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『家族になろうよ』(福山雅治)の音域

こんにちは。今回は福山雅治さんの『家族になろうよ』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 リクエストを受けた際に、低音部分やエッジボイスについて解説してほしいと要望がありました。今回は低音部分について、少し詳しめに記載しております。


『家族になろうよ』(福山雅治)、Kazoku ni Narou Yo(Masaharu Fukuyama)
『家族になろうよ』(福山雅治)









【地声最低音】lowG#(G#2) ※Aメロで多く登場

lowG#[ひゃ]く年G#[経]ってもG#[好]きでいてね」(Aメロ)
G#[そ]れでもG#[と]なりでm1D#[笑]ってくれて


【地声最高音】mid2E(E4)  ※ラストサビで1回

★あなたとならm1D#[生き]m2E[て]ゆける(ラストサビ) 

※通常サビの最高音はmid2D#になります。


【補足】低音域(mid1C#,mid1D#)とmid2D#辺り

★ みんなの前で困らせたm1D#[り](Aメロ)
★ 選んでくれm2D#[て]ありがとう
★わからないこともあm1D#[るで]m2D#[しょう](Bメロ)
★「あm1D#[い]m1C#[す]D#[る]ということかもしれないから

m1D#[いつかお]m2D#[と]うさんみたいに大きな背中で(サビ)
m1D#[ど]m1C#[な]こともC#[越]えてゆける
m1C#[し]あわせになろうよ(ラストサビ)


 まず、『家族になろうよ』についてです。この楽曲は、2011年に男性シンガーソングライターの福山雅治さんによりリリースされたシングル作品です。アルバム『HUMAN』をはじめ、2015年リリースのベストアルバムにも収録されております。2012年に結婚情報誌「ゼクシィ」のイメージソングとしてタイアップが付き、CMでも多く流れました。2010年代の福山さんの代表的なシングル作品の1つです。

 『家族になろうよ』はアコースティックギターやキーボードを基調としたゆったりめのポップソングです。編曲は井上鑑(いのうえあきら)さんによりなされています。

 『家族になろうよ』は上述するように、低音域が特に目立つ作品であり、地声最高音はmid2Eがラストに1回登場するだけであります。低音部分にはエッジボイスが用いられております。エッジボイスは多くのミュージシャンが使っておりますが、福山さんの特徴的な発声の一つでもあります(当ブログでも『桜坂』(過去記事)で少し取り上げました)。
 今回の『家族になろうよ』でもlowG#,mid1D#等の部分でエッジボイスが多用されております。ボイストレーナーのしらスタ(白石涼)さんの動画を添付しておりますので、興味を持たれた方は視聴してみてください。

   





 さて、『家族になろうよ』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】mid2E(E4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内ですが、低音部分が低めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowG#についてです。1番のAメロで多く登場します。私なりのイメージですが、一般的にはlow音階では、エッジボイスが用いられていることが多いです。男性ボーカルの地声最低音ではエッジがかる傾向にあります(特にフレーズの頭で多い)。low音階などが難しい方は、mid1D#等で代用してもよいです。

 一方、地声最高音mid2Eはラストのサビで1回だけ登場します。それ以外では、mid2D#が高音帯として登場します。この辺りの音階は、歌い慣れていない人であっても手を付けやすいです。その点で、この楽曲はお奨めできます。高音域が高くない分、表現力の向上に努めたいところです。

 『家族になろうよ』は低音部分が非常に低いため、音域自体は広めになります。人によっては、キーを少し上げた方が歌いやすいかもしれません(平井堅さんは原曲+1で歌唱されております)。ただ、多くの男性には原キーでもチャレンジしやすいです。同曲は、低音部分の発声の練習に向いているのではないかと思います。

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