当ブログでは、以前にFoorinの歌う『パプリカ』を取り上げました。今回は、米津さんのセルフカバーによる作品です
『パプリカ』(米津玄師)、Paprika(Kenshi Yonezu)
【地声最低音】mid1D(D3)
★曲りくねり はしゃいだ道 青葉の[も]りで駆け回る
★遊び回り 日差しの街 だ[れ]かが呼んでいる
【地声最高音】mid2F#(F#4)
★パプリmid2F#[ィ]ィカ は[な]が咲いたら
★mid2F#[こ]ころあそば[せ]あなたにとどけ
★mid2F#{会]いに行くよ [な]み[き]を抜けて ★ 晴れた空に種[を]蒔こう(ラストサビ)
【裏声最高音】hiB(B4)
★ハレルヤ ゆmid2F#[め]hiA[を][え]hiB[がい][た]な2F#[ら]
【補足】mid2F辺りの注意点
★夏mid2F[が]来る 影が立つ(Bメロ)
★見つmid2F[け]たのはいち2F[ば]ん星 明日も晴れるかな
★一人一人 なmid2F[ぐ]さめるように(2番Bメロ)
まず、『パプリカ』についてです。この楽曲は2018年「〈NHK〉2020応援ソング プロジェクト」として、2020年の東京五輪を応援する目的で制作され、2018年8月にリリースされました。歌唱は5人の小学生男女で構成される混声ユニットFoorinが担当しています。作詞作曲編曲はシンガーソングライターの米津玄師さんが行っております。NHK『みんなのうた』の2018年8月・9月の曲としても起用され、同年の紅白歌合戦のキッズコーナーでもこの『パプリカ』が披露されました。NHKのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年8月現在、1億回を超える再生回数を記録しています。
幼児や児童を中心に爆発的な人気を記録した『パプリカ』ですが、先日、米津玄師さん自身がカバーしたバージョンが、NHKの『みんなのうた』で披露されました。また、米津玄師さんのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2日間で既に500万回以上の再生回数を記録するなど話題になっております。
現在、配信やCDでのリリースはありませんが、それらを期待するファンも多いと思います。
さて、『パプリカ』のサウンドについてです。以前、『パプリカ』でもレビューしましたが、歌メロについてはヨナ抜きの音階が用いられ「和」を感じさせるアレンジになっています。一方で、Aメロの旋律がFoorinバージョンと少し異なっており、使われる音域も広くなっています。
また、Bメロからサビにかけて転調が行われています。これはFoorinバージョンでも同じです。J-POPではよく見られる転調の一つで、同様のアレンジにAKB48の『ポニーテールとシュシュ』などが挙げられます。楽器の初心者は苦労される場面だと思います。また、歌い慣れていない人はこうしたアレンジで音程が取りづらく感じるかもしれません。
一方で、米津さんバージョンではサウンド自体も「和」の要素が強く感じられるアレンジになっています。FoorinバージョンのBメロで使われていましたが、米津さんバージョンにおいてはCメロで三味線が使われています。また、尺八・篠笛など楽器も登場し、和のテイストが演出されています。一方でシンセサイザーも要所要所で活躍し、和でありながらデジタル感も感じられ、どこか不思議な世界観に誘われます。特にサビの冒頭部分などはそうしたものを感じます。
さて、最後に米津玄師バージョンの『パプリカ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2F#(F#4) 、【裏声最高音】hiB(B4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。
地声部分については最高音がmid2F#で米津さんの作品の中では少し低いと言えます。ただ、【ハレルヤ ゆmid2F#[め]hiA[を][え]hiB[がい][た]な2F#地[ら]】の部分は裏声と地声が入り混じる場面ですので、その辺は少し難易度が高いかもしれません。
テンポも緩やかですので、普段歌い慣れている人であれば、ある程度歌いこなせやすい楽曲だと思います。一方で、あまり歌が得意でない人、歌い慣れていない人はmid2F#辺りはスムーズな発声が損なわれやすいと思います。ただmid2F#は、努力すれば到達しやすい音階ですので、少しずつ慣れていってください。場合によっては、キーを下げて練習するなどしても良いと思います。
ちなみに、先述しておりますが、米津さんのセルフカバーは、Aメロの部分がFoorinバージョンとは少し旋律が異なります。どちらのバージョンで歌っても大きな違いはないと思いますが、テイストとしてはFoorinバージョンの方が明るめでポップです。また、キーの違いを除けば、難易度もFoorinバージョンの方が低いと思います。逆にAメロが少し低い分、米津さんの方がやや暗めのテイストになります。
★一人一人 なmid2F[ぐ]さめるように(2番Bメロ)
まず、『パプリカ』についてです。この楽曲は2018年「〈NHK〉2020応援ソング プロジェクト」として、2020年の東京五輪を応援する目的で制作され、2018年8月にリリースされました。歌唱は5人の小学生男女で構成される混声ユニットFoorinが担当しています。作詞作曲編曲はシンガーソングライターの米津玄師さんが行っております。NHK『みんなのうた』の2018年8月・9月の曲としても起用され、同年の紅白歌合戦のキッズコーナーでもこの『パプリカ』が披露されました。NHKのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年8月現在、1億回を超える再生回数を記録しています。
幼児や児童を中心に爆発的な人気を記録した『パプリカ』ですが、先日、米津玄師さん自身がカバーしたバージョンが、NHKの『みんなのうた』で披露されました。また、米津玄師さんのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2日間で既に500万回以上の再生回数を記録するなど話題になっております。
現在、配信やCDでのリリースはありませんが、それらを期待するファンも多いと思います。
さて、『パプリカ』のサウンドについてです。以前、『パプリカ』でもレビューしましたが、歌メロについてはヨナ抜きの音階が用いられ「和」を感じさせるアレンジになっています。一方で、Aメロの旋律がFoorinバージョンと少し異なっており、使われる音域も広くなっています。
また、Bメロからサビにかけて転調が行われています。これはFoorinバージョンでも同じです。J-POPではよく見られる転調の一つで、同様のアレンジにAKB48の『ポニーテールとシュシュ』などが挙げられます。楽器の初心者は苦労される場面だと思います。また、歌い慣れていない人はこうしたアレンジで音程が取りづらく感じるかもしれません。
一方で、米津さんバージョンではサウンド自体も「和」の要素が強く感じられるアレンジになっています。FoorinバージョンのBメロで使われていましたが、米津さんバージョンにおいてはCメロで三味線が使われています。また、尺八・篠笛など楽器も登場し、和のテイストが演出されています。一方でシンセサイザーも要所要所で活躍し、和でありながらデジタル感も感じられ、どこか不思議な世界観に誘われます。特にサビの冒頭部分などはそうしたものを感じます。
さて、最後に米津玄師バージョンの『パプリカ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2F#(F#4) 、【裏声最高音】hiB(B4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。
地声部分については最高音がmid2F#で米津さんの作品の中では少し低いと言えます。ただ、【ハレルヤ ゆmid2F#[め]hiA[を][え]hiB[がい][た]な2F#地[ら]】の部分は裏声と地声が入り混じる場面ですので、その辺は少し難易度が高いかもしれません。
テンポも緩やかですので、普段歌い慣れている人であれば、ある程度歌いこなせやすい楽曲だと思います。一方で、あまり歌が得意でない人、歌い慣れていない人はmid2F#辺りはスムーズな発声が損なわれやすいと思います。ただmid2F#は、努力すれば到達しやすい音階ですので、少しずつ慣れていってください。場合によっては、キーを下げて練習するなどしても良いと思います。
ちなみに、先述しておりますが、米津さんのセルフカバーは、Aメロの部分がFoorinバージョンとは少し旋律が異なります。どちらのバージョンで歌っても大きな違いはないと思いますが、テイストとしてはFoorinバージョンの方が明るめでポップです。また、キーの違いを除けば、難易度もFoorinバージョンの方が低いと思います。逆にAメロが少し低い分、米津さんの方がやや暗めのテイストになります。
コメント
パプリカの音域が気になり調べていたらこの記事にたどり着きコメントさせて頂きました。
もし分りましたら最後の「この指止まれ〜」の部分の音域を知りたいです。
>>1
コメントありがとうございます。
【m2E[こ]2D[の]2B[ゆ]2A[び]B[と]D[まれ]】
ですね。
今調べてみたら、男声として意外と高いですね。
私自身も今後の参考にします。
素敵な質問ありがとうございます。