『決意の朝に』(Aqua Timez)
【地声最低音】mid1E(E3)
★m2A[かっこつけない方がおまえら]し[いm1E[よ]【Aメロ】
★m1E[こ]ころの奥m1G#[の]奥 閉じ込めて[た]本当[の]僕【Bメロ】
★ぼくだm1F#[け]じゃないは[ず]さ m1E[行]き場のない E[こ]の気持ちを【サビ】
【地声最高音】mid2F#(F#4) ※全体で11回
★m2E[どう]せ[な]ら[もう] E–m2F#[ヘタクソな夢をえ[がい]てい]こうよ【Aメロ】
★m2E–D[つ]ら]い[とE[言]え[たE[ら] E[い]い]の[にE[なぁ] m2F#[Ah] Ah【サビ】
★ひm2E–m2F#[との痛みには無[関]心【2番Aメロ】
【補足】mid2E(一部略)を含むフレーズ一覧
★ヘタクソで明るく愉快m2D–m2E[な[愛]の]あ[る]夢m2A[を]【Aメロ】
★m2E[一生][懸]命になればなる程
★m2E–D[それも]ま]た[いいん]じゃない?
★痛みとたたm2E–D[かっ]て]るん[だE[よ]【Bメロ】
★僕たm2A[ち]は強[が]って[わ]らうm2E–D[よ]わ]虫だ【サビ】
★m2E[Ah] 抱m2D[え]ているのは・・・
まず、『決意の朝に』についてです。この楽曲は、2006年にロックバンドAqua Timezによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『風をあつめて』に初収録されました。同アルバムは『いつもいっしょ』、『千の夜をこえて』(過去記事)などのシングルが収められています。アルバムは30万枚を超えるCDヒットを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。
さて、『決意の朝に』は宮部みゆきさんの同名漫画を原作としたアニメ映画『ブレイブ ストーリー』の主題歌としてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、同曲はCDとして20万枚超のセールスを記録。また配信でもロングヒットとなり、2014年には75万ダウンロードを達成し、日本レコード協会よりトリプル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。『千の夜をこえて』や『虹』(過去記事)などとともにAqua Timezの代表的な楽曲の1つです。
『決意の朝に』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域の範囲内で歌メロが作られており(全体でみるとやや中高音寄り)ます。一般的な音域の男性が原キーで歌いやすい曲ですが、場合によってはキーを調整してもよいと思います。
同曲は、Aメロ~サビまで大よそ一定の音域で歌メロが展開されます(Bメロが若干低いが、サビが際立って高いというわけはない)。中高音としてはmid2D~mid2F#辺りが多いです。おおよそ一般的な男性の音域の範囲内ですが、低音がmid1E辺りとやや高いため、標準より高めの人の方が合いやすいと思います。また、高音域が得意な男性などは少しキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音としてmid1E辺りが登場し、女性の音域としては低いです。また、高音もmid2F#程度であるため、女性の得意な声域を考慮すると、いくらかキーを上げた方が声質が活きやすいと私は推測しています。一つのざっくりとした目安ですが、原キーから4~6つ程度上げてみてください。
最後に『決意の朝に』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(やや中高音寄り)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはAメロ~サビまで広く登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、低音の登場回数やメロのアップダウンなどを考えると、「高音域が非常に得意な男性」などは少しキーを上げるのもよいかもしれません。
次に、地声最高音mid2F#はAメロやサビで登場します。登場回数は11回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回はmid2E辺りも比較的多いため、体感的には少し高く感じやすいと私は推測しています。おおよそ一般的な男性の音域の範囲内ですが、標準より高めの人の方が余裕を持ちやすいと推測してます。標準的な音域の男性が原キーで歌うことも可能そうですが、場合によってはいくらかキーを調整してください。
『決意の朝に』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は音域がそこまで広いわけではないので、ビギナー向けの調整も一応は可能だと思います。ただ、低音域の登場回数やメロのアップダウンを考慮すると、もしかしたら一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。もしキー調整をしても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習して下さい。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすいです。一方、ラップのような歌い回しもされており、少し息継ぎがしにくそうな場面があります。そのため、ブレスを入れる場面などはしっかり確認しておきたいです。音域が合うのであれば練習曲やカラオケにはよいと思います。
『決意の朝に』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2F#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はAメロやサビで特に多いです。一方、低音域ではmid1Eなども比較的多く、意外とメロのアップダウンが激しいです。そのため、高音域が得意な人などは少し歌いにくいかもしれません。
こうした点を考慮すると、「標準的~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。一方、「高音域が非常に得意な男性」などは少しキーを上げるのもよいかもしれません。
【まとめ】
①Aメロ~サビと音域があまり変わらず、低音~高音まで安定した歌唱が必要
②原キーだと「標準的~高音域が得意な男性」などに合いそう
③女性はキー上げ推奨です
④メロ自体は分かりやすいが、息継ぎなどには注意したい
⑤キー調整はしやすいが、意外と低音が多いので下げ過ぎには注意
コメント
Aqua Timez良いですね!
キーが予想より少し高いですね。mid2E辺りが意外と多い…
Aqua Timezの「しおり」をリクエストします。
優雅さんコメントありがとうございます
私も予想より若干高い印象です
楽曲リストアップしておきます
リクエストをした者です。
応えて頂きありがとうございます!
全体的にラップ調なので個人的には少し難しいですがメロディは覚えやすいですよね。
映画の鮮明な記憶はありませんが、何故かこの楽曲だけはよく覚えていたので頭に残る名曲なんだなと改めて思いました。
スキマスイッチの雫などもそうなんですが。
私は映画を未視聴なので論評できないのですが
楽曲のクオリティが高いと残り続けていくのかもしれませんね
リクエストです!
なるみやさん「醜形恐怖症」という曲の音域調査をお願いします!
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます