こんにちは。今回は夏代孝明さんの『ユニバース』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『ユニバース』(夏代孝明)、Universe、Takaaki Natsushiro


【地声最低音】mid1B(B3)  

★進めば進m1B[む]ほど足りないものばっか


【地声最高音】hiD(D5)  ※転調後サビで1回

hiA[き]hiD[み]A[だ]m2G[け]A[のス]G[トー]リー


【裏声最高音】hiF(F5)  ※転調後サビで1回

★主hiF裏[人]hiC[公]hiA#地[は]hiA[き]A#[み]m2G[さ] 


【補足】mid2F#hiD辺りの注意箇所

★雨に打たれすm2F#[ぎ]て笑っF#{て]
★きm2F#[み]m2G#[を見]hiA[て]F#[く]も笑っちゃった

★叶m2G[わ]ないゆ[め]ばっかな[ら]hiA[べ]hiA#[て]A[は](転調後サビ)  
★夜m2G[が]明ける[ま]で笑いhiD裏[あっ]hiC[て] 
hiA[おと]hiA#[な]hiC地[になっ]ていくんだよ  
★ぼhiC[くたち]hiA[は]m2G[き]A[っ]と 
★矛盾だらけm2G[の]hiA[せい]hiA#[めい]A[た]G[い]

『ユニバース』(夏代孝明)









 まず、夏代孝明さんについて少し説明します。夏代孝明さんは2008年にネット上にカバー音源を公開するなど音楽活動を開始しました。2011年には作曲活動を始め、2015年にはメジャーデビューを果たします。更に、2016年にはボカロPとして音源も公開し始めております。公開された動画では『ニア』、『エンドロール』、そして今回取り上げる『ユニバース』といった楽曲が人気を集めております。また、アニメのタイアップなども盛んに行われており、今後がますます注目されます。

 さて、今回の『ユニバース』についてです。『ユニバース』は、2017年にシンガーソングライターの夏代孝明さんによりリリースされたシングル『ケイデンス』に収録されている楽曲です。2018年に発売されたアルバム『Gänger』にも収録されております。シングル『ケイデンス』についてはアニメ『弱虫ペダル NEW GENERATION』のタイアップが付いておりますが、この『ユニバース』についてはノンタイアップのようです。
 『ユニバース』シングルの発売に先立ち、2016年にYouTubeやニコニコ動画でMVが公開されました。公開されたMVは2019年10月現在、約90万回もの再生回数を記録しております。


 さて、『ユニバース』はバンドサウンドを基調とした疾走感の溢れるナンバーになっております。また、歌詞を見ると、少年アニメの主題歌にマッチしそうな非常に前向きかつ青いメッセージに溢れております。この作品は先にも述べましたように現在はノンタイアップでありますが、今後タイアップを受けるのではないかと私自身は強く感じました。歌詞やメロディー、アレンジなどは多くの人に届きうる普遍性を感じます。





 さて、『ユニバース』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B3) ~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、『ユニバース』は最後のサビで転調をします。これにより、キーが1つ上がります。地声最高音、裏声最高音などはこのラストのサビで登場します。

 地声最高音hiDはラストのサビで1回登場します。このhiDが登場する場面は、「主hiF裏[人]hiC[公]hiA#地[は]hiA[き]A#[み]m2G[さ] hiA[き]hiD[み]A[だ]m2G[け]A[のス]G[トー]リー」とあるように、hiFの裏声の場面の直後ですので全体的に余裕がありません。非常に高いキーです。

 このようにhiD等の音域が登場する『ユニバース』ですが、一般的な男性が歌唱する場合はキーを下げた方がよいと思います。ただ、『ユニバース』についてですが、一つ大きな問題があります。それは低音域もmid1Bとかなり低いのです。『ユニバース』の音域的特徴は、キーが高いだけでなく、音域自体がかなり広いです。よって、キーを下げて歌唱する余地があまりありませんゆえに、キーを調整して歌唱するということには向きません。

 『ユニバース』は少年アニメにマッチするような爽やかかつ前向きなナンバーですが、高音域が非常に得意な人向けの楽曲といえます。普段歌い慣れていない人は歌唱するには困難を伴いますので、別の曲で歌い慣れた上でチャレンジた方が良いと思います。ただ、この楽曲は、努力すれば高い確率歌える楽曲ではありません。歌う人を選ぶ楽曲といえると思います。その点は留意しておいてください。