なお、今回は2番のセリフパートで最低音が登場します。ただ、そこまで音程に厳密でなくてもよさそうなので、2番Aメロについては一部のみ記載します。
『恋愛脳』(ナナヲアカリ)、Renai nou(Nanawo Akari)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★ハートをm2A[曖昧にし]て2A[も]ハー2A–m1G#[ドな[倍々]ゲーム【2番Aメロ】
※2番Aメロ以外はmid2Dが最低音とかなり高い
【地声最高音】hiF(F5) ※ラストサビを中心に5回程度
★hiC[超]えてhiC#[み]せ]て ふhiD#–hiF地[た[り]のシークレット【ラストサビ[転調₊1]】
★アイなんて歪んでていいさ きhiF–hiD#–hiC[み]が]好]D#–F[き[だ]よ]
★hiC[き]みに不安hiF–hiD#[定し]てい]たい] アイ[脳]ユー
※ラストサビ直前まではhiEが頻出
【裏声最高音】hiG#(G#5) ※ラストサビで登場
★hiC[カ]ドやhiC#[ジュウ]ド]で なD#–hiF–G–hiG#[お[い[と[しい]【ラストサビ[転調₊1]】
★ずっと不安hiF–hiD#–hiG#裏[定]でい[たい] 恋[愛]脳
【補足】hiC~hiEを含むフレーズ一覧
★hiA[ラブ]が[重]症[で]つ[らい] 寛[解hiC[も]困]難[だ]【Aメロ】
★hiE–hiD–C[どう]にか]し[て]ふ]りむいて
★hiD[ワン]ツースリーhiB[で]は表せhiE–D[な]い]【Bメロ】
★hiB[こ]のキモチhiC–hiB[の]重]量hiE–hiD–B[は]し]よ[う]
★だけど 言hiC–hiD[え[ない] まC–hiD#–D[だ[曖]昧]にし]たい
★hiB[独り占めしたい2人きりでいたい そんなのちっhiC[とも思]わ]ないよ【2番Aメロ】
★hiD#[待っ]てこれはまだ(hiF–D#[恋]愛[NO]) D#[なん]て言ってもhiF裏[ほ]ら]【アウトロ】
★hiD#[ほん]とはhiC#–C[重]度]の(恋愛脳!)
まず、『恋愛脳』についてです。この楽曲は、2022年に女性歌手のナナヲアカリさんによりリリースされたシングル作品です。最初に配信限定のシングルとしてリリースされた後に、CDシングルとしても発表されました(『陽傘』との両A面)。この記事の執筆時点も、最も新しいシングル曲であるため、アルバムには未収録です。
さて、『恋愛脳』はテレビアニメ『Engage Kiss』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。タイアップと楽曲の質も相まって、ナナヲアカリさんのYouTubeチャンネルでは1400万回を超える再生回数を記録しております。
『恋愛脳』はアッパーなポップナンバーです。頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。ラストサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります。全体として親しみやすいメロディー・サウンドアレンジであり、多くの人にとって親しみやすい作品であると思います。
同曲の作詞作曲アレンジは、ボカロPのナユタン星人によりなされました。ナユタン星人は『チューリングラブ feat. Sou』、『ワンルームシュガーライフ』、『ダダダダ天使』といった人気曲を担当しております。ナナヲさんのパブリックイメージの要素の中で、ナユタン星人との関係は非常に大きいのではないかと私自身も考えております。
『恋愛脳』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な女性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲は、セリフパートを除くと、全体的に中高音域の割合が非常に高いです。そのため、曲全体を通してhiB以上の音階が頻出します。高音域が得意な方でもスタミナが要求されそうです。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、人によっては1オクターブ下のレンジを歌唱してもマッチするのではないかと思います。ただ、カラオケなどが得意な方は、原曲キーから3つ程度上げて、オク下げで歌うとマッチしやすいのではないかと私は推測しました。
最後に『恋愛脳』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiF(F5)、【裏声最高音】hiG#(G#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域としてはかなり高いです。以下、見ていきます。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、人によっては1オクターブ下のレンジを歌唱してもマッチするのではないかと思います。ただ、カラオケなどが得意な方は、原曲キーから3つ程度上げて、オク下げで歌うとマッチしやすいのではないかと私は推測しました。
最後に『恋愛脳』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiF(F5)、【裏声最高音】hiG#(G#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域としてはかなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#は2番のセリフパートで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、私個人としては、今回はそこまで厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと推測しております。
このセリフパートを除くと、AメロBメロサビなど通常の歌メロでは最低音がmid2Dとなり、女性曲としてはかなり最低音が高いです。そのため、相対的に同曲は相対的に高音が多く登場します。
次に、地声最高音hiFはラストサビで登場します。登場回数は5回程度です。同曲はラストサビで転調しますので、ラストサビより前ではhiEの登場回数が非常に多いです(厳密に数えていませんが、10回は超えているのではないかと思います)。そのため、女性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください(♭3~4)。
『恋愛脳』はセリフパートを除くと、大体mid2D~hiG#のレンジで歌メロが作られております。そのため、低音域には余地が多く、キー下げはしやすいです。ある程度歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができそうです。一方、同曲は歌メロが比較的速く、歌詞カード無しでは聞き取りにくい場面もあります。そのため、歌う際は、歌詞などをしっかり覚えておきたいところです。全体的にポップで耳馴染みしやすいですが、メロが速い分、歌い慣れてない人には向きにくいと私は判断しました。
『恋愛脳』を原曲キーで歌唱する場合、hiC~hiF(hiG#)といった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。同曲は全体的に高音寄りのメロであり、ある程度高音域が得意な人でも体力的に辛くなりやすいです。そのため、「高音域が非常に得意な女性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ボカロ曲などと近似するレンジですので、高音域が得意な人でも大変な楽曲だとは思います。
『恋愛脳』はアッパーなポップ作品であり、カラオケなどでも向きやすいと思います。原キーでの歌唱は大変ですが、歌詞なども個性的で面白く感じました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
難しいかもって言ってたのに、、!ありがとうございます!
ナナヲアカリめちゃくちゃ高いですね
男性が歌うことも視野に入れた解説ありがたいです
ナナヲアカリさんは途中に入るセリフパートが難しいのでいつも悩むんですが、
今回はなんとか行けました。
ナナヲさんはボカロ並みに高いですね。
その分、男性の方が調整しやすいかもです。