不可欠です。場面によってはメロのアップダウンが激しいため、そうした点も注意したいです(私自身は、何となく女王蜂などの影響も感じました)。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常は若干キーを下げた方が歌いやすいです。「高音域が非常に得意な男性」でも通常はキーを下げた方がマッチするのではないかと推測しております(新曲なので私自身もまだ細かいところまで分析できていませんので、大まかな印象です)。
最後に『切っ先』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Eは2番Aメロで1回だけ登場します。このほか、1番Aメロでもmid1F#が登場する場面があります。これらは女性の音域としては低いのですが、回数自体は少ないです。そのため、練習でキー下げなどをする際、多少低音を犠牲にするのも悪くないとは思います。
次に、地声最高音hiEはラストサビで登場します。登場回数は2回程度です。hiEは女性の音域としては高いです。このhiEに次ぐ地声高音としては、hiDが終盤で1回、hiCが10回程度登場します。地声でhiD以上が登場する場面は多くないといえますが、全体的にhiA~hiBなどの中高音域が非常の多いです。こうしたことを踏まえると、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。ただ、今回は音域自体がかなり広いため、キーを下げると低音域が少し犠牲になります。
『切っ先』は音域自体がかなり広く、キーを下げる余地は多くありません。そのため、歌いなれた人であっても一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。キー調整の融通が利きにくく、ある程度高音域が得意な人向けの楽曲だといえます。
同曲は急激なメロのアップダウンはありますが、メロディー自体はある程度予測がつきやすいです。そのため、音域が合う人であれば、楽しく歌える楽曲だと思います(ただしスタミナは不可欠)。
『切っ先』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiE(裏声hiE~hiG)といったレンジをしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は曲全体を通して、hiA~hiB辺りが超頻出です。そのため、スタミナなども不可欠になります。裏声が多用されているため、器用な発声も不可欠です。
こうしたことを踏まえると、「高音域が得意な女性(低音域も安定して歌える)」が原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。
【まとめ】
①音域が広いが、低音は回数は少ない
②曲全体を通して中高音域の頻度が高く、スタミナは不可欠
③裏声が多く、器用な発声が不可欠
④メロのアップダウンは激しいが、比較的分かりやすい
⑤原キーだと「高音域が得意な女性」向け
コメント
低音が意外と低いですね、これだけ高音が得意なのに低音も出るのが歌唱力の半端なさが分かります
Reolはキーも高いのですが歌そのものがかなり難しいように思います
コメントありがとうございます。
自分も予想より低音が低かったと思いました。
今回は裏声と地声の使い分けが大変ですね。
体力的にもしんどいと思います。
地声高音もですが裏声高音もなかなかですね…
そして高音だけでなく低音もしっかり出てくるのが容赦ないですね…。
リクエストでオフコースの「さよなら」の音域調査をお願いします。
コメントありがとうございます。
低音は頻度こそ低いものの、女性としても低いレンジですよね。
裏声の器用さは不可欠ですね。
リクエスト曲リストアップしておきます。