『ガッツだぜ‼』(ウルフルズ)
【地声最低音】mid2B(B3)
★ガッm2B[ツだ]ぜ パワフルm2F#–E[だ]ま]しい【サビ】
★そm2B[ん]な[よ]m2D#[わ気]で D#[どー]すん2B[の]【Bメロ】
【地声最高音】hiA(A4) ※9~10回程度
★ガッツだぜhiA–m2F#–E[す]い]も]あ[ま]いm2F#[も]【サビ】
★hiA–m2F#–E[お]と]こ]はF#[あ]せかい]てF#[ベ]ソかい]てF#[GO!]
【補足】mid2F#~mid2G#を含むフレーズ一覧
★m2D#–m2G#–F#[モテ[ない]できな]い] 言えそーm2B[も]な[い]【Aメロ】
★金田一m2G#–F#[迷]宮入]りすF#–G#[る[ま]え[に]【Bメロ】
まず、『ガッツだぜ‼』についてです。この楽曲は、1996年にロックバンド・ウルフルズによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年に発表された『バンザイ』に初収録されました。アルバム『バンザイ』はバンドの人気曲である『バンザイ~好きでよかった~』、『SUN SUN SUN’95』などのシングル曲が収められており、100万枚を超える大ヒットとなりました。バンドとしては最大のアルバムヒットです。
『ガッツだぜ‼』はアルバム『バンザイ』の先行シングルとして発表されました。当初はそこまで売上が振るわなかったものの徐々に売り上げを伸ばし、大きなヒットとなりました。売上枚数は70万枚近くに到達し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされています。ウルフルズもこの楽曲により知名度を大きく上げ、トップアーティストの仲間入りを果たしていきます。
『ガッツだぜ‼』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め~高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロ~サビまで全体的に中高音域が際立つ陽気な楽曲です。サビが特に高いのですが、ABメロでもmid2F#等の中高音がよく見られます。また、低音域についても最低音がmid2Bであり、男性曲としてはかなり高いです。こうした傾向から、全体的に中高音寄りの曲であり、ある程度高音域が得意な男性でもスタミナが要求されます。また、【サビ⇒Aメロ】【Bメロ⇒サビ】の場面で転調が行われるため、音程を取るのが苦手な方は注意したいです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~4つ程度上げてみてください。ただ、今回は最低音がmid2Bであり、女性が原キーで歌えなくもない音域です。そのため、「標準より低め音域の女性」などは原曲キーを選択肢に入れてみてもよいかもしれません。その辺りは各々実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『ガッツだぜ‼』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め~高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはAメロ~サビまで広く登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲としては最低音がかなり高いですので、相対的に中高音域の登場回数が多くなります。「一般的な男性にとってはキーが高い曲」であることが低音域からも分かります。
次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は10回程度です。このhiAに次ぐ地声高音としては、mid2G#がピークとなる場面が全体で13回程度登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと想定されます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『ガッツだぜ‼』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人であれば、大よそ自分の得意なレンジに調整することができそうです。今回は音域はそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も可能なのではないかと思います。ただ、一般的な男性が歌いやすいくするためには多くのキー調整が必要であり、その点で違和感を感じる人も多いかもしれません。
同曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムも取りやすそうです。また、最近の曲と比べると歌メロにゆとりがあり、息継ぎなどもしやすいです。反面、【サビ⇒Aメロ】【Bメロ⇒サビ】の場面で転調が行われるため、苦手な人は音程に迷うことがあるかもしれません。その点では少し取っ付きにくい側面もあります。
『ガッツだぜ‼』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~hiAといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はABメロでもmid2D#~mid2F#等が多く、全体的に中高音寄りです。また、低音域もmid2Bと高い分、低音域が得意な人には不利になりやすいです。
こうした点を考慮すると、「ある程度~非常に高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」なども限定的に原キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲(音域は狭い)
②原キーだと「ある程度~非常に高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③音域が狭く、キー調整はしやすい
④要所で転調がなされるため、音程が苦手な人は注意
⑤最近の曲と比べると歌いやすい
コメント
リクエストです、すごく変則的なリクエストになってしまうのですが
THE Primalsの忘却の彼方をお願いしたいです
元がゲームソングなのですがゲームソングのリクエストって珍しい気がしたので(恐らくゲーム版との音域の違いはないはずです)
調べるとバンドサウンドが激しいロック曲と
アコースティックなしっとりめのアレンジが出てきたんですが
前者でしょうか?
前者(バンドサウンド)でお願いします