『+Matter』(ONE OK ROCK)
【地声最低音】mid1C#(C#3) ※聞き取りにくい(違ってたらすまん)
☆m1C#[If] love m2F[is] m2D#[war] Come [crash into] my [vacant arms]【Bメロ】
★m1G#[Em]brace, [ex]plore [We’re] supernova m2F#–F[ra]cing]
【地声最高音】hiC#(C#5) ※各サビで1回ずつ(計3回)
★You matter m2G#–hiC#地[and [we] all] matter【サビ】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビで登場
★Do I matter to hiD#裏–C#[you-ooh-o]oh]【サビ】
【補足】mid2F#～hiC#を含むフレーズ一覧
★m2F[Life can be hea]vy [Time can be sca]ry【Aメロ】
★m2F#–F^-m2G#[Days] a[round] the] [sun]
★m2F#–F^-m2G#裏[Ba]ttles [to b][e] won
★F–F#–m2G#地–hiC#裏[Do I ma[tter [to [you]【サビ】
★You matter m2G#地–hiC#裏[and [we] all] matter
★Left m1G#[to] right, will you m2F#–F[ta]ke] Will you F#[take] my] hand【Dメロ】
★m2F[Do you si]ng, do you sing m2F#[when you lo]ok within?]
★m2G#[Do you wa]nna G#[believe? You] hiA#地[ma]tter to me
まず、『+Matter』(読み：マター)についてです。この楽曲は、２０２４年にロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとして発表されました。この記事を執筆時点でフィジカルでのリリースはありませんが、２月下旬に発売予定のフルアルバム『DETOX』に収録が見込まれています。同アルバムには、『Delusion:All』（過去記事）、『Dystopia』（過去記事）、『Puppets Can’t Control You』も収められる予定です。
『+Matter』はアップテンポのバンド曲です。元々はワンオクのワールドツアーのアンコールで披露していた楽曲であり、公開されているミュージックビデオでもライブの模様などが描かれています。現在は、アサヒビールのスーパードライCMソングとしてタイアップがついています。
『+Matter』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域と比べ、高い（一部は「かなり高い」）レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロサビと歌メロが盛り上がっていく楽曲です。サビが特に高いのですが、ABメロについてもそれなりに中高音が多く、全体的にmid2F～mid2G#辺りがよく見られます。また、登場回数は多くないですが、地声感のあるhiA#やhiC#がサビやDメロで見られます。低音域については、大体mid1G#程度が基準となり、こちらも男性曲としては高いです。こうした傾向から、高音域が得意な男性にマッチしやすい曲だといえます。ちなみに、今回の楽曲はサビで裏声が多用されています。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は若干キーを上げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから１つ程度上げてみてください。ただ、今回は最低音がmid1G#程度であるため、女性が原キーで歌うことも可能であり、人によっては原曲キーがマッチするかもしれません。具体的には「標準より低め～やや低めの音域の女性」などは原キーでの歌唱を検討してみてください。
最後に『+Matter』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)～【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い（一部は「かなり高い」）です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#はBメロで登場します。このmid1C#は歌い出しの瞬間的な音であり、私自身も正しく聞き取れているか少し迷っています。低音域については、大体mid1G#辺りがしっかり歌えれば形になりやすいと私は想定しています。
次に、地声最高音hiC#はサビで登場します。登場回数は３回程度です。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で２回程度登場します。こうしたことから男性の音域としては高く、通常はキーを上げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから２～４つ程度下げてみてください。
※今回の地声hiC#は、同じメロが裏声hiC#で歌われている場面があります。そのため、高音域が得意でない方はhiC#を裏声で統一してもよいかもしれません。
『+Matter』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は歌詞が英語詞であり、サビでは裏声も多用されています。そのため、キー調整を考慮してもビギナーには少し取っ付きにくい曲だと私は判断しています。
今回の楽曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムなども覚えやすそうです。一方、歌詞が英語詞であるため、その点が一つのハードルになるかもしれません。その点が気にならないのであれば、練習曲としては比較的向きやすいと私は推定しています。
『+Matter』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F～hiC#（裏声はhiD#まで）といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2F～mid2G#辺りが特に多く、hiA#～hiC#が地声で登場する場面は５回程度であり、ワンオクの人気曲と比べるとやや高音が控えめです。また、裏声が多用されている点も特徴的です。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意（or非常に得意）な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、「標準より低め～やや低めの音域の女性」なども原キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①男性曲としては高く、中高音寄りの曲
②原キーだと「高音域が得意（or非常に得意）な男性」などに合いそう
③「標準より低め～やや低めの音域の女性」なども合う可能性がある
④メロがよく、練習曲向きだが、英語詞である点は注意
⑤サビは裏声が多用されている