『ゲレンデがとけるほど恋したい』(広瀬香美)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A[つない]だm2G[手]にギュッと力こめた【Bメロ】
【地声最高音】hiE(E5) ※全体で8回
★(急上昇 熱いハート) hiC–B[と]け[る]ほ])どhiE–D–C[恋]し]たい]【サビ】
★hiC[White] Lo[ve] hiD[So]ng] hiE–C[う]た]って[ほD[しい]の]
【補足】hiB(一部略)~hiDを含むフレーズ一覧
★m2G[さっ]きからネ 気づいてるよネ 夜空にぎわ[す天]使[のhiA[羽根]ぇ]【Aメロ】
★今夜hiA–B–hiC^[は積も([る[か]も[し]れ])な]い【Bメロ】
★時間も電車も止hiA–hiA#[まっ[て]ほ]しい
★hiC[ぜっこう]ちょ[う] C–B–hiD[ま]ふ[ゆ[の]こD[い]【サビ】
★hiC–hiB[ス]ピ[ー]ド])に乗って
★m2A[ブ]レイク寸前 A[し]あわせへのゴhiB–hiC[ー[ル]
★恋って 素敵hiA–C–hiD[な[こ[と][ね]【Dメロ】
★一番大事hiA–C–hiD[な[ひ[と][にB-C[変わる[ぅ]
まず、『ゲレンデがとけるほど恋したい』についてです。この楽曲は、1995年に女性シンガーソングライターの広瀬香美(ひろせこうみ)さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『Love Together』に初収録されます。アルバムは、約35万枚のセールスを記録しました。
さて、『ゲレンデがとけるほど恋したい』は、アルペンのCMソングおよび映画『ゲレンデがとけるほど恋したい。』の主題歌としてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、同曲は約35万枚のCDヒットを記録します。また、2018年には配信部門で25万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。こうしたロングヒットの傾向からも、『ロマンスの神様』、『promise』などともに広瀬さんの代表的な1曲といってよいと思います。
『ゲレンデがとけるほど恋したい』は、ミドルテンポのノリの良いポップナンバーです。シンセサイザーのアレンジが印象的であり、冬のキラキラ感があります。歌メロはAメロBメロサビと展開し、馴染みやすいと思います。作詞作曲編曲は、いずれも広瀬香美さん自身によりなされました。
『ゲレンデがとけるほど恋したい』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲はAメロ⇒Bメロ⇒サビと盛り上がっていきます。相対的に中高音に寄ったメロであり、Bメロサビ辺りは中高音域が頻出します。こうしたことから、「高音域が得意な女性」などが有利になりやすいです。また、サビでは高音域が要求されるだけでなく、メロのアップダウンが激しいです。そうした点からも正確な音程キープが要求されます。
最後に『ゲレンデがとけるほど恋したい』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはBメロやサビで登場します。このmid2Aは大よそ一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、サビで登場することからも分かるように、サビメロはアップダウンが激しいことが最低音を見ても示唆されます。
次に、地声最高音hiEについてはサビで登場します。登場回数は全体で8回程度です。このhiEに次ぐ地声高音としては、hiDがピークとなる場面が全体で23~25回程度登場します。こうしたことから、女性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。
『ゲレンデがとけるほど恋したい』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は音域も広く、メロのアップダウンなども激しいです。そのため、ビギナーなどの練習曲には少し使いにくいのではないかと私は推測しました。
今回の楽曲はメロディー自体は比較的分かりやすいです。一方、Bメロのリズム、サビのメロのアップダウンなど難しい要素も多いです。そうした点も含め、歌い慣れた人向けの楽曲といえそうです。難易度は高いですが、歌いこなせると気持ちよさそうです。
『ゲレンデがとけるほど恋したい』を原曲キーで歌唱する場合、hiB~hiEといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はBメロ~サビでこれらが多く登場します。いずれも地声ベースで歌唱されており、高音適性が求められます。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がっていく。サビは特に高い。
②原キーだと「高音域が非常に得意な女性」などに合いそう
③メロディーは分かりやすいが、Bメロはややリズムが難しい
④サビはアップダウンが激しく、正確な音程キープが不可欠
コメント
リクエストお答えありがとうございました!
当方、高音域得意な男性なのですが、white love song 〜 あたりでスタミナ切れて2回目のhiEが出せません。
フルで歌い切ろうとすると、原キー-3(カラオケ標準キー)がちょうどいい感じです。
3下げくらいだったら、最近の子は楽hA~hiBあたりは普通に歌える子も多いので、いい練習曲になるのかなと思ってます。